2016/01/21

1.21山陽測器に解雇撤回求め社前闘争|広島中央支部


 1月21日、山陽測器の解雇攻撃に対して社前闘争を行ないました。M組合員に対するデタラメな解雇攻撃をはねかえし、ユニオンに加入してともに闘おうと職場の仲間に訴えました。また同日、動労西日本のJR西日本印刷事業所廃止絶対反対の社前闘争にも立ち上がりました。

山陽測器桐木社長は不当解雇を撤回せよ!
解雇責任からの逃亡を許さないぞ!

山陽測器で働く労働者の皆さん!あけましておめでとうございます。
 中国発の世界同時株価暴落と朝鮮半島をめぐる戦争危機で2016年は幕を開けました。安倍政権と資本家階級は、労働者に対する解雇、非正規化、貧困化の攻撃を激しくかけています。生きるために労働者は団結して立ち上がり、社会の1%にすぎない資本家の支配を打倒して労働者が人間らしく生きられる社会を作る、そういう時代がやってきました。
 広島連帯ユニオンはM組合員の解雇撤回を勝ち取るために今年も闘います。ともに団結しましょう!

解雇の責任さえ労働者に押し付ける桐木社長

M組合員に対する不当解雇を撤回させるため、広島連帯ユニオンは社前闘争とともに広島県労働委員会に対し「解雇は不当労働行為」と申し立てて闘っています。
 12月18日、会社側から証拠書類が労働委員会に提出されました。M組合員の解雇の「正当性」を主張するために出されたそれら証拠は一つ一つが本当に怒りに耐えない、許しがたいものです。
 その一つは、M組合員が仕事でどういうミスをしたかなど事細かに報告させたものです。60ページにもわたるもので、ただM組合員を解雇に追い込むために膨大なエネルギーを割いてこのような密告文書の作成を労働者に強いていたということです。本当に許しがたいことです。
 さらに、もっと許しがたいのは「M組合員の配転か解雇を要望する署名」として社員の署名を出してきたことです。あたかも社員が自主的に署名を集めたかのような体裁をとっていますが、明らかに会社が社員に踏み絵を踏ませるように書かせたものであることは明らかです。
 重要なことは、会社はなぜこんなものを解雇を争う労働委員会の場に証拠として出したのかということです。桐木社長は自分の意思で、M組合員を解雇しておきながら、解雇の責任を労働者に負わせようとしているのです。解雇しておきながらその責任からも逃げる! なんという卑劣なやりかたでしょうか! まさに「社長失格」です。
 会社が提出したこの証拠こそが、逆に今回の解雇がいかに不当な解雇であったかを示しています。

労働組合に加入し団結して闘えば勝てる

世界大恐慌の時代、世界中で企業の倒産、労働者への解雇が吹き荒れ、ますます激しくなって行こうとしています。企業の大小を問わず全ての資本家どもは自分たちだけがいかに生き残るか、そのために労働者からどうすればもっと搾り取ることができるか、このことだけを必死で考えています。そして労働者が団結して立ち上がらないか戦々恐々として労働者をいかに分断するかを必死になって考えています。
 山陽測器の桐木社長もまた、この情勢の中で労働者をもっとこき使って、もっと搾り取るために、労働者の分断を狙ってM組合員への解雇攻撃を仕掛けてきたのです。
 しかし、労働者は労働組合で団結し、原則的に闘えば勝てます。労働者への解雇・非正規化が横行する出発点となった1987年国鉄分割・民営化での解雇攻撃も、動労千葉を先頭に職場での団結拡大を基礎に闘った結果、ついに最高裁に「不当労働行為」を認定させる勝利を勝ち取りました。(2015年6・30判決)。山陽測器においても、ユニオンの団結で闘ったからこそ、不当なボーナスカットに対して労働委員会において組合勝利の命令を勝ち取ったのです。一見強大に見える会社や国も労働者が団結して闘えば勝つことができます。
 山陽測器のM組合員解雇撤回闘争は、今日本中で横行する「自由な解雇」攻撃との最先端の攻防です。日本中の労働組合が注目しています。山陽測器・桐木社長は広島連帯ユニオンだけではなく、日本中で資本の解雇攻撃に怒る全ての労働者を敵に回したことを思い知ることになるでしょう。
 山陽測器で働く労働者の皆さん! M組合員の解雇を撤回させ、山陽測器を労働者が生き生きと働ける職場に変えましょう! ユニオンに加入して共に闘いましょう!

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