2018/07/26

豪雨の中で配達強制は許せない|郵政支部

宇品郵便局、7月6日の豪雨の中
安全を無視して配達強行!

今回の豪雨被害では西日本全域でとりわけ広島県で多大な人命が失なわれるという痛ましい事態になりました。亡くなられた方々、および被災に会われた方々に心の底からお見舞い申し上げます。
 今回の豪雨の最大は7月6日のことでした。その日はお昼過ぎから雨は激しくなり、相次いで様々な警報や避難指示が出される事態となっていました。
 そうした中、宇品郵便局の周辺局、中央郵便局、西郵便局、東郵便局では、夕方17時からの配達は中止されました。しかし宇品郵便局では当局によって配達が強制されました。実際に配達区である黄金山では小規模ながけ崩れが発生している状況でした。道は水で溢れ、バイクの走行もままなら状態だったのです。
 こうした宇品郵便局の豪雨の中での配達の強制に危機感を持った組合は、真相を明らかにすべく当局に要求書をつきつけました。
 その回答はおそるべきものでした。宇品郵便局は「配達は強制しなかった」「対応は正当なもであった」と言うのです。果して配達は強制されなかったのでしょうか。とんでもないことです。「配達中止の指示」が出されなければ、配達するのが当たり前ではありませんか。「中止の指示を出さなかったこと」が最大の問題です。それを開き直って「配達は強制しなかった」という詭弁を弄しているのです。そこには危機感も反省もなにもありません。
 また、18時には豪雨は頂点に逹っしていていました。19時になってようやく「配達中止」を決めました。しかしその時、集配課の責任者のひとりである一集部長は既に帰宅していたという無責任ぶりも発揮しています。
 今回、事故が起きなかったのは幸いなことでした。しかし一歩間違えば重大な事故につながっていました。民営化された郵便局では、儲け第一主義が横行しています。これまでの常識では考えられないことが次々と起きています。今回の宇品郵便局の対応も、儲け第一主義がもたらしたものであることは間違いありません。
 ユニオンは徹底的に追求し、安心して働ける職場にするために非妥協に闘っていきます。

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