2015/05/21

『きょうちくとう』No.104を発行|高陽第一診療所労組


『きょうちくとう』No.104
(2015/5/21)
高陽第一診療所労働組合

入院食の外注化を絶対に許さない!

新施設建設の強行とその破産はすべての労働者への外注化、非正規職化、労働強化、そして解雇をもたらします。
私たちは絶対にゆるしません!

新施設建設で始まった際限ない外注化・非正規職化絶対反対!

 要員不足のなかで、診療所の入院食が「クックチル」方式として外注化されようとしています。すでに有無を言わせずそのためのシフトが組まれ、強行されようとしています。新施設開設での厨房職員の配置転換により、診療所の食事を常勤二人で作れという労働強化が押し付けられ、「休みを取らないといけない」から、一人の作業でも手間のかからない「クックチル」方式を導入するというのです。仕事がまわらないから仕方ない、求人が来るまでの暫定的な期間限定ですと、今まで手作りでやってきた食事が外注化されようとしています。「入院食は絶対に外注化しない」という理事会の言葉はウソだったのです!

すべて責任は理事会にある! 矛盾を現場に押し付けるな!

 理事会は厨房職員の退職後の補充をせず、「本来の業務ではない」と、まずは職員の食事を打ち切り、廃止しました。次に新施設では食事の外注化を「利用者の費用を安くするため」「社会全体の流れ」と言って強行しています。反対と抗議のなか、厨房の人員を増やさず、仕事を縮小してきた事が、今の事態を引き起こしています。
 そして、人員削減の中で「休みを取るため」に仕方ないとして、「クックチル」を厨房の職員に認めさせようとしています。これが理事会のやり方です。
 外注化も労働強化も、そして、人員不足で新施設が開催出来ないことも、戦争へと向かう安倍政権の政策に乗っかり、「高齢者複合施設建設」に踏み込んだ結果です。「赤字解消」や「採算」がすべての基準になり、現場を回している職員はもちろん、患者や利用者が度外視されるようになっています。理事会は「皆さんの頑張りで乗り切りっていきましょう」と、次々と現場に矛盾と犠牲を押し付けようとしています。間違いなくあらゆる部署で、外注化や非正規職化、労働強化がねらわれます。

組合に入って地域とともに外注化を止め、「仕方ない」を闘いにしよう!

 「厨房の手作りではなく、真空パックをお湯で温めるだけの食事を提供します」と、未だにデイサービスの利用者やその家族に知らせていません。あまりに「クックチル」の正当性が無く、利用者の反対が必ずあることを突きつけられているからです。
 組合はこれからも「絶対反対」を貫いて闘います。その実践のみが、新施設の問題点や矛盾を明らかにし、現場や個々の職員に転嫁され、安全が破壊されていくことを暴露します。そして、反対の声をあげ、反撃することができるのです。
 労働組合で団結し、絶対反対で闘うことだけが、職場を守り、新自由主義の医療破壊を阻止する道です。私たちは命と健康を守る医療労働者としての誇りにかけて医療の民営化、外注化と闘います。

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