2017/03/31

岡山大メディカルセンター構想撤回!3.31集会に参加


331日正午から、岡山大学病院・医学部構内において「岡山大学メディカルセンター構想撤回! 民営化・外注化絶対反対! 非正規職制度をなくせ! 3.31集会・デモ」の行動に参加しました。医学部職組の仲間を先頭に、動労西日本、自治労倉敷など地域の仲間、中四国各地、関西からも総勢35名が参加し、医学部職組の矢田範夫さんが、メディカルセンター4月強行を阻止した闘いの経過と今後の方針を提起しました。
 20143月、産業競争力会議で岡山大学長はメディカルセンター構想を提案。大学病院を大学本体から分離し持ち株会社組織を設立、日赤など5病院と経営統合し、その傘下に市中の医療機関、介護・福祉事業所を引き入れようというものでした。崩壊する新自由主義の乗り切り策として医療・福祉を「命よりカネ」の姿に作り変えるものであり、そのために労働者の全員解雇・総非正規化を狙うものです。
矢田さんたち、「UNITE編集委員」の仲間は、岡山大学職員組合の執行部が、このメディカルセンター構想や、非正規職の雇いどめに対して全く闘わない中、労働者の団結、労働者の誇りと共同性を奪い返す闘いを呼びかけて、絶対反対の立場で3年間闘ってきました。そしてこの3月、学長は公開質問状に対して「6病院統合は現時点では想定していない」と公式に回答せざるを得ないまでに追いつめられたのです。医師派遣を通じて影響力を行使できる大学病院を先兵に基幹病院を統合し、そのもとで病院、介護・福祉事業所を再編・淘汰する攻撃の突破口であった「岡山大学方式」を、出発点で破綻させたのです。
さらに、労働契約法による20183月の「5年上限」の満期到来を1年後に控えて、「5年超えの雇用延長を認める」という方針を出すところまで、追い詰めています。
 
 岡山大学の非正規職の仲間、病院外郭団体で働く仲間、動労西日本山田書記長、自治労倉敷に続き、広島連帯ユニオンから、広大生協労組の一貫田委員長、医療職場として、高陽第一診療所労組の私からともに闘うアピールを行いました。医療・福祉産別の徳島医療福祉労組、高槻医療福祉労組、八尾北病院労組など発言がありました。そして降りしきる雨をものともせず構内を練り歩き、岡山市役所前から商店街を経由して再び大学病院正門までのデモ行進をやり抜きました。大学病院・医学部の昼休みの労働者・学生、病院近辺の地域住民・患者さんも、ビラを受け取り、圧倒的な注目でした。
 絶対反対で闘う仲間が、岡山大学職員組合の組織化、執行部権力を取りに行く大きなたたかいになったと感じました。 


2017/03/30

今月も山陽測器社前闘争、Yさんの労災認定を!

桐木司部長と会社は責任を取れ!
技術部Yさんの労災認定を!

 技術部のYさんは昨年夏、桐木司部長によるパワハラで緊急入院を余儀なくされました。Yさんはそのまま休職をすることになり、現在も回復にむけて治療を続けています。一家の大黒柱が休職ということになり、治療費も必要であり当然収入が大幅に減るという事態になりました。しかし、桐木司部長は責任を取るどころか、労災申請を行なったYさんの奥さんに対してつらい対応を続けています。とても許せることではありません。
 今回の桐木司部長によるパワハラは社長室で繰り返し行なわれました。「辞表を出せ」と辞表まで出させたのです。会社は社長室で繰り返し行なわれたことを知っていたにもかかわらず、「兄弟喧嘩」だとして桐木司部長による不法行為を黙認してきたのです。
 当然、会社にも責任があります。会社は責任を取らなければなりません。しかし、会社も桐木司部長も責任を全くとらないので、労災申請を行い労災の認定をめざしています。
 Mさんの解雇について広島県労働委員会は全面的に会社側の解雇が正当という主張を全面的に退けました。労働委員会では「会社が作成したMさんの『 ミス報告書』は解雇のための証拠集め」、「桐木司部長のMさんに対する『死ね』発言は、組合嫌悪の表われ」、「Mさんの『解雇か配転を要求』した署名も不当労働行為の意志」、「Mさんを即日解雇したのも不当労行為」と認められました。会社は広島県労働委員会命令に従い直ちにMさんの職場復帰を認めなればなりません。
 ビラ撒きを終えて職場復帰したM組合員に、桐木司部長は皆の前で「死ね」という発言をしました。しかし、会社はこの桐木司部長の発言を「ひとりごと」を言っただけと開き直りました。この「死ね」発言とYさんの問題は会社の体質を良く表わしています。不当なことを許さず、広島連帯ユニオンと共に闘おう! 

2017/03/29

「介護職員の虐待」報道は許せない、介護施設へ情宣

3月29日、介護施設「山まゆ」でニュースを配布

怒り!!「介護職員の虐待」報道は許せない

竹川さんの事件を広島市が介護事業所指導資料に記載しています。許せないことに、広島市に責任は全くないかのように介護放棄の虐待事例としています。他にも虐待事例を並べ立てて、全て介護労働者の責任にしています。介護現場に全て責任を押し付けることで、何も解決しません。3月22日の面会では、竹川さんだけのことではなく、介護施設、介護現場、保育所でも、現場で働くみんなの問題だと話し合いました。
 朝日新聞も竹川さんの事件を虐待の例として報道しています。広島市に続いて許せない事態です。断固、抗議するものです。
 竹川さんの控訴審で私たちが訴えたのは、介護を「良くする」ことを考えたら、この事件を一人の問題として終わらせてはいけないということでした。事件の根本に介護制度の破綻があることを見ようとしない結果が、全国の介護現場への「虐待防止」という掛け声での締め付けです。団結してたたかいましょう!

竹川さんの事件を虐待の事例と報じる中国新聞(2017.3.22)

2017/03/26

安芸太田町議会選挙で大江厚子さんが大勝利!

安芸太田町議会選挙で、婦民全国協広島支部・NAZENヒロシマの大江厚子さんが、勝利し当選をかちとりました!広島連帯ユニオンも組合として推薦しました。地元の加計地域在住の三菱広機分会の斉藤さんを先頭にユニオンも共に闘いました。

 「選択と集中」「地方切り捨て」と闘う国鉄闘争全国運動にとって、一地方の町議会選挙での勝利にとどまらない、大勝利を切り開いたと確信しています。7月の東京都議選の勝利にむけた突破口となったと思います。
 婦民新聞の読書会から始まって、動労千葉物販で国鉄1047名解雇撤回闘争の当該である協販部の高石さんが訪問して、不屈の国鉄闘争と出会い、以後毎回の物販の際の高石さんとの交流を通じて「あきらめずに闘うこと」「不屈に闘えば勝てる」ということを学んだ地域の仲間の団結が引き出した大勝利です。
 学校統廃合という地方切り捨てと真っ向から闘い抜いている仲間が大江厚子さんを軸に団結をつくり出して闘いの 一切を担い勝利しました。婦民をはじめとした闘う仲間の支援、沖縄の宮城盛光北中城村議、動労総連合をはじめとした労組の仲間の激励など、全国の闘う仲間の団結の勝利です。ありがとうございました。


2017/03/23

環保協は非正規労働者を解雇するな!


環保協は非正規労働者の解雇をするな!

 広島県環境保健協会(環保協)で働く労働者のみなさん! 地域の働く仲間の皆さん! 私たちは地域合同労働組合・広島連帯ユニオンです。
 私たちの組合員であり、環保協の準職員であるF組合員に対して、環保協当局は3月27日現在に至るまでいまだに来年度の雇用更新の手続を行なっていません。
 安倍政権の働き方改革の一環として、今年度から来年度にかけて多くの職場において非正規労働者の解雇が狙われています。2013年改定労働契約法の5年ルール(有期雇用労働者が5年継続して働いたら無期雇用に転換する権利が発生)を逆手に取って5年で雇い止めにする攻撃です。5年目の2018年3月末が社会的焦点になっています。
 ユニオンはF組合員を含む準職員などの非正規労働者への解雇を許さないために環保協当局に団体交渉を申し入れました。
 本日18時30分から環保協本部にて団体交渉を行います。

 そもそも、 何年も誇りと責任感を持って働いている労働者を低賃金、不安定な非正規雇用で働かせ続けること自体が間違っています。
 環保協当局は非正規労働者の雇い止め解雇をするな! 非正規雇用制度を廃止し、希望する全員を正規職にせよ!
 職場で解雇、パワハラ、退職強要などあっていませんか? ユニオンに加入し一緒に闘いましょう!

3月23日、環保協当局に要求書を提出しました

要求書
F 組合員を含む全ての準職員、パート労働者の雇い止め解雇を行なうな。
準職員制度を含む全ての非正規雇用制度を撤廃し、希望者全員を正規職として採用せよ。

2017/03/14

広大非正規140名の解雇絶対反対!


2548人全員を正規労働者にせよ!
 広大非正規140名の解雇絶対反対!
  非正規労働者解雇絶対阻止!
広島連帯ユニオンに加入し、絶対反対で解雇を阻止しよう! 


 広大当局は、来年3月31日をもって約140人の非正規労働者(契約職員)を解雇しようとしています。「契約期間上限」を口実にした首切りです。さらに、これを皮切りとして「契約上限付き」とされる約540人の非正規労働者全員、さらには、大学で働く2548人もの非正規労働者全員を様々な口実で解雇しようとしています。こんな労働者の使い捨てを許してはなりません。
 広島大学のみならず、全国すべての職場で、来年4月から一斉に非正規労働者の解雇が強行されようとしています。「有期雇用」とされる労働者1500万人を、5年ごとに働く場所を求めてさまよわなければならない状況に叩きこみ、あるいは「無期雇用」への転換と称してそのままの悪条件で働く「生涯非正規」へと突き落としていくのが安倍政権の「働き方改革」の正体です。それを広大で率先して行うというのです。
 運営費の交付金削減で、労働者の大量解雇と大企業への奉仕と軍事研究へと駆り立てようとする安部政権の新自由主義政策に、そのまま乗っかろうとする広大のあり方を、根底から覆さなければなりません。改憲と日米首脳会談で朝鮮侵略戦争・核戦争へと公然と突き進もうとする安部政権を打倒する闘いを大学からこそ開始しましょう。
 東北大学でも非正規労働者3243人に、来年3月31日の解雇が通告されています。学生、教職員からの怒りの追及に、逆に大学側は、「業務限定正社員」への登用などと、実際は業務がなくなったことにすればいつでも解雇可能な「名ばかり正規職」への選別採用をちらつかせ、労働者の競争をあおり、分断しようとしています。広大当局も追い詰められて、早晩このような制度を持ち出してくるに違いありません。
 労働者の要求は、あくまで解雇絶対反対、非正規雇用撤廃です。広大で働くすべての正規、非正規の労働者、あらゆる職種の労働者、そして学生が団結し、絶対反対で闘えば阻止することができます。ストライキで闘う広大生協労組、動労西日本とともに、解雇絶対阻止で団結し闘いましょう。

2017/03/11

機関紙『連帯』No.275を発行


機関紙『連帯』No.275(2017年3月11日発行)を発行しました。

2017/03/08

広島郵便局の開局は極限的な人減らし・合理化だ!|郵政支部


広島郵便局(地域区分局)の開局は極限的な人減らし・合理化だ!ひとりで悩まず相談を!


大量の雇止=解雇を許すな!

 4月10日に広島で新地域区分局が開局され、郵便番号73で始まる郵便・小包など全ての区分が行なわれます。大合理化であるにもかかわらず、移行後のことは全く説明されていません。「自分の仕事はこれからどうなるのだろう」と全員不安でいっぱいです。
 新局は山の上です。交通手段もままなりません。泣く泣く辞めざるを得ないという人も出ています。今の局は、少人数となり不規則・過重労働になるのは間違いありません。新局の開局で大量の雇止=解雇が出ます。不当な解雇・退職強要には応じることなく、広島連帯ユニオンに相談してください。ひとりで悩まず相談を!

金もうけが全て、JP労組が先兵に

 郵便事業の極限的な人件費の削減が狙いです。立林常務は「郵便・物流のネットワークの再編により、内務の人件費を落とす。業務量の増に対しては、地域限定的な一般職、正社員ではあるけれど給与水準を抑えたので今までより賃金をかなり抑えられる。人件費の伸びをコントロールしていきたい」と述べています。JP労組は2018年の無期雇用転換をスキル評価でふるいにかけて雇い止めにする協約を結びました。JP労組は、会社の先兵なのです。

ストライキで闘おう!

 安倍の進める労働法改悪=「働き方改革」は、破産した新自由主義の矛盾を全て労働者に押し付けて資本だけが生き延びようとするものです。アメリカでは、トランプの登場に対して、労働者が百万人の規模でストライキやデモに立ち上がっています。韓国では、労働者のゼネストでパククネ打倒に向かっています。労働者を食わせられない・生きさせられない新自由主義は、労働者の決起で打倒する以外にありません。3月ダイヤ改悪反対でストライキに立ち上がる動労千葉・動労西日本の闘いに続く、郵便労働者の総決起を作り出そう。
大量の雇止=解雇を許すな!

2017/03/05

『竹川さんを支援する会ニュース』No.7を発行

竹川さんを支援する会ニュース』No.7(2017年3月5日)を発行しました。

3.5国際婦人デー広島行動、韓国テグから来広



 3.5国際婦人デー広島行動を、婦人民主クラブ全国協議会広島支部と広島連帯ユニオンの共催で開催しました。韓国・テグから2人の女性同志を招いて福島町で集会を行い、終了後は市内デモに打って出ました。民衆行動の崔善姫(チェソンヒ)さん、城西工団労働組合委員長の金喜貞(キムヒジョン)さんのアピールを紹介します。

崔善姫(チェソンヒ)さんのアピール

 こんにちは。民衆行動の崔善姫(チェソンヒ)です。広島に招待してくださってありがとうございます。
 資本主義の下では、女性の労働は二重の搾取を受けています。
 資本主義が高度化し、経済は着実に成長しているが、資本の不況とともに賃金は足踏み状態です。家内労働、不払い労働を担っていた女性が、もはや男性労働者の賃金では暮らしていけないと、賃金労働者に進出するようになりました。いわゆる「共働き夫婦」という名の家族賃金経済に変化しているのです。家族賃金経済の形態は女性に賃金だけではなく、再生産の役割もともに要求します。ある少数の女性を除いて大部分の女性は低賃金と不安定労働に進出しました。女性労働者は自分が賃金労働者として生きていきますが、家内労働、子育てについても自分の役割と規定しています。女性労働者は家父長と資本により二重に搾取されています。

 韓国では98年のIMF危機を経験しながら新自由主義が本格的に導入され、現在、労働の柔軟性は極みに達しています。ここで女性労働者の賃金労働市場への進出と系統を同じくしています。このような状況で女性労働者の組織率は5.6%の水準です。新自由主義の雇用の柔軟化は、仕事と家庭の両立ができるという見事な言葉に包まれていますが、女性労働者の労働条件の悪化、全体の労働市場の劣悪化に表れています。すでに韓国の非正規職の比率は50%を超えました。女性の賃労働への進出が家父長の抑圧から解放するのではなく、資本の搾取構造に行く道です。資本のこのような搾取構造を壊さなければなりません。さらに家事や不払い労働について女性の役割だという認識も壊さなければなりません。

 2015年12月28日、日本政府と韓国政府は慰安婦問題について合意し、日本政府が10億円を韓国に与えてもはやこの問題について論議しないと言いました。ここで日本政府は、戦争犯罪である慰安婦についてのいかなる謝罪もしませんでした。日本は韓国の日本領事館前の「少女像」を撤去することを望んでいます。「少女像」は戦争がどれほど残忍だったかを示してくれています。戦争犯罪を認めない日本は「少女像」が不便です。しかし不便であり続けなければなりません。それで戦争がどれほど悪いことか忘れずにいられるのです。韓国政府は北朝鮮の核を理由に韓国の国防を強調し、サードを配備しています。日本の安倍政府は韓国との葛藤を理由に軍事力強化を強調しています。アメリカは東北アジアの戦略基地として韓国と日本をそそのかしています。私たち民衆は戦争に反対し、誰かの政治的立場のために平和が脅かされることを拒否します。韓国の慰安婦問題は、日本の戦争犯罪として明らかに処罰されなければならず、もはや戦争は認められないと言わなければなりません。


金喜貞(キムヒジョン)さんのアピール

こんにちは。城西工団労働組合委員長の金喜貞(キムヒジョン)です。同志たちにトゥジェンで挨拶させていただきます。トゥジェン!
 昨年8.6ヒロシマ大行動で多くの同志たちに初めてお会いしましたが、このように1年ぶりにまたお会いしてとても嬉しいです。招待してくださった広島連帯ユニオン、婦人民主クラブの同志の皆さんに感謝いたします。

 アメリカのドナルド・トランプ、日本の安倍政権と同じ船に乗りましたが、彼らに名刺も出すことができない人が韓国にいます。まさに朴槿恵大統領です。去る4年間、韓国人はこの大統領によってまるで映画の中の一場面のように暮しています。2015年、「ベテランとインサイダー」という映画が1000万人を超える観客数を動員して大ヒットしました。政府と資本家、検察、マスコミが金(資本)を中心に利害関係を結んでいくというもので、結局最後に悪者が処罰されて善良な人は幸せになるという内容です。
 映画みたいなことでしたが、2年後、韓国の人々はそれが映画ではなかったということを知りました。もう3年前です。セウォル号304人の国民が海で死闘を繰り広げていたとき、大統領はヘアスタイルに悩んで胎盤注射を打ちながら美貌を作っていました。国民の命を生かすためのどのような措置も行いませんでした。あの時すでに多くの人々が大統領に失望しましたが、彼女の支持率は40%を維持しました。活動家は大いに絶望しましたが宣伝戦、集会を止めなかったし遺族も365日闘いました。
 しかし、304人の死は、セウォル号は始まりに過ぎませんでした。朴槿恵が大統領になる前から一緒に生活して来た崔順実を始めとした側近が、大統領の代わりをして政府政策に介入し、政府の国務会議を含めた各種の大きな事柄に影響力を行使しましたし、財団法人ミルとKスポーツを設立して三星とロッテなど大企業から数百、数千億ウォン以上の賄賂をもらいました。国民の家計借金が1300兆ウォンを超え、一日に40人が自殺をして、一日に7人が散財で死んでいく大韓民国で大統領と政治家たち、資本家にとって重要なことは国民の生命ではなかったのです。どうすればもっと多く金儲けできるか。これだけが重要でした。

 このようにして作られたのがすぐ、鉄道と医療など公共部門の民営化と成果退出制(低成果者解雇)です。労動者派遣法の許容職種をもっと拡大して、非正規職を一般化して、全国教職員労組を法外労組にしました。民主労総を破壊するために労働法改悪を寄せつけてアメリカと日本が望むとおり星州にサードを配備させました。国定教科書を作って高木正雄と呼ばれる自分の父親、まさに朴正煕大統領を神格化して日本の韓国支配を正当化しようとしました。話に聞いていた政経癒着!このすべてがすぐ崔順実のタブレットPCで明かされる瞬間、韓国人は皆怒りに包まれたし朴槿恵の支持率はあっという間に6%以下に落ちました。
 どうですか?同志たち!日本にもこんなことがあったのですか?変えなければならないものが単純に法と制度ではなく政権と資本、そして資本主義自体という事実!私はあまりにも鮮明に見えました。

 昨年11月からすぐ昨日3月4日まで朴槿恵大統領拘束を要求する19回目の時局大会、蝋燭集会がありました。百万名以上が参加した集会も数回ありました。日本の同志は、どうやって韓国労働者民衆はあのようにたくさん集まることができるのか気になって、その方法を教えてくれとおっしゃいます。私もよく分からないです。しかし、明らかなことはその間労働者と民衆の血の涙や闘いがあったから可能であったということです。朴槿恵が当選した直後、これ以上希望を見られないと10人を超える闘う労働者が自決を選択しました。雇用者側の弾圧が恐ろしかったのではなく民主労組を立ち去る仲間をこれ以上見られなかったのです。
 右派と呼ぶことができる朴槿恵の当選は、韓国の政治圏で左派と呼ばれる民主党政権10年の間の実情によって反対給付として誕生したのです。民主党政権は1997年にIMFを理由に整理解雇制を取り入れて非正規職法を作り、韓米FTA、労働組合に損害賠償請求、イラク派兵など経済危機のすべての責任を労働者民衆に擦りつけました。その期間に30人余りの労働組合の烈士が発生しました。その頃民主党は–もはや死で抵抗した時代は終わった-と烈士の名誉を汚して民主労組に無条件降伏を要求しました。現在与党であったし当時は野党だったセヌリ党は民主党の政策に賛成したが、野党であったから漁夫の利で大統領を当選させることができました。
 セヌリ党の大統領当選は民主労組運動を破壊しようとする資本家に羽をつけてくれました。金(資本)でできないことがないのが資本主義で、特に右派政権であるからもっと可能なことでした。労務法人である「創造コンサルティング」は、労組を破壊してくれると大っぴらに宣伝しました。私設警備会社「コンテクトス」は、機動隊のような準備をしてストライキ現場にいつでも駆け付けると宣伝しました。この二つのグループに金を出した資本家と労働部、検察、警察、会社がグルになって数十の民主労組を壊しました。損害賠償を請求してこれ以上民主労組に加入する労働者もいないようにしました。拘束された労働者、首になった労働者はそれが皆、総資本(政権と資本家)たちの共同作品であることを知って、8年が過ぎる今まで原職復帰と民主労組を守るために闘っています。日本でも30年以上闘っている動労千葉の解雇労働者がいることで分かっています。むしろ韓国の労働者である私は昨年その同志たちに会ってあまりにもたくさん学びました。

 世の中を変えるという闘いをする人に年齢は重要ではないということです。整理解雇撤廃を要求して闘う双竜自動車の労働者。9人の解雇者を諦めずに法外労組になった全国教職員労働組合。裁判所によって2番目に正規職転換判決を受けたが、私一人だけ正規職にならない!現代自動車すべての非正規職を正規職化せよと闘う現代自動車の非正規職労働者。本当に言葉で言い表せない労働者と労働組合の闘いがあったから現在の労働者民衆の団結が可能であると思います。
 また、施設から抜け出して地域で一緒に生活することを要求して全国障がい者の同志たちがソウル光化門地下鉄の駅で闘争してから1500日が過ぎました。彼ら彼女らは這いつくばって漢江大橋を渡って、時には玉砕闘争も繰り広げて、野宿での籠城もものともしないです。韓国で一番力強い集会隊伍と言えば彼ら彼女らを漏らすことはできません。私たちはいつもこの同志たちに学んでいます。
 2015年11月、民衆総決起に参加したため警察が撃った放水銃に当たって亡くなったペクナムギ農民、彼の叫んだ掛け声は米価21万ウォンという大統領選挙公約の履行でした。朴槿恵ゲートが発表された日、あいにく彼の遺体解剖が予告されたがゲートによって阻むことができました。しかし彼を殺した警察は誰も処罰されなかったです。むしろ昇進したし、名誉だと言わんばかりに引退しました。全国農民会ではペクナムギ農民の葬儀をしながら、葬儀が終りではなく農民の生存権を守るための闘いの開始!責任者を処罰するために最後まで闘争することを決意しました。この農民隊伍も「町の政治」の重要な隊伍です。
 同志たちもよくご存じの民主労総ハンサンギュン委員長、拘束されてから1年が過ぎています。ペクナムギ農民と同じ日に同じ場所で、今、労働者民衆の闘いより1年先に闘ったことが理由でした。ハンサンギュンは民主労総委員長というだけではなく1500万労働者皆の委員長であるから、彼を監獄から救い出すことは韓国の労働者皆の任務です。

 昨年11月から始まった民衆総決起と19回にわたる蝋燭の闘いを「町の政治」、「広場の政治」と呼びたいです。不可能のようであった朴槿恵政権が崩壊直前に至って、労働者数百人を死に至らせてからも大丈夫であった三星電子・李在ヨン副会長も拘束されたし闘争していた労働組合も一つ二つ、解決の糸口を見出しています。「町の政治」、「広場の政治」はまさに労働者民衆の終わりのない闘いの結果で、諦めずに闘うときだけがいつかその姿を現わすと思います。

 その町でもいくつか争点が作られています。何点かだけ申し上げたいです。
 一番目は手続き的な民主主義はあるが本当の民主主義は何なのかについてです。朴槿恵が大統領として問題が多いから一日も早く退陣して拘束されることは必要です。しかし朴槿恵だけ退いたといって変わることはないです。すでに民主党政権を経験したからです。本当の民主主義は労働の価値がまともに見返りを受けるのです。障がい者の移動の権利と生存権が保障されるのです。農民が安定した生活を保障されるのです。これが本当の民主主義ではないですか?
 二番目は非暴力についてです。ペクナムギ農民が警察暴力によって犠牲となったのに、警察のバスに花をさして抱擁する人々が多いです。警察に悪口を言う人々がむしろ偽装活動家だと誤解を受けたりします。闘わなければならない時も避けます。これが本当の平和でしょうか?
 三番目は労働、労働者、労働組合についてです。分断された国であるから可能な話です。労働組合が従北、親北朝鮮の共産主義者というイデオロギーが幼い頃から根深く差し込まれているから、町で労働組合の話を聞くことを不便だという人々がいます。頭の中にある思想のため監獄へ行った人々も多いです。どのように乗り越えなければならないでしょうか。
 四番目は朴槿恵でさえなければよいのかという考えです。予想どおりなら今年5月に大統領選挙があります。朴槿恵さえいなければよいのではなく、新自由主義に対する反対、資本主義に対する反対を確かにする人が大統領でなければなりません。そうではありませんか?

 最後に私が差し上げたい話は、たくさん集まることも重要であるが、本当に重要なことは数字が少ないとしても最後まで闘争するという精神だと思います。日本の動労千葉の同志たちの闘いと広島連帯ユニオンの同志たちの闘いを学んで、昨年城西工団労働組合の4人の労働者が長期間ストライキ闘争をしました。工場閉業によって整理解雇があったが皆復職したし、2人の新規組合員も生まれました。この闘いのため、資本家に城西工団労働組合はいい加減に扱ってはいけない労組という考えを持たせました。これがまさに労働者のもっと大きな力ではないでしょうか?

 同志たち、何日が経てば3.8国際婦人デーです。労働者の中で女性は賃金と雇用などで差別を受けています。しかしその差別は労働解放の社会、新しい社会で100%解決されると思います。「親を恨め!金も実力だ」と話す資本の世襲にけりをつけて労働者民衆が主人となる社会に向けて一緒に進軍しましょう。

トゥジェン!

翻訳のpdfファイルをダウンロード
https://drive.google.com/open?id=0B0ivVDwHFxddc0FJbDltWUNhaTA
原文のpdfファイルをダウンロード
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2017/03/01

広大生協理事会は労災の責任をとれ!ストライキで闘います!


 3月1日、広大生協労組は「生協理事会は労災の責任をとれ!」「労働強化・低賃金・差別分断の中四事業連合方式絶対反対!をかかげてストライキにたちあがりました。

12時45分から東千田キャンパスで壹貫田委員長がスト突入

13時15分から霞キャンパスで谷口書記長がスト突入
霞食堂のフロアに横断幕をひろげて働く仲間や食事中の学生教職員の皆さんにビラ入れ

15時15分から東広島キャンパスで徳丸執行委員がスト突入
生協事務所前(専務理事デスクの前=一番上の写真)で集会の後各職場にビラ入れ

ストライキ決行中のゼッケンを着けて、各職場にビラ入れ

 動労西日本の3・2スト、城西工団労組を招いての3・5国際婦人デー広島行動と一体で、労災闘争を反合理化=職場の安全闘争として闘う戦闘宣言となりました。合理化攻撃は同時に、最低賃金ギリギリの低賃金攻撃、嘱託制度を使った差別分断攻撃として現れています。すべての怒りをひとつにして、国鉄闘争とともに非正規職撤廃を闘いぬきます!

★  ★  ★

広大生協労働組合機関紙『団結』No.241
2017年3月1日

理事会は労災の責任をとれ! 
労働強化・低賃金・差別分断の中四事業連合方式絶対反対!
ストライキで闘います!! 

執行委員長 壹貫田康博


 本日3月1日、広大生協労働組合は労働災害が起きるような職場を根本から変えるためにストライキに立ち上がります。
 生協食堂に中四国事業連合方式が導入されて以来、私たちは絶対反対をかかげて闘ってきました。コックの仕事と誇りを奪い、パート労働者への労働強化・短時間パート化をすすめる攻撃と闘ってきました。事業連合方式が導入された食堂からは、例外なく「1.5 倍いそがしくなった」という声があがり、多くの仲間が体を壊して職場を去っていきました。この悔しさを絶対に忘れることはできません。そして、今も多くの仲間が痛みに耐えながら働いています。これはすべて生協理事会の責任です。
 事業連合方式がもたらしたのは、最低賃金ギリギリの低賃金、体を壊して使い捨てにされるような労働強化、嘱託制度を使った差別分断ではありませんか。「協同」を名に持つ職場にはありえないことです。こんな職場は労働組合の力で絶対に変える!本日のストライキはそのための決定的な第一歩です。
 JRの労働組合=動労総連合は、3・4ダイヤ改定に対して全国で統一行動に立ち上がっています。明日3月2日には、動労西日本が五日市駅でストライキに立ち上がります。国鉄分割・民営化で労働組合解体攻撃が吹き荒れ、その結果鉄道の安全は破壊され、あらゆる職場で非正規職化が進みました。それなのにJRはもうけのために鉄道をまるごと外注化しようとしています。私たちの職場で起きていることと全く同じではありませんか。分割・民営化以来30 年もの間絶対反対で闘ってきた労働組合の闘いと、私たちのストライキは限りなく一体です。
 先日、立川と御坊の学校給食施設で1000人を超えるような集団食中毒が起きました。決して他人事ではありません。霞食堂では洗浄室が出食数に追いつかず、現場から「なんとかしろ」という怒りの声があがっています。洗浄室は「食の安全の要」です。それなのに理事会は安全を無視してもうけを優先しているではありませんか。労働者は必死で職場をまわし、1.5 倍忙しい職場がますます過重労働になり、その結果労働災害が起きているというのにです。「手が痛いと言っているのは谷口さんだけ」とはなんという言い草でしょうか。私たちはこの現実と徹底対決していきます。
 私壹貫田は昨日定年を迎え、本日から嘱託職員として引き続きこの職場で闘います。本日のストライキは、労災で体を壊しておいて生きていけないような低賃金でがまんしろという理事会に対する戦闘宣言です。理事会が「必要とする」者だけが特別扱いされるような嘱託制度なんかやめてしまえという声まであがっています。嘱託雇用延長も希望者全員に!
 あらゆる職場が多忙化と低賃金化で労働者が使い捨てにされています。そのうえ評価や非正規職化でバラバラにされ、もともと共同することで生きてきたはずの人間らしさそのものが破壊されています。その非正規職が労働組合に団結したら、絶対にすべての労働者をひとつにできます。
 安倍とトランプは、日米共同宣言で「核及び通常戦力のあらゆる軍事力を使う」と言って核戦争までやろうとしています。ひとにぎりの資本家の利益のために労働者同士を戦争で殺しあいをさせられるのと、労働者同士を競争させてもうけに走る職場の現実はどこがちがうのか。本日のストライキは決して小さな闘いではありません。パククネ打倒で立ち上がっている韓国の仲間と連帯するストライキです。日本中、世界中の同じように苦闘する労働者と結びつき、人間らしさを取り戻すためのストライキです。団結しよう!

ストライキ宣言

書記長:谷口恭子(霞ヴィオラダイニング)

 私谷口は本日、ストライキに入ります。
 労災続発の生協食堂、金もうけのためには労働者は使いつぶして当然という理事会のやり方は本当に許せません。もうがまんの限界です。怒りの声をあげましょう。そのためのストライキです。労働者は団結しましょう。労働組合に団結して職場をかえていきましょう。労働組合はその先頭で闘います。
 労災が多発する食堂、狭い厨房、矛盾だらけの洗浄室、4 時間半の勤務後は、激しいスポーツをしたかのように、ヘトヘトで息が上がる職場。本当に「やってられない」と皆思っています。常に最低賃金すれすれ、理事会も無責任、現場責任者も無責任、結局パート労働者が、職場を回すことに責任をとらされています。
 多くの仲間が「持ち帰りサービス残業は本当に嫌」あるいは「手が痛い」と短期間で辞めていきました。こうした職場を変えたいと思います。労働者が生きていけない現実。働けば働くほど命( 身体) が削られていく現実はどう考えてもまちがっています。
 広大生協から、自分の職場から社会を変えていく、闘う団結を作り出していきましょう。労働組合に入って一緒に闘いましょう。