2015/05/29

事件の責任はA介護福祉士には一切ない!全ての責任は会社にある!

事件の責任はA介護福祉士には一切ない!全ての責任は会社にある!医療・福祉の職場に労働組合を作り、団結を取り戻そう!

5月19日、施設の2階から転落した女性を放置して死に至らしめたとしてA介護福祉士が逮捕されたという報道が一斉に行なわれた。翌日の報道ではA介護福祉士が会社にウソの報告を行なったとも報道されている。
 しかしこの事件の責任はA介護福祉士には一切ない。全ての責任は会社にある。100%不当逮捕であり絶対に許せない。
 この間、医療・福祉、介護は安倍政権の「新成長戦略」、すなわち民営化=非正規化として、新自由主義の延命策動の柱とされてきた。その結果、医療・福祉、介護の労働現場では、慢性的人員不足、極限的労働強化が行なわれてきた。とりわけ介護現場における人員不足・労働強化・低賃金・非正規職化攻撃は激しい。安倍政権の成長戦略が医療・福祉、介護の労働現場にもたらされた現実である。今回の事件は、新自由主義のこうした医療政策が起したものである。
 そもそもA介護福祉士は、毎日夜勤を強制されていて「このままでは殺される」と叫んでいたと言われている。毎日夜勤をしなければならない原因は人手不足だ。また、会社の締め付けは厳しく、ちょっとしたミスの全てが現場の労働者の責任に転嫁されてきた。文字通り尼崎事故を引き起したJRの「日勤教育」的労働現場になっていたのである。
 こうした現実は医療・福祉、介護の労働現場は全て同じである。ひとりひとりが分断され、極限状態に置かれ、何かあれば全責任が問われる。労働組合が解体され、労働者の団結が破壊された結果である。
 今こそ、職場に団結を取り戻そう。労働組合を作ろう。これが今回の弾圧に対する唯一の回答だ。

2015/05/24

5.24入管法・外登法と民族差別を撃つ関西交流集会に参加


 5月24日、大阪東成区民センターで「入管法・外登法と民族差別を撃つ関西交流集会」が開催されました。最初に2月に相次いで亡くなった高山巌さんと高秀雄(コスウン)さんを追悼して黙祷を行い、遺志をついで闘う決意を新たにしました。
 関西合同労組阪神支部の許支部長が「橋下打倒した、韓国・沖縄と連帯してゼネストを。労働者はひとつの階級、民族、国境を越えともに闘いましょう」と開会あいさつ、基調報告では、民主労総のゼネストと連帯し、民族・国籍・国境を越えた労働者の団結で世界を変えようと、戦争絶対反対!民営化・外注化・非正規職化粉砕!で資本・政権と闘う労働組合の拡大し、国際連帯を進めていくことが提起されました。
 また特別アピールで動労千葉田中委員長は、「労働者はゼネストをやる力を持っている。いよいよ本当の勝負、6・7で日本の労働者が何ができるか示そう」と、国鉄闘争全国運動6・7全国集会への3000名結集を訴えました。

 関西地区の合同労組の仲間が次々発言に立ち、続いて広島連帯ユニオンから宮原青年部長がゼネスト情勢を拠点建設で闘う決意を明らかにしました。世界中の労働者が団結してゼネストで世界を変える展望を示す、熱気のあふれる集会でした。

宮原青年部長の発言

 まず最初に、亡くなった高さん高山さんの遺志を継いで闘いたいと思います。特に、高山さんは広島連帯ユニオンが行なっている国際連帯事業に大変お世話になりました。彼の力で国際連帯が実現できているといっても過言ではありません。彼の遺志を継いで闘います。
 韓国労働者階級のゼネストは、全世界のゼネスト決起の突破口を開きました。この闘いとがっちりと連帯し、日本でもゼネストをやりましょう。その突破口は、絶対反対で闘う労働組合です。動労総連合を全国に、それと一体で合同労組の拠点建設に勝利することです。

 最大の国際連帯は、自分のところで拠点建設に勝利することです。広島連帯ユニオンはこの1〜4月、拠点建設が決定的に前進しました。草津病院支部における病棟再編絶対反対を反合理化・医療安全闘争として闘い青年指導部を作り出しました。また、高陽第一診療所労働組合は、サービス付高齢者住宅の新施設建設絶対反対・外注化絶対反対で闘い団結を守り抜いてきました。昨日開所式がありましたが介護士が集まらないため入居部分はいつ開始できるかわからず、借金の返済だけがドンドン来るアベノミクスの崩壊そのものの職場になっています。さらに、広大生協労組では、食堂の外注化・非正規職化である中四事業連合方式絶対反対の闘いを継続し、具体的に持ち帰り残業を許さない闘い、多忙化でおきる労災を追及する闘いを行なっています。私の職場でも、生きていける賃金をよこせと、労組権力に挑戦する闘いが前進しています。
 闘いはいろいろですが、全て共通していることは、外注化・非正規職化・合理化攻撃に対して絶対反対で闘っていることです。それでも資本は合理化を強行してきます。その時に外注化・非正規職化・合理化の現実と具体的にどう闘うのか、その中で組織拡大をどう実現していくのか、ここが勝負どころです。どの支部・単組も苦闘しています。しかし、この苦闘の中にゼネストを切り開く鍵が絶対にあります。そしてこの闘いは動労総連合を全国にの闘いと完全に一体です。いま、動労西日本の組織拡大と広島連帯ユニオンの拠点建設を車の両輪として闘っています。
 重要なことは、絶対反対の旗を立てて、拠点建設で闘うことです。その中で今、ユニオンに労働相談が毎日のように来るということが起きています。しかも今までと違って「労働組合を作るからユニオンに入りたい」さらには「労働組合を作ったのでユニオンに指導してほしい」という相談がよせられています。助けてくれというのではなく、「ストはどうやってやるのか」「どうすれば仲間が増やせるのか」と、自分は闘う、闘い方を教えてくれというのです。ホームページ等をみて闘っているのはどの労働組合か探して、絶対反対の畑野もとに労働者がどんどん結集してくる情勢です。まさにゼネスト情勢です。その中で新しい背年指導部建設が前進しています。ゼネストのリーダーが育っているということです。

 今進めている大邱の城西工団労組との国際連帯が決定的なところに来ています。城西工団労組は、大邱市の中の6万人が働く工業団地で活動しています。自動車や造船の二次三次下請けの中小企業で、最低賃金以下の労働条件、外国人移住労働者が多い、そこで10年にわたって地域の一般労組として闘っています。そして、民主労総全体がどう闘っていくのかを考え、闘いの方向性を示すような重要な位置を持っています。60名くらいの組織でありながら、大邱地域本部に多くの活動家を輩出しています。
 昨年の8・6ヒロシマ大行動にも来てもらい、この間ずっと交流を進めてきて、この7月に大邱で理念交流をやることになりました。それで、城西工団労組が求めてきたテーマがすごい、「①戦前資本主義論争からみた日本のマルクス主義の形成過程と、②戦後資本主義論争からみた反帝反スターリン主義を確立してきた革共同理論と実践、日本マルクス主義運動の中での位置づけ」それと「広島連帯ユニオン形成史」でやってくれというのです。それで現地の活動家を集めて理念交流をやると。ゼネストを闘う中で、マルクス主義とか時代認識で国際的に一致する、そういう団結や連帯を求めてきています。動労千葉の国際連帯が開いてきた地平があり、それと一体で国際連帯がここまで前進しています。
 そういう思想的・綱領的団結を深めながら、実践的には城西工団労組がかなり実践し組織化している外国人移住労働者の組織化について、学んでいきたいと考えています。高陽第一診療所に介護労働者が集まらないのも、私の職場で運転手が集まらないのも、賃金が安いからです。それを外国人労働者で補おうとしています。広島連帯ユニオンとしても外国人労働者の組織化を今後しっかり取り組んでいきたい。逆に城西工団労組は、労働組合があまり軸になっていない反戦闘争や反原発闘争について学びたいと言ってきています。

 最後に、6・7国鉄集会は日本階級闘争に絶対反対の旗を立てる闘いです。3000名の結集を絶対勝ち取りましょう。そして6・7から国会決戦、8・6ヒロシマを闘いましょう。今年の8・6ヒロシマは、動労水戸の被曝労働拒否の闘いが切り開いた地平に立って、職場闘争を土台にした階級的労働運動が軸となった反戦反核闘争として画期的なものにしたいと考えています。大邱からも参加します。4・24のゼネストでも、大邱は警察権力と激突して放水車が出動し全国ニュースになっています。その先頭で闘っている同志が来ます。国際連帯の決定的な闘いとして勝ち取るべく、実行委員会を開催して準備を進めています。今日から6・7へ、そして8・6へ。ともに闘いましょう。
 

2015/05/23

5.23広島狭山集会に参加

石川一雄さん不当逮捕52ヶ年糾弾!全証拠開示ー第3次再審闘争勝利!
5・23広島狭山集会に参加

 石川一雄さん不当逮捕52ヶ年糾弾!全証拠開示ー第3次再審闘争勝利!5・23広島狭山集会が、広島西地域交流センターで開催されました。
 冒頭、石川一雄さんのアピールが紹介されました。第3次再審闘争で絶対に無罪を勝ち取るという決意を表明されています。労働者を戦争に動員しようとしている安倍政権は、労働者を分断するために石川さんへの差別裁判を貫こうとしています。全証拠開示の要求に対して東京高検は未開示証拠を含む279点の証拠リストを開示しましたが、決定的な証拠である殺害現場とされる雑木林の「ルミノール反応報告書」などは開示されていません。「絶対反対」と「階級的団結」で西郡住宅闘争を闘いぬいて鮮烈に登場した全国水平同盟が高槻の植木団地に拡大したように、闘う労働組合の存在が決定的です。広島連帯ユニオンの拠点建設に全力をあげ、階級分断を打ち破って第3次再審闘争を闘いましょう。
 事務局からの基調報告に続いて、広島連帯ユニオンから宮原青年部長が地域の住民としての立場から発言し、団結の力で福島地区の拠点化を実現しようと訴えました。高陽第一診療所労組からは、新自由主義満展開の新施設建設が今日開所式を迎え、ビラ入れを行ったことを報告しました。食事の外注化に絶対反対で闘い地域の闘う拠点を作る決意を明らかにしました。草津病院支部からは、「よってきんさい古江」の死亡事故のような医療介護の安全崩壊に対して、草津病院支部の拠点建設で医療福祉の現場に労働組合をよみがえらせることだと訴えました。青年部の山下執行委員からは辺野古新基地建設絶対反対を青年労働者が先頭で牽引した沖縄闘争の報告がありました。
 広島東郵便局解放研、動労西日本、広大部落解放研究会が続いてアピールに立ち、ゼネスト情勢の中、階級的団結で部落解放を実現していく集会とすることができました。1日も早く石川さんの無罪をかちとりましょう。

2015/05/22

5.22広島星野集会&絵画展が大成功

★5・22広島星野集会報告

5月22日(金)、広島市まちづくり市民交流プラザにおいて「沖繩とヒロシマを結ぶ ヒロシマ星野集会」が40名の参加で開催されました。今回の集会は5月19日から22日まで同プラザで開催した星野絵画展の取り組みの一環であり、全国の絵画展・連鎖集会として開催されました。
 まず、5・17沖繩県民大会の動画を上映し、沖繩で始まったゼネスト情勢を会場参加者で共有しました。続いて、参加者全員で星野さん奪還の歌『ソリダリティ』を合唱。沖縄闘争から帰ってきたばかりの岩国市職の白井あゆみさんの司会で集会が始まりました。
最初に広島星野さんを取り戻す会共同代表の増上昭典さんが開会あいさつ。自らも農民として生きていけない現実への怒りを語り「星野さんは獄中から助けてくれではなく、一緒に生きていこうとメッセージを発している。戦争に進んでいる情勢だからこそ今星野を奪還しなければいけない 労働者人民が生きやすい社会を作っていくことと結びついて、いまこそ星野を奪還する。全証拠開示に力を集中しよう」とアピール。
 続いて広島県府中市上下町で精力的に星野奪還を取り組む取り戻す会の福崎裕夫さんが「上下町では1年で一番人の集まる場で絵画展を開催し1万人の来場者で100筆を集めた。展望がある」と上下町の絵画展を報告。「組織や運動の中で意識を高めていくことも重要だが、全く知らない人のところに飛び込んでいくことが必要だ。」「星野そばで運動を大きく広げよう」と運動の拡大へ檄を発しました。
続いて広島連帯ユニオンの壹貫田康博書記長から基調報告。『前進』の沖縄闘争報道号(速報版)と4・24韓国ゼネスト報道号を両手で見せながら「どちらの写真も区別がつかない。まさにゼネスト情勢。ゼネストのリーダーが登場したら本当に世の中変わる。星野さんも71年にゼネストのリーダーとして立ち上がった。沖縄現地でも若い青年労働者が、そして沖繩大学の学生がゼネストを熱烈に訴えている。」と星野さんの闘いと今のゼネスト情勢、青年・学生の決起が一つであることを訴えました。そして「求められていることは怒りの結集軸となる労働組合の拠点であり、星野文昭さんを救う会をはじめとした地域の拠点だ。6・7国鉄集会に結集し、安倍打倒のゼネスト情勢をつくりだそう。そのなかで星野さんを奪還しよう」とアピールしました。

 いよいよ本集会のメインである星野再審弁護団の酒井健雄弁護士の講演。酒井弁護士は広島に来る直前に徳島の星野さんに2時間半の接見を行って来られたとのこと。「ヒロシマで人間としての目を開かされた自分」と闘いの原点はヒロシマにあることに触れた星野さんから預かった彼の熱いメッセージが紹介されました。
 まず、5月13日に出された東京高裁のビデオ国賠の不当判決が弾劾するとともに「そもそも証拠を保管するために金もらってやっているくせに無くしていいのか?そんなことが許されるのか」と怒りを持って上告して闘うことが述べられました。
そして再審闘争の現状と争点について報告されました。とりわけ自らが特に力を入れている11人の現場目撃者の供述調書の開示が、一郎丸写真鑑定と並んで星野無実の直接的な決定的証拠となることがわかりやすく述べられました。
そして「盗聴法、戦争法案、派遣法、社会保障の切り下げ、全面的に戦争できる国にする、貧困化で兵士を出せる国にする。国を全体的に作り変えようという方向で安倍が動いている。そういうことと全体的に闘う中に星野再審・全証拠開示の運動を位置付けて全てを正面から止められる運動にできる。全ての運動と一つで全証拠開示につなげていく。」と闘いの展望が述べられました。
さらに質疑応答の中でそもそも星野弁護団に参加した契機について触れられ「自分は生まれる前の事件で、渋谷でこんなことがあったのか、という驚きがあった。弁護士として見て異常な裁判だ。ちゃんと検証して本当かどうか確かめればいい。全証拠開示すればいい。間違っていないなら。でもそうじゃないのは、なぜなのか?それは事件には、もともとの政治的な性格、新自由主義的な流れがあって、国家権力が星野さんを危険人物だと思っているからだ。」と述べられ、星野弾圧・裁判の核心的本質が述べられました。
 集会の後半では労組や青年労働者からのアピール。沖縄闘争に参加した青年の発言の先頭に、広島連帯ユニオンの山下真吾執行委員から「『屈しない』という県民大会で掲げられたメッセージは世界中で発せられている。国家権力と真っ向から闘っている星野さんとつながっている」と発言。沖縄闘争に初めて参加した別のユニオンの青年からは「このように労働者民衆が団結して闘うことを国家権力は本当に恐れているのではないか? 星野さんは沖縄と世界の民衆のために闘ったために囚われた、許せない。自分も闘いたい」と鮮明な決意が述べられました。
 動労西日本岡崎昭夫組合員から「星野さんは無実だ。星野さんの絵画は労働者を獲得している。いま、自分の職場が潰されようとしている。解雇攻撃でありこれと闘う。労働者が主人公の社会を作り 星野さんの絵画のような社会にしよう」と簡潔で力強いアピール。沖縄闘争に参加した高陽第一診療所労組矢田三恵書記長から「沖縄では全島ゼネストが求められている。経験した世代がもう一回やろうと言われていた。私たちも渋谷闘争をやったような決意で闘おう」と決意が表明され、さらに職場で始まった新施設建設による外注化攻撃と闘うと述べられました。
 最後に、集会実行委員会を代表して広島連帯ユニオンの植野定雄執行委員が「星野さんから本当に熱いメッセージをいただいた。星野さんとしっかり団結して闘おう。安保国会は日本の戦後の最大最高の決戦。しかし法案はすっきり通るのか。沖縄で3万5000人。橋下の大阪都構想にNO。このような攻撃は本当に潰せる。」と闘いの展望が述べられ「ユニオンに続々労働相談が来ている。組合を作ったからご指導願いたい、ときている。絶対反対の旗を掲げていることが今の行き詰まった社会の展望になっている。6月から8月にかけて安倍戦争法案を葬り去る。絶対反対の旗をあげる。そういう闘いとして6月7日の国鉄闘争全国集会を日本の階級闘争に最大のインパクトを与える闘いとして大結集しよう。そして8・6ヒロシマを闘い、9月6日に広島から希望バスで徳島に大結集しよう」と呼びかけられ、集会を終えました。星野さんとしっかり団結を固め、労働組合の拠点建設を軸に星野奪還の闘いを進める展望を開いた集会として大成功しました。

基調報告をダウンロード

広島集会へのメッセージ

2015年5月22日
星 野 文 昭
(徳島刑務所在監・獄中40年)

 今、安倍は本気で戦争ができる国にしようとし、1%のためならばどんな犠牲も労働者人民に強いても構わないと決めています。その象徴が沖縄への辺野古新基地の強制であり、また、かつての戦争と、広島長崎への原爆です。沖縄の闘いも、広島の闘いもこのことへの歴史的決着をつける時です。
 今年の広島のたたかいは、安倍の戦争政治と軍国化へのたたかいの、大転換を作るたたかいとして闘われようとしています。
 「ヒロシマ」によって、人間として目を開かれた私にとって、今年は正念場のたたかいとして、広島のみなさんと共に闘おうと決意しています。
 今回の絵画展と講演会によって、深く交流し想いを一つに出来ればと願っています。

★星野さんのメッセージは以上です。
 以下は、文昭さんが酒井弁護士に22日の面会で述べられた伝言です。
 小学校5、6年の時に、アサヒグラフで広島の写真を初めて見た。その頃までは戦争に実感はなかったが、写真を見て、戦争・原爆は何なのかと考えさせられた。それが社会に対して目が開かれた最初の契機だった。それが自分の人間史としての第一歩なのだ。それからいろいろな社会問題にも目がいくようになった。人間として歩み始めたところとして、広島には思い入れがある。
 増上さんをはじめとする広島の皆さんが、がんばってくれているのは見聞きしている。大変うれしい。

★5・19~22広島星野絵画展が大盛況!


 去る5月19日~22日に広島市中心部の市民交流プラザ1階 展示ロビーにおいて、広島星野絵画展が開かれました。

 開催にあたって、動労千葉物販と一体で広島県下の労働組合に、星野絵画展のカラーのビラを配布し、賛同を呼びかけました。また、開催中に広島市役所や広島県庁などの労働者にビラを手渡しました。さらに、開催中に会場近くの商店街でビラを配り、参加を訴えました。カラービラと5・22集会案内ビラなど総計4000枚のビラを職場・地域で配布しました。
 4日間でのべ220人(1日40人~70人)の入場者があり、アンケートも37枚、記入がありました。このように今回の絵画展は、大いに労働者市民に星野闘争と星野文昭・暁子さんの闘いを知らせることができました。今回は、非常に人通りの多い、市内中心部の繁華街での開催となり、ガラス張りのフロアの大窓に出した「星野文昭獄中絵画展」の横断幕を見て、入ってきた人が大勢いました。特に、安倍の戦争法案の国会上程、沖縄や韓国のゼネスト情勢の下、核と戦争に絶対反対の意を強くされているヒロシマの被爆者の見学も多かった。被爆者の一人は「偶然会場前を通りがかり絵を拝見させていただきました。……日々の自分のことだけ考えて生活している今、星野さんの思いに(心を)動かされました」という感想を述べられています。本当に戦争突入情勢の中で、安倍の戦争政治への絶対反対の思いが溢れていると感じました。絵画そのものからストレートに星野文昭・暁子さんの生きざまに、触れた瞬間に衝撃を受けて共感し、感動を持って共に闘う(闘いたい)という声が圧倒的で、強く出されました。
 また、時間がなく絵をじっくり見られなかった方からも「こんな絵を描く人が悪いことをするとは、思えん」という意見も寄せられました。街頭でのビラ配りで飲み物の差し入れがあったり、激励していく方もたくさんいました。一瞬にして絵画を通して星野文昭さんの闘いをつかんで、共に怒り闘う仲間になることができると強く確信させてくれた絵画展でした。まさに星野100万人署名の展望をつかめたと思います。
 安倍政権に怒り、生きさせろ!の声をあげている職場や地域の労働者と星野闘争は一つであり、同じ労働者民衆として、たちまちのうちに団結できます。
 6・6星野さんを取り戻そう全国討論集会、6・7国鉄闘争全国運動全国集会への大結集に向けて、最後の最後までがんばりましょう!そして、8・6ヒロシマから9月6日の徳島刑務所闘争へと闘いを大爆発させて、星野さんを取り戻そう!

2015/05/21

『きょうちくとう』No.104を発行|高陽第一診療所労組


『きょうちくとう』No.104
(2015/5/21)
高陽第一診療所労働組合

入院食の外注化を絶対に許さない!

新施設建設の強行とその破産はすべての労働者への外注化、非正規職化、労働強化、そして解雇をもたらします。
私たちは絶対にゆるしません!

新施設建設で始まった際限ない外注化・非正規職化絶対反対!

 要員不足のなかで、診療所の入院食が「クックチル」方式として外注化されようとしています。すでに有無を言わせずそのためのシフトが組まれ、強行されようとしています。新施設開設での厨房職員の配置転換により、診療所の食事を常勤二人で作れという労働強化が押し付けられ、「休みを取らないといけない」から、一人の作業でも手間のかからない「クックチル」方式を導入するというのです。仕事がまわらないから仕方ない、求人が来るまでの暫定的な期間限定ですと、今まで手作りでやってきた食事が外注化されようとしています。「入院食は絶対に外注化しない」という理事会の言葉はウソだったのです!

すべて責任は理事会にある! 矛盾を現場に押し付けるな!

 理事会は厨房職員の退職後の補充をせず、「本来の業務ではない」と、まずは職員の食事を打ち切り、廃止しました。次に新施設では食事の外注化を「利用者の費用を安くするため」「社会全体の流れ」と言って強行しています。反対と抗議のなか、厨房の人員を増やさず、仕事を縮小してきた事が、今の事態を引き起こしています。
 そして、人員削減の中で「休みを取るため」に仕方ないとして、「クックチル」を厨房の職員に認めさせようとしています。これが理事会のやり方です。
 外注化も労働強化も、そして、人員不足で新施設が開催出来ないことも、戦争へと向かう安倍政権の政策に乗っかり、「高齢者複合施設建設」に踏み込んだ結果です。「赤字解消」や「採算」がすべての基準になり、現場を回している職員はもちろん、患者や利用者が度外視されるようになっています。理事会は「皆さんの頑張りで乗り切りっていきましょう」と、次々と現場に矛盾と犠牲を押し付けようとしています。間違いなくあらゆる部署で、外注化や非正規職化、労働強化がねらわれます。

組合に入って地域とともに外注化を止め、「仕方ない」を闘いにしよう!

 「厨房の手作りではなく、真空パックをお湯で温めるだけの食事を提供します」と、未だにデイサービスの利用者やその家族に知らせていません。あまりに「クックチル」の正当性が無く、利用者の反対が必ずあることを突きつけられているからです。
 組合はこれからも「絶対反対」を貫いて闘います。その実践のみが、新施設の問題点や矛盾を明らかにし、現場や個々の職員に転嫁され、安全が破壊されていくことを暴露します。そして、反対の声をあげ、反撃することができるのです。
 労働組合で団結し、絶対反対で闘うことだけが、職場を守り、新自由主義の医療破壊を阻止する道です。私たちは命と健康を守る医療労働者としての誇りにかけて医療の民営化、外注化と闘います。

2015/05/19

民主労総のゼネスト連帯し6.7国鉄集会へ!5.19組合員集会を開催

 5月19日に広島連帯ユニオン組合員交流会を東区地域福祉センターで行いました。16名が参加。最初に韓国ゼネストのDVDを上映し、ゼネスト情勢を共有しました。続いて5・16〜18日の沖縄闘争、とくに3万5000人が結集した県民大会の報告を、参加した山下執行委員、T組合員(中央支部)、高陽病院労組矢田書記長が行いました。沖縄闘争初参加のT組合員が「県民大会終了後、県庁前まで行ったデモはこれまで参加したデモのなかで一番解放感のあるデモだった」という感想に示された、歴史的な沖縄の全島ゼネスト情勢を参加者で共有しました。
 各職場からの報告として、山陽測器のM組合員からは団交と職場の状況の報告が行なわれ、再度のボーナスカットに怒りを表明。高陽病院労組からは新施設発足にあたって厨房の外注化が強行されようとしている中での職場の苦闘が報告されました。また植野執行委員からは最近のユニオンへの労働相談の激増と、職場に労組をつくるための相談が増えていることが報告され、ゼネスト情勢がここにもあることを共有。S組合員から「組合でレクをやろう」などの意見も出され、積極的に取り組もうという議論になりました。最後に一貫田書記長から6・7国鉄闘争への結集が呼びかけられました。組合員の近況を共有し、団結を深める交流会として成功しました。

2015/05/14

安保関連法案閣議決定に怒り!|第2回8.6ヒロシマ大行動実行委員会開催



 5月14日、8・6ヒロシマ大行動に向け第2回実行委員会が開催されました。ちょうどこの日、安保関連法案が閣議決定され、開会前に広島市内で怒りの街頭宣伝を行いました。被爆70周年は、新たな戦争・核戦争を許すのかどうかの歴史の分岐点にたっています。そして、戦争法案に対するすさまじい怒りがどんどん燃えあがろうとしています。8・6までの過程は安保関連法めぐる安倍政権との激突です。戦争=改憲反対・再稼働阻止の先頭にたって闘いましょう!

 今回の実行委員会では、中島健さんの講師でABCC(現放射線影響研究所)についての学習会を行ないました。冒頭共同代表の吉原美玲子さんがABCCで徹底的に調べられた経験を話され、「検査すれど治療せず」という実態が今も続いていることを怒りをもって弾劾されました。中島さんは、動労水戸の被曝労働拒否の画期的な地平を私たちが引き継いで行くためにも、ABCCとは何かをハッキリさせようと問題意識を提起。核戦争のためのデータ集めのために原爆投下直後から被爆者をモルモットにしてきたことを明らかにしました。

 国鉄闘争全国運動6・7全国集会のとりくみを切っ先に、動労水戸の被曝労働拒否の闘いとふくしま共同診療所の避難・保養・医療のとりくみをともに闘いましょう!

朝日新聞2015年5月15日朝刊【広島】

2015/05/09

『連帯』No.254を発行


機関紙『連帯』No.254を発行しました。
ダウンロードはこちらから(pdfファイル1.6MB)

2015/05/07

『団結』No.227を発行|広大生協労組

『団結』No.227
2015/5/7
広大生協労働組合

持ち帰り残業代支払い問題
理事会には無条件に支払いの義務がある

 理事会は持ち帰り残業が行なわれていることを百も承知で放置してきました。持ち帰り残業が問題化したことで未払いになっている残業代を支払うことになりましたが、理事会は様々な圧力をかけることで支払い義務を逃れようと画策しています。
 その第一が、請求の期限を切ってきたことです。これはとんでもないことです。労働基準法では2年間さかのぼって請求出来る決りになっています。当然ながら労働基準法は最低限の取り決めであり、労使で決めれば何年でもさかのぼることは可能です。
 理事会には期限を区切って労働者の請求権に制限を付けることは出来ません。
 更に、書類を提出したからと言って残業代未払いを支払うとも支払わないとも書かれていないことです。「提出しても本当に支払われるのか」、「にらまれるのでは」と言った疑心暗鬼が生まれています。とんでもないことです。無条件に理事会は支払わなければなりません。

問題の発端

 5年前、東食堂に中四国事業連合方式が導入されたとき、発注準備やレシピの予習で持ち帰り残業をしなければ仕事が追いつかないという事態がおきました。
 組合で団交事項にし、残業の実態を申告すれば、「申告どおりに支払う」ことで決着がつきました。
 それ以降、他店にも中四国事業連合方式が導入され、同じような事態が起こることが予想され、実際にも各店でそういう声が上がっていました。今年、年初の団交で労働組合が団交事案に取り上げると、理事会は「誰も持ち帰り残業はやってない」と回答しました。
 谷口組合員が「家にもって帰ってまで仕事をやらなければならないのはおかしい。しかもただ働きになっている。」と自分は持ち帰り残業はやらないと表明しました。そこで、3月30日の団交で取り上げ、理事会に残業として支払う義務があることを認めさせました。

労働者に犠牲を転化

 中四国事業連合方式が導入され、煩雑な仕事の大半がパートの女性労働者に押しつけられるようになりました。「中四国事業連合方式になれば、楽になると言われていたのに、しんどくなるばっかり」と言う声が現
場からは上がっています。
 今回配布された文書の中で、理事会は、持ち帰り残業をなくすために、
 ① 作業効率を高める、
 ② シフトや作業分担
  を見直す、
と言ってます。
 冗談でしょう!①でも②でも、結局は労働強化•労働密度を高めるということです。今でも時間内に仕事が終わらないから持ち帰りになっているのに、さらに働きづめにさせるということです。
 最初に東食堂で持ち帰り残業が問題になった時、理事会は持ち帰りにならないようシフトに落とし込むと言いました。しかし、まともに対策を行わなかった結果、持ち帰り残業が無くならなかったのです。
 根本的な原因はもうけ主義です。人が集まらないほど、重労働なのに賃金が安い。その結果、持ち帰り残業は事実上、強制されているのです。やらなければ仕事が回らない。責任がパート労働者一人ひとりに押しつけられる仕組みになっています。サービス残業問題は、労働者が団結するしか根本的な解決の道はありません。持ち帰り残業代を全額もれなく払え、とみんなで声をあげましょう。

2015/05/01

5.1広島メーデーを闘う




 5月1日、青年を先頭にメーデー闘争をやりきりました!4・24韓国ゼネスト闘争と連帯し、大成功に終わりました。
 平日にもかかわらず、デモは昼休み中のオフィス街の労働者から圧倒的注目を集めました。「官製春闘」をぶっ飛ばす労働者本来の自己解放性に、道行く人々の目は引き寄せられていたと思います。
 パク・クネ政権打倒に立ち上がった民主労総を先端とする、韓国労働者階級のゼネストに応え、今こそ、日本労働者階級が、戦争と民営化に突き進む安倍政権をゼネストで打倒する時です。5・1メーデーの勢いそのままに、青年指導部を先頭に次は5・15沖縄闘争に参加します!

5・1メーデー宣言

 メーデーは1886年5月1日、アメリカ・シカゴの労働者が8時間労働制を要求してストライキに決起したときから129年間、労働者が血と汗を流し連綿と闘い続けてきた。2015年のメーデーは、新自由主義のどん詰りの中、世界大恐慌が世界戦争・核戦争へと転化しようとする中で闘われている。

 4月24日、韓国の民主労総が、「敗北と屈従の歴史を終わりにするゼネスト」(ハンサンギュン民主労総委員長)を闘いとった。本日5月1日には全国からソウルに総結集し大集会をかちとっている。さらにパククネ政権に対する全人民的怒りを結集し、6月第二次ゼネストへ進撃しようとしている。この民主労総ゼネストは、韓国のみならず全世界の資本家と政府を震え上がらせ、労働者を奮い立たせている。それは東アジア、全世界にゼネスト情勢をつくりだし、核戦争まで引き起す新自由主義にとどめを刺す闘いの号砲だ。
 私たちは、本日のメーデーを何よりも韓国ゼネスト連帯の闘いとして闘い抜く。そしてこの日本の地において必ずゼネスト情勢を切り開くことを決意する。

 すでに沖縄では、あくまで辺野古新基地建設を強行しようとする安倍政権に対して「島ぐるみ」の怒りが爆発し、全島ゼネスト情勢に突入している。
 いま決定的に求められているのは、闘う労働組合の再生であり、拠点建設である。韓国でゼネストに立ちあがっている労働者の解雇・外注化・非正規職拡大・低賃金・年金削減・安全崩壊への怒りは、日本の労働者の怒りとまったく同じだ。闘う労働組合、職場・地域の拠点があれば、日本でもたちまちゼネストが爆発する情勢にあるのだ。国鉄闘争、「動労総連合を全国に!」の闘いこそ階級的労働組合を再生し、ゼネストを実現する拠点建設の基軸的闘いである。
 5・1広島メーデーの先頭に立つ動労西日本広島支部と広島連帯ユニオンを先頭に、国鉄闘争を軸にして拠点建設の圧倒的前進をかちとろう。目標10万筆に迫った国鉄解雇撤回・JR復帰署名を貫徹しよう。

 安倍の戦争政治に総反撃を宣言しよう。安倍は今回の訪米で、日米安保を世界戦争に適用するためのガイドライン改定をクーデター的に行なった。安倍は、戦争法案を5月15日に閣議決定し国会提出を狙っている。だが、安倍は、沖縄の怒りも、福島の怒りも、そして動労千葉、動労水戸、動労西日本を先頭とする国鉄決戦と階級的労働運動も解体できないままではないか。労働者が団結して闘い抜くなら、孤立し危機と破産を深めるのは安倍の方だ。絶対に打倒できるのだ!
 青年・学生を先頭に、5月沖縄闘争(5・17県民大会)で全島ゼネスト情勢を押し開き、5〜8月安保国会決戦、「戦後70年談話」粉砕、そして被爆70周年8・6ヒロシマの闘いへとのぼりつめよう。民主労総ゼネストと連帯し、6・7国鉄全国集会の大結集をかちとることこそ、ゼネスト情勢を開く最大の闘いだ。拠点建設、組織拡大をかちとって6・7に大結集しよう。
 以上宣言する。

2015年5月1日         
5・1広島メーデー集会参加者一同