2015/12/11

山陽測器不当解雇、団交報告の社前闘争

 12月11日、山陽測器M組合員への不当解雇撤回を求め社前闘争を行ないました。11月26日に行なった団体交渉の報告ビラを配布しました。

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山陽測器不当解雇 11・26団体交渉報告

解雇の不当性がますます明らかに!
解雇は殺人!直ちに解雇を撤回せよ!
解雇撤回・原職復帰まで闘うぞ! 団結しよう!


 11月26日、山陽測器M組合員への不当解雇の撤回を要求し、広島連帯ユニオンは団体交渉を行いました。
 ひとことで言って、今回の解雇がいかに不当な解雇であるかますますはっきりしました。M組合員は社長の姿勢を徹底弾劾し会社側を圧倒しました。

解雇は殺人だ! 「死ね」の暴言を実行した会社

 団交ではユニオンから「労働者にとって解雇は労働者から生活の糧を奪い、『死ね』ということと同じこと」「桐木司部長はM組合員に『死ね』という暴言を吐いたが、会社はそれを実行に移した」と徹底弾劾。解雇をあくまで撤回しない会社側に対して、「ユニオンの総力で解雇撤回・原職復帰まで闘う」と戦闘宣言をたたきつけました。

「社内が疲弊することが即日解雇の理由」⁉

 団交のなかでユニオンは「なぜ『15分後には部外者』」という「即日解雇」という手段で解雇したのかを問いただしました。しかし、社長も代理人弁護士も30分近くも「法律には触れていない」とか「就業規則の手続きに従っただけ」というごまかしの言葉に終始し、逃げ回ろうとしました。山陽測器の就業規則では解雇の手続きについて、30日前に予告するか、解雇予告手当を払って即日解雇するかどちらかで行うと記載されているだけです。事前に解雇を予告して解雇にすることもできたのに、なぜそうしないで、即日、しかも終業時間の15分前になって通告する解雇を強行したのか? なぜ11月13日以後M組合員を1日たりとも出勤させたくなかったのか? ユニオンの徹底追及に対して社長は「Mさんが社内にいると他の社員にとって苦痛だから」「社内を疲弊させるから」などというふざけきった「理由」を弱々しく述べるだけ。しかもM組合員自身がそれに対して具体例を挙げて反論・追及すると、まともに答えることもできませんでした。
 即日解雇にした本当の理由ははっきりしています。30日後の解雇にすればMさんはユニオンの組合員として30日間職場で徹底的に闘うことになる。このことを会社は恐怖したのです。
 はっきりさせなければいけないのは、「社内が疲弊するから」などという理由は解雇そのものの理由にも、もちろん即日解雇の理由にもなりません。「こんな理由で解雇して今後裁判などに耐えられると思うのか」というユニオンの追及に社長は「耐えるしかない」などと弱々しく答えるのみ。団交の全体を通じて解雇の不当性がますます明らかとなりました。

追い詰められているのは会社だ! 職場に団結を作ろう!

 団交を通して今回の解雇の本質がよりはっきりしました。
 第一に、会社は労働者を「使い捨ての消耗品」としてしかとらえておらず、社長が気に入らなければ好きなように解雇してよいと考えているということです。
 桐木司部長の「死ね」という暴言(11月5日)は会社の役員全体の本音です。日頃から労働者をそういう目で見ているのです。だからこれは Mさんだけの問題ではなく、山陽測器で働く労働者全体の問題です。
 第二に、Mさんを先頭としたユニオンの闘いの正当性に完全に追い詰められ、なりふりかまわずなんの正当性もないのに解雇を強行してきたということです。  
 10月2日の労働委員会での組合側勝利命令、そして労働委員会命令の即時履行を求める組合の社前闘争、さらに追い詰められて「死ね」という暴言=ホンネを吐いてしまったことが世間に暴露される。こうした中で解雇の暴挙を強行したのです。したがってこの解雇には一片の正当性もないということです。
 第三に、このように会社側は完全に追い詰められており、今までのような、気に入らない労働者を見せしめにして退職に追いやるような労働者支配が通用しなくなっています。この解雇撤回の闘いを軸に、職場に団結を作れば、山陽測器のような会社のあり方を変えることはできます。山陽測器の労働者の皆さん! 広島連帯ユニオンに加入して一緒に会社のあり方を変えましょう! 働きやすい職場にしましょう!

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