2013/03/27

3・24闘争宣言


◆3・24三里塚全国総決起集会で確認された宣言を転載します。

 本集会は、千葉地裁・多見谷裁判長による市東孝雄さんへの農地強奪判決を断固として粉砕することを宣言する。何よりも裁判そのもので勝利することを誓う。「農地を奪うことは私の命を奪うこと」と、必死に闘う市東さんと心を一つにし、本日をもって市東さんの農地を守る非常臨戦態勢に突入する。反動判決粉砕へ、3・27最終弁論闘争を地裁包囲の大闘争として闘いとろう。

 我々は供用開始された第3誘導路を許さない。市東さんをいっそう空港の中に囲い込む取香地区への空港拡張攻撃を阻む。さらに飛行制限撤廃などNAAの地域破壊と対決し住民の命を守る闘いの先頭に立つ。
 3代・100年、心血を注いで耕してきた市東さんの農地を守りぬく闘いこそ、安倍内閣のTPP推進による農業切り捨てと闘う最先端の闘いだ。農民をはじめ、全ての人々の生きる権利を守る闘いだ。我々は、三里塚47年の闘いのすべてをかけてこの決戦に立ち上がる。全国農民会議に集まる農民とともに最先頭で決起する。
 3・11をもって始まった変革のうねりは、安倍政権による大反動との激突となった。安倍政権は「原発ゼロ」を求める数百、数千万の人民の声を踏みにじって原発再稼働を強行しようとしている。我々は、「原発と人間は共存できない」という福島県民の叫びに応えて、全原発廃炉までともに闘う。
 沖縄では、オスプレイの配備につづいて辺野古への基地移転攻撃が強まっている。本土での闘いを貫かなければ、成田空港にオスプレイが飛来することすらありうる。島ぐるみで闘う140万沖縄県民と連帯して、全基地撤去までともに闘おう。
 新自由主義によるJRの全面外注化にストライキで闘う動労千葉・動労水戸を先頭に、6000万労働者の決起が巻き起こっている。労農連帯こそ安倍政権と対決し、社会を変える力である。
 福島─沖縄─三里塚をひとつのものとして闘い、労働者、農民、学生、市民運動などあらゆる階層と幅広く共闘し、農地死守・実力闘争、空港廃港の旗高く闘うことこそ勝利の道である。危機ゆえに攻撃をつよめる安倍内閣の打倒に向かって総決起しよう。
 我々はただちに闘いに立ち上がる。3・27最終弁論闘争を2・18地裁包囲を上回る大闘争とし、もって反動判決を必ずや粉砕する。

三里塚芝山連合空港反対同盟


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市東さん宅(中央の森)を取り囲んで空港施設・警備施設を建設している

3.24決戦の三里塚へ!

 去る3月24日、千葉県成田市で三里塚全国集会がありました。正確には「3.24全国総決起集会」です。成田空港反対闘争は45年以上闘われている軍事空港建設反対の闘いです。労働者・農民・学生・市民-住民が一つになって団結して資本・国家権力と真っ向勝負で闘い抜いている世界でも希有な闘いです(この投稿の表題が80年代ぽいのは、筆者がその世代ですからご容赦下さい)。
 航空機の爆音・排ガスをはじめとしたあらゆる国家-県・資本、裁判所をあげた不当弾圧をはねのけて、空港の敷内で闘う1人の農民への土地取りあげ(強奪!)攻撃が、三里塚闘争を無きものにするために、激化しています。しかし彼と団結して闘う空港反対同盟の農民たちと全国の支援・共闘の闘いは、大きな団結・連帯をつくり出して、アメリカや韓国など世界の労働者の国際連帯の闘いを生み出してきています。三里塚は、まさに”闘いの砦”なのです。
 千葉の労働組合である動労千葉や動労総連合、全国労働組合交流センターなどがその闘いに学び、共に団結して労農連帯の闘いをつくってきました。かくいう、三里塚闘争は、私たち広島連帯ユニオンやその母体である全造船三菱広機分会の闘いの原点の一つでもあります。


 ◆詳しくは以下のブログ参照→http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/index.html   →http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2013/03/post-1922.html

 今回の集会スローガンは「第3誘導路粉砕・市東(しとう)さんの農地を守ろう!フクシマ連帯・原発再稼働許すな!沖縄へのオスプレイ配備反対・基地撤去!TPP絶対反対!軍事空港粉砕・改憲阻止!」です。おおよそ労働組合として闘う全内容が網羅されています。この闘いと団結・連帯する事で日本の闘う労働組合はつくられてきたと言っても言い過ぎではない大闘争です。

 今、市東孝雄さんという不屈の農民から、農民の権利と土地を守るはずの農地法を使って、100年間、3世代にわたって耕してきた土地を取り上げる策動がかかっています。
 まさに、労働法制の改悪によって、あたかも労働者の権利を「擁護」するかのようなふりをして労働者を資本の「解雇自由」の下に組み敷く攻撃がかけられているのと全く同じ構造です。またこれは、「復興」の名をもって福島県民を棄民にしていく政策と全く同じ根っこを持つものであることが鮮明になりました。新自由主義とは、こういうすべての働く人々を食らい尽くすシステムであることが、本当に日々明らかになっています。
 その中心軸になろうとしているのがTPP(環太平洋経済連携協定)です。これはすべての民衆を資本のほしいいままに食らい尽くすものです。突き詰めればアメリカ帝国主義主義とそれと権益を争う日本をはじめとした帝国主義諸国や経済大国が、いかに労働者人民から、さらに搾り取るかを競争するもの-生き残り政策(結局、帝国主義戦争への道!)でしかなく、労働者人民にとっては”百害あって一利なし”のシロモノです。
 今、三里塚闘争は、そのTPPや原発再稼働、労働者への「雇用破壊」攻撃と闘う砦として新たに立ち上がっています。怒れる農民の結集軸として『全国農民会議』も結成されています。さらに”フクシマとの連帯”の要でもあります。

 この三里塚闘争に、今回わがユニオンから青年部の仲間が初めて参加しました。「超有名な闘いで一度参加したかった」「今回、参加できて本当に感動した。こういう原則的で力強い労働者階級の実力闘争を広げていかないといけない」「職場で闘う力をもらった」と感想を述べています。まさに、その通り!私たちこそ改めて三里塚闘争の偉大な勝利の地平を実感した次第です。
 断固、国家・資本による農地強奪を許さず闘い抜く決意を新たにしました。

(お)


会場に陣取る広島と中四の仲間


組合旗・幟-赤旗が林立する集会


2013/03/19

中山草津病院支委員長をついに奪還!

 3月19日、山口刑務所に捕われていた草津病院支部の中山崇志委員長をついに奪還しました! 不当な弾圧に屈せず、完黙非転向の闘いを貫き通して、勝利者として私たちの元に中山さんが戻ってきました!
 広島連帯ユニオンと交流センター医療福祉部会の仲間が山口刑務所正門で出迎え、草津病院支部の仲間も合流して小西記念館で食事会を開催しました。

ついに奪還!山口刑務所前

草津病院支部の仲間から花束贈呈

鈴木委員長と固い握手

2013/03/16

非正規職撤廃闘争|ひろしま労働学校

「非正規職撤廃闘争」を広島連帯ユニオン宮原青年部長と動労西日本山田書記長がレポート

 3月16日に開催された広島労組交流センターのひろしま労働学校は、「非正規職撤廃闘争」と題して開催され、広島連帯ユニオンの宮原青年部長と動労西日本の山田書記長がレポートしました。
 宮原青年部長は「外注化阻止!非正規職撤廃!非正規でも団結してたたかえば勝てる!官民超えた非正規労働者の総反乱をつくりだそう!」と題して、「雇用破壊元年」と言われる3月末雇い止め激増情勢を前に、労働組合が闘えば勝利できることを鮮明にしました。推進機構支部を始めとして、他のユニオンの仲間も相次いで雇い止めを阻止してしています。日頃からの労働組合の闘いによって、簡単にクビを切れない状況を作り出した勝利です。推進機構支部では、非正規労働者の問題にとどめずに、新システムの導入に対して反合理化闘争として職場全体の問題として闘ってきました。職場の仲間から「国鉄でやられたことと同じだ」という声があがったように、国鉄全国運動で動労千葉の物販活動を職場で取り組み、全労働者と一体で闘ったことが勝利のカギをにぎっていたということです。
 今日の青年労働者のおかれた現実は、まさに「職場で殺される」ような現実です。すべての矛盾を労働者に押し付けアベノミクスで破滅に突き進む政府・資本を、根本からひっくり返す以外に生きていけない。非正規職撤廃闘争を反合理化運転保安闘争として闘うことで勝利できると、確信をもって訴えました。


 動労西日本の山田書記長は、「動労千葉vs経営構想V〜青年労働者の実態」と題してレポートしました。
 契約社員として雇い止め解雇撤回を闘う山田書記長は、「たった一人から始まる小さな闘いでも、資本の支配を根幹からひっくり返し、労働者階級としての共同性を奪い返す力がある。国鉄1047名解雇撤回闘争とともに、契約社員制度廃止・雇い止め解雇撤回に向けて闘う。青年が「外注化阻止 !非正規職撤廃!解雇撤回!」の路線をもって闘いの先頭に立とう。必ず青年労働者の巨大な団結してをつくり上げることができる」と訴えました。


 3.16ダイヤ改正にともなう久留里線ワンマン化に対して、動労千葉は木更津総行動に立ち上がっています。動労千葉の闘いに連帯して、労働学校終了後、八丁堀交差点で街頭宣伝を行いました。動労西日本を先頭に、解雇撤回・JR復帰の判決を求める署名活動を行い、72筆が集まりました。


2013/03/12

3.11反原発福島行動’13に1350人が集まる!

 3月11日、福島県教育会館で「3.11反原発福島行動’13」が開催され、全国から1350名が結集しました。集会は、だるま森+えりこさんのパフォーマンスとかんしょ踊りのワークショップ、サックス稲葉隆一さんとコントラバス鈴木栄次さんの共演のオープニングで始まりました。
 主催者あいさつに立った椎名千恵子さんは、8.6-8.9と同じような日として3.11があることを強調され、3.11福島から再稼働を阻止し未来のために立ち上がることを訴えました。
全国から、紀伊半島への原発建設を阻止してきた脱原発わかやまネットワーク、青森から大間原発の建設に反対してあさこハウスの小笠原厚子さん、全国農民会議の鈴木光一郎さんは3.24三里塚への結集を、オスプレイ反対全国キャラバンは東日本は福島からスタートをアピールしました。広島からも反戦被爆者の会の下田礼子さんが、放射線のことは何も知らされずに被爆させられたことを訴え、原発再稼働や輸出までしようと言う安倍首相をぶっ飛ばそうと発言しました。
 福島からのアピールは、決してフクシマを引き起こしたことを曖昧にせず、世界中から原発を無くすまで絶対にあきらめないという決意に満ちた発言でした。牛たちを被爆させられた怒りを全国各地で訴えている希望の牧場の吉沢正巳さん、被曝労働反対のストライキに立ち上がった動労水戸から国分さん、昨年の3.11郡山集会に続いて今年も組合をあげて集会をよびかけた国労郡山工場支部の橋本光一さん、普通の生活を奪われた怒りから自分たちが何かしないと訴えた高校生や大学生、困難を打ち破ってついに12月にふくしま共同診療所診療所の開設にこぎつけた布施幸彦さんと佐藤幸子さん、いずれも感動的なアピールでした。
牛さんのカンパアピールに続いて、ふくしま合同労組の市川潤子さんが集会宣言を読み上げ、集会を締めくくりました。
 集会後は、かんしょ踊りを先頭に福島県庁、自民党県連を通り駅前までデモ行進をやり抜きました。

 集会前にはふくしま共同診療所を見学。

 3月10日には、広島でも「つながろうフクシマ!さようなら原発ヒロシマ大集会」が開催されました。

2013/03/07

オスプレイ、低空飛行訓練を許すな!

 沖縄の怒りの的、オスプレイが訓練のために岩国に飛来する!というので、『とめよう戦争への道!百万人署名運動・広島県連絡会』の呼びかけに応えて、わがユニオンの組合員も参加しました。
 前日まで、「九州北部」で低空飛行訓練をやるといっていたのに、米軍は前日になって「和歌山-四国」上空で訓練すると変更してきました。なんというデタラメでしょうか!
 オスプレイが岩国に来ること自体が許せない。アメリカ本国も日本の航空安全基準も、共に満たせないような、欠陥飛行機を飛ばすことそのものが犯罪です。
兵士や住民、基地労働者を「人と思っていない」米軍の考え方は、新自由主義そのもの。欠陥兵器を戦場に投入すること、資本の儲け(兵器産業の利潤)のために欠陥兵器を居直り使い続けるとういうことは腐敗の極みだと思います。
 基地の重圧に苦しみ、軍用機の騒音と墜落の危険と隣り合わせにされている沖縄の仲間の怒りを、我が怒りとして、『オスプレイはいらない!』『配備絶対反対』『沖縄の怒りと共に闘うぞ』の決意もあらたに、訓練初日の3月6日の朝、岩国基地北東の今津川漁港の川土手に結集して怒りの声をあげました。
 基地の監視行動を続けている岩国市民の方達も来ていて、ともに闘いました。
 横断幕を出してシュプレヒコールをあげているとTV局が来て撮影して行きました。昼や夕方、夜のニュースで出たようで、「見たよ」という激励もいただきました。
この日から3日間、監視行動を住民の皆さんは継続されています。粘り強い闘いに連帯してユニオンも共に闘います。
 当日は「岩国や沖縄だけの問題じゃない」「低空飛行はウチでもやっとるんよ」「訓練に反対せにゃいけん」とオスプレイの低空飛行に反対している県北の安芸太田町からも組合員が参加して半日闘いました。
基地から飛び立つ軍用機に向けてシュプレヒコール

TVのクルーが取材に来ていました

昨年12月、岩国は軍民共用空港(岩国錦帯橋空港!)になりました。
基地の滑走路を使って全日空機が東京往復便を就航させました。
オスプレイ真横に民間機!本当にあぶない。

「監視行動」を監視していたクルマ
 

3・1闘争②3・11福島現地へ!

 2つ目の「3・1闘争」は、この間、続けている東京の首相官邸前をはじめ全国の反原発の仲間と連帯した『反原発中電前金曜行動』です。
 わがユニオンの宮原青年部長を先頭に、組合員も参加しました。実は、宮原青年部長がこの行動を呼びかけている「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・ヒロシマ(NAZEN=な全・ヒロシマ)の事務局長をしています。それでユニオンも第1回目から、欠かさず組合員が参加しています。
 それと、3・1は「59年目のビキニ・デー」でした。
 アメリカが1954年3月1日に、太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行いました。アメリカは、この実験に参加した兵士や環礁の住民、周辺で操業していた漁船の乗組員など大勢の人間を被曝させました。
 この事件は、静岡・焼津港の第5福竜丸の乗組員で、被曝した大石又七さんが、命をかけて執念で訴え続けたために有名になっています。しかし、この時、1000隻の日本のマグロ漁船が被曝したのです。この補償と原発技術の日本へ提供をバーターにして、アメリカから日本に核技術(核兵器と原発の製造ノウハウ)を導入したのが読売資本の正力松太郎と自民党の中曽根康弘です。【この経過は、大石又七さんの各著作に詳しい】
 日本の核技術は、ビキニでの被爆者を犠牲にして始まったのです。日本の核技術は、その初めから被爆者を踏みつけにしていたのです。まさに技術面だけなく政治的にも”核は被爆者なしにはなりたたない”のです。
 そのビキニ被曝の衝撃(被曝マグロ)で立ち上がったのが多くの母親たちでした。東京・杉並の地で開始された原水禁署名運動が全世界に拡がり、世界の原水爆禁止運動は始まりました。この全世界的に拡大し大高揚した反核運動に対抗して、核開発・核武装強化を目論む日本の支配層は「核による平和」=「核の平和利用論」を押し出してきたのでした。この「核の平和利用論」をテコにして日本でも原発推進が国策として行われるのです。革新勢力と言われた原水禁運動も、大きくはこの思想の下に屈していき核兵器と原発を切り離し、「原発は科学技術の進歩」として建設されていくのです。そして地震列島に54基もの原発がつくられてしまいました。
 
 今年の3月1日、その東京・杉並区で、フクシマとビキニをつなぐ、反原発の集会『原発いらない杉並集会』が開催され440人が結集しました。
ここで、反原発運動家の山本太郎さんの大石又七さんへのインタビューの動画が流されました。【動画は以下のブログで見られます】
http://blog.nazen.info/?eid=544
http://nazen.info/index.php
 この杉並集会と固く団結したビキニ・デー闘争として、ヒロシマでも「金曜行動」を闘いました。13人と1匹(犬♂)が参加し、島根新設3号機稼働と上関原発建設を推進する極悪電力資本・中国電力本社前に登場しました。 雨上がりでしたが、多くの人たちが『3・11反原発福島行動'13』の黄色いビラを受取ってくれました。
 3・10には『つながろうフクシマ!さようなら原発 ヒロシマ集会』(13時~中央公園)が呼びかけられています。
 そして何よりも、アメリカ、ドイツ、韓国など海外からも多くの賛同が寄せられているフクシマ2周年の現地闘争-『3・11反原発福島行動'13』へ広島から全国から大結集を実現しましょう!やはり、8・6広島が8月6日であるように、3・11フクシマも3月11日に、その現地で怒りを爆発させることが決定的に重要です。 共に福島へ行こう!  
宮原青年部長(NAZENヒロシマ事務局長)がアピール

13人と1匹で「再稼働反対!」

3・1闘争①動労千葉、春闘ストに連帯!

 3・1はユニオンとして2つの闘争に立ち上がりました。遅くなりましたが2回に分けて報告します。

 一つは、国鉄闘争です。
 3月1日、解雇撤回・外注化粉砕・非正規職撤廃の闘いを組合の総力をあげて取り組んでいるJR東日本の労働組合、動労千葉が「春闘第一波ストライキ」に決起しました。JR東日本から千葉鉄道サービス(CTS)幕張運転車両所へ出向に出された動労千葉組合員がストライキに突入し、貫徹しました。動労千葉は、外注化攻撃粉砕を焦点に今春闘の闘いを開始したのです。
 国鉄分割・民営化という国策・大量解雇と大合理化に対決して、非和解で26年間、闘い抜いて今なお外注化・非正規職化と組合をあげて闘い、勝利している動労千葉。この闘いに断固連帯し、広島でも13春闘を自らの職場でも闘おう!と動労西日本・広島連帯ユニオン・動労千葉を支援する会・広島・広島県労組交流センターの仲間で、JR西日本広島支社前と駅高架下などの職場で『3・1ストライキ決行』のビラなどを配布して、同時にJR西日本広島支社前でマイク宣伝を行いました。
 『解雇を許すな!』『非正規職をなくせ!』『強制出向を止めろ!JRに戻せ』などのアジテーションが、大恐慌と大失業、生きて行けない労働者の現状、安倍政権の下で推し進められるの大量『雇い止め』-解雇情勢にある労働者の共感を得たのでしょうか、職場に向かう多くの労働者がビラを受け取り、その場で読んだり、立ち止まりマイクの声に耳を傾けていました。
 昨年、10.1のJR東日本の検修業務全面外注化阻止の動労千葉ストライキに連帯した街頭行動の時とは、一変して労働者が活性化しているようです。
2・23春闘総決起集会の成功から、職場での闘いへ!13春闘は本番に突入しました。

後ろのビルがJR西日本広島支社(写真向かって左が正門)

出勤する労働者が耳を傾けてビラを受取って行きました



2013/03/03

国際婦人デー記念3・3ヒロシマ行動に参加

 3月3日、国際婦人デーのヒロシマ行動が開催されました。1908年3月8日、第一次世界大戦を前にニューヨークで食料と参政権を求めて立ち上がったことをきっかけに、国際婦人デーは100年に渡って闘われてきました。今また、金もうけのためには命はどうでも良いというフクシマの現実に、女性たちの怒りが燃え上がっています。福島からの佐久間さんのアピールは、放射能による被曝を強制されている実態を改めて突きつけるものでした。事故当時、枝野官房長官の「直ちに影響はない」という言葉で避難もままならない、20mSVまで大丈夫という政府の説明に子供たちの被曝も心配な中で、本当はどうなのかを必死で学んで福島の置かれている現実を知ったそうです。「原発は国策だから国民みんなに責任がある」という言葉に、本当に自分が闘わないととんでもないことになるという思いを語られました。今も高線量下にある福島で、被曝を問題にすると「あおっている」と言われ、鼻血を心配して相談すると「放射能の影響なんかあるわけない」と怒鳴りつける医師。原発再稼働や医療で金儲けをするために被曝を強制するという、とんでもないことが今福島で起きていることがよく分かりました。「自分たちはしょうがないかもしれないが、子供たちのことはもっと考えないといけない」、ほんとに心が揺さぶられる報告でした。ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・チェルノブイリ・・・すべての被爆者の怒りを集め、フクシマと連帯しよう!3・11福島現地へ!
 オスプレイ反対のスライド上映、福島の子供たちの保養の取り組みの報告、そして、ユニオン草津病院支部からは、重大事故を受けて職場の安全を取り戻すために労働組合の拡大に挑戦していることを訴えました。

福島の現状を訴える佐久間薫さん

2013/03/01

中共会ニュースNo.15を発行|無実の中山さんと共に闘う会


『無実の中山さんと共に闘う会』NEWS NO.15を発行しました
3.11福島現地闘争へ総決起しよう! 3.19中山草津病院支部委員長、奪還へ!
<目次>
3・19中山奪還、草津病院で「反合理化・運転保安闘争」を推し進めよう!
2・23春闘総決起集会へのアピール
■中山さんからの手紙(2月)
■組合員からの手紙
■介護労働者からの投稿


 草津病院では昨年9月の「放火事故」に続いて、今年2月には患者同士の「殺人未遂事故」というまたしても重大な事故が発生した。
 いずれも営利優先の患者の詰め込みと要員不足が原因の安全崩壊だ。草津病院資本は、新自由主義医療政策として精神科救急病院を選択した。救急患者を急性期閉鎖病棟へどんどん受け入れる一方で、病床を回転させるために、未だ閉鎖病棟でしか対応できない病状の不安定な患者を、玉突き状態で開放病棟へ移した。救急病院化したにもかかわらず、業務に必要な要員を確保せず、評価制度の下で現場労働者に過重な労働を押し付けてきた。こんな状態が続けば必ず重大事故が起こると広島連帯ユニオン草津病院支部は一貫して指摘してきたが、病院当局は何ら有効な対応を取ってこなかった。しかも実際に相次いで起こってしまった重大事故にも、まったく責任を取らず居直っている。
 必要なのは「労使一体の原因究明・再発防止」などではなく徹底した資本の責任追及、反合理化・安全闘争の実践だ。
 広島連帯ユニオン草津病院支部の仲間は、支部の団結の力で「事故の一切の責任は病院にある。経営は職場・病棟の安全に責任を取れ」と職場に訴えて、草津病院のすべての労働者(400人余)を獲得の対象に据えた組織拡大の闘いに取り組んでいる。

 そして、3月19日、組合つぶしのデッチ上げ弾圧で獄中に捕らわれていた中山崇志草津病院支部委員長が、完黙・非転向を貫き、ついに勝利者として出獄する。
 中山支部委員長への弾圧に対して草津病院支部は青年労働者を先頭とした組織拡大をかちとり、権力・資本に致命的な打撃を強制した。そして現下の新自由主義資本との攻防の真っただ中で中山支部委員長を戦列に取り戻すことの意味は極めて大きい。
 さらなる組織拡大に向かって、全力でうって出よう。