2009/09/10

NTT派遣切り許すな 第3弾ビラ

NTTの派遣切りを絶対に許さない!たたかう労働組合をつくろう!怒りをひとつにして、行動を起こそう!
 NTTの派遣切りを絶対に許さない。8月24日に発表されたNTT基町ビルのマンション営業部充足担当の廃止、派遣社員・契約社員の首切りを絶対に許さない。

 働くだけ働かせておいていらなくなったらポイ捨てなどとこんな不正義がまかり通ってたまるか。なにが「コスト削減」だふざけるな。絶対反対。クビ切り撤回するまでトコトンたたかうぞ。



今こそ職場にたたかう労働組合つくろう

 昨年、私はリーマンショック以後の派遣切りの嵐の中で、労働者がモノのように扱われ、首を切られ、殺されていくこの現実に怒り、そして「明日は我が身」と危機感を持ち、その中で、地域の合同労組である広島連帯ユニオンに加入し、NTT関連支部を結成しました。116での契約社員への嫌がらせ・雇い止め攻撃に対して団体交渉を通じて撤回を勝ち取るなどのたたかいを進めつつ、。職場に組合をつくろうとよびかけ、たたかってきました。

 大恐慌情勢の中でついにNTTも派遣切りを始めた。いまこそ、職場にたたかう労働組合運動をつくりだし、首切りに対して力を合わせて立ち向かうときだ!

NTTは雇用責任を取れ!

 雇用の問題について、派遣先のNTTは「君は派遣社員だから派遣元のテルウェルに言ってくれ」派遣元のテルウェルは「派遣先が仕事がないのでどうしょうもない」と言い逃ればかりだ。ふざけんな! 雇うときは「NTTグループだから安心」とかいって募集しておいて、いざ切るとなったら「会社が違うので」などといって派遣先も派遣元も誰も責任をとらない。

 同じグループ企業で同じ資本でこんなデタラメなことがあるか! 首切りをするために派遣で働かせてきたということじゃないか。不正そのものだ。

 昨年以来のトヨタやキャノンやマツダでの派遣切りもこうやって行われてきたのだ。何千何万という労働者が首を切られ、住まいを失い、ホームレスや自殺者を生み出しても、経営者どもは誰一人責任も問われない。こんなおかしな話があるか。



会社組合・御用組合幹部の支配をうちやぶろう!

 こんなおかしな話がまかり通るのは、御用組合の幹部がこれを容認しているからだ。

 NTT労組幹部の態度は絶対に許せない。今回、「社員の雇用を守るため」といって派遣切りを認めた。絶対に許されないことだ。

 一人のクビ切りも許さないのは労働組合運動のあたりまえの原則だ。それは派遣社員だろうと契約社員だろうと同じことだ。「社員の雇用を守るため」といって派遣社員の首切りを認めたら、職場の中に分断が持ち込まれる。疑心暗鬼やねたみが職場を支配することになる。会社はそれにつけこんでさらにクビ切りやリストラを進めていく。

 NTT労組はこれまでも「雇用をまもるため」といって50歳で給料3割カットなどのデタラメな合理化を容認してきた。その結果職場に分断とあきらめがひろがっているのが現実だ。責任のなすり付け合いの中で、多く契約社員や派遣社員が責任を自分だけに押し付けられていやになってやめていっている現実がある。こういう現実こそ、NTT労組の屈服が生み出したものだ。

 今回、NTT労組組合員のなかからも、相当の怒りの声が上がっている。しかし組合幹部は「もう決まったこと」といって、あきらめを強制することだけだ。

 雇用の問題は、人の生き死にのかかった問題だ。ここでたたかえなかったら労働組合として終わりだ。本当だったら全体でストライキを構えてもおかしくない問題なのだ。それをこの有様だ。絶対に許せない。


怒りをひとつの行動に

 いまこそ、職場の怒りをひとつにして、行動を起こすときだ。

 ここまでめちゃくちゃにやられて黙ってやめさせられてたまるか。派遣元・会社・組合幹部がグルになって行った「派遣切り」=首切りという犯罪行為に対して、労働者の怒りを思い知らせてやろう。

 切られた労働者だけの問題ではないことはみんなひしひしと感じている。その怒りをひとつにしよう。 すべての皆さん! 広島連帯ユニオン・NTT関連支部に加入し、正社員・非正社員問わず団結しよう。力を合わせよう。団結してクビ切り攻撃をはねかえそう!



こんな腐った社会は変えよう

 経団連と自民党はグルになってこの20年間、国鉄の20万人クビ切り・民営化を皮切りに派遣法の規制緩和など労働法をどんどん改悪し、その結果いまや3人に1人は非正規。労働者にとって将来どうなるか分からない、首を切られても文句も言えないような社会にしやがった。

 さらにそれに協力しているのが体制内労働運動だ。資本の横暴にたいしてまったくたたかおうとしない。むしろその手先になっている。NTT労組はその典型的な代表だ。 だが、労働者がいつまでも黙っていると思ったら大間違いだ。ついに労働者の怒りの爆発は自民党をぶっ倒した。一票一揆が起こったのだ。誰も民主党になんか期待していない。民主党の正体は腐った労働組合幹部どもだ。こいつらは労働者の敵だ。

 これから先の情勢を決めるのはわれわれ労働者の行動だ。この社会を動かしている労働者が力を合わせて立ち上がったとき、いまの状況を変えられる。

 韓国ではサンヨン(双竜)自動車での数千人のクビ切りに対して、数百名の労働者が「解雇は殺人」「解雇撤回」を掲げて工場を占拠し、警察や会社側の暴力職員の攻撃にも耐え抜いて、77日間もたたかい抜き、韓国全土、全世界の労働者に衝撃と深い感動を与えている。

 日本でも国鉄民営化の20万人クビ切りに対し、1047名の労働者が解雇撤回を掲げ続けて23年間たたかいぬき、100万人といわれる労働者の支援が集まっている。

 クビ切り・賃下げ・民営化の嵐の中で、全国・全世界の労働者の怒りが労働組合結成、ストライキ、御用組合幹部打倒のたたかいとなって爆発を開始している。

 そして、このたたかいをひとつに結びつけようと、「国鉄1047名解雇撤回、派遣法・非正規職撤廃、道州制粉砕」「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう」をスローガンに9月19日には広島で、11月1日には1万人めざしての大集会として東京で集会が行われる。11月の集会には韓国やアメリカなどの闘う現場労働者も参加する。

 全国・全世界のたたかいとむすびつき、ひとつになって職場でたたかうなかにこそ、この腐った社会を変える力、労働者としての未来がある。ぜひ大勢で参加しよう。

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