2011/12/29

12・23動労千葉を支援する会 広島 第4回総会を開催

去る12月23日の夜、4回目の動労千葉を支援する会 広島の総会を開催しました。40名の参加者がありました。ユニオンからも会員を中心に組合員が結集しました。 動労千葉から争議団の中村仁さんを迎えて、動労千葉の思いを熱く語っていただきました。まさに現下の基地統廃合攻撃―銚子や千葉での指名ストライキについて、報告がありました。また国鉄分割・民営化反対のたたかい、とりわけ1047名解雇撤回闘争について、この闘争は、現在も資本との真っ向勝負であること、そして、この国鉄闘争が日本の階級的労働運動をけん引していくたたかいであることを鮮明に話されました。民営化・外注化とのたたかいは、偽装請負を撤廃させ、非正規職化を阻むたたかいであり、労働者階級、特に青年の未来をかけたたたかいである、だから再雇用の労働者も自分らの問題であると同時に全国の仲間の利害のかかったたたかいとして、誇りをもってやっている、と述べられました。 この提起をうけて、今、民営化がすすめられている呉市営バスの労働者が「職場の現状と今聞いたJRの現状は全く同じです、民営化攻撃に勝利している動労千葉にならって呉でもたたかえば、勝てると確信した」と発言しました。
会員からの職場での物販のとりくみ、さらに会員拡大の活動の報告などが出され、4回目にしてかなり実践的な討論ができた総会になりました。 呉市交通局民営化阻止を支援する会として総力をあげてたたかう!職場で会員を拡大しよう!物販を武器に職場・地域に国鉄闘争全国運動を広げよう!という方針を全体で確認して総会は盛会のうちに終了しました。
集会終了後、中村仁さんを囲んで懇親会を行い、動労千葉との交流を深めました。

2011/12/28

草津病院支部『医療の現場』No.38

※12月24日、草津病院で配布された草津病院支部機関紙『医療の現場』No.38を掲載します。

最高裁の上告棄却弾劾!「無実の中山さんと共に闘う会」に入ろう!
大幅賃下げに怒りを!労働者の団結で評価制度をやめさせよう!


中山崇志支部委員長への上告棄却を許さない!
中山支部委員長へのでっち上げ「窃盗罪」事件は、12月16日、最高裁判所で不当な上告棄却の決定が出されました。この事件は、看護師の中山さんを職場から排除し、組合を弱体化させようとした大弾圧です。
労働組合弾圧に手を染めた広島県警とそれに協力した草津病院を絶対に許しません。中山さんを支援するために「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。不当な有罪攻撃・懲戒解雇と闘う中山さんと共に闘いましょう!

労働者の団結の力で職場を変えよう!
日々の仕事の忙しさは個人がどんなにがんばっても楽にならず、過重な仕事に追いまくられています。私たちは忙しい中でも毎日一生懸命働いているのに、この冬のボーナスは大幅に引き下げられました。たとえ「評価」が良くても賃金は下がりました。
ところが病院は、労働条件の改善に努力するどころか、大金を出して「報償金」で人集めをさせようとしています。この現実にみんな「何かがおかしい」と感じ始めています。

「経営不振」は大幅賃下げの口実!
12月9日に支給された冬季ボーナスの平均支給率は、1.82か月でした。昨年冬の平均支給率は、2.0か月だから大幅な賃下げです。草津病院で「経営不振」を理由にして、このような大幅賃下げをしたのは初めてのことです。
しかし「経営不振」は賃下げの口実です。ボーナスは労働者への賃金の一部です。経営者は事業を行う上で、月々の給与だけでなくボ-ナスも含めた賃金分を確保して経営にあたるものです。まして病院であれば、どんなことがあってもしっかりと職員を確保して、患者を受け入れる医療体制を維持しなくてはなりません。
草津病院は、今回公然と、儲けのためには賃下げで労働者の生活破壊をしても、要員不足で医療の質を下げてもかまわないというやり方をとりました。絶対に認めるわけにはいきません。

報奨金よりパワハラのない職場を!
「評価制度」で労働者が操られている職場では、管理職に仕事を点検されれば「すみません」「がんばります」と答えるしかありません。なぜ課長や主任に謝らなければならないのでしょうか。過重な仕事を設定しているほうが問題ではありませんか。過重な労働に対して、「すみません」「がんばります」と言えなくなってしまった多くの職員は退職していきました。
しかし退職して働きやすい職場があるでしょうか。大恐慌情勢の中で、どこの経営者も労働者に犠牲を押し付けて儲けを上げようとしています。どこに行っても、サービス残業・過重労働、悪質な非正規雇用、労働基準法違反が横行しています。労働者は、団結して労働組合を作って、資本と闘う以外に生きていけない時代なのです。
そもそも「報奨金」など私たちのボーナスの一部になるはずでした。「報奨金」より賃上げを! パワハラのない職場を! 闘う労働組合のある職場こそ働きやすい職場を作る出発点です。

評価制度のない働きやすい職場に!
草津病院を働きやすい職場に変えることは、何よりも評価制度をやめさせることです。病院が実施している現行の人事考課制度について、組合は団体交渉で合意していないので、組合方針として評価制度に反対し協力を拒否する闘いを継続しています。
 現在、多くの職員が評価制度に疑問を持ち、不満の声を上げています。今期より「チェック項目」が幾分減らされました。「人事考課」は、どんなに簡素にしても制度として維持しておくことに労働者支配の要があるものです。
しかし評価制度はそんなに強力なものではありません。みんなが団結して協力しなければ、すぐにでも崩壊するものなのです。組合に加入して団結の力で評価制度を止めさせよう。

■無実の中山さんと共に闘う会に入って下さい!
すべての皆さん、ユニオン草津病院弾圧粉砕の闘いへのご支援ありがとうございます。私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言いきって、このデタラメな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては、職場生産点を握る闘いを継続して職場復帰するまで、あきらめずに前進していきます。
『共に闘う会』への加入と、賛助金での裁判闘争のご支援をお願いします。(中山崇志)

■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です

■郵便振替口座番号 01330-7-109491
/加入者 広島連帯ユニオン
【問い合わせ】 〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5
・広島連帯ユニオン  ℡082-873-1446

2011/12/23

交通局廃止条例採決弾劾|呉交通局支部No.11

交通局廃止条例採決弾劾
闘いはこれから!
闘う組合とりもどし首切り阻止

声明
2011年12月21日
広島連帯ユニオン・呉交通局支部

(1)12月16日の呉市議会本会議において、交通局廃止条例の採決が、まともな審議もされず(わずか20分!)強行された。呉市交通局の廃止=民営化は、小村和年・呉市長と結託した広電資本による市営バスの私物化である。私たちは民営化絶対反対を貫き、市営バス民営化・首切り阻止へとことん闘い抜くことを宣言する。

(2)地域のかけがえのない足であり、市民の共有財産である市営バスを、「赤字だから」と廃止し、広電という一私企業に丸投げ(しかも数十億円もの補助金付き)するというのは、公的責任の放棄だ。地方の高齢化が進む中、公営交通の役割はこれからますます大きくなるのは明らかである。にもかかわらず小村市長と大半の議員は「赤字だから仕方ない」と、まともな議論も努力もせず、70年続いてきた市営バスをさっさと切り捨てたのだ。どうやって公営交通を守っていくかと、必死になって駆け回るのが市長や議員らの役目ではないのか。それを「自分たちにはできませんので、広電さんよろしく」と放り出したのだ。これを小村与党の議員らは「大英断」などと自画自賛し、早々と年末年始の休みに入っている。こんな無責任な行政、議会があるか! ほんとうに腐りはてている!
 
(3)結局この民営化とは労働者の首切りと大幅賃下げでしかない。だが、「赤字の責任」は、現場でハンドルを握って早朝から深夜まで働き、地域の足を守ってきた労働者にはいっさいない。にもかかわらず、小村市政は、バスも設備も路線も補助金付きで広電に「移譲」しながら、労働者はいったん全員解雇するというのだ。現在57人が再就職先がなく、広電に再雇用の人ではローンなどを抱えながら年収がいきなり半分、あるいは3分の1になる人もいる。労働者の首を切り、賃金を激減させ、さらに血税で企業のもうけを保障する——これが「民営化」の正体だ。
 そして、もうけ(そもそも公共交通で「もうけ」を出すというのはもってのほかだ!)が出なくなれば路線も縮小・廃止される。事実、「2年後には、広電が路線を縮小・廃止するのは自由だ」と、市当局は答弁している。民営化の甘い汁はすべて資本が吸い取り、一切の犠牲は労働者と地域住民に押しつけられるのだ。

(4)民営化にあたってはつねに「公務員は給料が高すぎる」「身分が保障されすぎている」などという宣伝が行われてきた。だがこうやって労働者同士を敵対させ、けおとしあいをさせて、笑っているのは誰か。「1%」の資本家、経営者たちだ。
 「赤字なら労働者は首を切られても、賃下げされても当然。増税も年金カットも当然。しかし資本家のもうけには絶対に手を出してはいけない!」——これが破産した資本主義を守ろうとする大阪の橋下市長や、彼と考え方を同じくする呉の小村市長らの言いぶんだ。これが「新自由主義」といわれるものだ。このような労働者だけに犠牲を押しつける社会のあり方を根本から変えなければならない。

(5)そもそも今日のような「1%」だけがもうけ、「99%」が貧しくなる「格差社会」は、どうやってつくられたのか。非正規の低賃金労働ばかりの青年の状況、地域の崩壊や社会保障の解体、安全の崩壊はどうやって進んできたのか。民営化による公的部門の解体、規制撤廃、労働組合の破壊によってだ。その突破口は、国鉄分割・民営化だった。そして社会保険庁の解体と525人の分限免職は、本格的な公務員労働者の大量解雇、非正規化に道を開くものであった。
 今回の呉市営バスの民営化は、これに続くものである。民営化で職場そのものをなくし、いったん全員解雇して選別再雇用するというやり方は、国鉄や社保庁と同じだ。しかし、雇用について何らの法的枠組みもなく、雇用条件も従来の水準を一切無視し、全員を新規採用の賃金にまで切り下げるというのは、これまでにない。こんな攻撃を許すなら、360万の全公務員をはじめすべての労働者にもっと激しい解雇・賃下げの攻撃がやってくるのは明らかだ。呉市営バス民営化阻止、解雇撤回の闘いは、官民問わず全労働者の利害がかかった闘いである。

(6)民営化は現場の労働者が反対して闘うかぎりできない。これまで民営化が進んできたのは腐った労働組合幹部が全面協力し、労働者を売り渡してきたからだ。都市交・呉公営交通労働組合の幹部らは、当局と民営化に協力する「協定書」を結んでおきながら、「呉市の場合は最悪の結果となった」などと人ごとのようにうそぶいている(中国・九州地本の大庭委員長)。そして再就職先が決まっていない57人について「何らかの形ででも新たなスタートが切れるように願うばかりだ」とまったく無責任な言葉をはいている。こういう組合幹部たちが当局、資本の手先になることで、民営化、解雇、外注化、非正規化などがやりたい放題にやられ、労働者はどん底に落とされてきたのだ。
 御用組合は当局といっしょになって「赤字だから民営化は仕方ない」という。ならば労働者は首を切られても「仕方ない」のか? 労働者は生きていけなくても「仕方ない」のか? 労働組合は当局といっしょになって「赤字をどうするか、経営をどうするか」と悩む存在では断じてない。労働者の雇用と生活をどう守るのか、それだけを必死に考え、当局、資本と闘うのが労働組合ではないか。今こそ労働組合を現場労働者の手にとりもどそう。

(7) 民営化はすでに破たんし始めている。あまりにひどい条件の広電行きを拒否する労働者が続出し、4月以降の路線等の維持は困難だ。小村市長、市交通局当局、広電資本はあわてふためき、交通局の現役労働者を切っておきながら、運転士の新規募集まで行ってきた。それでもなお50人以上が不足し、減便等は不可避の情勢だ。広電への交通局職員の個人情報の勝手な提供(個人情報保護違反)などデタラメばかりをやってきた民営化だが、「現在の路線等を維持する」という広電との基本協定、市長の市民に対する口約束自体が大ウソだったのだ。こんなデタラメな民営化は白紙撤回以外にない。
  
(8)本当の勝負はこれからだ。職場に怒りは満ちあふれている。勝利の道は、職場に労働組合をよみがえらせ、団結をとりもどすことである。民営化・外注化・非正規化・新自由主義と闘っている全国・全世界の仲間とつながることだ。呉市交通局民営化・首切りを阻止するため、われわれは、不当な分限免職を差し止める訴訟もふくめ、あらゆる手段をつくして闘うことを宣言する。交通局労働者と呉市民の団結で、小村市長と広電資本による首切りと地域破壊の民営化を必ず阻止しよう。

2011/12/20

草津病院支部弾圧裁判、最高裁第二小法廷の上告棄却決定を絶対に許さない!

        12・14草津病院支部弾圧粉砕集会で決意を述べる中山草津病院支部委員長

12月18日、中山草津病院支部委員長の自宅に、最高裁 第二小法廷 竹内行夫裁判長から特別送達があった。内容は、中山支部委員長の上告を棄却する決定の通知(12月16日付)であった。

広島連帯ユニオン、広島連帯ユニオン草津病院支部ならびに広島のたたかう仲間は、この不当きわまりない上告棄却を絶対に、これを認めない。地裁・高裁での判決を検証することも中山支部委員長の渾身の訴えに耳を傾けることもせず、ただ「刑訴法405条の上告理由にあたらない」として棄却の決定を下したのだ。



このデッチあげ事件は、決定的な物証もなく、検察が資本と警察と結託した犯罪だ。組合を嫌悪し、中山支部委員長を犯人視する証言をねつ造して、組合の指導者を職場から排除し、組合を破壊して、職場に分断を持ち込む権力犯罪であることは、誰でも一目瞭然ではないか!

司法の頂点にたつ最高裁の名をもって、デッチあげの追認を行う権力犯罪に対して断固、弾劾あるのみだ。

「現代の徴兵制」である裁判員制度の導入、原発建設差し止め裁判では権力の手先となって原発建設・推進をおし進めてきた極反動の最高裁を、労働者階級の怒りの炎で焼き尽くそう!

中山草津病院支部委員長は直ちに異議申立の手続きを行なった。中山支部委員長はじめ草津病院支部の組合員、広島のたたかう仲間、無実の中山さんと共にたたかう会は、勝利するまで徹底的に団結して、たたかう決意をうち固めた。共にたたかおう!

職場にたたかう拠点をつくり出し、地域に団結を広げて、この反動判決をぶっ飛ばそう!

                                 2011年12月20日

                                 広島連帯ユニオン


【抗議先】

 最高裁判所 第二小法廷 裁判長裁判官 竹内行夫

                裁判官 古田祐紀

                裁判官 須藤正彦

                裁判官 千葉勝美

  〒102-8651 

   東京都千代田区隼町4番2号 電話 03-3264-8111(代表)

              ◎裁判番号 平成23年(あ)第1635号

8.25広島高裁請願行動








































2011/12/19

星野文昭さんを取り戻そう!12・18広島集会が開催される

冬の冷え込みが厳しくなった12月18日、11月27日の星野全国集会を引き継いで、『星野文昭さんを取り戻そう!12・18広島集会』が広島市内で開催されました。 星野さんを取り戻そう!2月徳島現地へ!徳島刑務所抗議行動へ、職場・地域から結集しよう!という方針をガッチリと確認しました。
集会には30名の参加者がありました。ユニオンは、東京の11・27に参加した草津病院支部の中山支部委員長を先頭に多くの組合員が結集しました。 集会は、高陽第一診療所労組の書記長の司会で進行。最初に訪米ビデオ、サンフランシスコでのアメリカ労働者の『フリー・ホシノ』のたたかいと連帯メッセージのビデオを上映した後、被爆者の下田禮子さんがあいさつしました。続いて、星野暁子さんのメッセージの紹介がありました。また定期大会のために参加できなかった動労西日本からのメッセージも読み上げられました。 つぎに報告と方針提起を広島救う会の増上代表が行いました。星野文昭さんの11・27メッセージにふまえて、職場・地域に労働者、農民の団結をつくり出し、その運動の力で「星野文昭さんを2~3年で取り戻そう!世の中を変える”革命”をやろう」と訴える提起でした。増上さんの自らのたたかいとユーモアを交えた話は好評でした。
特別アピールでは、わが中山草津病院支部長が「私への弾圧は星野弾圧と全く同じ。星野さんと一体で最後までたたかいます。」とキッパリと表明しました。また、絵画展をとおして知り会った県内で病院統廃合とたたかう地域住民から、「労働者と市民がひとつになってたたかうことが重要です。星野さんも幅広い運動のつながり、広がりの中で取り戻せます。」と提案がありました。決意表明では、広島連帯ユニオンの仲間が、「反原発・反失業のたたかいと星野のたたかいは全く同じ新自由主義とのたたかいです。職場での非正規職撤廃!のたたかいと星野闘争はひとつです。今、非正規職撤廃!で闘い抜く東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回のたたかいを勝利させる力が星野さんを取り戻す力でもあります。共に2月徳島現地闘争に起ちあがりましょう!」と訴えました。さらに、広島県労組交流センターの代表である広大生協労組の壹貫田委員長、広島大学の学生からの決意表明があり、最後に団結ガンバロー!を三唱して集会は大成功裏に終わりました。 この集会に先だって、本通サンモール前で、月例の街宣行動を10名で行いました。師走の商店街にくり出していた多くの人たちに「星野無罪!2月徳島刑務所行動へ!」と訴えました。青年をはじめ多数の人が署名に応じてくれました。寒い日でしたが、闘志が湧き胸が熱くなる一日でした。

呉市交通局廃止条例に抗議し、解雇撤回・民営化阻止へ闘い抜く

※12月16日、呉市交通局支部が発表した「声明」を掲載します。


声 明

呉市交通局廃止条例に抗議し、解雇撤回・民営化阻止へ闘い抜く

広島連帯ユニオン・呉市交通局支部


(1)本日の呉市議会本会議において、交通局廃止条例の採決が、まともな審議もされず強行された。呉市交通局の廃止=民営化は、小村和年・呉市長と結託した広電資本による市営バスの私物化・略奪である。私たちは民営化絶対反対を貫き、市営バス廃止・民営化阻止へとことん闘い抜くことを宣言する。


(2)そもそも、70年続いてきた呉市営バスを廃止するなどという「合意」が、呉市民の間で、いつどこでなされたというのか。地域のかけがえのない足であり、市民の共有財産である市営バスを広電という一私企業に、タダどころか数十億円ものカネ(市民の血税だ!)を付けて投げ与えるなどということが、どうして許されるのか。明らかになった民営化にかかわる費用は、まさに「広電利権」と呼ぶほかはない。広電資本にバスも設備も全部タダで渡し、バスの車体の塗り替え(費用2億円!)までやってあげ、毎年4億2000万円の補助金など数十億円もの市民の血税が支給されるのだ。


(3)一方で多数の交通局職員の首が切られ、広電に移る労働者も賃金を大幅にカットされ、住宅ローンなどを抱えながら年収がいきなり半分、あるいは3分の1になる人もいる。労働者の首を切り、賃金を激減させ、さらに血税で企業のもうけを保障する――これが「民営化」の正体だ。そして、もうけ(そもそも公共交通で「もうけ」を出すというのはもってのほかだ!)が出なくなれば路線も縮小・廃止されるのは明らかである。事実、2年後には、広電が路線を縮小・廃止するのは自由だと、市当局は答弁している。民営化の一切の甘い汁はすべて資本が吸い取り、一切の犠牲は労働者と地域住民に押しつけられるのだ。


(4)民営化にあたってはつねに「公務員は給料が高すぎる」「身分が保障されすぎている」などという宣伝が行われてきた。だがこうやって労働者同士を敵対させ、けおとしあいをさせて、笑っているのは誰か。「1%」の資本家、経営者たちだ。 「赤字なら労働者は首を切られても、賃下げされても当然。増税も年金カットも当然。しかし資本家のもうけにだけは絶対に手を出してはいけない!」―これが破産した資本主義を守ろうとする大阪の橋下市長や、彼と考え方を同じくする呉の小村市長らの言いぶんだ。これが「新自由主義」といわれるものだ。このような労働者だけに犠牲を押しつける政治、経済、社会のあり方を根本から変えなければならない。


(5)そもそも今日のような1%だけがもうけ、99%が貧しくなるとんでもない格差社会は、どうやってつくられたのか。非正規の低賃金労働ばかりの青年の状況、地域の崩壊や社会保障の解体、そして安全の崩壊はどうやって進んできたのか。民営化による公的部門の解体、規制の撤廃、労働組合の破壊によってだ。その突破口は、国鉄分割・民営化だった。そして社会保険庁の解体と525人の分限免職は、本格的な公務員労働者の大量解雇、非正規化に道を開くものであった。今回の呉市営バスの民営化は、これに続くものである。 民営化で職場そのものをいったんなくし、選別して再雇用するというやり方は、国鉄や社保庁と同じだが、誰を雇うかはまったく会社の勝手で、賃金・雇用条件も従来の水準を一切無視し、全員を新規採用の賃金にまで切り下げるなどというのは、これまでにない。こんな攻撃を許すなら、360万の全公務員をはじめすべての労働者にもっと激しい解雇・賃下げの攻撃がやってくるのは明らかだ。呉市営バス民営化阻止、解雇撤回の闘いは、官民問わず全労働者の利害がかかった闘いである。


(6)民営化は現場の労働者が反対して闘うかぎりできない。これまで民営化が進んできたのは、腐った労働組合幹部が全面協力し、労働者を売り渡してきたからだ。連合傘下の都市交・呉公営交通労働組合の幹部らは、当局と民営化に協力する「協定書」を結んでおきながら、「呉市の場合は最悪の結果となった」などと人ごとのようにうそぶいている(都市交中国・九州地本の大庭委員長)。そして再就職先が決まっていない56人について「何らかの形ででも新たなスタートが切れるように願うばかりだ」とまったく無責任な言辞を吐いている(同)。こういう組合幹部たちが当局や資本に屈服し、その手先になることで、民営化、解雇、外注化、非正規化などがやりたい放題にやられ、労働者はどん底に落とされてきたのだ。 もうがまんできない。今こそ労働組合を闘う現場労働者の手にとりもどすときだ。職場に解雇撤回・民営化絶対反対で闘う団結ができたとき、小村市長の民営化計画などあっというまに吹き飛ぶのだ。


(7)民営化はすでに破たんし始めている。あまりにひどい条件の広電行きを拒否する労働者が続出し、4月以降の路線等の維持が困難になっている。小村市長、市交通局当局、広電資本はあわてふためき、交通局の現役労働者を切っておきながら、運転士の新規募集まで行ってきた。それでもなお50人以上が不足し、減便等は不可避といわれる。だが、「現在の路線等を移譲する(そのまま移す)」というのが、昨年12月に呉市と広電が結んだ基本協定の中身なのだ。路線、便数等を勝手に変更・縮小することは、認められない。 そこで市は「事業廃止」を申請し、広電が呉で「新たに事業を開始する」という方式に切りかえている。これだと広電はこれまでの路線等を引き継ぐことなく、まったく新たなダイヤを組めるのだ。広電への交通局職員の個人情報の勝手な提供(個人情報保護違反)などデタラメばかりをやってきた民営化だが、これはきわめつけの大ペテンだ。


(8)以上のように、民営化は白紙撤回以外にない。 今全世界で新自由主義に対する闘いが始まっている。エジプトで、アメリカで、ヨーロッパで、中国で、韓国で。そして日本においても福島原発事故との非和解の闘いを先頭に、国鉄で、自治体で、郵政で、教育現場で、医療の現場で、新自由主義・非正規化との激しい闘いが繰り広げられている。呉市交通局民営化反対の闘いは世界で、日本で闘われている闘いとひとつ、新自由主義だ。 広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、今年8月結成以来の闘いの中で職場に団結を作り出し、勝利の展望を確実に切り開いて来た。本当の勝負はこれからである。闘いの勝利の道は、職場で団結を取り戻すことである。その闘いはすでに開始されている。職場に労働組合をよみがえらせ、すでに破たんしている呉市交通局の民営化に最後の止めを刺すために、不当な分限免職を差し止める訴訟もふくめ、あらゆる手段を講じて闘うことを宣言する。交通局労働者と呉市民の団結で、小村市長と広電資本による首切りと地域破壊の民営化を必ず阻止しよう。
                                   2011年12月16日                      

2011/12/18

12・15-16呉市議会弾劾闘争貫徹!呉市交通局支部、闘争宣言を発する

12月15日の呉市議会の公営交通対策特別委員会、翌16日の本会議において、呉市営交通を廃止する許しがたい条例案が可決成立した!絶対に許せない!委員、議員の誰1人として、労働者の雇用、路線の確保ができるなどとは信じていない。できないことは百も承知で、小村市長の新自由主義政策の翼賛者になり果てたのだ。この民営化=私物化は「営業」の「一括移譲」などでは決してない。70年続いた市バスを廃止し、広電の事業拡張(金儲け)に 公金を投入するという、今までに例を見ない悪質なものだ。その最大の目的は、交通労働者の団結破壊と首切り・賃下げだ。こんなことに手を貸しているのが、都市交・呉市公営交通労組(連合)である。逆にいえば、職場にたたかう団結をつくりだせば、民営化は阻止できる!
呉市交通局支部の仲間を先頭に、広島のたたかう労働者は、両日の駅・職場ビラと傍聴闘争を貫徹した。16日、午後には本会議可決を受けて、怒りの記者会見も行った。その模様は、当日夕刻のローカルTVニュース(NHK)の呉市営バス問題の特集の中で放映され、翌日の新聞でも報道された。


広島連帯ユニオンと広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、全国の公営交通の民営化の先駆けになろうとしている呉市営バス民営化絶対反対!民営化断固阻止の3ヵ月決戦に突入する!

現場の運転士の誇りをかけた決起に応えて、広島-全国の労働者の団結で民営化を止めよう!広電という一企業へ、市民の財産を何の合意もなしに丸投げして与え、雇用継続も路線存続も保障できないのに毎年ばく大な補助金を出すというこの公営企業の私物化を絶対に阻止しよう!

              中国新聞(12・17)の記事↓

            呉駅前での朝ビラ↓           昼の駅前バスターミナルでの街頭宣伝↑










※呉市交通局支部のアピールは、別にアップします。



















2011/12/14

草津病院支部弾圧粉砕集会を開催

12月14日、草津病院支部の中山支部委員長に対するデッチ上げ弾圧粉砕の団結集会を開催しました。
冒頭、鈴木委員長が「職場・地域で労働組合運動を強化して行くのがこの弾圧に対する私たちの回答。自分自身の闘いの決意を固める場にしよう」とあいさつ、続いて草津病院支部から上告趣意書提出、職場闘争の前進、共に闘う会の現状について報告がありました。
中山支部委員長は、11月27日の星野全国集会に参加した報告を混じえて、「一歩も引かずに闘わないと世の中はひっくり返せない。この弾圧は闘うユニオンをつぶし、指導部をやめさせる攻撃だが、組織拡大と団結強化で組合は1ミリも後退せず病院資本を追い詰めている。解雇撤回まで定年になっても闘う」と決意を鮮明に熱く語りました。
共に闘う仲間から連帯のあいさつを受け、団結頑張ろうで集会を締めくくりました。絶対に無罪をかちとろう‼

2011/12/05

市営バス廃止条例絶対反対|呉市交通支部No.10


市営バス廃止条例絶対反対
公営交通を守れ!
解雇撤回へ団結を!

 呉市議会12月定例会が始まりました。12月15日の公共交通問題対策特別委員会で「呉市交通事業の廃止」に向けた「呉市交通事業の設置等に関する条例等を廃止する条例」が提出されます。小村市長らはろくな審議も行わず翌日16日の本会議でこの条例を成立させ、来年4月からの民営化を強行しようとしています。しかし、私たちは絶対にこの民営化を許さない! 
 70年も続いてきた市営交通を廃止するという合意が、呉市民の間で、いつどこでなされたというのでしょうか。市民の共有財産である市営バスを広電という一私企業に、タダどころか数十億円ものカネ(市民の税金だ!)を付けて投げ与えるなどということが、どうして許されるのか。明らかになった民営化にかかわる費用は「広電利権」と呼ぶほかありません(別掲)。小村呉市長と広電の越智社長は、2人とも元運輸官僚で「お友達」と言われています。利権がらみと疑われても仕方ありません。こんな民営化は白紙撤回あるのみです。民営化で市民の負担がなくなるというのも大ウソで、広電には毎年9億円以上といわれる税金が投入され続けるのです。
 何よりも許し難いのは、小村市長ら市・交通局は、補助金までつけて事業を広電に譲り渡しながら、そこで働いていた労働者の雇用や賃金は好き勝手に切り捨て、大幅に引き下げてもよいとしていることです。
 雇用について何の法的な枠組みも決めず、首を切った上で、不足する人員を外部から補充するなど、国鉄分割・民営化や社保庁の解体でもなかったことです。こんなでたらめを許すならば、大阪をはじめ全国の公営交通労働者、そしてすべての自治体公務員労働者の大首切りが横行することになります。それは公務員だけでなく、すべての労働者の雇用・賃金・生活・権利を破壊していくことになるのです。呉交通局廃止・民営化を阻止する闘いは、私たち呉交通局労働者のみならず、全国の労働者の未来をかけた闘いです。
●民営化は絶対に阻止できる!
 民営化は矛盾だらけ、問題だらけです。だから小村市長は社会的大問題になる前に、強行突破しようとしているのです。しかし、私たち労働者が民営化絶対反対で団結すれば、民営化は止まる。バスを動かしているのは小村市長でもなく、交通局の幹部連中でもありません。「オレたちがウンと言わなかったらバスは動かない」のです。民営化絶対反対で闘う団結を職場に広げよう。ここでこそ勝負が決まるのです!


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広電は税金で丸もうけ。労働者は首切り・賃下げ——これが民営化の正体だ!

・交通局が保有する市民の財産=車両や機器3億円分を無償で譲渡。
・交通局の32 か所の土地建物の年間賃料3500 万円分相当を無償で貸与。
・広電に「経営支援補助金」として年4億2000 万円を渡す。
・バス塗り替え費用など準備金として2億円を支出。
・広電の新規バス購入費用の補助名目で向う5年間毎年1億円を出す。
・ベテラン運転手を新規採用扱いの低賃金に。
・「阿賀営業所」問題
 「阿賀営業所」は広電と密接な関係がある広島ガスの土地を年6000 万円で借りて(20 年契約)でつくられたが、「回送ロス年間約22 万キロ、燃料代などの余分な経費は約8000 万円」と報道されている。この阿賀営業所を広電は廃止。20 年の賃借契約を破棄する違約金として、今回5 億6000 万円を市が広島ガスに支払う。


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ふざけるな!「最悪の結果となったが後は知らない」 (都市交幹部)

 都市交中国・九州地本第29回定期大会で、主催者を代表して大庭委員長(北九州)が以下のような発言をしています。
 「呉市営バスが2012年3月末を以って民間移譲する問題について、今日まで他都市においては民間移譲の合意にあたっては、一定の身分保障が行なわれた後、最終的に移譲やむなしと判断してきたが、呉市の場合は最悪の結果となった。まだ56名職員の再就職先が決定されていないと聞いているが、来年3月末迄には希望する者全員が何らかの形ででも新なスタートが切れるよう願うばかりだ」と。本当に許せない発言です。
 そもそも都市交本部と中国・九州地本は、呉公営交通労組の光宗委員長とともに今年の1月、「首切り」を容認する協定書に印鑑を押し「最悪の結果」を招いた張本人ではないか! 組合員が路頭に迷おうと知ったことではないと言わんばかりのこの発言は一体何だ! これがかりにも労働組合の委員長の言うことか! もうこんな都市交や公営交通労組の腐り切った幹部たちに私たちの雇用や未来をまかせることは断じてできません。労働組合を彼らの手から奪い返そう! ひとりの首切りも許さない、強い団結をかため、呉市交通局の廃止・民営化絶対反対を貫こう!


広島連帯ユニオン第24回定期大会 特別決議

第24回定期大会で、「すべての原発今すぐなくせ!」の反原発特別決議を採択しました。以下に掲載します。

特別決議
 すべての原発をいますぐなくせ! 
フクシマと連帯し、すべての原発の即時停止・廃止を闘う決議

 2011年3月11日に大地震の中で発生した福島第一原発事故は、いまだ深刻な事態が継続しています。大量に放出された放射能はすでに広島原爆の168個分といわれ、福島の人々を被爆の脅威にさらし続けています。何よりも、原発事故の収束作業にあたる労働者には殺人的な被ばく労働が強制されています。
 おきていることの一切は、国家と資本による階級的犯罪です。新自由主義と核武装政策の下で原発大増設を進めてきた歴代自民党政権、電力資本を中心とした日本資本家階級、そして自民党の政策を引き継ぎ、原発のさらなる増設と「新成長戦略」の目玉としての原発輸出政策を進めてきた民主党政権、さらにはそれらに群がる御用学者とメディア。「原子力村」とも言われるこうした連中に、実際に身をもって責任を取らせなければなりません。
人民の怒りの中で登場した野田政権は、「世界一安全な原発を目指す」(9・21国連演説)として原発再稼動、原発輸出を正面課題としてすえています。そしてそのために「原発事故の収束」のキャンペーンと避難地域の解除を強行しています。原発再稼動のために高レベル汚染地域に子どもたちを「帰還」させ、放置する野田を断じて許すことはできません。
日本の原発政策は、国鉄分割民営化に象徴される新自由主義政策・労働組合の団結破壊を土台として展開されてきました。危険な被ばく労働は幾層にもわたる下請け構造の中で、外注先の非正規職の労働者に押し付けられてきました。連合はこの原発大増設・「安全神話」とたたかうどころか、電力総連を先頭に原発推進の手先となり果てました。 
しかし、怒りの声は地に満ち、9・19の明治公園6万人をはじめとして労働者人民の巨大な決起が始まっています。
いまほど、闘う労働組合の登場が求められているときはありません。
動労水戸は、放射能で汚染された列車の検修業務を拒否してストライキに立ち上がり、青年労働者を組合に獲得しました。11月6日全国労働者総決起集会では、フクシマから全国・全世界の労働組合に団結を求める熱いアピールが発せられました。
被ばく労働によってしか成り立たない原発は、労働者の存在とあいいれないものです。動労水戸の闘いは労働組合が現場から立ち上がったとき、原発も被ばく労働もなくせるという展望を指し示しています。労働者の団結した力こそ、原発なしには成り立たないような社会を根本から変える原動力です。絶対にすべての原発をなくすことができます。
広島連帯ユニオンは、怒りのフクシマと連帯し、「すべての原発いますぐなくそう」と立ち上がるあらゆる人々の闘いの先頭に立ち、何よりも自らの職場から「原発なくせ」「子どもを放射能から守れ」の闘いに立ち上がります。中国電力による上関原発建設・島根1号機再稼働・島根3号機運転開始を阻止しよう!
以上決議します。
(2011年11月27日)

2011/12/04

『無実の中山さんと共に闘う会』NEWS No.2を発行しました!

草津病院支部弾圧とのたたかいへのご支援感謝します。今は、ドンドンと組合事務所に全国各地からの激励や『共に闘う会』への加入申込がきています。本当にありがとうございます!中には、切手や中山さんへの自筆の激励の手紙などもあり、一同感激しています。
遅くなりましたが、NEWSの第2号を発行しました。本来は会員各位への発送をすべきところですが、極力、手渡し配布の形にして、みなさんの衷心からの支援を有効に使うべく務めていきます。広く、ブログにて公開していきますので、よろしくお願いします。(中共闘事務局)

◆『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』
No.2(2011/12/1)
●12・14草津病院支部弾圧粉砕集会へ結集を!
すべての闘う仲間のみなさん!去る11月27日付で、広島連帯ユニオン草津病院支部の中山支部委員長は、最高裁第2小法廷に対して『上告趣意書』を提出しました。中山支部委員長の無罪に向けて広島連帯ユニオンは同日、広島市内で第24回定期大会を開催して、闘う労働組合つぶし・団結破壊の草津病院支部弾圧をはね返して、反原発・反失業、非正規職撤廃!の闘いを推し進めていこう!とガッチリ確認しました。ついに、最高裁での闘いの火ぶたが切られました。
草津病院支部は、新組合員も含めて支部のすべての組合員が、中山支部委員長の下に固く団結して、新自由主義=人事評価制度の要である『評価シート』提出拒否の闘いをやり抜いています。新組合員に対する執拗な分断攻撃もブッ飛ばして、組織拡大の闘いが職場で始まりました。この闘いと一体で、中山支部委員長にかけられたデッ上げ『窃盗罪』を粉砕しよう!
来る12月14日の夕方より、支部とユニオン、広島の闘う仲間の団結をうち固めて、組合弾圧を粉砕する集会を開催します。中山支部委員長をはじめとした草津病院支部への激励集会でもあります。緊急集会ですが、ぜひ多くの仲間のご参集をお願いします。
※当日、解雇撤回!非正規職撤廃!で闘う東京西部ユニオン・鈴木コンクリート(鈴コン)分会への檄布への寄せ書きも行います。また鈴コン分会の解雇撤回を求める東京地裁への要請署名も募ります。ご協力よろしくお願いします。
12・14草津病院支部弾圧粉砕!デッチあげ・労組つぶし許すな!広島団結集会
とき 12月14日 18:30~20:30
ところ 広島市西区民文化センター3階・大会議室C
http://www.cf.city.hiroshima.jp/nishi-cs/frame_main.htm
主催 広島連帯ユニオン

●無実の中山さんと共に闘う会の会員になって下さい!
すべての皆さん、ユニオン草津病院弾圧粉砕の闘いへのご支援ありがとうございます。
私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言いきって、このデタラメな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては、職場生産点を握る闘いを継続して職場復帰するまで、あきらめずに前進していきます。
『共に闘う会』への加入と、賛助金での裁判闘争のご支援をお願いします。(中山崇志)
■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です
郵便振替口座番号 01330-7-109491
/加入者 広島連帯ユニオン
【問い合わせ】 〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5
・広島連帯ユニオン  ℡082-873-1446
※郵便振替用紙をご希望の方は、上記の事務局までお知らせ下されは送付します。

●11・27星野全国集会に中山草津病院支部委員長が参加!
11月27日午後、「獄中37年を打ち破ろう 11・27星野全国集会」が、東京・錦糸町のすみだ産業会館に600人を集めて、熱気に満ちて開催されました。『あと2、3年で出獄する』という星野文昭さんの固い決意に応えて、労働者階級の決起で星野文昭さんを奪還することを誓い合い、来年2月の全国労組交流センター総会の徳島での開催と、徳島刑務所包囲闘争に向かって決意を固めました。
40年前の沖縄返還協定批准阻止闘争の先頭に立ち、沖縄の永久基地化に反対して闘ったことへの弾圧として、デッチあげの殺人罪攻撃で、無期懲役の牢獄にとらわれている星野さんを再審無罪で取り戻す闘いは、この1年、大きな前進を遂げています。再審請求の第2、第3の補充書が出され、7月には、つれあいの暁子さんをはじめ多くの仲間が訪米して国際的広がりをつくりました。11月28日にはサンフランシスコの日本領事館への抗議行動もおこなわれました。
何よりも6月全国総会に向け、星野さん自身の「あと2、3年で出る」という強い決意が表明されました。集会では星野さんの「99%(の労働者民衆)とつながり99%の力で勝利をかちとる」という力強いメッセージが紹介されました。暁子さんは、星野闘争の「無期に屈せずかちとってきた地平」を勝利感をもって語り、「2月の徳島刑務所包囲闘争に(韓国・民主労総の韓進重工業闘争の)希望バスのように結集してほしい」と訴えました。
労組交流センターからは、「2012年を星野奪還大運動の年とする」との闘争宣言が発せられました。2月、広島からも徳島へ結集しよう! 
被災地の福島、宮城から大挙駆けつけた上京団を代表して、清野和彦福島県教組元委員長が、全原発の撤去と労働組合の闘いの復活を訴えました。 
6人の再審弁護団が全員登壇し、それぞれ権力との攻防の核心点を提起し、勝利の展望を語りました。参加者は再審の扉がこじ開けられつつある実感をもちました。
中山支部委員長へのデッチ上げ同様のデタラメな団結破壊・反原発運動つぶしの弾圧をはね返して、24番目の星野救援会として11月に結成されたばかりの愛媛星野文昭さんを取り戻す会に続いて、わが中山支部委員長が広島星野文昭さんを救う会を代表して発言しました。「星野文昭さんと共に闘う」「警察・権力の組合つぶしのデッあげ弾圧をブッ飛ばして職場に闘う労働組合をつくり、そこを拠点に闘おう」との発言に会場から多くの拍手が寄せられました。
     広島星救を代表して『星野ゼッケン』で発言する中山草津病院支部委員長


★星野さんを取り戻そう12・18広島集会に参加を!


とき  12月18日(日)15時~ 
ところ 広島工業大学広島校舎3階301号室
 →http://www.it-hiroshima.ac.jp/institution/hiroshima/


主催  広島 星野文昭さんを救う会
※DVD上映。星野暁子さんを先頭にした訪米団が持参した英語版の星野闘争ダイジェストを邦訳したもの(30分くらい)
■星野月例街宣
とき   12月18日(日)13時~14時
ところ  本通アーケード・サンモール前(本通電停西入る)

広島連帯ユニオン第24回定期大会を開催

遅くなりましたが、去る11月27日に広島連帯ユニオン第24回定期大会が開催されました。その報告です。 執行部を代表して発言する鈴木委員長(広機分会のたたかいと今日の青年部のたたかいを語る)

当日、来賓として参加していただきました動労西日本の大江委員長、動労千葉を支援する会 広島の運営委員の方、また熱い激励のメッセージをよせていただいた高陽第一診療所労組、動労千葉、全国各地の合同・一般労組全国協議会のユニオンのみなさんに感謝の意を表します。本年の大会は、大恐慌の本格化と3・11大震災ー原発爆発の事態を受けて、労働組合、とりわけユニオンがどのようにして労働者階級の怒りと結びついて、たたかうのかが問われる中で開催されました。
9・19の明治公園6万人の反原発の怒りと結びつくこと、なにより”フクシマの怒り”と私たちユニオンに結集する労働者がどのようにして、怒りを共有して連帯していくのか、がテーマになっています。その答えは、11・6日比谷公園6千人の「反失業・反原発」~解雇撤回、非正規職撤廃!国際連帯のたたかいの中にあると思います。
11月集会をけん引する動労千葉や動労水戸が、外注化と偽装請負、さらには原発を推進するJR資本の被曝労働強制と真っ向からストをうち抜いて、青年労働者を獲得、組織していく姿の中に、今、労働組合が職場で資本とガチでたたかうことの重要性が明らかにされています。その資本と真っ向からたたかい、「解雇撤回、非正規職撤廃」をかかげて職場のたたかいを地域や産別に広げていこうとしている東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会闘争を全国の力で支援して勝利させていく中に展望があります。             広島地域支部からの報告
全造船の右派分裂とのたたかいを打ち抜いた三菱広機分会の45年のたたかいを基礎に、わが広島連帯ユニオンは、20年を超えてたたかってきました。その中で、本大会ほど労働者の団結の力を感じたことはありません。             全造船三菱広機分会からの報告
地域の仲間と団結をつくりだして、少数の会社でたたかい抜く青年労働者から三菱独占と40年以上たたかい続けてきた”反戦派”の再雇用の労働者まで、全組合員が一体になって、労働組合とその団結の中にこそ、労働者階級と人民の未来があるということを実感し、その路線に確信をもつことができた大会でした。             青年部からの報告
また、国鉄闘争-分割・民営化と1047名解雇撤回のたたかい、とりわけ震災直前に全国運動をたちあげて解雇撤回と外注化反対・非正規職撤廃のたたかいを全国に広げる活動を展開してきたことは決定的だったと痛感しました。「惨事便乗型資本主義」-『ショック・ドクトリン』としての国鉄分割・民営化攻撃と総評解体・連合結成、日本での新自由主義の全面的な始まりに対して、正面からこれをを受けて起ち、勝利してきた国鉄闘争の意義を再確認しました。広島でも、動労西日本の開始した「契約社員制度廃止」をめざすたたかいは、まさに合同・一般労組(ユニオン)こそが課題としてたたかうべきことであると鮮明になりました。
このたたかいの実践的なとりくみとして、民営化・非正規職化とたたかう拠点が、ユニオン呉交通局支部の呉市バス民営化とのたたかいです。 呉市バス労働者としての誇りを踏みにじり、雇用を奪い、非正規職化と偽装請負の横行する公営交通民営化にユニオンは絶対反対でたたかい抜きます。来年4月民営化をぶっとばすたたかいをやり抜こう!国鉄全国運動の具体的なとりくみとしてたたかっていくことが呼びかけられました。




復興増税-「復興特区」「福島医療特区」、TPP(環太平洋経済連携協定)、労働者派遣法改悪、日米安保強化と米軍辺野古新基地建設、原発再稼働と原発輸出の極反動政権である野田政権を、反失業・反原発の怒りの炎で焼き尽くし、労働者が社会の主人公となるために、職場にたたかう労働組合を組織しよう。そこを拠点に地域に団結を拡大しよう!この路線で一致して、広島連帯ユニオン第24回定期大会は『団結ガンバロー』で、締めくくられました。
































 

全造船三菱広機分会 2011年定期大会の報告

 広島連帯ユニオンの基軸組合である全造船機械三菱支部広島精機分会から、定期大会の報告がありました。転載します。【ユニオン・ブログ担当者】

全造船三菱広機分会 2011年定期大会報告
                             2011/11/29 広機分会
 去る11月27日の午前、広島市の広機分会事務所において、広機分会の2011年定期大会を開催しました。組合員全員参加の下に活動総括と運動方針の一致をかちとりました。
 来賓に全造船西部地本・マツエディーゼル分会の松浦副委員長と広島県労働組合交流センターから植野事務局長を迎え、2人からあいさつをいただきました。さらに全造船本部、三菱支部をはじめとした各労組の連帯メッセージの紹介がありました。
 冒頭、竹中委員長が「恐慌・震災、とりわけ原発爆発事故など、労働者にとって大変な時代を迎えている。わが分会も現役がいなくなり全員が再雇用になっているが、今こそ職場や地域で労働組合が求められている時だ。がんばっていこう!」とあいさつがありました。続いて、一般経過報告、決算と運動方針案を確認し、予算案を承認して大会は盛会のうちに進行されました。質疑応答では、今後の組合活動について各分会員の現状報告がなされ、非正規職化、派遣・請負労働の激増と首切り、賃下げの状況が浮き彫りにされ、また身近な職場の仲間が福島で被爆労働に従事していることなどが明らかにされました。
 「三菱独占の広機工場は無くなったが労働組合は残った。会社には“停年退職”があるが、労働組合は”生涯現役“だ。職場と地域にこだわって仲間を増やそう。広島連帯ユニオンに青年部ができて、青年が立ちあがっている。広島連帯ユニオンと連携して私たちも労働運動の経験を生かして、共にがんばろう。反原発で闘う全ての仲間と三菱の労働者が団結して闘おう!」とのしめくくりがあり、全員で『団結ガンバロー』を三唱し、大成功のうちに大会は終了しました。メッセージをいただいた各組合の仲間のみなさんに感謝します。





2011/11/08

11・27第24回定期大会へ参加しよう!

来る11月27日(日)午後2時より広島市中央公民館3階研修室1において広島連帯ユニオン第24回定期大会を開催します。すべての組合員の皆さん!闘う仲間の皆さんの参加を訴えます。
また、大会へのメッセージを寄せていただきたいと思います。
以下、『ご案内』を転載します。

広島連帯ユニオン第24回定期大会のご案内
                               2010年11月5日
 働く仲間のみなさん、組合員のみなさん!
 広島連帯ユニオンは、来る11月27日(日)に第24回定期大会を開催します。この定期大会への参加を訴えます。また、メッセージ、檄文などを寄せていただければ幸いです。
 広島連帯ユニオンは、草津病院支部への労組つぶしの弾圧をはねかえし、組織拡大を実現しました。この中で、長年の目標であった『青年部』の結成をかちとりました。さらに広大生協労組では、大学独法化と一体の生協民営化攻撃と粘り強く闘い抜いて、組合が職場の主導権を握り、委員長の不当配転攻撃をうちやぶっています。また4大産別の闘いにおいても、呉市交通局支部を立ち上げ、呉市バス民営化絶対反対の闘いをうちぬいています。さらに郵政支部の闘いが労働相談を基礎に発展しています。
 大恐慌は深まり、二番底-三番底の過程に突入しています。9・19反原発6万人の画歴史的な決起は、階級闘争をまったく新たな段階へと進めました。動労千葉・動労水戸・動労西日本をはじめとした国鉄労働者のストライキとJR資本との闘いは、フクシマの怒りと固く結びついて、反原発・非正規職撤廃・外注化阻止・偽装請負廃止の闘いを最先頭でけん引しています。新自由主義を打ち砕く闘いを国鉄闘争全国運動の拡大で推し進めよう!
アメリカでは、『ウォール街占拠』の闘いに続いて、西海岸のオークランド港でゼネストが闘われています。またロングビュー港でも外注化阻止の闘いが権力の弾圧を粉砕して前進しています。全国、全世界で労働者階級の資本家に対する総反乱が始まりました!
 私たち労働者の時代が来ました。合同・一般労組全国協の存在と闘いが決定的な状況です。わがユニオンは全国の仲間と固く団結して、反原発・非正規職撤廃の闘いを職場・地域で進めよう!そして全国協1000人建設を総力で実現しよう!11・6から2012年階級決戦に突き進み、社会を変えよう!
◆広島連帯ユニオン第24回定期大会
■とき: 2011年11月27日(日)13:30開場 14:00開始 ~16:30(予定)
■ところ:広島市・中央公民館3階 研修室1 

  JR横川駅南口より東へ約800m  
   〒730-0005広島市中区西白島町24-36 ℡ 082-221-5943 fax 082-221-5118

【メッセージ送付先】
労働組合 広島連帯ユニオン
〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5-2階中 tel/fax:082-873-1446/1475 
mail:rentai-union@theia.ocn.ne.jp

11・6に向けた街宣をやりました。

報告がおそくなりましたが、11月3日に経産省前の座り込み闘争に連帯して、青年・学生を先頭に広島市内の繁華街(本通電停前)街頭宣伝を行いました。 「な全」幟を見て、「な全ですね」と言って、北九州の方が駆け寄り署名をしていただきました。な全の運動の広がりを感じました。 また、多くの青年や保護者の方が、フクシマの事態に怒りを表明してな全署名をしてくれました。その盛り上がりに恐れをなした警察が、マイク宣伝をやめろ!と弾圧してきました。「苦情」を口実にした卑劣な言論弾圧をみんなの団結ではね返しました。その中で失業中の男性が警官の不当な弾圧に一緒になって抗議してくれたのです。その方から「警察はろくなことせんけぇ、がんばりんさいや」と激励の言葉をいただきました。




街頭は、分岐を始めています。圧倒的多くの「99%」の人たちが起ちあがろうとしています。これからも街宣をやろう!ということになりました。そしてこの勢いで11・6に銀座デモを青年がけん引しました。大成功した街宣でした。














11・6ユニオン・フォト

11・6労働者集会でのスナップ写真です。







日比谷公園内





















東電本社前











銀座
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































11・6全国労働者総決起集会に6000人!

 去る11月6日、東京・日比谷野外音楽堂にて、2011年の11月労働者集会が、5950人の結集で開催されました。
 動労千葉・全日建連帯関西生コン支部・港合同の闘う3労組が呼びかけて、国鉄闘争全国運動が賛同している全国の労働者が一堂に会する大集会です。本年は被災地・被曝地フクシマ、いわき、宮城からも大挙して労働者・農民が結集する反原発・反失業の”怒りの大集会”として大高揚し、感動の集会がかちとられました。そして、階級的労働運動を職場・地域で闘う労働者の闘いの前進が、野田政権を直撃し痛打しています。大勝利です!

 福島原発事故と原発再稼働攻撃、大失業と非正規職化攻撃に対する労働者階級と全ての労働者民衆による総反撃の宣言が発せられたました。何よりストライキで闘う動労千葉・動労水戸、関生が全体をけん引していました。

 さらに、多くの滞日・在日外国人、韓国・民主労総からはソウル地本を先頭に30名を超える訪日団、占拠闘争-ゼネストを闘う港湾労働者をはじめとしたアメリカの闘う労働組合の仲間、ドイツの労働者などが参加して『国際連帯闘争』としても大成功しました。大恐慌と新自由主義の「格差と貧困」を推し進める政策に対して、全世界の労働者が「99%の怒り」で決起する情勢がきていることを実感できました。今こそ労働者が社会を変えて動かす秋がきた!のです。11・6の息吹を職場・地域に持ち帰り、闘う労働組合をよみがえらせよう!

 我がユニオンも、その隊列の一員として終日闘い抜きました。呉交通支部と草津病院支部の『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』No.1を配布しました。

◆以下のサイトで報道しています。動画も多数あります。ぜひご覧下さい。

















2011/11/07

『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』 No.1を発行しました

 11・6全国労働者集会で『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』No.1を配布しました。転載します。


◆共に闘う会の結成にあたって
                 広島連帯ユニオン草津病院支部委員長 中山崇志
すべての皆さん、「無実の中山さんと共に闘う会」へのご支援ありがとうございます。
 まず裁判闘争について報告します。今年8月30日に広島高等裁判所の竹田隆裁判長によって、不当にも控訴棄却されました。竹田裁判長は、自信がないのか小さい声でぶつぶつと判決文を読み、傍聴席にいる仲間が異議を言うと「だまれ!」と恫喝してきました。そして、一審の「推認」について「強く推認できる」に変えてまで無実の私を獄中に収監しないと職場・地域で組織拡大されてしまうと恐怖し、有罪実刑判決を言い渡しました。
判決後すぐに上告をしました。しかし、国家権力は「9月2日の14時までに広島検察庁に出頭しろ!」と弁護士に通告してきました。再収監阻止のために保釈請求しましたが、保釈の条件に保釈金150万円を追加して納めろ!(総計600万円)といってきました。現在、保釈金を納め闘争を継続しています。
これからも私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言って、このでたらめな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては職場生産点を握る闘いをして職場復帰するまであきらめずに前進していきます。



◆無実の中山さんと共に闘う会の会員になって下さい!

 本年8月30日、広島高等裁判所で、中山崇志委員長に対するデッチあげ「窃盗」事件の控訴審判決公判が開かれ、「控訴棄却」の不当判決が出されました。
この不当判決に対して直ちに上告手続きを取りました。
 中山支部委員長の不当逮捕は昨年2010年6月10日。そこからは許すことのできない弾圧の連続でした。

 ①警察権力が職場に踏み込んで強行された中山支部委員長への不当逮捕。 ②結審公判まで続いた240日間に及ぶ未決勾留と接見禁止。 ③公判ではビデオリンク方式と遮へい用ついたてを使って検察側証人を被告や傍聴席から隠し、その上で草津病院の管理職や「被害者」の家族によって、検察のシナリオに沿った証言がなされたこと。 ④本年3月16日の広島地裁の1年6か月の有罪判決。 ⑤一審の有罪判決のみを根拠とした草津病院による3月28日付「懲戒解雇」強行。
 この一連の攻撃は、労働組合つぶしを狙った政治弾圧以外の何ものでもありません。警察権力と草津病院資本が結託して、資本と非和解で闘う労働組合の青年活動家のリ-ダーを意図的に狙った組織解体のための大弾圧です。
 このたび、広島連帯ユニオンは「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。中山支部委員長を支え最高裁での裁判を闘うこと、職場と全国の仲間の団結を広げることが目的です。職場の皆さんに加入を訴えます。
■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です
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◆10・30広島狭山集会での中山草津病院支部委員長のアピール

 狭山差別事件や星野闘争などは、私たち労働組合にとっては他人事ではありません。すべての事件は権力によってデッチあげられ司法の要であるはずの裁判所の裏切りによって犯罪者とされる団結破壊の弾圧です。そして弾圧されるのは青年・学生なのです。権力の狙いは青年・学生が活動できないように逮捕・起訴という弾圧によって転向を迫ることにあります。そのためには家族や仲間を使って脅しあげて活動をやめさせるのです。

 しかしこれに動じず闘い続けると国家権力を最大限に使って投獄して青年・学生の未来を奪ってきたのです。この弾圧に対して私たち労働者階級の答えは「団結」であり「組織拡大」することです。どんな闘争でも私たちは少しずつ団結と組織を拡大して前進してきました。

 この前進してきた闘いを広島でも学んで、反弾圧闘争や部落解放闘争・住宅闘争を闘っていかねばなりません。なぜならわが草津病院支部には、住宅闘争を闘う組合員がいるからです。 私はその組合員に対して「広島市によって住宅が奪われそうになったら2009年の八尾・西郡の森本さん宅強制退去阻止の闘いのように闘う」と誓いました。その決意は今も変わっていません。組合が一丸となってどんな弾圧に対しても不屈に闘います。団結破壊と分断を打ち破って闘う労働組合を職場で拡大しよう!

 去年の6月10日、草津病院支部に対して病院資本と国家権力が結託して組合つぶしをしかけてきました。私を「窃盗罪」で逮捕・起訴したのです。そして240日間、不当にも拘置されました。広島地方裁判所の判決は、何度も「推認できる」という言葉を使い、私が犯罪を行ったというシナリオを書いて、有罪判決を言い渡しました。直接証拠もなく、検察側の状況証拠だけを採用したもので1年半の懲役の実刑判決でした。広島高等裁判所の控訴審での判決は、控訴を棄却して、地裁の判決文にあった多くの「推認できる」という文言をできるだけ少なくして「大きくは推認できる」と断じています。やはり推察を強調する判決文でした。また新たなシナリオがつくられたようです。現在、組合は、どちらの判決もまったく不当であるとして、最高裁に上告して闘っています。

 この裁判を通じて判ったことは、権力が司法の原則である『疑わしきは被告人の利益』『疑わしきは罰せず』の方針を捨ててまで無実の労働者を監獄に送ろうとしているということです。こんなことは絶対に許してはいけません!しかし、これは国家と資本家が、労働者が団結して国家や資本家に抗議することに大変脅えている証拠です。

 今、世界で多くの若者が起ちあがっています。今こそ社会を立て直すときです。私たち労働者の団結の力で変えていくということです。労働者だけでなく農民や漁民も怒っています。TPPの導入は社会を破壊するものです。11月のAPECまでにTPP参加を決めると野田首相はいっていますが、これは野田政権が自爆のために時限爆弾のスイッチを押すようなものです。必ず労働者は怒りを持って起ちあがり大爆発します。共に闘おうではありませんか!

 今後どのような事態になっても、私は石川一雄さんや星野文昭さんに学んで、無実を訴えて闘っていく決意です。すべての怒りを11・6へ集めよう!

            ↓10・30広島狭山集会で報告する草津病院支部(発言は中山支部委員長)






























2011/11/06

呉市営バス民営化反対 一人の首切りも許すな|呉市交通支部No.9

呉市営バス民営化反対
一人の首切りも許すな

 全国の仲間のみなさん! 私たちは、小村和年市長(道州制推進論者)によって進められている市営バス民営化に絶対反対です。呉公営交通労働組合の執行部は、まだ議会で正式に決まってもいない段階から、早々と民営化に協力する「協定」を結んでしまいました。こうした労働組合の屈服の下で、労働者にすべての犠牲が押しつけられようとしています。「広電に全員採用」というのは大ウソで、12 人も不採用にされ、採用された人はベテラン運転士も「新入社員」と同じ給料に落とされます。いま現在、正職員で56 名、嘱託職員を入れると80 数名もの再就職が決まっていません。これこそ無責任です。雇用を奪い、賃金を切り下げ、公営交通を一私企業に売り渡す民営化は、絶対反対あるのみです。
 赤字だから、不況だから、首切り・賃下げも、民営化や外注化や非正規職化もしかたがないとし、当局や会社に協力してきた労働組合のあり方こそが、労働者の生活と世の中全体をめちゃくちゃにしてきたのです。いまや全労働者の3 分の1以上、青年労働者の半分が非正規職で、使い捨てられる状態。年収は300 万円にも満たず一生上がらない。一方で、大企業や大銀行は、何十兆円もの税金を自分たちの救済に使い、この不況下でも莫大な利益を独り占めにしています。医療でも福祉でも交通でも公的な責任が投げ捨てられ、全部資本の食い物にされ、安全は崩壊しています。
 行き着いた先が3・11 大震災の被害拡大、そして福島原発事故です。さらに政府・財界は、「復興」を名目に労働者や農民に一切の犠牲を押しつけ、首切りと大増税で生き延びようとしています。360 万公務員全員の首切りと非正規化を進め、労働者全体をいっそうの無権利に追いやり、資本家や国家の言いなりになる奴隷・兵隊にしようとしている。だから小村市長は、民営化を進める一方で、戦争賛美と原発推進の「つくる会」系教科書(育鵬社)を採択させたのです。
 もう「しかたがない」などと言ってはいられない! 私たち労働者は本気になって怒り、反撃に起つときです。闘いは被災地で、フクシマで、そしてアメリカ、ヨーロッパ、中東、アジア、全世界で巻き起こっています。労働者をなめるな! 闘う労働組合、闘う労働運動をよみがえらせよう! 職場の団結と地域の連帯をつくろう! 全国・全世界で始まっている労働者の闘いとつながり勝利しましょう!

民営化阻止へ 闘いはこれから!
10.21 呉 団結集会大成功

 広島連帯ユニオン・呉市交通支部の結成までは、民営化の既成事実がどんどん積み重ねられ、このまま来年4 月を迎えるのではないか思われていました。しかしいったん闘いを始めると、次々と民営化の矛盾があらわになり、闘いの団結が広がり始めました。
 「市営バス民営化反対 10・21 呉労働者団結集会」(呉市)には、交通局の仲間はもちろん、呉市民、連帯ユニオン組合員、広島や岩国の自治体労働者など多くの仲間がかけつけてくれました。そして福山の社保庁分限解雇撤回を闘う平口雅明さん、国鉄1047名解雇撤回闘争の当事者である動労千葉の高石正博さんからは、特別アピールをいただききました。NHKと中国新聞が取材に来るなどマスコミも注目しはじめています。街頭では呉市民から「がんばれ」との声が寄せられ、全国の仲間からも多数の激励メッセージが届きました。ありがとうございました。
 動労千葉の高石さんは、10・21 集会でこう訴えました。「国鉄の分割・民営化は国をあげての攻撃だったが、ひとりの首切りも許さないと団結したから闘えた。今もJR東日本と対等に闘えているし、10 年間、外注化を阻止し続けている。職場を握っているのはおれたちだ。おれたちがうんと言わなかったら電車も動かない。バスだってそうでしょう。今かけられている攻撃も団結して闘えば勝てる」と。その通り!おれたちがウンと言わなかったら何も進まない!「ひとりの首切りも許さない!」「民営化絶対反対!」で職場の団結を形成しよう。勝負はこれからだ!

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交通局労働者を不採用にしたあげく欠員!
「運転士募集」広告に怒り爆発!

 広電の運転士募集広告が、交通局のバスに貼られています。この広告料は「免除」されています。「免除」の理由は、「できるだけ多くの運転士を地元で確保したい」とのこと。現役の交通局運転士を12 人も不採用にした上で、何が「できるだけ地元で」か! 職場には激しい怒りが渦巻いています。勝手に民営化が進められ、自分や仲間の職が奪われようとしている中で、こんな広告を貼り付けたバスを運転させるとは!
 小村市長よ、当局よ、労働者をなめるのもいい加減にしろ! 運転士が確保できていないというのは、民営化の破産でもあります。みんなの怒りがひとつになった時、本当に呉市交通局の民営化は阻止できます。労働者には力がある!

2011/11/02

10・30広島狭山集会に参加しました

           発言する草津病院支部の仲間↑


 去る10月30日の午後、福島町で部落解放広島共闘会議の主催する寺尾差別判決37ヵ年糾弾!西郡住宅闘争勝利!10・30広島狭山集会が開催されました。ユニオンも住宅闘争を闘う草津病院支部を先頭に多数の組合員が参加しました。

 今回の狭山集会は、石川一雄さんの不屈の闘いに学んで、広島でも部落の労働者と固く団結して、部落解放闘争の前進をかちとろう!ということで部落解放運動の路線の学習会として開催されました。「部落差別は階級分断の攻撃であり、団結破壊であり、その本質は闘う労働組合の根絶にある」ということ、そして新自由主義の攻撃の中で、国鉄分割民営化攻撃とまさに一体の攻撃として部落解放運動・狭山闘争、住宅闘争の解体攻撃がかけられてきたのだということが明らかになりました。またこの過程が新自由主義の下、原発建設が推進された過程でもあったことがハッキリさせられました。

 階級闘争の主体として、労働者階級が一つに団結して社会を変えて、社会を動かしていくこと、これが労働組合の力であり、この労組を拠点にして地域での労働者人民の団結をつくりだすことが決定的であると思いました。さらに、この団結の中に国際連帯の闘いの発展もあるとうことも鮮明にされました。ニューヨークの「ウォール街を占拠せよ」運動が拡大して、11・2米カリフォルニア州オークランドでは、ゼネストが行われています。闘うILWU労働者、占拠運動との連帯をかけて、青年を先頭に、反原発・反失業!11・6労働者集会に大結集を!

 11月6日、東京・日比谷野音を溢れさせる怒りの結集を実現しよう!








































































































































































































































































































































































2011/10/30

10・27「福島のおんなたち」の反原発経済産業省前座り込みに連帯!広島でも中国経産局前で座り込み


               ↑申し入れ行動の様子


 10・27よりフクシマのお母さん・お父さんを先頭に、東京・霞ヶ関の経済産業省前での座り込み(包囲!)が始まりました。初日の27日には、何と1000人の人が集まりました(フクシマの人は80人以上が参加したそうです)。

 この行動に連帯した広島の中国経産局(合同庁舎)前での座り込み行動が、27日10時~14時半まで行われました。広島の怒れるおんなたちが集まり、わがユニオンの組合員も女性を先頭に参加しました。

 東京では10月29日に、東電に向けた怒りのデモ!も行われました。この東京での「オキュパイ(占拠)霞ヶ関」ともいうべき行動は、11月5日まで続けられます。東京へ行く人はぜひ連帯の行動に起とう!今すぐすべての原発を止めて、なくそう!


 11月6日、全国から東京・日比谷公園へ99%の怒りを集めよう!


◆写真は「広島大学*全学連」HPからの転載です。



◆また、座り込みと10・29デモのスライド写真集は以下のページにあります。

2011/10/27

要員不足と過重労働を際限なく強化する評価制度絶対反対!

草津病院支部ビラ『医療の現場』NO.37(2011年10月26日)を転載します。

団結し提出・面接を拒否して闘おう!

◆組合は今期も「評価」提出拒否闘争を行います!
 「自己評価」や「目標」の提出・面接の時期がきました。組合は、これまでの評価制度に対する闘争を引き継ぎ、今期も評価提出拒否闘争を行います。組合の主張は、好き勝手に「評価」を使って労働者を追い立てて働かせるな!職員への指導や教育は評価賃金とリンクさせずに行え!労働者の団結を分断するな!ということです。
 課長や主任から「標準」以上の評価を受けるために、私たちは過重な仕事に異議を唱えることができなくされています。「評価」の提出物に頭を悩ませながら仕方なく応じ、決められた労働時間以上にメチャクチャに働かされています。評価制度こそ、資本の儲けのために労働者をこき使う道具なのです。組合に加入してともに評価制度に反対し提出を拒否しよう。

【組合員の声】
 評価があるからこそ、パワハラ・いじめ・労災がある。こんな評価は絶対いらない。

◆「評価制度」は職場の安全と人間関係を崩壊させる!
 評価制度の弊害は、サービス残業だけではありません。仕事が過重なため要員不足のまま危険な状況に遭遇させられます。本年8月には1病棟で患者と家族の面会に立ち会った男性看護師が、その男性患者から暴力を受け顔面に大けがをする事態になり、結局は退職することを選択してしまいました。
 別な病棟では、新人職員に対して十分な指導する余裕もなくなり、「仕事ができない」と決めつけパワハラに発展した事例があります。
 また10月からの部署異動については、「拒否することは認めない」と事前に申しわたされました。横暴も甚だしいことです。人間として当たり前の個人の体調や家庭事情や異動の公平さなどお構いなしではありませんか。
 さらに、本年10月に予定されていた定期職員健診について、外部の業者へ委託して行うことが通達されました。儲けにならない職員検診を取りやめ、委託することによってその空いた時間を「お客様」相手に儲けをあげろということです。病院でありながら、働く職員の健康よりも金儲けを追求するという扱いには怒りがこみ上げます。
 評価制度は、管理職の中でもうまくいっていません。昨日まで「楽しい職場を作ろう」などとしゃべっていた主任が、これまで何人も退職していった現実はいったい何でしょうか。

【組合員の声】
 運が悪かったでは済まされない。「労災は受けるほうにも問題がある。その時の対応に問題があったのではないか。」などなど、個人責任に置き換えては何も解決しないと思います。そうせざるをえない状況を引き起こしているのはなぜか。その体制のありかたを見直すべきではないでしょうか。

◆「評価制度」を打ち破って職場の団結を!
 評価制度攻撃は、企業や会社が利益を上げていく新自由主義経営政策で、外注化・非正規化・リストラなど不当な労務政策を推し進める柱となっています。しかし、このような労働者への不当な攻撃は、闘う労働組合の団結とその闘いがあれば打ち破ることができます。
 JRの動労千葉という組合は、本年10月1日にJR東日本が強行しようとした検修業務の外注化を職場の団結とストライキの闘いで阻止しました。また動労水戸は、福島第一原発事故で放射能汚染して放置されていた常磐線の車両の運転再開攻撃を、やはりストライキで闘いました。職場や地域から圧倒的に支持され職場の青年労働者が新たに組合に加入しました。
今、世界大恐慌の中で全世界の労働者が闘いに起ちあがっています。ギリシャのゼネストやエジプトの革命でも、いずれも労働組合がその中心を担っています。
 日本においても、福島第一原発事故から半年目の9月19日に、東京の代々木公園で、原発再稼働に反対する6万人の集会が開催されましたが、自治労や教組など多数の労働組合が声を上げました。労働組合が、資本やそれを擁護する政府との本格的な闘いを開始すれば世の中を変えることができます。11・6全国労働者集会でもっと大きな団結の輪を広げましょう。

◆「無実の中山さんと共に闘う会」に加入しよう!
 本年8月30日、広島高等裁判所で、中山崇志委員長に対するデッチあげ「窃盗」事件の控訴審判決公判が開かれ、「控訴棄却」の不当判決が出されました。
 この不当判決に対して直ちに上告手続きを取りました。
 中山支部委員長の不当逮捕は昨年2010年6月10日。そこからは許すことのできない弾圧の連続でした。 
①警察権力が職場に踏み込んで強行された中山支部委員長への不当逮捕。 
②結審公判まで続いた240日間に及ぶ未決勾留と接見禁止。 
③公判ではビデオリンク方式と遮へい用ついたてを使って検察側証人を被告や傍聴席から隠し、その上で草津病院の管理職や「被害者」の家族によって、検察のシナリオに沿った証言がなされたこと。 
④本年3月16日の広島地裁の1年6か月の有罪判決。 
⑤一審の有罪判決のみを根拠とした草津病院による3月28日付「懲戒解雇」。
 この一連の攻撃は、労働組合つぶしを狙った政治弾圧以外の何ものでもありません。警察権力と草津病院資本が結託して、資本と非和解で闘う労働組合の青年活動家のリ-ダーを意図的に狙った組織解体のための大弾圧です。
 このたび、広島連帯ユニオンは「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。中山支部委員長を支え最高裁での裁判を闘うこと、職場と全国の仲間の団結を広げることが目的です。職場の皆さんに加入を訴えます。

【組合員の声】
去年の6月に組合委員長逮捕という草津病院支部弾圧がありました。その後すぐに職場内で中山さんへの激励メッセージを集めました。今も中山さんの無罪をかちとりたいと思っています。
また職場でいろいろな問題に対して声を上げるには、評価制度というのがとても大きな壁です。しかし組合は今回も評価制度拒否ということで一致して頑張ります。


中山さんは無実だ!不当な有罪判決を許すな!
中山崇志さんを職場に取り戻そう!

2011/10/24

民営化反対10.21団結集会が大成功|呉市交通局支部no.8

交通局支部先頭に45人が参加
団結の広がりに勝利を確信

 10月21日、呉市文化ホール展示室において開催した「市営バス民営化反対 呉労働者団結集会」には、呉交通局の仲間と広島連帯ユニオン組合員ら45人が集まり、大成功しました。広島連帯ユニオン・呉市交通局支部結成以来の闘いの前進を肌で感じることのできる集会でした。「ひとりの首切りも許さない団結を職場につくれば、民営化はぶっ飛ばせる」「民営化絶対反対で全国の労働者と団結して闘えば勝利できる」――これが集会の結論です。
 集会では、社会保険庁分限免職者で解雇撤回へ闘い続ける平口雅明さん(福山)、国鉄分割・民営化に対してストライキで闘って組合の団結を守りぬき、JR東日本の検修構内業務外注化攻撃を10年間にわたって阻止し続けている動労千葉組合員の高石さんから連帯のあいさつを受けました。平口さんも高石さんも「赤字だからしかたない」「公務員は働きが悪い」と宣伝し、御用労働組合が当局の手先となって民営化を進める手口は、国鉄と社保庁で行なわれたのと全く同じだと述べました。
 高石さんは「国鉄の分割・民営化は国をあげての攻撃だったが、ひとりの首切りも許さないと団結したから闘えた。労働者がウンと言わなかったら列車もバスも動かない。現場を握った仲間が絶対反対で団結し、正しいやりかたで行けば勝てる。呉市交通局の民営化は穴をあけられないことはないと思います」と激励してくれました。

●交通局支部委員長が決意表明
 呉市交通局支部からの決意表明に立った結城支部委員長は、「公営労組が闇の中で民営化を進めたことが許せなかった。一番許せないのは個人情報の広電への提供だ。闘いの中で当局
を追い詰めていることを実感している。ちょっとしたことでこの民営化は崩れそうな気もしている。みんなの生活もかかっているので全力で闘いたい」と力強く述べ、参加者全員に感動を呼び起しました。
 集会へ駆けつけた交通局の仲間を代表してAさんが、「僕らにできることは人数を増やして行動を広げていくことです。自分のこと、家族のことを考えたらそれは可能だと思います。みなさん、応援よろしくお願いします。」とあいさつしました。
 つづいて戦争賛美と原発推進の「つくる会」教科書を採択した小村市長を徹底弾劾した呉市民、広教組の仲間、高陽第一診療所労組、動労西日本、広島市の自治体労働者から次々と連帯のアピールが行われました。最後に連帯ユニオンから草津病院支部と青年部がともに闘うの決意を述べ、団結がんばろうで集会が締めくくられました。この集会をステップにして団結を固めさらに闘いを前進させていきましょう。

●11・6全国労働者総決起集会に集まろう
 全国の仲間たちからも多数のメッセージをいただきました。11月6日に東京で行なわれる「反失業・反原発 全国労働者総決起集会」には、全国各地の職場で民営化や外注化、非正規化と闘っている仲間たちが集まります。呉の闘いは全国の仲間も注目しています。全国の仲間と団結して勝利しよう!

10・21 呉労働者団結集会(呉市文化ホール展示室)

決意を表明する呉交通局支部の結城委員長

各地の職場の仲間たちが、民営化反対をともに闘うと
寄せ書きした檄布が交通局支部に贈られた。

 当日は夕方から大雨になったにもかかわらず、呉、広島から仕事を終えた仲間たちがかけつけてくれました。民営化反対で、地域の労働者と住民の団結、共闘をつくりだし、広げていく。これこそ労働組合が、やるべきことです。
 集会前には、呉駅のバス停前で民営化反対の街頭宣伝を行い、勤め帰りの労働者市民が次々とビラを受け取っていきました。