2017/03/31

岡山大メディカルセンター構想撤回!3.31集会に参加


331日正午から、岡山大学病院・医学部構内において「岡山大学メディカルセンター構想撤回! 民営化・外注化絶対反対! 非正規職制度をなくせ! 3.31集会・デモ」の行動に参加しました。医学部職組の仲間を先頭に、動労西日本、自治労倉敷など地域の仲間、中四国各地、関西からも総勢35名が参加し、医学部職組の矢田範夫さんが、メディカルセンター4月強行を阻止した闘いの経過と今後の方針を提起しました。
 20143月、産業競争力会議で岡山大学長はメディカルセンター構想を提案。大学病院を大学本体から分離し持ち株会社組織を設立、日赤など5病院と経営統合し、その傘下に市中の医療機関、介護・福祉事業所を引き入れようというものでした。崩壊する新自由主義の乗り切り策として医療・福祉を「命よりカネ」の姿に作り変えるものであり、そのために労働者の全員解雇・総非正規化を狙うものです。
矢田さんたち、「UNITE編集委員」の仲間は、岡山大学職員組合の執行部が、このメディカルセンター構想や、非正規職の雇いどめに対して全く闘わない中、労働者の団結、労働者の誇りと共同性を奪い返す闘いを呼びかけて、絶対反対の立場で3年間闘ってきました。そしてこの3月、学長は公開質問状に対して「6病院統合は現時点では想定していない」と公式に回答せざるを得ないまでに追いつめられたのです。医師派遣を通じて影響力を行使できる大学病院を先兵に基幹病院を統合し、そのもとで病院、介護・福祉事業所を再編・淘汰する攻撃の突破口であった「岡山大学方式」を、出発点で破綻させたのです。
さらに、労働契約法による20183月の「5年上限」の満期到来を1年後に控えて、「5年超えの雇用延長を認める」という方針を出すところまで、追い詰めています。
 
 岡山大学の非正規職の仲間、病院外郭団体で働く仲間、動労西日本山田書記長、自治労倉敷に続き、広島連帯ユニオンから、広大生協労組の一貫田委員長、医療職場として、高陽第一診療所労組の私からともに闘うアピールを行いました。医療・福祉産別の徳島医療福祉労組、高槻医療福祉労組、八尾北病院労組など発言がありました。そして降りしきる雨をものともせず構内を練り歩き、岡山市役所前から商店街を経由して再び大学病院正門までのデモ行進をやり抜きました。大学病院・医学部の昼休みの労働者・学生、病院近辺の地域住民・患者さんも、ビラを受け取り、圧倒的な注目でした。
 絶対反対で闘う仲間が、岡山大学職員組合の組織化、執行部権力を取りに行く大きなたたかいになったと感じました。 


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