非正規職撤廃・貧困をゆるすな16春闘を闘おう!
病院機構はS組合員をただちに「正式採用」せよ!
広島連帯ユニオンのS組合員は、昨年3月に看護師として、安佐市民病院に入職しました。半年間は「試用期間」であり、その後、「正式採用」になるということで勤務していましたが、病院側は8月の団体交渉において、不当にも「試用期間延長」とし、さらに半年間の不安定な雇用状態を強制してきました。その結果、要員不足による超過重労働と相まってS組合員は病気休職を余儀なくされています。半年で退職せざるをえなくなったり、病気になったりという職員はS組合員だけではありません。命を守るべき医療の現場で、このように働くものが使い捨てにされていくことなど、絶対にゆるせません。病院機構は、すべての市民病院を、全職員が安心して働ける職場にし、半年以上も勤務してきたS組合員を無条件で「正式採用」せよ!
独立行政法人化という公立病院の民営化に原因!
「試用期間」とは、その職場に慣れ、仕事を覚える期間に過ぎません。その期間の終了をもって解雇するのは自由などとしているのは、まったく許しがたい「制度」です。雇い入れた労働者を「試用期間」でふるいにかけ、使い捨てにしていくやり方は、医療が民営化によって金儲けの対象にされていったことと一体です。
医療や介護とは、病人やけが人の手当てをすること、お年寄りのお世話をすることなどであり、本来「金勘定」できないもので、人間としての社会的共同性に基づいたものです。だからこそ、「利潤」で動くこの資本主義社会にあっても、公立病院が重要な存在となっていました。しかし、現代の新自由主義は、あらゆるモノコトを金儲けの対象にし、医療・介護の分野からさえ儲けを搾りだそうとしています。医療機関や福祉施設での事故や「事件」もすべて「命より金儲け」の民営化によって起こっています。にもかかわらず、それらは現場で働くものの「自己責任」にされています。広島連帯ユニオンは労働者、患者を犠牲にする公立病院の民営化に絶対反対の立場で闘います。
労働者の団結で、職場の現実を変えよう!
S組合員の「正式採用」を求めるとともに、民営化による職場の現状を追及するために、機構との団体交渉を再設定します。正規、非正規を問わず、あらゆる職種の職員は、労組に結集し、団体交渉に参加しましょう。
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