2015/11/29

今こそ星野文昭さんを取り戻そう11.29全国集会に参加

 

 11月29日、国会近くの星陵会館にて、全国から610名の結集で、無実の星野文昭さんを今すぐ取り戻そう!全国連絡会議の呼びかけによる全国集会が開催されました。ユニオンからも参加しました。広島星野文昭さんを救う会からも、代表の増上昭典さんと府中市上下町の福崎裕夫さん、婦民の伊豆ハルミさんが来られていました。また、広島救う会の企画している『星野そば』の販売、年越そばの案内のビラ配布を行いました。そばは完売しました。
 集会は、2015年の沖縄をはじめとした全国57カ所での絵画展(1万人が来場)の大成功を確認した上で、以下の方針を確認しました。(1)現在のパンフ形式の『ニュース』を、改めて『星野新聞」として定期的に発行していくこと。これは星野闘争を多くの人たちに拡げて、100万人署名と一体で星野闘争を飛躍的に拡大するための武器になるものです。さらに (2)全証拠開示を訴えて再審開始をかちとること、(3)2・19に徳島刑務所闘争をおこなうこと。これは90人を越える友人面会を実現した仲間や星野闘争を闘う仲間が面会を要求して、徳島に結集して、友人面会を再開させる闘いです。そして最後に(4)70歳を迎える星野さんを何としても2016年に解放しよう!という熱い決意が固められました。集会は会場を埋める多くの仲間が一体に団結してかちとられ、最後に『ソリダリティ』を大合唱して集会を締めくくり、その後、夕暮れの官庁街を星野の黄色い幟を林立させてデモ行進しました。沿道の人たちから大注目でした。
 星野文昭さんは、全力で、世界戦争と革命の時代に、戦時下の治安弾圧と最先頭で闘い、星野闘争を国鉄闘争そのもののとして、徳島刑務所内で闘い抜いています。この星野同志と固く団結して、職場・地域で資本と非和解で闘い、その階級的労働運動の力で星野さんを奪還しよう!2017年の年賀状は、1000枚を全国から集中しましょう。連帯ユニオンの仲間も出して下さい。

※【年賀状宛先】〒779-3133 徳島市入田町大久200-1 星野文昭様

2015/11/26

山陽測器は解雇を撤回せよ! 11.26団交で徹底追及

11月26日団体交渉/社前からも激励

不当な即日解雇に青年労働者が反撃!
解雇撤回・原職復帰、団結拡大を路線に闘う!

 11月13日、株式会社山陽測器に勤務する広島連帯ユニオンのM組合員に対して、即日解雇の通告が行われました。終業時間15分前に、突然、社長室へ呼ばれて社長から解雇通知書を渡され、「貴重品は持って帰ってね、15分後には部外者だから」と告げられるという許しがたい解雇攻撃です。絶対に許すことはできません。広島連帯ユニオンはM組合員を先頭に「解雇撤回・原職復帰」の路線を打ち立て、団結の拡大を総括軸に直ちに反撃を開始しています。
 山陽測器は測量機器のリース会社で、Mさんは事務職員として13年にわたって働いてきました。数年前からMさんに対する退職強要が始まり、次第にエスカレート。昨年3月、社長室へ呼ばれて解雇予告、退職時期を決めるように告げられたことがきっかけで、Mさんは広島連帯ユニオンに加入して闘うことを決意します。第一回団交の場で解雇予告通知を出すという初めから組合敵視の資本に対し、固く団結して闘い、次の団交では解雇を撤回させました。しかしその後も資本のMさんへの解雇攻撃は止まず、解雇撤回後も、Mさん本人へ告げずに決算賞与を全額カット、ユニオンの抗議によって半額カットに変更。更に翌年4月も、前年度と評価が変わらないという理由で決算賞与を半額にカットしました。ユニオンはこれらを不当労働行為として、地労委で争いました。会社側はそれからもM組合員に対して些細なミスをあげつらったり、業務で発生するミスをすべてMさんの責任にするなど自主退職に追い込もうと策動しましたがM組合員は団結を基礎に会社側の攻撃と毅然と対決。2月には地労委で堂々と陳述を行い、10月1日にはついに「賃金カットを撤回せよ」と社前闘争に決起しました。
 こうした闘いの前進の中で10月2日、地労委で全面勝利の命令が出されました。この命令は地元紙でも大きく取り上げられ、資本は大打撃を受けました。ユニオンは直ちに命令の履行を求めて団交を行い、取消訴訟で履行を回避しようとする資本に対し、11月5日、2度目の社前闘争をたたきつけました。会社側は完全に追い詰められ社長の弟である部長が、社前闘争から職場に入ったM組合員に対して「死ね!!死ね!!」という暴言を吐くという醜態をさらしました。しかしこの暴言もしっかり録音されており、山陽測器資本の労働者を「使い捨ての消耗品」として扱う姿が社会的に暴露されることに。どんな嫌がらせやパワハラに対しても全く屈することなく闘い続けるM組合員の存在に、山陽測器の経営者は職場の労働者支配の崩壊の恐怖を感じ取り、11月13日即日解雇の暴挙に及んできたのです。
 最初は「威圧的な社長を前に団交で意見を言えるか不安」と言っていたM組合員も、11月26日の団交では社長に「あなたは社長に向いていない!」と弾劾。完全に会社側を圧倒する存在になっています。闘いの中で青年労働者が成長する姿に全組合員が鼓舞されています。この闘いは安倍政権の解雇自由化の攻撃との闘いです。同じようなやり口で自主退職や解雇に追い込まれている労働者の怒りを一つにして解雇撤回・原職復帰を貫いて闘います。
(全国協ニュースNo.94に掲載されました)

JR広島印刷事業所廃止絶対反対で社前闘争


 11月26日、JR西日本広島支社前にて広島印刷事業所廃止絶対反対の社前闘争をおこないました。JR西日本は、動労西日本の岡崎執行委員が働いている広島印刷事業所を来年7月31日をもって廃止し、印刷事業を外注化しようとしています。国鉄分割民営化以来、非正規労働者は増え続け、ついに労働者の4割が非正規職となりました。動労西日本の「廃止絶対反対」の闘いこそ、青年労働者の未来を奪ってきいる外注化・非正規職化を根本から断ち切る闘いです。広島連帯ユニオンも固く連帯して共に闘います!

動労西日本のブログへ(11月25日発行の本部情報No.158)
http://doronishi.exblog.jp/22572734/

2015/11/22

11.22植木団地現地闘争に参加


 高槻市の植木団地追い出し絶対反対の現地闘争が、11月22日に植木団地労働組合と全国水平同盟高槻支部の主催で行なわれました。植木団地の皆さんは、立ち退き期限の昨年11月30日から1年、激しい切り崩し攻撃をはね返して自主管理闘争を継続してます。集会では、演壇の横に勢揃いした組合員の皆さんが、最後にひとりひとり熱い熱い闘いの決意を述べられました。
 追い出しは攻撃は解雇攻撃と同じです。広島連帯ユニオンでも多くの組合員が解雇攻撃と闘っています。「金銭解決でなく原職復帰を」と、労働者の団結にかけて闘いに立ち上がっています。ともに闘う決意を新たにしました。

 集会後の交流会では鏡開きも行われ、「たますだれ」の球根もいただきました。本当の団結を広めるという思いが込められているそうです。ユニオンの団結も「たますだれ」のように増やしていきましょう!

「たますだれ」の球根をいただきました

2015/11/21

11.21ひろしま労働学校&解雇撤回団結交流会を開催


 11月21日、ひろしま労働学校が開催されました。11月訪韓闘争をたたかいぬいた地平に立ち、『韓国・民主労総の闘いと日韓連帯闘争の発展』と題して講義が行われました。
 11・14民衆総決起大会に参加した訪韓団から、臨場感あふれる映像とともに報告が行われ、労働学校の参加者は、弾圧を突き破ろうと闘う韓国の労働者階級の姿をまぶたに焼き付けました。ハン・サンギュン委員長の訴えに応え、今こそ、日本の労働者階級も、職場生産点からストライキで闘える労働組合を甦らせる時だと感じました。
 労働学校終了後には、山陽測器によるロックアウト解雇攻撃と闘う組合員を激励する、団結交流会を開催しました。参加者からは各々、自らの職場闘争の経験や取り組みなどが語られ、誰もが、広島連帯ユニオンが名実ともに「解雇撤回闘争をたたかう労働組合」であることを実感しました。
 何よりも、当該の組合員が、「もし、ユニオンに入っていなかったら、諦めていたかも知れない」と、労働組合の団結に確信を持ち、「解雇撤回・現職復帰」の路線で闘う決意を持っていることが決定的です。職場の仲間や同じような境遇に置かれた労働者のためにも自らの解雇撤回闘争を闘うという姿勢に、私たちが逆に鼓舞激励されています。

 労働組合の団結で必ず解雇を撤回させ、勝利を私たちの手に!

写真:

2015/11/15

山陽測器は不当解雇を直ちに撤回せよ!


ふざけるな!解雇理由はデタラメだ!山陽測器は不当解雇を直ちに撤回せよ!

 M組合員に対する解雇を満腔の怒りを込めて弾劾します。M組合員の解雇に何の正義もありません。山陽測器・桐木社長は労働委員会での不当労働行為の認定、M組合とユニオンの総力決起に追い詰められ、苦しまぎれに許し難い解雇の攻撃に出てきました。断じて許しません。ユニオンとM組合員は更に団結を固め徹底的に闘い必ず勝利します。

許せない即日解雇、私たちは解雇は絶対に認めません!

 11月13日17時15分、まだ業務中であったにもかかわらず突如社長室へ呼ばれ、桐木社長から「本日をもって解雇、17時30分以降部外者である」と告げられ解雇通知書を渡されました。「貴重品は持って帰ってね。17時半過ぎたら部外者なんだから」と桐木社長に言われました。ブラック企業で多く行なわれている突然のロックアウト解雇(即日解雇)され、「15分後は部外者」と告げられ、理不尽の極みです。解雇は絶対に認めません。

労働委員会命令を居直り、追い詰められて解雇の暴挙!

 昨年の3月、桐木社長はM組合員に対して退職強要、解雇の攻撃を行なってきました。3月の退職強要は録音されています。そこでは「解雇の本当の理由は社長より遅く出勤することだ」とあけすけに理由が語られています。団体交渉で厳しく追求した結果、あまりに不当な解雇だったので会社は解雇を撤回せざるを得なくなり解雇は撤回されました。
 しかしその後もM組合員に対する差別的、パワハラ的攻撃は桐木社長を先頭に執拗に続けられてきました。ユニオンとM組合員はこうした会社の攻撃に団結を固め闘ってきました。そしてついに労働委員会で勝利の命令を実現しました。
 労働委員会命令とM組合員を先頭とした門前闘争に完全に追い詰められた会社は、門前闘争を終えて出勤したM組合員に「死ね!!死ね!!」という暴言を浴せかけました。さらに解雇という暴挙に打って出てきたのです。しかし正義と勝利はM組合員とユニオンにあります。解雇撤回まで徹底的に闘い必ず勝利します。

デタラメな解雇理由を許すな!

 「職務遂行能力の低さ」ということが解雇の理由だと言うのです。こうした解雇の理由は桐木社長の「解雇してやる」という目で見たものでしかありません。そして許せないことに山陽測器で働く9割の労働者が「解雇を求めている」と言うのです。「労働者が解雇を求めている」というデマを持ち出すことで桐木社長自身の責任を逃れようとするその姿の中に、桐木社長の弱さと労働者を蔑視するどうしようもない体質が現わされているのです。
労働委員会命令の新聞報道記事を読まれた山陽測器の取引先と名乗る人物からユニオンに
 寄せられた手紙に「ご存知か不明ですが、S社は10年近く前にも当時の社員1名と労働条件等に関して訴訟がありました。また数年前には、労働環境の改善を求めた結果、改善されず1部署全員揃って退職したそうです。」という記述がありました。ユニオンもこのことは十分承知しています。これは、桐木社長は自分の気に入らない労働者に典型的なブラック企業の手口であるパワハラ、解雇の攻撃で山陽測器の労働者の支配をしてきていたことの表れです。
 M組合員の解雇撤回の闘いはこうした山陽測器・桐木社長との全面的な闘いです。また同時に社会的に蔓延する解雇の自由との闘いです。山陽測器で働く仲間の皆さん!決っして他人事ではありません!明日は我が身、真剣に考え、ユニオンと共に闘い勝利しようではありませんか!

2015/11/14

11.14韓国ソウルを訪問、民衆総決起に連帯


 11月13日~16日、動労千葉訪韓団の一員として宮原、谷口両組合員がソウルを訪問しました。組合員と共闘の皆さん多額のカンパありがとうございました。
 14日は民主労総が呼びかけた民衆総蜂起。「ひっくり返そう世の中を!」のスローガンのもと、ソウル市庁舎前に労働者10万、ソウル駅前に農民2万、大学路に学生市民2万が結集し、大統領府のある光化門を目指してデモを行いました。警察権力は機動隊バスをバリケードにして、カプサイシン入りの放水でデモを弾圧。デモ隊は放水を浴びながらバスをロープで引っ張るという大激突でした。
 15万の隊列が一糸乱れず権力の阻止線をかわしながらソウルの街を駆け回り(文字通りダッシュ)大統領府を目指す姿、労働組合を軸にして農民、学生、市民がソビエトのように団結して闘う陣形を見て、プロレタリア革命の具体的イメージを見ることができました。この闘いの中で69歳の農民が意識不明の重症に。倒れた人間にまで高圧放水を浴びせる権力に怒りの声が噴出していました。
 翌日は闘争現場訪問。ギター製造メーカーのコルトコルテック労働組合の被解雇者、スーパーのホームエバー労働組合の争議テントを訪問。午後には城西工団労組のイムボンナム委員長と交流することができました。
 城西工団労組は12月ゼネスト、さらには民主労総大邱地域本部の選挙、そして移住労働者の労組が合法化されたことに伴い全国的な移住労働者の組合をつくる取り組みなどを現在行っていて超多忙な中ですが、今後とも広島連帯ユニオンとの国際連帯の取り組みを継続していくことを確認しました。

 賃金ピーク制、退出制(2審アウト制=2回D評価で解雇)、就業規則の一方的変更ができるようにするなど、パククネ政権の攻撃は日本の安倍の攻撃と全く同じ。日本でも韓国のようなゼネストを実現しよう。


2015/11/13

機関紙『連帯』No.230を発行


11.1全国労働者総決起集会に5700人が結集ストライキで安倍政権を倒そう!

 11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で11.1全国労働者総決起集会が開催され、5700人が集まりました。
 司会は広島連帯ユニオンの矢田三枝副委員長(高陽第一診療所労組書記長と動労千葉の関道利副委員長。動労総連合と合同労組が集会を牽引しました!
 関西生コン支部武谷書記次長に続いて、動労千葉、動労水戸からストライキ報告。ストライキで闘う労働組合の力で安倍たおせ!
 続いて呼びかけ労組から、港合同の中村吉政委員長と動労千葉の田中康宏委員長があいさつ。田中委員長は、「国鉄闘争の旗は降ろしません。解雇を撤回するまで、闘う労働組合の力を取り戻すまで、外注化・非正規職化を止めるまで闘いは終わりません」と宣言し、戦争を止めるためにすべての力を集中しようと訴えました。
 許すな改憲大行動!の鈴木達夫さんは、ゼネストのうてる労働組合を!労働者の政党を!力ある政治勢力の登場が求められている!と、来年の参院選立候補を表明されました。
 三里塚の市東孝雄さん、星野暁子さん、福島共同診療所建設委員会の佐藤幸子さん、百万人署名運動の西川重則さん、沖縄から冨田晋さんが連帯のあいさつ。いずれも時代の最先端をきりひらく闘いが一同に。
 国際連帯の前進は目を見張るものがあります。韓国から民主労総ソウル地域本部事務処長のソン・ホジュンさん、ドイツから機関士労組ベルリン都市鉄道支部のクルト・シュナイダーさん、トルコから国際労働者連帯協会が発言。前日の国際連帯集会でも、どこも同じ思いで労働者解放の闘いと戦争絶対反対を一体で闘っているのに感動しました。折しも日中韓の首脳会談が行なわれ、戦争と労働組合弾圧に国際連帯で真っ向から対決する集会となりました。クルト・シュナイダーさんらドイツからの仲間は、広島も訪問されました。
 解雇撤回・JR復帰へ向けたアピールにつづいて、全国の動労総連合の仲間が登壇。動労西日本から岡崎執行委員が、広島印刷事業所廃止攻撃と絶対反対で闘うと鮮烈にアピール。広島連帯ユニオンも共に闘います!
 各産別からの闘いの報告では、東京北部ユニオンアミーユ支部、群馬合同労組中央タクシー分会、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会など、合同一般労組全国協の仲間も次々発言しました。ユニオンの闘いが動労総連合建設と一体で進んでいます。
 動労千葉と動労水戸の青年部、そして全学連が、元気いっぱいに決意表明し、時代をリードしていく青年指導部の登場を印象づけました。来年はユニオン青年部が登壇しよう!
 団結がんばろうは愛媛県職労の宇都宮委員長、伊方原発再稼働に対して被曝労働絶対反対で闘う決意もあわせて表明されました。インターナショナルを動労西日本大江委員長のリードで斉唱し、集会を締めました。

 集会後は銀座デモへ!広島連帯ユニオン青年部が先頭で牽引!広島連帯ユニオンの組織まるごとの決起を象徴する元気なデモをやりぬきました。

2015/11/10

機関紙『団結』No.230を発行|広大生協労組

賃金改訂 超低額回答! A-B職員の分断!ふざけな     大幅一律賃上げをかちとろう!

働く仲間のみなさん、

 10月1日から、広島県の最低賃金が769円に改定されました。生協理事会は、最低賃金割れの違法状態になることを恐れ、準職員Bだけ時給を20円上げざるをえなくなりました。とにかく、最低賃金さえクリアすればいいだろう、という考えです。組合は最低時給1000円を要求しています。そして、AとBを分断することが本当に許せません! 組合に団結して、理事会にさらなる大幅賃上げ、一律賃上げを要求していきましょう。

超低額を居直る理事会

 9月29日付で出された「吉山専務理事」名での「『準職員に関する規定』の改定(準職員Bの基礎給変更)等について」という文書には、とにかく低賃金過ぎて、人が集まらない、と書いてあります。わざわざ、他の事業所での時給を照会しています(右下参照)。
 つまり、どこよりも安い時給で働かせている、ということが理事会の資料からもはっきりしました。Bの時給を20円あげたところで、780円にしかなりません。人が集まらないのは当然です。そしてそれは、今働いている労働者には過密な労働が押し付けられる、残業が常態化する、食堂では持ち帰りのサービス残業までしないと、仕事がまわらない、そういった現状を生み出しています。
 理事会は、「時給が安すぎて人が集まらない」と言いながら、最低賃金の改定にあわせて時給をあげた結果が780円―結局どこよりも安い!
  • サイゼリヤ 東広島西条中央店:800円
  • なか卯 東広島西条店:850円
  • ガスト 東広島西条インター店:800円
  • マックスバリュ 西条西店:800円
  • すき家 東広島八本松店:880円
  • はま寿司 東広島西条店:900円
  • ラ・ムー西条店:780円
  • セブンイレブン西条西本町店:800円

AとB職員の分断に抗議します

 AとB契約労働者の時給の差は、社会保険料の支払いの有無の差があるから、その差は存在してきました。ところが今回の改定では、とにかく最低賃金をクリアして違法状態だけはまぬがれる、ということのために、A職員の時給はあげる必要がないというわけです。しかも「今年度は久々に黒字の見込みであることから、一定の範囲内で職員の努力に報いたい」などと書いています。正規職員やA職員は努力してないとでも言うのでしょうか。黒字であろうがなかろうが、労働者が働いて初めて生協は運営できるわけです。現場の実情や声を無視した理事会は何様のつもりでしょうか。一緒に働く仲間を勝手に分断されて、B職員も20円の時給アップを素直に喜べるわけがありません。労働者を分断する理事会のやり方に抗議し、一律大幅賃上げを要求します!

生協は、ブラック企業で名高い「すき家」以下!
「すき家」労働者は闘って賃上げを勝ち取りました

 理事会が出した表からもわかるように、広大生協はブラック企業で名高い「すき家」より超低賃金だということがわかりました。しかし、「すき家」の労働者たちは過酷な深夜のワンオペ(一人しかお店に従業員をおかない。深夜は「危険」なためコンビニでも二人の従業員がいる。ブラック企業「すき家」はお客さんの数など関係なく、深夜一人でてんてこまいの労働を強制されている)…そうした現状が我慢の限界を超え、ネット上でつながり、29日の「肉の日」に一斉に職場放棄をしたり、「すき家スト」という言葉が流行るほど、頑張ってたたかいました。それで今の880円という時給を勝ち取りました。広大生協と同じく、「安すぎて、過酷過ぎて人手が集まらない」というのは「すき家」の経営者が言っていたことです。

闘う生協労組に入りましょう

 理事会は、交通費の改定で、労働者に支払うべきカネを1円でも減らそうとしてきました。交通費の改定を許さなかった力は、働く皆さんの怒りと労働組合への信任、労働組合の力です。一時金廃止も、通勤手当改悪も、そして今回も、理事会は労働者を分断して最低賃金ギリギリで働けせようとしています。
 労働組合に入って、大幅一律賃上げ、最低賃金1000円アップを勝ち取りましょう!

2015/11/08

原子力防災訓練反対行動に参加


 11月8日、愛媛県庁前で原子力防災訓練に反対する行動が行われました。行動は、愛媛県職労の宇都宮委員長、金曜日行動の徳丸さん、NAZENえひめの平野さんの三者の呼びかけで行われ、地元愛媛県職労の皆さんを先頭に中四国各地からも呼びかけに応えて駆けつけました。広島連帯ユニオンもアピールを行いました。
 この防災訓練は伊方原発再稼働のための訓練であり、ひとたび事故が起これば、自治体労働者をはじめ交通運輸、医療福祉、警備など様々な労働者が被曝労働を強制されます。自治体労働者が反対行動を呼びかけ先頭にたった意義は計り知れません。原発再稼働を阻止する展望を大きく押し開く行動となりました。



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Ikkanda✍

2015/11/06

ドイツ機関士労組と交流



 11・1労働者集会に参加したドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部長のクルト・シュナイダーさんら3人が、11月6〜7日の2日間にわたって広島を訪問しました。
 安芸の宮島を見学の後、動労西日本と広島連帯ユニオン主催の歓迎交流会を行ないました。広島連帯ユニオン副委員長の矢田三恵さんの進行で、動労西日本の大江照己委員長の歓迎あいさつ後、クルト・シュナイダーさんからの報告を受けました。シュナイダーさんは「皆さんとは初めて会った気がしない。11・1でお会いしたのでは?」とにこやかに語りかけ、広島に来る前に動労水戸を訪問して学んだこと、福島の郡山工場でのビラまきの体験などを報告。「みなさんの闘いの一つひとつが印象深い。大きい闘いも小さい闘いも決然としている」と述べられました。青年労働者獲得の課題など、日本と共通する闘いや課題が語られました。「大事なのはその人がどう考えているか、同じレベルで向き合うこと。どうその人が意識を作っていくか工夫する。心がけているのは丁寧に説得すること」と宣伝・扇動の変革にかかわる提起にも学ばされました。
 動労西日本からは、岡崎執行員、山田和広書記長から職場廃止・外注化阻止、非正規職撤廃の闘争報告が行われました。広大学生自治会の学生が「ストをやることで労働者が社会を動かす主人公ということが明らかになる。ストで資本・国家権力と闘う労働運動と連帯し学生も闘う」と発言すると、クルトさんは「非常に新鮮に今の問題提起を受け止めた。われわれの敵は、日本でもドイツでも資本であり国家権力だ」とこたえました。
 翌7日は、原爆資料館、平和公園や、戦時中多くの兵士・武器を港に輸送した旧国鉄・宇品線跡などを熱心に見て回り、労働運動における反戦反核の闘いの重要性を確認し、広島を後にしました。

2015/11/05

11.5山陽測器社前闘争・労働委員会命令をただちに履行せよ!


(株)山陽測器・桐木社長は労働委員会命令をただちに履行せよ!
命令不履行は企業犯罪だ! 未払い賃金を今すぐ支払え!

労働委員会で組合側に勝利命令!

山陽測器で働く労働者の皆さん! 地域の働く仲間の皆さん! 
 10月2日、山陽測器争議は広島県労働委員会において、組合の主張を全面的に認める勝利命令が出されました。
 命令の内容は
①M組合員に対して行った組合からの離反を意図した会社側の言動は不当労働行為。決定から2週間以内に謝罪文を組合に提出せよ。
②M組合員に対する決算賞与のカットは不当労働行為。決定から30日以内に未払い分を支給せよ。
というものです。
 今回の労働委員会命令は、M組合員が組合で団結して闘っていることが労働者として全くの正義であること、そして会社がM組合員に行ってきていることが、全く不当であることを改めてハッキリさせました。
 職場でがんばりぬいたM組合員と、ユニオンの団結の力で勝ち取った大勝利です。労働組合で団結して闘えば勝てるということです。
 この勝利命令は翌日の中国新聞にも報道され、理不尽な会社側の攻撃や不当な処遇に置かれている多くの労働者を勇気付けました。

労働委員会命令も団交での確認事項も無視する会社を許さない!

このあまりにも当然で正当な労働委員会命令に対して山陽測器資本はなんと「裁判で取消訴訟を起こすので労働委員会命令は履行しない」という暴挙に出てきました。これは、労働委員会命令という行政命令を無視する企業犯罪であり、許されることではありません。

 第一に、取消訴訟とは(株)山陽測器が広島県労働委員会を相手取って起こす訴訟であり、広島連帯ユニオンやM組合員には直接関係のないことです。命令が出た以上、訴訟を起こそうがどうであろうがその命令は有効であり、直ちに命令を履行しなければなりません。
 第二に、そもそも今年4月22日に行われた広島連帯ユニオンとの団体交渉において会社側は「労働委員会で支払えという命令が出たら昨年分も今年分も決算賞与の残額を支払う」と約束しています。団体交渉における組合との確認事項は他のどんな取り決めよりも重いものです。これを無視することは2重3重に不当労働行為を重ねるものです。
 第三に、不当労働行為は憲法に規定された「団結権」を否定・破壊する企業犯罪です。未払い賃金を支払えという行政命令が出たにもかかわらずそれに従わないということは、憲法に違反する行為です。

会社は悪あがきをやめろ!

10月29日、広島連帯ユニオンは労働委員会命令の即時履行を求めて会社側と団体交渉を行いました。会社側は桐木社長本人が出席しているにもかかわらず代理人である日野弁護士の欠席を理由に、全くまともな回答をしませんでした。桐木社長は、取消訴訟を起こした理由も、団交での確認事項を破ることについての会社側の見解さえも答えることができませんでした。ふざけるのもいい加減にしろ!
 山陽測器資本は、ユニオンの団結と闘いに追い詰められて、このような悪あがきをしていますが、ますます墓穴を掘るだけです。地域のすべての労働者がこの闘いに注目しています。未払い賃金を全面的に支払わせるまでユニオンは徹底的に闘います。
 職場と地域の働く仲間の皆さんのご支援をぜひよろしくお願い致します。 そして一緒に組合に入って闘いましょう!

M組合員のアピール

会社側は命令が出たら支払いますといったにもかかわらず取り消し訴訟を起こして支払いを回避しようとしています。支払うと言い切ったからには経営者として責任を取るべきです。だたちに賃金カット分を支払うべきです。

2015/11/01

11・1全国労働者総決起集会に参加


11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で11.1全国労働者総決起集会が開催され、5700人が集まりました。
■私たちはストライキで闘う!■闘う労働組合を全国の職場に!■世界の労働者と連帯し、戦争と民営化の安倍政権を倒そう!
国鉄1047名解雇撤回! 外注化阻止! 動労総連合を全国に! 戦争法を許すな! 総非正規職化攻撃粉砕! 被曝労働拒否・全原発を廃炉に! 

司会は広島連帯ユニオンの矢田副委員長(高陽第一診療所労組書記長)と動労千葉の
関道利副委員長。動労総連合と合同労組が集会を牽引!

私たちはストライキで闘う


関西生コン支部武谷書記次長に続いて、動労千葉、動労水戸からストライキ報告。ストライキで闘う労働組合の力で安倍たおせ!

闘う労働組合を全国の職場に


呼びかけ労組から、港合同の中村吉政委員長と動労千葉の田中康宏委員長があいさつ。

特別報告

許すな改憲大行動!の鈴木達夫さん。ゼネストのうてる労働組合を!労働者の政党を!力ある政治勢力の登場が求められている!来年の参院選立候補を表明されました。

連帯のあいさつ


三里塚の市東孝雄さん、星野暁子さん、福島共同診療所建設委員会の佐藤幸子さん、百万人署名運動の西川重則さん、沖縄から冨田晋さん

国際連帯の訴え


韓国から民主労総ソウル地域本部事務処長のソン・ホジュンさん、ドイツから機関士労組ベルリンとし鉄道支部のクルト・シュナイダーさん、トルコから国際労働者連帯協会が発言。どこも労働者解放の闘いと戦争絶対反対を一体で闘っているのに感動!
 クルト・シュナイダーさんらドイツからの仲間は広島も訪問される。

動労総連合を全国へ

解雇撤回・JR復帰へ向けたアピールにつづいて、全国の動労総連合の仲間が登壇。動労西日本から岡崎執行委員が広島印刷事業所廃止攻撃と絶対反対で闘うと鮮烈にアピール。

各産別からの闘いの報告では、東京北部ユニオンアミーユ支部、群馬合同労組中央タクシー分会、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会など、合同一般労組全国協の仲間も次々発言しました。
 動労千葉と動労水戸の青年部、そして全学連が、元気いっぱいに決意表明し、
 団結がんばろうは愛媛県職労の宇都宮委員長、伊方原発再稼働に対して被曝労働絶対反対で闘う決意もあわせて表明されました。インターナショナルを動労西日本大江委員長のリードで斉唱し、集会を締めくくりました。
 集会後は銀座デモへ!広島連帯ユニオン青年部が先頭で牽引!