2014/07/01

アクオ西日本は谷口組合員の解雇を撤回せよ!|ユニオンビラ第1弾


アクオ西日本は谷口組合員の解雇を撤回せよ!
労働者こそ社会の主人公・労働組合で団結すれば必ず勝利出来る!


八丁堀で働く皆さん。福屋デパートの地下売り場のレジで働いて来た谷口組合員に
対して解雇の攻撃がかけられています。本年四月、アクオ西日本は解雇をチラつか
せた雇用契約更改面談を新たに行うことをスタッフ全員に通知して来ました。これ
に対し、谷口組合員は広島連帯ユニオンの組合員であることを通知し、ひとりの解
雇も許さない闘いを開始しました。

考えても見て下さい。デパートにしろアパレルにしろ八丁堀の経済活動を支えてい
るのは、レジを含めた膨大な非正規労働者です。もしこの非正規労働者が一斉に反
乱を起せば八丁堀の経済活動は完全にストップしてしまいます。低賃金で働かされ、
いつ首になるか心配しながら、ダブル・トリプルジョブ。この現実に「すき家スト」
を頂点に様々な怒りの反撃が開始されています。その中心に全国の地域合同労組が
あります。

今回の解雇攻撃は、怒りに満ち溢れている職場から労働組合としての反撃が開始さ
れたことに対する経営者の悲鳴の声です。労働組合の団結の力で絶対に解雇撤回を
勝ち取ろう!

●無責任極めるアクオ西日本


広島連帯ユニオンの申入れ行動に対して会社窓口であるF氏は「私は何も分らない」
「会社にも分る者はいない」「団体交渉はやる気はない」と全く無責任な応対に終
始しました。この応答は録音してあり言い逃れの出来ないものです。

このアクオ西日本の態度は何なんだ?雇用主が解雇を決めたのではないのか?一体
誰が解雇を決めたのか?

広島連帯ユニオンは直ちに団体交渉を申入れました。しかし今日まで団体交渉は実
現していません。その原因こそ会社の無責任体制と、「代理人」と称する弁護士の
高慢な態度にあります。連帯ユニオンは現在、労働委員会に団交応諾のあっせんを
申請し、手続きが進んでいます。何としても早期の団体交渉の実現を目指して闘い
抜きます。

●雇用責任は福屋にもある!福屋へ団体交渉申入


現在、福屋はレジを複数の雇用形態で運営しています。その中にはアクオ西日本の
ように請負もあります。請負の場合、本来請負業者が独立して一切の業務を行なわ
なければなりません。しかし、福屋は請負労働者も「指揮命令の下」におき、一体
的にレジ業務を行なっています。これは偽装請負であり違法行為です。こうした業
務の運営を行なっている以上、福屋と請負労働者と間には当然、使用従属関係が発
生し労働契約が存在します。広島連帯ユニオンは7月1日、福屋へ団体交渉の申入
れを行ないました。

●非正規職だって労働組合をつくって闘えば勝利出来る


東京西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回裁判で解雇無効の勝利判
決を勝ち取りました。判決文では経営側の「組合の情宣が名誉毀損(きそん)にあ
たるからクビは当然」という主張に対し、「過剰な表現」があったとしても「情宣
活動は組合活動の一環」と、労働組合活動の正当性を認め「労組法の民事免責を否
定できない踏み込んだ判決」を実現しました。鈴コンの吉本伸幸書記長は「全世界
の労働者に訴えたい」として、「三カ月雇用の非正規職労働者であっても労働組合
をつくって闘えば勝てる」、「鈴コン闘争は職場を全部獲得する。産別、地域も獲
得する」と戦闘宣言を発し闘いを勝利的に前進させています。

パワハラ退職強要を跳ねのけ、即日解雇攻撃と闘う郵政八王子西局闘争の解雇撤回
闘争。「運輸業は社会の縮図です。生活は困窮しているがあきらめない。人間の尊
厳を守る闘いだと思う。必ず結果を出して、みんなが笑って生きられる社会をつく
りたい」と闘う小竹運輸労組の闘い。沖縄のコールセンターの解雇撤回闘争を闘う
IJBS労組など全国で解雇撤回の闘いが開始されています。

広島連帯ユニオンは今年になってから、サンナビ解雇撤回闘争、山陽測器解雇撤回
闘争と解雇撤回を連続的に実現し勝利して来ました。

こうした解雇撤回闘争は国鉄一〇四七名解雇撤回闘争と一つになり、労働組合とし
て闘うことで前進し勝利して来ています。


●解雇自由と残業代ゼロ、集団的自衛権・原発再稼動すすめる安倍政権を打倒しよう!


安倍政権は改憲、集団的自衛権行使へとしゃにむに突っ走っています。これと一体
で派遣法改悪、労働時間規制解体、限定正社員制度導入、国家戦略特区の指定など、
総非正規職化と解雇自由への最後の扉を開らこうともしています。しかし、労働者
の怒りが一気に燃え広ろがろうとしています。「すき屋」の反乱がそのことを象徴
的に表しています。

大量の非正規労働者を生み出す新自由主義の攻撃は国鉄分割・民営化から始まりま
した。その崩壊がJRから始まっています。新自由主義が音を立てて崩れているの
です。北海道から九州まで全国の鉄道で、次々と脱線始めとした重大事故が続発し
ています。北海道ではデータの改竄、隠蔽工作を行なうど異常さは際だっています
が、本州、九州、四国も何ら北海道と変ることはありません。

労働組合の再生をかけて解雇撤回闘争を闘える情勢が到来しています。全国の仲間
とひとつになって、アクオ(福屋)解雇撤回闘争に勝利しよう。

解雇撤回・非正規職撤廃!国鉄闘争勝利!生きるために団結しよう!広島連帯ユニオンへ加入しよう!


=== 7.6 福屋包囲デモへ


7月6日(日) 18時半、八丁堀交差点 福屋横を出発し、ぐるっと本通りを一周し、そ
の後、福屋を包囲するデモ行進を行ないます。ふるってご参加を!

=== 7月1日福屋に対して団体交渉を申入れ


株式会社福屋 代表取締役社長 大下 洋嗣様
                               2014年7月1日 広島連帯ユニオン

    団   体   交   渉   申   入   書

福屋の地下売り場の5番レジは現在、株式会社アクオ西日本に業務委託されている。
レジ業務は商品のレジ業務として独立的に完結するものではない。実際にも事故や
不測の事態に対しては福屋の社員が対応することとなっていることなど、日常業務
は福屋の社員と一体的に運用されている。

福屋自身がレジが請負会社単独で完結出来ないことを承知し、前提としていると言
うことはアクオ西日本との5番レジの業務委託そのものが単に職安法第44条の適用
を逃れるためのものであり、福屋と谷口組合員との間に使用従属関係が存在し、当
然にも労働契約が存在している。

また解雇の主体であるはずのアクオ西日本も「会社に知ったものは誰もいない」と
ユニオンに表明していることからも、広島連帯ユニオンの団体交渉要求に福屋は応
じなければならない。以下の項目を要求し、広島連帯ユニオンとの団体交渉申し入
れを行なうので誠意をもって応じられたい。

要求項目について
  ●福屋で働いている業務請負労働者および派遣労働者を全員福屋の直接雇用にせよ。

  ●谷口組合員の雇止・解雇を行なわないよう、福屋が責任をもってアクオ西日本を指導すること。

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