2009/12/30

12・23 動労千葉を支援する会総会に大結集


 12月23日、動労千葉を支援する会・広島の第2回総会が開催されました。新たな役員体制を確立し、そのもとで動労千葉物販を武器に職場に団結を拡大しようと全参加者が奮い立つ総会となりました。動労千葉からは田中康宏委員長が駆けつけました。
 新しい代表運営委員に、全造船三菱広機分会の斉藤さんが就任。自らの40年余の闘いの歴史を振り返りながら、「昔は国鉄労働運動にはいろいろな党派・勢力がいたが、全部裏切っていった。動労千葉だけが闘い続けている。大失業時代の中でこの意義は大きい」と、代表を引き受けた理由と決意を述べられました。
 田中委員長は、国鉄1047名解雇撤回闘争が正念場を迎えていること。そして、JR東における検修業務の全面外注化は「第二の国鉄分割民営化」であり、全労働者の未来をかけた決戦であること。さらに、動労千葉の反合理化闘争の切り開いてきた意義を明らかにし、この地平をもって全階級的な反撃をつくりだす展望があることを訴え、2・13全国労働者総決起集会への大結集を訴えました。
 動労西日本から国鉄決戦アピールが行われ、各職場からの発言が行われました。ユニオンからは、広大生協労組、草津病院支部、NTT関連支部が発言しました。
 連帯ユニオンとしても動労千葉物販を積極的に取り組み、職場に団結を拡大しよう。

12月20日発行NTT関連支部ビラ

遅くなりましたが、NTT関連支部の12月のビラを掲載します。


NTT資本は業務外注化・派遣切り解雇を撤回せよ
さらなる外注化・クビ切りを許すな!
外注化攻撃とたたかう国鉄労働者とともに闘おう
広島連帯ユニオン・NTT関連支部に加入し団結しよう


 NTT資本による外注化と派遣切り解雇を絶対許さない。「コスト削減」の名のもと、さらなる外注化・低賃金化・非正規化・クビ切りをねらっている。絶対に許さず、団結してたたかおう。
 今日本中の企業でこうした外注化・非正規化が行われている。その結果生み出されているのは、3人に1人が非正規雇用、サービス残業の横行、生きていけない低賃金の蔓延だ。
NTT資本は50歳一旦退職・子会社への再雇用・賃金3割カットの導入で、こうした状況を全社会にはびこらせる原因を生み出してきた。
 50歳退職・再雇用も、9月末の外注化・解雇も、攻撃は全てNTT労組の屈服・協力によってはじめて貫徹されている。50歳一旦退職も組合の団結のもと全員が拒否すれば貫徹できない。組合幹部は「会社の決めたことには逆らえない」「たたかっても勝てない」というがそんなことウソだ。

外注化攻撃とたたかい勝利してきた動労千葉
動労千葉のようにたたかえば勝てる!


 その証拠に、動労千葉は2000年以来、9年間にわたって、車両の検修(検査・修理)業務の外注化攻撃を阻止しつづけている。検修業務を外注化し、60歳定年後の再雇用先をその外注会社にさせようとしたJR資本の攻撃に対し、組合員全員が外注会社への再雇用を拒否したことで外注化そのものがストップしている。たった400人の組合だが、団結すれば勝てることを身をもって示している。動労千葉のようにたたかえば勝てるということだ。
JR東日本は来年4月、これまで部分的だった検修業務の外注化を全面的な丸投げ外注化にすることを発表した。理由は「コスト削減」。今回のNTTの外注化とまったく同じだ。すでに保線業務は外注化されており、検修業務の全面外注化は鉄道の安全の崩壊をもたらす。107名の死者を出した尼崎事故の再来は不可避だ。
 NTTやJRといった民営化された大企業が外注化・非正規化を進めてきた結果が今の社会の状況だ。JR東の検修業務全面外注化はJRの労働者だけの問題ではなくすべての労働者の問題だ。こんなことを許すわけにはいかない。
動労千葉は9年にわたる外注化阻止の勝利の地平をもってこの全面外注化攻撃に対し、さらに団結を拡大して全面的に対決しようとしている。勝てるたたかいだ。ここで勝って社会全体の流れを変えよう。動労千葉とともにたたかおう! 12・23動労千葉を支援する会・広島の総会に集まろう!

外注化・非正規化・クビ切り・賃下げとたたかう労働組合を

 今年の年末は、昨年末よりも約100万人多い失業者が生み出されている。リーマンショック以来の大恐慌情勢はこれから2番底、3番底を迎えるといわれており、ますます深刻だ。
 鳩山政権が「事業仕分け」などでやっていることは結局公務員にたいする外注化・民営化・クビ切り・非正規化の攻撃であり、労働組合破壊の攻撃だ。公務員が巨大な「ムダ」を生み出しているようなことをいっているがデマだ。米軍には巨額の思いやり予算を投入しながらそこには一切手をつけず、失業率の高い沖縄での重要な雇用となっている基地従業員の人件費だけ「仕分ける」という事実ひとつとっても、この事業仕分けがいかにペテン的で労働者にとって何もいいことがないかはっきりしている。ねらいは公務員職場も外注化・民営化し、圧倒的多数を非正規化するということだ。
 不況の責任は労働者には一切ない。しかし支配階級は資本主義の危機をすべて労働者に押し付けて生き残ろうとしている。
 NTTの職場でもさらなる外注化・首切りがねらわれている。だが、丸投げ外注化は偽装請負の発生など様々な矛盾を生み出す。今回9月末のマンション営業部の外注化もすでに様々な矛盾を生み出している。敵の弱点は無数にある。団結してたたかえば勝てる。
 職場にたたかう労働組合をよみがえらせよう。広島連帯ユニオン・NTT関連支部に入ってともにたたかおう!

2009/11/22

第22回定期大会が成功



11月22日、広島市西区民文化センターにて、広島連帯ユニオン第22回定期大会を開催しました。広島連帯ユニオンは今大会をもって結成20周年を迎えます。1989年の総評解散・連合結成という労働運動の重大な変質に抗して結成されてから20年、「いまこそ連帯ユニオンの真価が問われるときだ」という決意も固く、組合員の団結を固める大会となりました。

議案の提起では「
昨年のリーマンショック以来の世界大恐慌情勢の中、資本家たちは生き残りのために一切の犠牲を労働者に押し付けようとしている。」「民主党政権は自民党以上に大企業と国家を守るために道州制・民営化の攻撃を柱に、首切り・賃下げ、非正規雇用化、社会保障の解体と大増税を押し付け、戦争につきすすむ政権だ。」「他方、世界中いたるところで労働者の反乱が始まっている。たたかう労働運動が社会の前面に登場するとき」として「国鉄1047名解雇撤回のたたかいを先頭に労働組合のあり方を変革し、たたかう労働組合運動をよみがえらせよう」「道州制・民営化=公務員360万人首切り・非正規化反対、派遣法撤廃」「解雇―首切りを許さず団結してたたかおう」と提起が行われました。

討論の中では、広大生協労組や草津病院支部、
NTT関連支部のたたかいの報告と決意、新たに結成されたソル・プランニング支部などからの発言と、活発な討論が行われました。新役員が選出され、新たな決意のもと10春闘に向かってたたかう決意を固めました。

2009/10/13

広大生協労組が定期大会を開催

広大生協労組機関紙『団結』No.172

10.3定期大会が成功!新たな飛躍へ新体制発足

09年度方針を確立し新三役を選出

 広大生協労組は10月3日、広島大学東福利会館において09年度定期大会を開催しました。全議案を可決し、壹貫田委員長、高木副委員長、中島書記長を三役とする執行体制を新たに発足させました。また、労災根絶スト権の批准投票を行い、83%の賛成でストライキ権を確立しました。

諸悪の根源=大学民営化と闘おう

 「名ばかり管理職」として長時間サービス労働を強制する一方で、パート労働者には超低賃金。労災がおきても補償も謝罪もまともにやらない。大学の民営化にともなって、大学の要請(つまりは資本の要請)に応えることが一切の基準となり、私たち生協労働者はますます低賃金・強労働に追い込まれてきました。大学が学生のための大学ではなく資本のための大学になったとき、生協労働者にも同じ民営化攻撃がかけられて来たのです。しかし、昨年来のストライキによって、労働者の団結の力でこうした現状を変えることができるという確信をつかむことができました。職場を労働者の手に取り戻そう!

今こそ闘う労働組合が歴史の前面に

 昨年来組合員数が倍増し、闘う労働組合として時代の要請に応えていくときが、いよいよやってきました。8・30総選挙によって自民党支配が終わり、民主党=連合政権が登場しました。その正体は、大恐慌で危機に瀕した資本主義のもとで強行される大失業と戦争にむけた攻撃を、何一つ解決しないだけでなく、逆に一層推進する政権です。連合という労働組合が政権内部に入り、資本家といっしょになって現場労働者の反対を押さえ込もうというのです。労働者の反乱を恐れているからです。

11月労働者集会を成功させよう

 国鉄分割民営化以来、民営化と労働組合破壊の嵐が吹き荒れました。しかし、国鉄1047名解雇撤回の闘いは23年たった今も続き、多くの解雇撤回を闘う労働者を勇気づけています。分割民営化に対してストライキで闘い団結を守り抜いた動労千葉が呼びかける11・1全国労働者総決起集会(東京日比谷)は、日本だけでなく世界の労働者を結集させています。資本主義のピンチは、全世界の労働者が一致団結して社会を変える絶好のチャンスです。今こそ闘う労働組合を復権させ、時代の最前線に登場する時です。自民党を倒した怒りを11月集会に結集しよう。

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安全無視にはストライキで闘おう

      労災根絶スト権を確立

 この間の団体交渉で毎回のように労災問題をとりあげてきましたが、理事会の安全衛生軽視の姿勢は全く改善されていません。特に、木坂労災に対する謝罪については許しがたい対応を繰り返しています。理事会のこのような姿勢と対決し、重大事故の発生を許さず労働災害を根絶しよう!以下のストライキ権を83%の賛成で確立しました。実力で安全衛生を闘いとりましょう。

目的:労働災害根絶のため。

形態:労働災害が発生した場合、災害の程度に応じて無期限ストライキを含むあらゆる闘争手段を行使する。

2009/10/10

NTT関連支部 10月5日発行ビラ 「仕事よこせ」から解雇撤回へ新たなたたかいの宣言

NTT派遣切り許すな!
ストライキとデモで反撃
解雇撤回するまでたたかうぞ!


 9月30日、勤務最終日となるこの日、「NTTの派遣切り解雇撤回・仕事よこせ」を掲げて、9時30分から16時30分までの怒りのストライキを決行しました。朝礼ではハチマキゼッケンの闘争スタイルで職場のど真ん中に登場して、同じフロアーの全員に訴えを行いました。反動管理者が「やめろ」と叫んで弾圧に出てきましたが、全員が立って真剣に聞いてくれました。昼休みには職場の仲間や支援の労働者40名で基町を一周するデモを行いました。夕方の広島テレビのニュースや翌日の中国新聞にも報道されました。大勝利です。
 職場の仲間は、反動的な管理者以外はみな「よくやったな」「がんばれ」と応援してくれました。部署廃止の発表から38日間のたたかい、そして9月30日のストライキとデモ。すべてを通じて職場の仲間、支援の仲間のみなさんの応援、助言、支援によって切り開かれたものです。職場に新たな団結をつくりだしていく土台を築きあげたと確信しています。すべてのみなさんのご支援に感謝の意を表明します。ありがとうございました。
 同時に、たたかいは新たなスタートです。「仕事をよこせ」から「解雇撤回」へ、あらたなたたかいの開始です。NTT資本は今回の部署廃止・外部委託化を皮切りにこれから大首切り、大リストラを強行しようとしています。いまこそ職場に団結をつくりだし、たたかう労働組合をよみがえらせる、このたたかいと一体で解雇撤回を勝ち取るまで永続的にたたかう決意です。 23年間、解雇撤回の原則を曲げずにたたかいぬき、いま大失業時代の中で全ての労働者のたたかいの結集軸となっている国鉄1047名解雇撤回闘争。このたたかいを手本とし、このたたかいと固く固く結びついてたたかいます。全国・全世界の「生きさせろ!」の怒りとひとつになってたたかう決意です。
NTT派遣切り解雇撤回!
国鉄1047名解雇撤回!
派遣法撤廃! 非正規職撤廃!
道州制・民営化=公務員360万人首切り反対!
いまこそ、戦争と大失業とたたかう労働組合を職場によみがえらせよう!
広島連帯ユニオン・NTT関連支部に入ってともにたたかおう!

すべての怒りとひとつに
11・1労働者総決起集会へ


8・30総選挙で労働者の怒りが爆発し、50年続いた自民党支配は崩壊した。民主党政権にはトヨタ労連や電機連合などの御用組合幹部が入閣した。こいつらは労働組合という立場にありながら「製造業の派遣禁止に反対」「公務員の賃金カットに賛成」などと労働者に敵対することをやってきた連中だ。
 今回のNTT派遣切りにNTT労組が手先の役割を果たしたように、民主党政権は、労働組合幹部を使って労働者に首切り・賃下げ・生活破壊を強制する政権だ。その攻撃の柱が公務員360万人の首を切る道州制・民営化攻撃だ。
 いまこそ腐った労働組合幹部を打倒し、たたかう労働組合をよみがえらせよう。
 1000万人大失業時代の到来のなかで労働組合の存在が問われている。
 国鉄1047名解雇撤回闘争の先頭でたたかう動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)は10月1日、幕張支部執行委員の不当配転阻止、業務の外注化阻止を掲げてストライキに起ちあがった。動労千葉は職場のたたかいと解雇撤回のたたかいを一つのたたかいとしてたたかっている。そのなかで9月30日には運転士登用差別裁判での高裁逆転勝利判決も勝ち取っている。動労千葉のようにたたかえば勝てる!
 動労千葉など3組合が呼びかける11・1全国労働者総決起集会は、国鉄1047名解雇撤回闘争を軸にして派遣切りや道州制などとたたかうすべての労働者が集まる集会だ。解雇撤回かかげて23年間不屈にたたかいぬいてきた国鉄1047名闘争が軸に座ることで、御用組合の連合にかわる新たなたたかう労働運動の流れをつくり出すことができる。
 総選挙で示された怒りの結集軸はここにある。すべての労働者は11・1全国労働者集会に集まろう!

2009/10/06

NTT関連支部 9・30ストライキとデモ 報道

広島テレビで報道されました!

2009/10/01

NTT派遣切りにストライキとデモ



















NTTによる派遣切り解雇攻撃に対し、9月30日、広島連帯ユニオンNTT関連支部は当該のI君の指名ストライキを決行した。勤務最終日のストライキ決起だ。

 朝の門前ビラまき終了後、I君がハチマキゼッケンで2階の職場に突入。朝礼を完全に制圧して約100名の職場の労働者全体に「部署廃止・外部委託絶対反対」「クビ切りは人殺し。派遣切り、首切りを絶対に許さない。仕事をよこせ」「団結しよう 職場に闘う労働組合をつくりだそう」と訴えた。職場の全員が起立して真剣に聞いてくれている。熱い団結と共感をひしひしと感じる。管理者は弱々しく「業務に関係ないことを言うな」というばかりでまったく手が出せない。その後職制と対峙しつつ職場の全員に「ストライキ決行中」のビラを配布。8階の社長室前で「派遣切り解雇許さんぞ!」のシュプレヒコールをたたきつけた。

 昼休みはNTT基町ビルを包囲するデモに決起。職場の仲間や支援の労働者40名でデモを貫徹。「NTTの派遣切りを許さないぞ!」「派遣法撤廃!」「国鉄1047名闘争とともににたたかうぞ!」のコールが昼休みの繁華街に鳴り響いた。沿道からは高校生や労働者が手を振る。デモがNTTビルに帰ってくると職場の仲間が手を振っている。

 デモの最後にI君が「全国で派遣切りの嵐が吹き荒れる中、労働者の怒りは地に満ちている。自民党を打倒したのはこの怒りだ。NTT労組幹部は今回の派遣切りを容認しその尖兵となった。これが民主党・連合政権の正体だ。11月1万人結集こそが労働者階級の回答だ。職場に闘う労働組合をよみがえらせよう」と訴えた。16時半には職場に復帰。再度終礼を制圧してアジテーション。解雇撤回まで闘い抜くことを宣言した。職場の仲間は皆「よくやったねえ」と明るい顔。反動管理者どもだけが憔悴しきっている。大勝利だ。

9・30NTT派遣切り粉砕ストライキとデモは10・1の動労千葉ストと連帯し、11月1万決起の号砲となるたたかいとしてたたかいぬいた。この力をバネに11月1万人結集を勝ち取ろう!

 

2009/09/22

NTT派遣切りを街頭で訴える!

圧倒的注目!
NTT派遣切りを街頭で訴える!


9月20日、広島市の本通でNTT関連支部の仲間が街頭行動を行いました。ユニオンの仲間、労組交流センターの労働者、広島大学の学生など10数名が参加して、NTTの不当な解雇に対して、怒りを爆発させました。当該の組合員の怒りを全開にしたアジテーションに、道行く多くの労働者・市民が注目!
特に青年労働者と学生が何人も立ち止まってアジに激励のエールを送っていました。
ハケン切り?許せん!ありえん!の声が圧倒的でした。
NTTよ!首切りに対する労働者の怒りの深さと広さを思い知れ!解雇絶対許さんぞ。撤回まで徹底的に闘うぞ。派遣法・非正規職撤廃!仕事をよこせ!!

2009/09/19

9・19広島労働者総決起集会に100名が結集!

ユニオンの仲間も解雇撤回をアピール!

 9月19日、広島市東区民文化センターにおいて、『11・1全国労働者集会1万人結集へ!国鉄1047名解雇撤回!道州制・民営化-360万人首切り粉砕!非正規職撤廃!大恐慌・戦争と対決を!』をスローガンに広島労働者総決起集会が開催されました。広島で国鉄1047名解雇撤回!を掲げて、職場や地域で闘い抜く労働者・学生が総結集しました。広島連帯ユニオンも草津病院支部を先頭に全力で参加しました。参加した組合員のみなさん、ごくろうさまでした。
 集会では、動労千葉から、11月集会への1万人結集が呼びかけられ、JR東日本の強制配転攻撃とストライキで闘う動労水戸からアピールがありました。さらに国鉄1047名解雇撤回闘争を原則的に非和解で闘い抜いたがゆえに国労本部によって警察権力に売り渡された国労5・27臨時大会弾圧の当該である国労共闘の仲間から、あくまで解雇撤回を貫いて闘うという決意が熱く語られました。労働者階級全体の未来をかけて国鉄1047名闘争に責任を取りきる。その突破口が11月集会1万人結集の実現だ!との訴えに会場が沸きました。
 そして、私たち広島の闘う仲間である動労西日本から、本部の脱落・逃亡、敵対を跳ね返して断固本部を再建して、新執行部を確立したとの報告を受けました。闘う労働組合をよみがえらせる見事な闘いをやり抜いている動労西日本の仲間に会場から圧倒的な拍手が起こりました。
 わが広島連帯ユニオンも、今まさに9月末日での解雇に対して解雇撤回で職場の仲間と闘っている広島連帯ユニオンNTT関連支部の井上組合員が、「自分の職場の解雇撤回を1047名闘争として闘い抜いている。派遣法は撤廃しかないと痛感した。解雇されようとしている職場の仲間に、国鉄1047名解雇撤回闘争のように闘おう!と訴えるとどんどん団結が拡大している。正規-非正規職を超えて団結しよう。」「11月集会1万人を実現したい。この団結の力こそが闘争を勝利させることができる。今クビを切られようとしている職場の仲間へ11月集会に参加しようと訴える。」との決意を表明しました。
さらに、広島連帯ユニオン草津病院支部の中山委員長が医療の民営化への職場の怒りを11月集会への結集につなげていくという報告をしました。
この後、広島大学の学生からも新自由主義-教育の民営化と闘い、今獄中に捕らわれている8人の法政大学の闘う仲間を取り戻そう!という気迫のこもった発言が続きました。
11月集会1万人結集の実現に向けた広島の労働者・学生の決起集会は大成功しました。

2009/09/18

NTT関連支部 9月18日 本日団体交渉!

本日 団体交渉!
9月14日記者会見報道でNTT派遣切りが社会的悪であることが暴き出された。NTT資本は全社会的な労働者の怒りにおびえ、追いつめられている。
職場の仲間の応援・激励と力がここまで資本を追いつめた。圧倒的勝利の地平を切り開きつつある。
だが、NTT資本よ! これで終わりだと思うな! 派遣切り撤回・クビ切り撤回まで徹底的にたたかうぞ!
今日の団体交渉はその一歩だ。NTTとグルになって首切りの悪行に手を染めたテルウェルを徹底的に追及するぞ!派遣切り撤回しろ! 仕事よこせ!


9・19広島労働者総決起集会へ大結集しよう!
◆なぜNTTで働くみなさんに9・19集会に集まってほしいのか。
「会社がいったん決めたことは抵抗しても変わらない」「たたかっても意味がない」という意見がある。こういう考えをふりまいて職場の仲間の怒りをおさえつけているNTT労組がその代表だ。しかし、本当にそうなのか?
確かに、労働者は一人では弱い。だが、団結すれば強い。なぜならこの資本主義社会を動かしているのは労働者だからだ。団結すれば会社の決めたことなどひっくり返すことはできる。
だから、資本は労働者が怒り、団結することを心底恐れている。
われわれがテルウェルが仕事があるのに紹介しないことを暴露すると、テルウェルはあわてて募集を止めた。なぜか。一方的な決定で部署をつぶす、派遣社員を放りだす、そして次の仕事も紹介しない、この事実に対していま職場の仲間の怒りがわきおこっているからだ。この怒りが労働者の強固な団結を生み出すことを心底から恐れているからだ。

労働者が団結すれば勝てるということを、口先ではなく、実際のたたかいで示している労働組合がある。それが9・19労働者集会で発言する動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)だ。
国鉄分割・民営化は、いったん全員解雇・JRへの再雇用を通して20万人の首を切り、団結を破壊し、労働組合を解体することが目的の攻撃だった。当時の中曽根首相自身「国鉄労働組合をつぶすことが目的だった」と述べている。
国家が、法の名をもって、労働者の首を切る。合法的に労働者を殺す。そうやって職場の団結を破壊する。まさに今回の派遣切りと全く同じ構図だ。
この攻撃に対し、絶対反対を掲げて2派のストライキに起ちあがったのが動労千葉だ。このたたかいを通じて動労千葉だけが組合の団結を守り抜き、今も青年労働者の新たな組合加入を勝ち取り、団結を拡大し、毎年春闘をストライキでたたかっている。
今、全国・全世界で首切り・賃下げの嵐がふきあれるなかで、「動労千葉のようにたたかえば勝てる」と全国・全世界から注目を集めている。今年の11月には動労千葉など3組合が呼びかける全国労働者総決起集会が1万人結集を目指して行われる。

9・19広島集会は、動労千葉のようにたたかえば勝てるということが実感できる集会だ。同時に日本中・世界中の首切りへの怒りと結びつくことできる集会だ。ここに勝利の展望がある。NTT職場からもたたかいの報告と支援の訴えを行います。
すべてのNTTで働く労働者の皆さん! NTT資本による部署廃止・派遣切りに怒りをもつ労働者の皆さん! 9・19広島労働者総決起集会に集まろう!

2009/09/16

NTT派遣切り許すな 9・14記者会見が報道される

派遣切り許さん! 解雇撤回! 仕事をよこせ!
仕事があるのに紹介しない?ふざけるな!
怒りをひとつに 行動へ

テレビと新聞で報道!正義はわれわれの側にある


 14日に記者会見を行い、RCCと毎日新聞が報道! ネットのヤフーニュースでも配信。「派遣切りに怒りの会見」「派遣だからといって一方的に切られると生きていけない」。新聞記者も「これはひどい」と怒りの声。NTTとテルウェルのやっていることにはひとかけらも正義はない! 解雇撤回を掲げるわれわれにこそ正義がある。
労働者の怒りに恐怖するNTT資本
 テルウェルはなんと14日、前日まで掲載していた求人をホームページから削除した。どこまで腐ってるんだ。われわれ職場の労働者の怒りに恐怖しているのがみえみえだ。こんなことでごまかせると思ったら大間違いだ!  明日18日、18時30分から広島連帯ユニオンNTT関連支部はテルウェルに対して団体交渉を行う。断固たる怒りをたたきつけ、犯罪的行いを徹底追及するぞ!
クビ切りは人殺し NTTは責任逃れ許さんぞ! われわれ労働者にとって雇用の問題は家族も含めて生き死にのかかった問題だ。しかしテルウェルは仕事を募集しているのに紹介もしない。「紹介するかどうかはこちらの勝手」だという。派遣先NTTも「テルウェルに言ってくれ」とまったく責任逃れだ。 もとはといえば、NTTが部署を廃止したから、仕事がなくなったのだ。これまで「数字数字」とノルマを課せ、さんざん働かせておいて、いきなり部署をつぶし、雇用の責任もとらないなど絶対許せない。テルウェル同様、いやそれ以上に責任は重い。 「人を雇うということはその社員の家族の面倒まで全部見るということなんだよ。それを契約打ち切りだから仕事はありませんなんて、経営者としての責任はどうなるんだ!」(テルウェル面談での声) これが職場の労働者の怒りの声だ。そうだその通りだ。解雇は殺人、NTTは責任を取れ!
これでも黙るかNTT労組幹部よ!
 仕事があるのに紹介しない。この現実に職場の労働者はみな「ありえんじゃろ」「マジか」「ふざけとるな」と怒りの声。当然だ。だが組合幹部はここにいたっても黙ったままだ。「そんなことはないでしょう」というのが分会長の発言だ。いい加減にしろ! 資本とたたかう気がまったくない。このNTT労組の屈服こそこんなにめちゃくちゃなことがまかり通る元凶だ。御用組合幹部打倒し、たたかう組合をよみがえらせよう!
すべての労働者の怒りとひとつになって
 「日本を代表する大企業のNTTでこんなことが許されるなら、中小のうちなんかどうなるんだ」「合法的に労働者が殺される世の中。こんな社会変えるしかない」「クビ切りは絶対に許してはいけません」 これは、寄せられたさまざまな労働者の声だ。 日本中の労働者が生きていけない現実に怒りまくっている。街には首を切られた労働者があふれている。自民党を倒したのはその怒りだ。この怒りとむすびつき、ひとつになってNTTクビ切り撤回を勝ち取ろう!
9・19広島労働者集会へ
 9・19広島労働者総決起集会に参加しよう。全国・全世界の首を切られた労働者の怒りの解雇撤回のたたかいと結びついて、NTT派遣切り解雇撤回を訴える絶好の場だ。職場から大挙して参加しよう。
草津病院支部機関紙『医療の現場』No.24

病棟再編で労災事故が増加

8月に2病棟で重大な労災発生!

■患者の暴力による労災事故が2件も続く

組合は、昨年6月に4病棟で発生した労災事故への取り組み以降、過重労働と要員不足が重大な労災事故を引き起こすことを、再三にわたり訴えてきました。しかし昨年夏の病棟再編以降、労働災害は増える一方でした。
今年もまた重大な労災事故が起こりました。8月18日のA勤帯に2病棟で、興奮した若い男性患者により、女性ケアワーカーが押し倒された上、履いていた下駄で胸を蹴られて肋骨を骨折し、救急車で搬送されたのです。
さらに8月23日にも同じ2病棟で、興奮した若い男性患者が職員ともみ合いになり、男性看護師が頭部を縫合する負傷を負いました。これらは本当に怒りに堪えない労働災害です!

■病院はなぜ重大な労災事故を隠すのか!

しかし、さらに許しがたいことは、「ニアミス報告書」などは忙しい時間を割いて些細なことまで書かせているのに、今回のような職員の命に関わるような労働災害は、まるで誰かが「口止め」でもしたかのように秘密にされているということです! 病院の「衛生委員会」では、多発する労働災害に関して「原因についてより詳しく議論し、他の原因は考えられないかを十分協議する」などと言っているだけ。
草津病院で発生した労災のほとんどすべてが、「要員不足」と「過重労働」によるものであることは、職員ならみんな知っていることです。病院は職員の安全のために直ちに事実と対策を明らかにせよ!

■病棟再編が労働災害をもたらした!

救急急性期治療病院に転換した「病棟再編」によって、極度の要員不足と過重労働が職員に強要された。資本がトコトン儲けるために、安全を無視して「大合理化」を強行し労働者を酷使することから労働災害が引き起こされるのです。
このことは病院でも大企業でもまったく同じです。
国鉄分割・民営化は、約20万人の労働者の首を切り、金もうけのために安全問題を無視して2005年の尼崎事故に行き着きました。今や民営化や首切り・大合理化攻撃と闘わなければ労働者は生きていけないのです。
歴史的大破産で危機にのたうつ資本主義が生き延びるために、道州制・民営化攻撃が進められています。医療・福祉の分野では、公立病院の廃止と福祉切捨てや民間委託の攻撃です。
草津病院が進めてきた病棟再編は、このような道州制・民営化攻撃そのものの大合理化攻撃だったのです。

■労働者の怒りが自民党を打倒!

8・30総選挙は、時代の決定的な転換点です。戦後の自民党支配は劇的に打倒され、崩壊しました。
この情勢を切り開いたのは、資本主義の積もりに積もった労働者の怒りが爆発した結果です。しかし自民党や民主党などの議会での「政権交代」でこの怒りの決着をつけることはできません。
なぜなら民主党は資本家階級(ブルジョアジー)の党であり、資本家の支配そのものを終わらせることは決してできないからです。資本主義に決着をつけることができるのは、労働者階級自身の職場・街頭での資本家との闘いだけです。

■労働者の団結で民主党政権を打倒しよう

壊滅的大敗北を喫した自民党は一気に解党的状況に陥っています。その上でもはや「民主党がだめになったらまた自民党政権になる」ことはありません。また民主党政権の長期存続もありえない。
なぜか、自民党政権を崩壊させたのは世界大恐慌の果てしない進行、資本主義の没落と崩壊という事実だからです。そして小沢=鳩山の民主党政権が、崩壊する資本主義体制を支える資本家階級の政党である以上、絶対に破局から抜け出すことはできません。
 大恐慌と財政危機は一層深まり、1000万人大失業の時代がやってきました。すでに本年7月の政府統計でも失業者は359万人、「企業内失業者」が607万人と発表されています。一握りの資本家がもうけるためだけの生産と社会のあり方は、完全に限界にきて崩壊したということです。今や資本家は私たちを『生きさせる』こともできないのです。
 では、労働者の活路はどこにあるのか。それは労働者自身の力にこそあります。社会の全てを生産し、実際に社会を動かしている労働者自身の力で新しく社会を作り直していくこと、働く者が社会の主人公になること、これが唯一の活路です。
 今回の総選挙で労働者の怒りに追い詰められた自民党は、労働組合への敵意をむき出しにした『労働組合が日本を侵略する日』などというリーフをばらまきました。そこには「民主党が政権を握れば、革命や闘争という言葉をいまだに使う労働組合の思うがまま・・・」「労働組合が自分たちの思惑通りに活動するためのクデーター計画」などということが書きつらねられています。労働組合へのファシスト的な襲撃を扇動する文章です。 資本家が、いかに労働組合の底力を恐れているのかがよくわかります。自民党は民主党を恐れているのではなく、職場の労働者の団結した力―闘う労働組合に恐怖して、労働者の中に分断のクサビを打ち込もうと必死です。彼らが恐れるように職場の労働者が労働組合に結集して本気で闘えば、『評価』も賃下げも全部やめさせ、資本家が独占している膨大な富と生産手段を労働者と社会全体に取り戻し、労働者が大恐慌と戦争の破局から社会を変える展望を開くことができます。
 しかし、民主党と闘わない労働組合(連合中央)は、『資本主義の最後の救済者』として登場しています。民主党のマニフェストは本質的に自民党とまったく同じ、改憲・戦争と道州制(都道府県を9~12の州にするため360万人を解雇する攻撃)・民営化攻撃につき進む宣言です。民主党の言う「無駄遣いの根絶」とは、公務員労働者への大量首切りと大幅賃下げです。自民党との違いは闘わない労働組合を積極的に取り込んで推し進めようとする点です。
一方、日本共産党は、アメリカのオバマ大統領をはずかしげもなく礼賛し、民主党に「オバマを見習え」と要求するまでに転落しました。
 もう今までの日本の政治を信じることができません。労働者の力を一つに集め、職場・地域で団結を作り出す―労働組合の力で、この世の中を変えていくことができます。広島連帯ユニオンに加入して共に闘おう!

■国鉄1047名解雇撤回闘争に勝利して、闘う労働組合をよみがえらせよう!

大失業―新自由主義のさきがけとなった国鉄分割・民営化攻撃と23年間も『解雇撤回!』を掲げて闘い抜いている動労千葉争議団をはじめとする1047名の闘いは、国鉄の民営化―JR体制の破たんを鋭く暴き出し、金もうけのためには人命も顧みないJR会社の安全無視の体制と激しく闘い続けています。23年間も解雇撤回を貫いて闘う国鉄闘争は世界的に類のない不屈の闘いです。
労働者階級の闘いの勝利の展望は、この国鉄1047名闘争の勝利の中にこそあります。
今年7月には、サンフランシスコで、世界の7カ国の労働者の国際的な連帯決議があがりました。世界の労働者が驚くこの闘いを労働者全体の力で勝利するために11月労働者集会に全国から1万人の結集をかちとろう!

改憲・戦争と民営化・労組破壊にたち向かう労働者の国際的団結を
●11・1全国労働者総決起集会へ!
11月1日(日)正午 東京・日比谷野外音楽堂 

2009/09/14

NTT派遣切り許すな 新事実発覚!

労働者の団結に恐怖するNTT
一切の回答は職場の団結だ!
すべての労働者とともにたたかおう!
新事実発覚!紹介する仕事がないといいながら、Webでは「急募」で求人を出していた!


仕事はあるけど紹介しない? ふざけんな!
 重大な新事実が発覚した。派遣元のテルウェルはこれまで、「紹介できる仕事がない」とテルウェルからの派遣社員4人にまったく次の仕事を紹介してこなかったが、なんとそのテルウェルのホームページで「急募」として営業事務の仕事を募集しているのだ! 
 この事実に対して直ちに派遣元責任者百田部長を電話で追及したところ「派遣先のニーズにマッチングしない」「紹介するかどうかはこちらの勝手」というふざけきった対応に出てきた。
 これまで「他の派遣事業者と競合して紹介先がない」などといっていたのはまったくウソだった。なにが「マッチングしない」か!本人ができると言っている仕事をなぜ紹介もしないか! いったい雇用の問題をなんと思っているのか! 首を切る、仕事がないということは、人殺しと同じことなのだ! ふざけるのもいい加減にしろ! 

NTTとテルウェルはグル?!
 さらに私が「NTTからこの4人は次を紹介するなといわれているのか?」と追求すると「そういうことは答えられません」(否定しない!)という驚く答え。「答えられないと言ったな、どういう意味だ」とさらに追求すると「いや言ってない。そうじゃない」とおろおろ。最後は電話の向こうから「もう(電話を)切れ」という何者かの声が聞こえてきて一方的に切る。 これは何だ? これはNTTとテルウェルがグルということじゃないのか? NTTの指導の下今回の派遣切りが行われているということではないのか? だとすればこれは大変な事実だ!

労働者の団結に恐怖するNTT資本
 今回の派遣切りの本当の目的はもはやはっきりした。それはこれからNTTは今回のような形で大首切り攻撃を行おうとしているということ。そしてそれを行うにあたって、資本に従順でないもの、団結しようとしているものは真っ先にNTT職場から排除するという攻撃だということだ。 ご存知のように私は、昨年の派遣切り情勢の中でNTTの職場に労働組合が必要と強く思い、職場の仲間に一緒に労働組合を作ろうと呼びかけてきた。116の労働者から労働相談を受け、パワハラと雇い止め策動に対して団体交渉で撤回させる勝利を勝ち取ってきた。 大恐慌情勢の中、これから1000万人失業時代が来ると言われている。NTTも大量首切りをねらっている。そのとき、労働者が団結して立ち上がってくることを心底から恐れているのだ。だからこそ、団結の芽を絶対に残さない。だから、絶対に派遣元テルウェルにも次を紹介させないということを行っているのだ。

答えはひとつ、団結だ!
 だから、この攻撃に対するわれわれの回答はひとつだ。団結、団結、団結だ! 団結すれば勝てる! 解雇撤回! 職場に団結を! ともに声を上げよう! たたかう労働組合をつくろう!

すべての労働者の怒りとひとつになって
 NTT派遣切り撤回のたたかいはもはやNTTだけの問題ではなく、あらゆる職種の労働者すべての問題となった。NTTという日本を代表する巨大企業でこんなめちゃくちゃな首切りが許されるなら、あらゆる職場でこのような不正義がまかり通るだろう。逆にこの攻撃にたいして断固たたかい、団結の拡大をもって答えるならば、すべての労働者がともに立ち上がる! 総選挙で示されたいまの社会に対する巨大な怒りが労働者の怒りの直接行動となってふきだす決定的なたたかいとなった。ともに声をあげよう、勝利しよう! 本日(14日)昼休み、記者会見に集まろう!(県庁記者クラブ 12:15~) 9月19日の広島労働者総決起集会に集まり、あらゆる職場の労働者に訴えよう! 解雇撤回を23年間貫く国鉄1047名解雇撤回のたたかいとひとつに、あらゆる労働者とともにたたかおう! 9月20日、広島労組交流センターの本通り街頭宣伝に集まり、マイク宣伝とビラまきで町行くすべての労働者に訴えよう!

2009/09/12

NTT派遣切り 組合幹部追及

組合のビラをまきに出てきたNTT労組幹部を追及。派遣切りに手を貸した犯罪行為を絶対許さない!

2009/09/10

NTT派遣切り許すな 第3弾ビラ

NTTの派遣切りを絶対に許さない!たたかう労働組合をつくろう!怒りをひとつにして、行動を起こそう!
 NTTの派遣切りを絶対に許さない。8月24日に発表されたNTT基町ビルのマンション営業部充足担当の廃止、派遣社員・契約社員の首切りを絶対に許さない。

 働くだけ働かせておいていらなくなったらポイ捨てなどとこんな不正義がまかり通ってたまるか。なにが「コスト削減」だふざけるな。絶対反対。クビ切り撤回するまでトコトンたたかうぞ。



今こそ職場にたたかう労働組合つくろう

 昨年、私はリーマンショック以後の派遣切りの嵐の中で、労働者がモノのように扱われ、首を切られ、殺されていくこの現実に怒り、そして「明日は我が身」と危機感を持ち、その中で、地域の合同労組である広島連帯ユニオンに加入し、NTT関連支部を結成しました。116での契約社員への嫌がらせ・雇い止め攻撃に対して団体交渉を通じて撤回を勝ち取るなどのたたかいを進めつつ、。職場に組合をつくろうとよびかけ、たたかってきました。

 大恐慌情勢の中でついにNTTも派遣切りを始めた。いまこそ、職場にたたかう労働組合運動をつくりだし、首切りに対して力を合わせて立ち向かうときだ!

NTTは雇用責任を取れ!

 雇用の問題について、派遣先のNTTは「君は派遣社員だから派遣元のテルウェルに言ってくれ」派遣元のテルウェルは「派遣先が仕事がないのでどうしょうもない」と言い逃ればかりだ。ふざけんな! 雇うときは「NTTグループだから安心」とかいって募集しておいて、いざ切るとなったら「会社が違うので」などといって派遣先も派遣元も誰も責任をとらない。

 同じグループ企業で同じ資本でこんなデタラメなことがあるか! 首切りをするために派遣で働かせてきたということじゃないか。不正そのものだ。

 昨年以来のトヨタやキャノンやマツダでの派遣切りもこうやって行われてきたのだ。何千何万という労働者が首を切られ、住まいを失い、ホームレスや自殺者を生み出しても、経営者どもは誰一人責任も問われない。こんなおかしな話があるか。



会社組合・御用組合幹部の支配をうちやぶろう!

 こんなおかしな話がまかり通るのは、御用組合の幹部がこれを容認しているからだ。

 NTT労組幹部の態度は絶対に許せない。今回、「社員の雇用を守るため」といって派遣切りを認めた。絶対に許されないことだ。

 一人のクビ切りも許さないのは労働組合運動のあたりまえの原則だ。それは派遣社員だろうと契約社員だろうと同じことだ。「社員の雇用を守るため」といって派遣社員の首切りを認めたら、職場の中に分断が持ち込まれる。疑心暗鬼やねたみが職場を支配することになる。会社はそれにつけこんでさらにクビ切りやリストラを進めていく。

 NTT労組はこれまでも「雇用をまもるため」といって50歳で給料3割カットなどのデタラメな合理化を容認してきた。その結果職場に分断とあきらめがひろがっているのが現実だ。責任のなすり付け合いの中で、多く契約社員や派遣社員が責任を自分だけに押し付けられていやになってやめていっている現実がある。こういう現実こそ、NTT労組の屈服が生み出したものだ。

 今回、NTT労組組合員のなかからも、相当の怒りの声が上がっている。しかし組合幹部は「もう決まったこと」といって、あきらめを強制することだけだ。

 雇用の問題は、人の生き死にのかかった問題だ。ここでたたかえなかったら労働組合として終わりだ。本当だったら全体でストライキを構えてもおかしくない問題なのだ。それをこの有様だ。絶対に許せない。


怒りをひとつの行動に

 いまこそ、職場の怒りをひとつにして、行動を起こすときだ。

 ここまでめちゃくちゃにやられて黙ってやめさせられてたまるか。派遣元・会社・組合幹部がグルになって行った「派遣切り」=首切りという犯罪行為に対して、労働者の怒りを思い知らせてやろう。

 切られた労働者だけの問題ではないことはみんなひしひしと感じている。その怒りをひとつにしよう。 すべての皆さん! 広島連帯ユニオン・NTT関連支部に加入し、正社員・非正社員問わず団結しよう。力を合わせよう。団結してクビ切り攻撃をはねかえそう!



こんな腐った社会は変えよう

 経団連と自民党はグルになってこの20年間、国鉄の20万人クビ切り・民営化を皮切りに派遣法の規制緩和など労働法をどんどん改悪し、その結果いまや3人に1人は非正規。労働者にとって将来どうなるか分からない、首を切られても文句も言えないような社会にしやがった。

 さらにそれに協力しているのが体制内労働運動だ。資本の横暴にたいしてまったくたたかおうとしない。むしろその手先になっている。NTT労組はその典型的な代表だ。 だが、労働者がいつまでも黙っていると思ったら大間違いだ。ついに労働者の怒りの爆発は自民党をぶっ倒した。一票一揆が起こったのだ。誰も民主党になんか期待していない。民主党の正体は腐った労働組合幹部どもだ。こいつらは労働者の敵だ。

 これから先の情勢を決めるのはわれわれ労働者の行動だ。この社会を動かしている労働者が力を合わせて立ち上がったとき、いまの状況を変えられる。

 韓国ではサンヨン(双竜)自動車での数千人のクビ切りに対して、数百名の労働者が「解雇は殺人」「解雇撤回」を掲げて工場を占拠し、警察や会社側の暴力職員の攻撃にも耐え抜いて、77日間もたたかい抜き、韓国全土、全世界の労働者に衝撃と深い感動を与えている。

 日本でも国鉄民営化の20万人クビ切りに対し、1047名の労働者が解雇撤回を掲げ続けて23年間たたかいぬき、100万人といわれる労働者の支援が集まっている。

 クビ切り・賃下げ・民営化の嵐の中で、全国・全世界の労働者の怒りが労働組合結成、ストライキ、御用組合幹部打倒のたたかいとなって爆発を開始している。

 そして、このたたかいをひとつに結びつけようと、「国鉄1047名解雇撤回、派遣法・非正規職撤廃、道州制粉砕」「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう」をスローガンに9月19日には広島で、11月1日には1万人めざしての大集会として東京で集会が行われる。11月の集会には韓国やアメリカなどの闘う現場労働者も参加する。

 全国・全世界のたたかいとむすびつき、ひとつになって職場でたたかうなかにこそ、この腐った社会を変える力、労働者としての未来がある。ぜひ大勢で参加しよう。

2009/09/06

9・6東部地区ユニオン懇談会を開催!

 9月6日(日)尾道市内において「東部地区ユニオン懇談会」を開催しました。本部から、鈴木委員長、真保副委員長、今川執行委員の参加の下、東部地区の組合員との懇談と交流を行いました。労働相談を契機に、東部地区においても、大恐慌と革命の時代に、労働者の団結を求めて、広島連帯ユニオンに加入する仲間が増えています。「労働者は団結すれば勝てる」と、実感しています。広島県を代表するような鉄鋼や自動車などの大企業が、昨年秋のリーマンショック以来の世界大恐慌情勢の中で、経営危機に陥り派遣切りを始め、関連企業の労働者に矛盾を押しつけてきました。そのような中で、退職強要や整理解雇と闘い団結を作ってきた仲間たちが集いました。東部地区に広島連帯ユニオンを拡大するために、「東部地域支部」を結成して、今後、月一回「東部地区ユニオン懇談会」を開催することを申し合わせました。自民党支配が崩壊し民主党政権ができようとも、何も変わらない。労働者の団結のみが社会を変える。東部地区に、新しい労働運動の核が芽生えました。

2009/09/04

NTT派遣切り許さない 第2弾ビラまきました

NTTの派遣切りを許さない!
労働者の怒りを一つに
9月末でのマンション営業充足担当廃止・私を含む8人の雇い止め首切りを絶対に許さない! 
 いったい誰がこの職場を動かしてきたと思っているのか! この怒り、この悔しさ。この思いこそ、いま、毎日のようにクビを切られている多くの労働者の怒りと悔しさそのものだ。広島にあるマツダだけでも1000人単位でクビが切られている。労働者がゴミのように扱われ、簡単に切り捨てられる今のこの世の中。絶対に間違っている! 
 日本中にいま、こういう怒りが地に満ちている。自民党をブッ倒した力はまさにこの怒りの爆発だ。小泉構造改革で財界の利益のためだけに派遣法改悪などを強行し、大量の非正規労働者をつくりだし、そして景気が悪くなると切り捨て、路頭に放り出した。積もりに積もった労働者の怒りが爆発したのだ。民主党では何も解決しない。自民党より悪質に労働者への攻撃をしかけてこようとしている。
 この社会を実際に動かしているのは私たち現場で働く労働者だ。労働者がたち上がったとき、本当の意味でこの社会を変えることができる。
 いまや、労働者があっちでもこっちでも「生きさせろ!」を掲げてたち上がる時代がやってきた。選挙結果はその始まりに過ぎない。
 NTT派遣切りを許さないたたかいを、日本中に広がるクビを切られた労働者の怒りを一つにするたたかいとしてたたかおう。現場労働者が本気で怒ったらどうなるか、経営者どもに思い知らせてやろう!

派遣切りを容認したNTT労働組合幹部を許さない

 問題の核心は労働組合だ。今回のNTT派遣切りも、NTT労働組合の会社に対する屈服・裏切り・協力があってはじめてできたことだ。
 今回のNTTの首切り攻撃に、NTT労働組合は完全に協力している。私と同じフロアーにいるNTT労働組合の分会長は、今回の派遣切りについて「社員や契約社員の雇用を守るために認めた。」「派遣社員の雇用を守る権限は組合にはない」と派遣社員の首切りを推進したことを認め、完全に居直った。
 自分の会社が、これだけ社会問題にもなっている派遣切りに手を染めているとき、これに反対の声一つあげない労働組合とは何か? 何が「雇用を守るため」か。これまでもすべてそうやって50歳で賃金30%カットなどのめちゃくちゃな合理化を推進してきた。これが本当に労働組合か。絶対許せない。
 今回の首切りに派遣社員や契約社員、正社員問わず皆怒っている。それはそうだ。毎日まいにち、業績業績と追われ必死になって数字を出してきたことなどまるで関係なくいきなり「9月末で終わり」などと誰が認められるか。この怒りをひとつにすれば絶対こんなものひっくり返せる。しかしNTT労組幹部のやっていることは労働者の怒りを組織するどころか「もう決まったことだから認めろ」と現場に押しつけてくるだけなのだ。

トヨタでもマツダでもキャノンでも全く同じだ。御用組合が会社の手先になって派遣や非正規の首切りを積極的に推進している。全く同じ問題だ。
 これから不況はますます深刻化し、経営者どもはますます大量首切りを強制してくる。現時点でも失業率5.7%で300万人以上が失業。この先1000万人失業時代になると言われている。このとき、労働組合がたたかわなかったら私たち労働者には未来はない。
 会社の手先となった連中から労働組合の主導権を現場の労働者に奪い返し、たたかう労働組合を職場につくろう。

みなさんに訴えます

 広島中、日本中の労働者にこの事実を暴露して下さい。NTTの中でこのようなことが行われていることを広く知らしめて下さい。そして皆の怒りの声を集中して下さい。メールでも何でもかまいません。皆の知恵と力を寄せて下さい。


 最後に、9月19日の広島労働者総決起集会にぜひ一緒に参加してほしいと思います。この集会には、広島中の闘う労働者・労働組合が集まります。私はここでNTTの派遣切りの事実を訴えるつもりです。
 この集会は「国鉄1047名解雇撤回」というスローガンが掲げられています。国鉄が87年に分割・民営化されてJRになるとき、20万人という国鉄労働者がクビを切られました。いったん全員退職させ、選別して再雇用するというやりかたで、労働組合運動の中心を担っていた人が狙い撃ちでクビにされました。このなかで200名以上の労働者が自殺に追い込まれました。
 しかし、国鉄民営化でクビを切られた人の中で1047名の人たちが「こんなこと許せるか」とあくまで解雇撤回をかかげて23年間もたたかいつづけています。
 19日の集会はこの国鉄1047名解雇撤回のたたかいと全国でまきおこる首切りや労働条件の切り下げとたたかう労働者のたたかいが結びついて、たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろうということを目的にした集会です。いろんな職場でたたかっている労働者が集まります。労働者が元気になれる集会です。皆で参加して、NTTの悪行を訴えましょう。そして広島中の労働者の声と力でNTTの派遣切りを撤回させよう!

2009/09/01

NTTによる派遣切り許すな!

これは派遣切りだ! 絶対に許さん!
一人のクビ切りも絶対に許さない!

 怒り、怒り、怒り。絶対に許せない。
 8月24日、NTT基町2階マンション営業充足担当の廃止が会社から発表され、私を含む8人の契約社員・派遣社員が9月末で雇い止めとなり、クビを宣告された。
 27日に行われた派遣元のテルウェルとの面談では「9月末でここの仕事はない」「10月以降紹介できる仕事もない」という。一体これは何なんだ? われわれは外回りの営業部隊として、人一倍働いてきたではないか。それなのにこの扱いは何だ?会社の説明はまったく納得いかない。派遣先のNTTは「コスト抑制のため」にわれわれの首を切るという。われわれを首にして、もっとコストの安い委託会社に業務を外注化するというのだ。
 「コスト抑制」? こんな理由で労働者が路頭に放り出されなければならないのか? 「これは派遣切りだ」「10月から首吊れということか。一家心中しろということか。」「人を雇うということは、その社員の家族の面倒まで全部見るということなんだよ。それを契約打ち切りだから、仕事はありませんなんて、経営者としての責任はどうなるんだ。」「ここの売り上げを一番出してきたのがわれわれじゃないか。何でわれわれだけ切られないといけないのか。納得できると思っているのか」27日の派遣元からの契約打ち切り通告の場での派遣社員の声だ。
 解雇は殺人、派遣切りは人殺しだ。何がコスト削減だ。われわれの命はそんなに安いのか? なんという軽い扱い、なんと労働者をなめきったやりかた。日ごろ「コンプライアンス」「人権擁護」などといっているNTTの真の姿がこれだ。経営者の利益のためなら労働者が死のうがどうなろうが関係ない。残忍で、貪欲な正体だ。派遣切りを絶対に許さない! 首切りを撤回しろ!一人のクビ切りも認めない!

NTT労働組合幹部の裏切りを許さない!
 何でこんなむちゃくちゃなことがまかり通るのか。NTT労働組合が御用組合だからだ。
本来なら、こういう会社のやりかたとたたかうために労働組合は存在するはずだ。しかし、今回、NTT労働組合幹部はクビ切りに反対するどころか、その手先としてふるまった。
 今回の再編の発表も、24日の朝礼で発表、昼休みにはNTT労組からの組合員への「説明」、そして夕方4時には会社側説明。なんという手際のよさ。NTT労働組合と会社が完全に一体になって、今回の再編・クビ切りを進めてきた証だ。組合からの説明の場でもあまりのひどいやり方に、組合員である社員の多くからも怒りや疑問の声が上がった「もう決まったこと」と押し通した。NTT労組幹部はまったくこのクビ切りに抗議さえしようとしないのだ。
 NTT労組幹部に問う。われわれは同じ職場で働いてきた仲間ではなかったのか? なぜ派遣社員や契約社員が首を切られても平然としているのだ。同じ職場の労働者が首を切られ、明日をも知れぬ状態に追い込まれているのに、知らぬ顔か? 労働者がモノのように切り捨てられていくこのやりかたに、 闘おうという姿勢さえ見せない、それで労働組合といえるのか? 答えてみろ!

大恐慌・大失業時代の到来―労働者は力を合わせよう!
 マンション営業だけではない、現在、確認されているだけでも国泰寺のアデコ12名、さらには袋町のコールセンターも切られようとしていると聞いている。最近の報道でも、失業率の悪化(5.7%)が報道されている。
 大恐慌情勢の中で労働者に大失業が襲いかかろうとしている。「コスト削減」などという簡単な理由で首が切られ、そのことに対してなんらの抵抗もないなら、会社は今後次々と労働者に不利な条件を押し付けてくるだろう。大恐慌・大不況情勢のこれから、ますますそうなっていくことは間違いない。このままでは、私たち労働者からすればいつ首を切られるかわからない。賃金が下げられるかもしれないとびくびくしながら働かなければならなくなってしまう。
 私は、いまこの時代に労働者が生きていくためには、クビ切り・賃金切り下げなどあらゆる資本の横暴に対して、団結して闘う以外にないと思う。腐った労働組合幹部を打ち倒して、現場の労働者の力を合わせ、たたかう労働組合をよみがえらせる以外にないと思う。
 今回のクビ切り攻撃にたいして、現場の労働者の力を合わせてトコトン反撃しよう。そしてNTTの職場にたたかう労働組合をつくりだそう!
今必要なことは、みんなの怒りの声だ。会社もNTT労組幹部もこんなめちゃくちゃなことをしても労働者がおとなしく従っているとたかをくくっている。労働者をなめている。冗談じゃない。労働者の怒りをなめるな。現場で業務を動かしているのはわれわれなのだ。われわれがみんなして本気で怒ったらどんなに恐ろしいことになるか思い知らせてやろう!この事実をありとあらゆる場所で暴露し、抗議の声を集中しよう! 

【抗議先】 
NTT西日本 中国  
〒730-0011 広島市中区基町6-77      082-226-3763       代表取締役社長 岡田 顯彦    
テルウェル西日本中国支店
〒730-8585 広島市中区小町5-30     082-245-5534       派遣元担当部長 百田 芳雄

2009/08/05

8.5闘う合同労組交流集会

 8月6日のヒロシマ大行動に先立って、「8.5闘う合同労組交流集会」を広島連帯ユニオンの呼びかけで開催しました。昨年を上回る90名が全国23組合から結集し、ストライキを闘った草津病院支部・さいたまユニオン・関西合同労組が特別報告を行い、ちば合同労組の五日市さんが「非正規職撤廃!! 闘う労働組合を今こそ甦らせ、革命を起こそう!!」と題して基調報告、11月労働者集会1万人結集へむけて、職場と街頭で組織して組織して組織しぬこうと訴えました。続いて全国のユニオンから11月へ向けた闘いを方向付ける討論が行われました。

 夕方からは、青年労働者交流集会が開催され、ほとんどの仲間が合流、草津病院支部の中山委員長が基調報告を行いました。この間の闘いで強固な団結をつくりあげた確信に満ち溢れた提起が会場を圧倒しました。

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草津病院支部中山委員長の基調を追加します。
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09年 青年交流集会基調提起 被爆64周年目の8・6ヒロシマは、労働組合の存在と闘い、その路線をめぐる大決戦です。<オバマ大統領を賛美するのか、それとも打倒するのか>、<北朝鮮への侵略戦争に賛成するのか、阻止するのか>をめぐる激突は、同時に日本労働運動を資本家が支配し解体するのか、それとも労働組合を労働者階級の手に取り戻し、大恐慌に立ち向かう階級的団結をつくりだすのかという一大分岐点です。 世界が大恐慌に突入し、戦争と大失業の攻撃が襲いかかっています。大恐慌の到来は、資本主義には何の未来もないこと、資本主義のもとでは、もはや労働者は生きていくことができないことを示しています。 アメリカでは、巨大金融機関が次々と破綻し、アメリカを代表する大企業であるGMが倒産しました。「資本主義崩壊」の危機のなかで、アメリカ資本主義に残された道は、これまで以上に労働者を搾取し、収奪し、首を切って矛盾を労働者に押しつけると同時に、巨大な核軍事力を使って戦争をやる以外にありません。オバマ政権こそ、大恐慌の時代に登場した戦争をやるための政権です。 日本では、大失業と戦争に対する労働者の怒りが爆発し、ついに自民党支配の崩壊が始まりました。これは歴史を画する重大な事態です。 こうしたなかで資本家階級は、<北朝鮮への侵略戦争>と<道州制・民営化>に資本主義としての生き残りの一切をかけています。この攻撃の核心は労働組合の解体攻撃です。 「8・6ヒロシマ」をめぐって、連合・原水禁・核禁会議、日本共産党・全労連・原水協などの体制内労働運動から、自民党、民主党、秋葉・広島市長、田母神・右翼ファシストなど、すべてが一体となって北朝鮮への排外主義で戦争をあおり、「8・6ヒロシマ」を解体しようとしています。そしてそのすべてが、4大産別の労働組合の解体、特に自治労・日教組の解体に向けられています。 政府・財界は、自治体、教育の労働組合を解体し、反戦運動の担い手から戦争の担い手につくりかえないかぎり、戦争ができないということです。 こうして見たときに、動労千葉の闘いと国鉄1047名解雇撤回闘争の存在はものすごく重要です。80年代以降、全世界で吹き荒れた新自由主義の民営化攻撃のなかで最大級ともいえる国鉄分割民営化に対して、絶対反対をつらぬいてストライキで闘い、団結を守り抜いている動労千葉の存在と闘い。そして20年以上にわたって1000人規模の労働者が解雇撤回闘争をたたかっていることは、すべての労働者にとって勝利の展望を示しています。 戦争と大失業の時代が始まるなかで、闘う労働組合をつくりだし、資本と非和解に闘うことが、労働者の生きる道です。労働者は闘いを求めています。 闘う労働組合運動をつくりだすためにどうするのか? 動労千葉がよびかける11月労働者集会に何としても1万人の労働者を集めることです。国鉄1047名闘争をめぐっては、闘争団の幹部たちが、首を切った張本人である政府に頭を下げて、闘争を終わらせようとしています。1万人の「動労千葉派」を集めて、闘争団幹部のうらぎりをぶっとばし、国鉄闘争の主流派にとって代わりましょう。 たくさんの労働者が首を切られ、道州制で公務員労働者の大量解雇が狙われている今、解雇撤回と民営化絶対反対で闘う1047名闘争が中心となって呼びかければ、すべての労働者の怒りをひとつに集めることができます。 11月労働者集会へむかって、資本と闘って職場に団結をつくりだし、資本の手先となった闘わない労働組合幹部と対決して仲間を拡大し、1万人結集を実現しましょう。 そのために一番に必要なことは、一人ひとりの労働者の怒りを引き出し、労働者全員の力で闘う労働組合をつくりだすことです。そのために、私たち青年労働者が一切の責任を取る労働運動のリーダーへと飛躍することです。 多くの労働組合では、600万人以上を組織する連合(日本労働組合総連合会)や、日本共産党が牛耳る全労連(全国労働組合総連合)など、労働組合幹部が資本の手先となって労働者の怒りを押さえつけています。労働組合を支配する資本家の手先=体制内労働組合幹部とたたかって決着をつけないと労働者は勝利することはできません。特に、自治体・教育・国鉄・郵政の4大産別で体制内労組幹部との党派闘争に勝ち抜くことです。 なぜ4大産別決戦なのか? それはいま、財界・自民党・民主党、大阪府知事・橋下などが推進している「道州制」との大決戦だからです。 道州制とは、公務員労働者360万人を一旦全員解雇し、労働者を選別して半分を再雇用し、2倍の労働を押しつけ、全面的な非正規化で大幅賃下げするものです。公務員労働者を極限までこき使うと同時に、職場の団結を破壊し、労働組合を破壊する攻撃です。 道州制との対決は公務員労働者だけの問題ではありません。こんなことがまかり通れば、解雇・賃下げ・非正規化はあらゆる職場に飛び火し、正規雇用労働者の首が切られ、非正規労働が拡大し、さらなる競争地獄が強いられます。 私は民間の医療労働者で合同労組の組合員ですが、この道州制・民営化との闘いを自分の闘いとして闘うことが必要です。そして国鉄分割民営化と22年間闘い続けている1047名の解雇撤回闘争を軸にして、その先頭で闘っている動労千葉の闘いの原点に学び、資本・当局と非和解で闘うことです。これこそが体制内労組幹部が支配する労働組合のもとで苦しんでいる労働者の怒りに火をつけます。その火が集まり拡大したとき連合や全労連の労働組合幹部を打倒することができます。 動労千葉の中野顧問が言っているとおり、最大の党派闘争は資本との党派闘争です。資本がふりまくイデオロギー(考え方)と対決して、組合員と時代認識や路線で一致していくことは簡単ではありません。実際に草津病院支部では、組合の路線一致のために3年間討論をつづけてきました。 去年の沖縄闘争の過程で、組合員から「組合員の不一致と信頼関係がないこと」を突きつけられました。僕は労働者階級に一切の責任をとることを心に誓って組合の改革を始めました。改革をしていくうちに、組合員の中で時代認識と路線の認識にバラつきがあり、不団結状態があることがわかり、現状を把握するために個人や組合単位の会議をくり返しおこなってきました。 草津病院資本は、08年1月に「病棟再編」をおこないました。「病棟再編」とは徹底した儲け主義で病院を作り変えるものであり、評価制度で労働者を分断し競争させ、これまで2倍もの過重労働を押し付けるものです。病院の民営化そのものの新自由主義攻撃に対し、私たちは職場の400名労働者の怒りをひとつにするために、何度も職場ビラを出しました。 病院当局は、ビラ配りしている場所に防犯カメラを設置し、「許可なき者のビラまき・集会禁止」などの立て看板を設置して、処分をふりかざして警告してきました。 こうした攻撃に対して、職場の400名の労働者の怒りを組織するために、新自由主義病院当局に対して、組合が先頭に立ってストライキで闘おうと提起しました。しかし組合員や職員から「職場の関係上ストライキはできない。」「ストライキ以外に方法がないのか。」「少人数でしても意味がない。」「ストライキをしたい。」「一度俺たちの力をみせたかった。」など意見が分かれました。組合員と職員に何度も「現状を打開できるのは実力闘争しかない! ストライキで労働者の団結の恐ろしさを見せつけよう」と訴え、「このストライキはゼロ回答でもいい。組合の団結強化と組織拡大のストライキにしたい。組合全員一致でストライキをしよう」と再度提起をして、去年10月24日に指名ストライキをやりました。ストと同時に「評価シート提出拒否闘争」を全組合員一致でやり抜きました。ストライキを闘うことによって急激に組合の団結が強まり、路線問題を毎回討論していくうちに組合員が自己変革していきました。 今年2月には、被差別部落に住み、住宅追い出し攻撃と闘っている組合員と共に、西郡の2・26森本さんの住宅の強制執行阻止闘争を闘いぬくことによって、労働者階級の団結に確信を持ち、広島の住宅闘争を共に闘うことを決意してくれました。 今年3月には、動労千葉の呼びかけの「生きさせろ!ゼネスト」に共闘し実現するために、職場で新評価制度反対ストライキを闘い抜きました。団結すると何でもできる事、4大産別決戦に労働者階級としての勝利の展望があることをつかみました。ひとりの力は小さいけども、仲間がいればどんな困難があっても大きな壁(資本家)もぶち壊せることを学びました。これこそ職場闘争の実践の中で貫いたことで路線の団結を生み出すことができると確信しました。このことで6・14-15闘争の全組合員決起につながり、この参加で労働運動の勝利的地平の中で、職場の組織拡大で勝利しようと組合員が全力でオルグしました。 こうしたなかで、新たな労働者が組合の学習会に参加し、職場の怒りを訴えてきました。その仲間は組合のオルグに対して、「世の中を変えたいけど私にできるかどうか不安」「少人数ではできない」など率直に不安を言いましたが、僕は「3年前は労働運動の中身を何も知らなかったけど、やっていくうちにこの社会に怒りがわき上がってきた。なんとかしたいけど自分にできるか不安があった。しかし活動をしていくうちに同じ考えの人が集会に行くと全国にたくさんいることがわかり、その仲間と討論することで何とかできると確信した。この仲間と一緒にやっていこう。怒りを持ったあなたならできる。」と再度オルグしてその日に加入を決意してくれました。 職場の労働者は組合の活動をいつもみています。それは自分と共に闘ってくれるかどうかをみられているということです。しかし職場で動労千葉の民営化絶対反対の闘いを学び、原則を貫いて新自由主義当局と非和解で闘った結果が、労働者の闘う本能を揺れ動かし、自分と一緒に闘う仲間が職場に登場することで、自分から資本主義という鎖を引きちぎり団結できることを確信しました。原則を曲げずに闘うことで、職場で組織拡大ができます。 労働運動の力は、この世の中を変えることができる。まだ職場の労働組合に加入することを悩んでいる人は組合に加入しよう、職場に組合がない人は一人でも加入できる一般合同労組があります。ここに加入して社会を一緒に変えましょう。職場で、地域で組織して、組織し抜いて11月1万人の結集を勝ち取ろう! この闘いに勝利することは、6000万労働者と300万学生を資本主義や新自由主義から解放することです。 今ここにいる仲間の団結は信じることができます。共に闘いましょう!

2009/07/24

広大生協労組が8.6学習会

 7月18日、広大生協労組は被爆64周年の8・6ヒロシマ大行動にむけて、組合学習会を開催しました。「反戦闘争と労働運動はどう関係があるのか?」「団結といっても闘う団結じゃないとダメなんじゃないか?」と、議論が盛り上がりました。学習会後、新組合員を迎え歓迎会を開催しました。


機関誌『団結』No.169(09.7.24)-------------------
都議選大敗北、自民党支配は終わり
今こそ、労働者が社会の主人公へ!
時代を変える、8・6ヒロシマ大行動へ参加を!


民主党の勝利は確実だが、、、
 東京都議選で自民党が大敗北を喫しました。八月三十日の衆議院選挙でも民主党が勝つのは確実と言われています。しかし、それで労働者が幸せになるのでしょうか。
 今朝の朝刊には早速「民主党、現実路線に」と出ています。海上自衛隊のインド洋からの撤収」というこれまで掲げていた外交路線を削除したというのです。アメリカと一緒になって、石油のためにイラクやアフガニスタンを攻撃するということです。日本共産党もオバマ大好きですから、結局は、労働者自身が自らの力で闘うことが唯一、労働者の幸福を引き寄せるのです。
 オバマは大金持ちには税金から莫大な金をばらまきながら(GM会長の退職金は5年間で100億円!)、労働者をどんどんクビにしています。ローンを払えなくなった労働者を家から追いだして、路上生活を強制しています。日本の民主党も同じことをやります。その手先が、派遣法にろくに反対もしなかった労働貴族が牛耳る「連合」というニセ労働組合(御用組合)の全国組織(800万人)です。
 労働者はクビにされてはいけません。解雇してくるなら会社を占拠して、自分たちで運営するのです。経営者なんか居なくたって、実際に職場を動かしている労働者が団結すれば、何でもできます。怖くなんかありません。差し押さえられた住宅を団結した労働者が、金貸しから取り戻して、実力で住み続けるのです。こういう現場での闘いが、これからは労働者が生存するための生き方です。
労働組合と平和運動
 麻生も御手洗も本気で戦争をやる気です。その尖兵が、元航空幕僚長の田母神です。大恐慌の深刻化はこれからです。労働者の40%もが仕事を奪われ、低賃金でこき使われます。資本家は労働者の怒りが、自分たちに向かわないように、「敵は北朝鮮」「欲しがりません勝つまでは」のニセスローガンで貧困生活を我慢させようとしてきます。労働者の闘う武器であるストライキは禁圧されます。禁圧されようが必要なストはやります。
 また、戦争ほど資本家にとって儲かる商売はありません。政府は国債をどんどん発行して車が売れなくなったトヨタや三菱にロケットや戦車を作らせるのだからです。そして、戦場には職を失った若者が、「喰うために」志願するのです。アメリカで実際に起こっていることです。先日の8・6学習会では議論が盛り上がりました。

2009/07/11

ユニオン街宣:本通りで8.6ヒロシマ大行動への参加を訴え

 被爆64周年の8.6を前に、ユニオン街宣を本通りで行いました。核を独占し実際に核兵器を使おうとしているオバマ米大統領を、「核廃絶の使徒」のように持ち上げる風潮こそ、核戦争への道です。大恐慌の危機を戦争によって突破しようとするオバマや麻生首相、御手洗経団連会長こそ、世界の労働者の共通の敵です。労働運動においても「北朝鮮を攻撃せよ!」と叫びオバマを賛美するあらゆる勢力が、戦争翼賛勢力になろうとしています。国境を越え団結して、闘う労働組合を歴史の前面に押し立てて、戦争への道を阻止しよう!広島連帯ユニオンは「8.5闘う合同労組交流集会」を呼びかけています(http://www12.ocn.ne.jp/~union-hi/index.html)。そして、「8.6ヒロシマ大行動」(http://hw001.gate01.com/hiroshima8-6/index.htm)を成功させ、核のない社会を労働者の力で実現しましょう!

2009/06/25

草津病院支部機関紙「医療の現場No.23」

労働者の団結の力で職場を変えよう!
事故・災害に直結!要員不足・過重労働を改善せよ!

職場の団結で、過労死・労働災害とリストラをはねかえそう!

 昨年10月、大阪と東京で過労死した看護師の労災認定が認められた。現在、オペ室や救急医療の中で、医師や看護師が酷使され過労死するケースが後を立たない。医療事故・労働災害も多発している。本当に許せない状況だ。 また、一方で評価制度と過重労働によって、看護師や介護職が酷使され短期間での「雇い換え」が常態化している職場が無数にある。
  この2つは氷山の一角だ。資本による労働者への酷使・搾取という点で他の職場の労働者と全く同じだ。私たちは闘わなければ生きていけない。これが新自由主義-医療福祉の民営化の現状だ。私たちはこんな職場を望んでいない!安全に働ける職場を奪い返そう!

草津病院は『リストラ』職場!

 1990年代から本格的に始まった職場のリストラとは、たんに労働者の首を切るというだけではない。リストラとは、金儲けのための「企業の再構築」であり、一部の経営者の利益のために儲かる事業は拡張し、儲からない事業は切り捨てることだ。
 今や大恐慌-大失業と戦争の時代が到来している。日本の資本家どもは破産した!しかし、彼らは生き残りをかけて、労働者に一切の矛盾を押しつけ、犠牲を強いている。その核心は、闘う労働組合を排除して労働者を資本の思いのままに支配することにある。
  今まで、草津病院が病棟再編を通してやってきたことは、まさにリストラだった。利益の上がる急性期医療対応病院として再編し、評価制度を振りかざして過重労働を強制し、職員の大半が入れ換わってしまった。職場は不信と競争の渦巻く監獄状況に追い込まれている。
 しかし私たちの組合、広島連帯ユニオン草津病院支部は、経営側と非和解で真っ向から対決して、病棟再編や評価制度に反対して、この3年間、元気に活き活きとストライキなどで闘ってきた。病院資本の搾取に対しては、職場の仲間が団結して組合に結集して生きさせろ!の闘いをやりぬくこと、このことが唯一、労働者として生きていく道だ!
 6月14日―15日、国鉄分割民営化と20年以上不屈に闘い勝利してきた動労千葉が呼びかける集会が東京でぶち抜かれた。資本と非和解で闘う労働者や青年労働者を先頭に2100名が結集した。監獄大学=法政大で治安弾圧と闘う学生たちも決起した。アメリカ・韓国の労働者との国際連帯を実現している、この闘いの潮流の中に労働者の未来がある。 私たち草津病院支部は、全国・全世界の労働者と固く団結している。この団結のもとで一緒に闘う仲間になろう!

佐藤院長の手紙は、医療労働者=「奉仕者」論の押しつけだ!

 いつも給料の時に出される「佐藤院長の手紙の意味は何?」と多くの職員が疑問を持っている。佐藤院長の手紙は、患者を中心にして語り、患者が回復することが職員にとって「やりがいのある医療」だと述べている。その正体は、「経営者と労働者の利害は非和解である」という資本主義の本質を隠すものだ。
  かつて資本家は、医療労働者を懐柔するために「聖職者(命を預かる尊い職業)」だとか「国民の奉仕者」だとかいうデマを振りまいた。日本共産党‐全労連の労働組合は、この考えに完全に屈服している。職場で労働者が闘わず資本に平伏していく在り方では、労働者は団結できない。それで彼らは労働者を裏切り、選挙に一切を流しこむ運動に労働者の闘いを押し留めてきたのだ。今や積極的な資本の先兵と化しているのが全労連だ。

労働者が社会の主人公だ!資本主義社会を労働者自身の手でうち倒そう!

 しかし今、資本主義は終わった!大恐慌の時代が来た。「聖職者」論や「国民の奉仕者」論は通用しない。そこで資本家たちが繰り出してきたのが、「医療はサービス業」論、「患者=お客様」論だ。経営コンサルタント会社が、金儲けのチャンスとばかりに、医療業界に乗り出した。草津病院もその波に乗り、この4月から評価制度を改悪したのだ。
  職員の声は「学生の通信簿みたいに社会人になってもなぜ評価されないといけないのか」「目標は自分の中にあればいいわけで人に評価できるものではない」と言っている。当然の声だ。評価制度が、労働者にとってチンプンカンプンにされ、さらに時間がかかるシロモノになった。「職務スキルチェック」など何のためなのか。
 職場では不満・疑問・不安-怒りが巻き起っている。新制度の強行実施の目的は、職員を制度に従わせることで、搾取や支配に対する労働者の怒りを押さえ込み、資本の言いなりになる奴隷のような労働者をつくることにあるのだ。

組合は職場の団結を破壊する評価制度に絶対反対だ!

 今回も組合は、人事考課制度(評価制度)の提出を拒否した。今回の新評価制度には、D評価=『周囲に悪影響を与えるレベル』などとはっきりと書かれている。これは職員の人格を否定し、組合員を排除するためのレッテルに使われる組合つぶしの評価ランクだ。『草津病院にはあなたは要りません』と職員に突き付け、職場の団結を破壊するものだ。組合員を「見せしめ」にして労働者を支配し、辞めるように仕向ける制度に他ならない。つまり「周囲への悪影響」を判断するのは経営なのである。
  1人1人が提出拒否をする事で、評価そのものが成り立たなくなる。抵抗する者が誰もいない時にはじめて成り立つ制度が人事考課なのだ。怒りの渦が一つになり集まると巨大な渦に変わりこの人事評価制度をぶっつぶせるのだ。さらに多くの仲間が組合に加入するといろいろな闘いができる。組合に加入して自分たちの労働現場を団結の力で変えていこう!

道州制反対!医療の民営化と闘い、医療労働者の団結で戦争と改憲を止めよう!

  現在、地方の市民病院など公立の病院が医師不足などを理由にして、また市の財政破綻を口実に次々に統廃合されようとしている。この世界大恐慌の中で、国家としての生き残りをかけた改造計画として『道州制』の導入が狙われている。職員(公務員)を一旦全員解雇して公立病院をすべて民営化し、職員を選別再雇用するという国鉄分割民営化型の労組つぶしの攻撃だ。資本主義が生き延びるために労働者を餌食にしようとしている。これは社会全体の民営化であり、医療福祉労働者もその例外ではない。全労働者の「生き死に」の問題そのものなのだ。無縁な労働者は一人もいない。今こそ草津病院での労組の闘いを爆発させ、道州制攻撃と闘おう!
 360万人の公務員が解雇されるという道州制に、教職員組合や自治体の労働組合の現場労働者の怒りが高まっている。4大産別(国鉄・郵政・自治体・教育)をはじめ、あらゆる職場に団結を拡大する時だ。その力で8・6ヒロシマ大行動に総力で参加しよう!

2009/05/01

NTT関連支部 116「雇い止め」攻撃 解雇撤回・謝罪勝ち取る

団体交渉を実施 要求勝ち取る

袋町116センタでのAさんへの雇い止め攻撃(※1)に対して、私たちはAさんとともに会社と団体交渉を行いました。私たちの要求は、「①会社は雇用契約時の約束どおり次期更新より通常の6ヶ月契約とせよ、②本人の意思を無視した不当な雇い止めをやめよ、③『あなたたちはいらない人間』という発言について撤回し、謝罪せよ」というものでした。2度の団体交渉の結果、会社側の謝罪を勝ち取り、要求どおり次期契約更新より6ヶ月雇用を勝ち取りました。大勝利です。会社側から「ぜひとも契約更新をしてほしい」との申し出を勝ち取り、その場で契約更新を行い、Aさんは職場復帰を果たしました。

団結すれば労働者は勝てる

今回の件ではっきりしたことは、会社は労働者が団結することを死ぬほど恐れており、少人数でも労働組合に結集して団結し、資本と真っ向からたたかえば、労働者は勝てるということです。今回の件は、Aさんが「自分だけの問題ではない」と声を上げ、ごまかし的な「解決」ではなく、とことん団結にこだわって勝ち取った勝利です。
 すべてのNTTで働く労働者の皆さん! とくに非正規雇用の労働者のみなさん! NTT関連連帯労働組合に加入して一緒に団結してたたかいましょう。

他方、今回の団体交渉を通じて、私たち労働者と会社・資本とはまったく非和解であることもはっきりしました。
 会社側は形の上では謝罪しましたが、その中身はまったく私たちが認められないものでした。
 団体交渉の場において会社側は「最初から次期契約は6ヶ月にする予定だった」と、次期雇用契約を3ヶ月に勝手に短縮し、3ヵ月後に雇い止めにしようとした事実そのものを否定し、事実上居直りました。
 しかし、事実はAさんの直属の上長が「次期雇用は3ヶ月にする」(当初の約束では6ヶ月)「次のテストの結果が悪ければ雇い止めにする」という旨を個人面談の場ではっきりとAさんらにたいして通告しているのです。
にもかかわらず、団体交渉の場では会社側は「確かに3ヶ月雇用にするということを言ってはいるが、それはAさんらにスキルをつけてほしいという上司の熱意(!?)から出た言葉」「Aさんらに誤解(!?)を与えたことは申し訳ない」などと完全に開き直りました。
 何が「熱意」でしょうか。何が「誤解」でしょうか。こんなことが許されるなら、会社は私たちに、「気軽に」クビを通告したり、またクビと言っておいて「そのつもりはなかった」と簡単にひるがえしたり、といったことが許されてしまいます。なんという軽い扱いでしょうか。私たちは団体交渉においてこの点について会社側を徹底的に追及しました。

労働組合をよみがえらせよう! 労働組合に入って団結しよう!

 今回の件でも明らかになったように、労働者がモノのように扱われ、いつでも「気軽に」首が切れるような状態に置かれているのがいまのNTTの現状であり、日本と世界の労働者がおかれている現実です。
 このような現実は、国鉄の分割・民営化以後20年間、国と経営者どもが民営化・規制緩和によって労働者の団結を破壊してきたこと、そして連合などの労働組合がこれを容認してきたことによって起こっています。
 1995年に打ち出された日経連の「新時代の『日本的経営』」では、21世紀の労働力の"弾力化""流動化""低コスト化"などで徹底した総額人件費削減を打ち出しています。それは管理部門、技術開発部門、企画部門などの少数の労働者だけを正規労働者とし、それ以外の専門技術者、営業販売などの労働者は、使い捨ての短期で期限のある労働者として雇う、そして大多数の労働者はパート、派遣労働者など、"必要なときに出し入れ"自由の労働者に分けて働かすというものです
 この日経連の計画に沿って出されたのがNTTの11万人リストラでした。
 NTTは今や、世界1、2位を争う巨大企業となりましたが、会社の方針に従わない労働者に対して『報復』『見せしめ』のために、従来の仕事を取り上げ、『じゃまモノ』扱いをする。こんなことは許せません。
 この現実を変える力はなによりも職場の労働者の団結の力であり、労働組合をよみがえらせることであると思います。国鉄分割・民営化にストライキでたたかい、今も団結を守りたたかっている動労千葉のような本物の労働組合を職場につくっていくことだと思います。(09/5/1)

2009/04/29

連合メーデーで宣伝活動







 4月29日、連合広島の中央メーデーでが開催されました。ユニオンの組合員は広島県労働組合交流センターの仲間と合同で、マイク宣伝とビラ撒き活動に決起しました。
 『戦争・改憲と民営化・労組破壊を許すな!』『闘う労働組合をよみがえらせよう』『国鉄1047名解雇撤回!』『道州制-民営化粉砕』『すべての職場に闘う労働組合を!』『世界の労働者の団結の力で核をなくそう!戦争を止めよう!』と訴えました。ビラは2000枚以上がアッというまに撒けてしまいました。お祭り気分の会場前での現場労働者の『連合幹部をぶっとばそう!』との怒りのアジテーションに、結集する多くの労働者がニコニコと応えていました。
 同時に、とめよう戦争への道!百万人署名運動の仲間は、つぶせ!裁判員制度のリーフ配りと署名を取りました。
 大恐慌の到来の中で、情勢は一変しています。国鉄(JR)をはじめとした4大産別(郵政・教労・自治体)の職場で労働者を闘う労働組合の潮流に組織して、11月集会1万人結集を実現しよう。
 また、これに先立つ4月26日には、東広島地域の労働者に連合幹部の屈服を乗り越えて現場労働者の団結で闘おうと訴え、ビラを配布しました。4月23日にストライキに立ち上がった広大生協労働組合は、スト報告のビラ入れを行いました。


広大生協労組機関紙『団結』(No.165)4.26


大恐慌と対決する闘う労働組合の出番だ

職場から怒りのスト


大学でも怒りが爆発


 メーデー参加の皆さん、

 私たちは広大の中で働く労働者です。今春闘を昨年に続き、ストライキで闘いました。春闘要求は、 【裏面にストライキ宣言】

1.大幅一律ベースアップ

2.正規職員補充

3.名ばかり店長への残業代を支払へ

の3点です。
 さらに、激発する労働災害事件について謝罪を求めて闘ってきました。
 理事会の、労働者を人間とも思わないやり方に、「もう我慢出来ない」と3月以来の3波に及ぶ残業拒否ストライキから、4月23日には本格的なストライキに突入しました。 


不当労働行為をはねのけて


 生協理事会は、我々の正当なストライキに対して、ストライキに入れば、職責放棄だとの威しを掛けてきました。処分をほのめかしたのです。
 しかし、労働者は卑劣な攻撃をものともせず、ストライキを貫徹しました。現場を動かす労働者の決意の前に経営者の威しは無力です。


大恐慌による賃下げ・首切りと闘おう


 金融危機から実体経済の恐慌へと凄まじい勢いで資本主義の危機が進行しています。労働者を搾取して成り立つ資本主義が、搾取すべき労働者を喰わせることが出来なくなっています。アメリカのGMやフォードの破産も日本の自動車産業に飛び火するのは必至です。資本家への資本注入の条件が労働者の首切りであることにアメリカの労働者は怒っています。金持ちこそ刑務所に送れ!とストライキやデモが闘われています。
 経営者と労使一体を宣言し、現場労働者を犠牲にするような労働組合を吹っ飛ばさなければ労働者は生きてゆけません。国鉄分割・民営化をストライキで闘った動労千葉のような本物の組合を職場に作って行くことこそ勝利の道です。


道州制・民営化に絶対反対


 金融恐慌は新自由主義の結果です。しかし、大資本も政府も、今後も一層新自由主義で労働者から搾り取って生き延びようとしています。その激突点が道州制導入です。公立病院など公的事業を全て資本の金もうけの対象にします。福祉は完全に破壊されます。その前提として公務員労働組合を解体する方針です。
 そのために公務員を一旦全員解雇して選別雇用するという国鉄の分割・民営化方針が策されています。現場から労働組合を変革し、ストライキで反撃しよう。




2009/04/26

チェルノブイリ原発事故弾劾中電前座り込み

 4月26日、広島連帯ユニオン主催で、チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中国電力前座り込み闘争を行いました。23年間、毎年休まずこの闘争をたたかってきましたが、ソマリア沖派兵、北朝鮮「人工衛星ロケット」発射に対する軍事行動、さらに「海賊対処法」の制定と、日本の資本家階級は戦争と核武装への衝動をつのらせています。これを許しているのが連合だ!現場労働者の団結でうち破ろう!


 鈴木委員長のあいさつに続いて、被爆者青年同盟からのアピール、壹貫田書記長の基調報告、高陽第一診療所労組と8・6ヒロシマ大行動事務局から連帯の挨拶を得て、中電本社に対するシュプレヒコールで集会をしめくくりました。
 「オバマ大統領を広島に呼ぼう」という大反動と対決し、8・6ヒロシマ大行動を成功させよう!



 この日、ユニオンは、座り込み闘争に先立って本通り商店街で街頭宣伝を行いました。「労働相談」ののぼりをたて、ユニオンへの加入を訴えるリーフと中電前座り込みへの参加を訴えるビラを配布しました。






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チェルノブイリ原発事故23周年弾劾!中電前座り込み闘争へ

◇中国電力による上関原発・島根原発3号炉建設絶対反対!
◇中国電力はプルサーマル計画をやめろ!原発を止めろ!
◇日本の核武装絶対阻止!侵略戦争を許すな!
◇闘う労働組合の団結の力で麻生政権を打倒しよう!
◇米オバマ政権の核独占と北朝鮮・中東への侵略戦争許すな
◇全世界の労働者人民の団結で核と戦争をなくそう!


◆改憲・戦争、核武装に巨大な反撃を~8・6ヒロシマ大行動に結集しよう!

オバマ米大統領が4月5日にチェコのプラハで行った演説は、アメリカが圧倒的な核兵器を独占しつつ、イランや北朝鮮には「核不拡散」を強制して現政権の転覆を狙った侵略戦争をやるという宣言だった。これをマスコミは「核廃絶」の演説と褒めちぎり、オバマ大統領を「平和の使徒」と絶賛している。その上で麻生や安倍をはじめとした自民党から、原水禁や原水協といった「反核団体」までもが政府と一体で8・6広島にオバマを呼ぼうとしている。これは戦争への翼賛運動であり、断じて許せない。本当に歴史を画する裏切りである。
自衛隊ソマリア沖・アデン湾派兵の強行に続いて、麻生政権は北朝鮮の「人工衛星ロケット」打ち上げをとらえ、北朝鮮への侵略戦争体制―全土臨戦態勢に突入した。これは労働者の戦争動員であるとともに、侵略戦争の発動そのものだ。この過程で、自民党組織本部長・坂本が「国連脱退」「核兵器保有」の超反動発言を行い、MD(ミサイル防衛)徹底強化の要求が自民党から噴出していることは、戦争と改憲、核武装へむけた情勢一変であり、労働者階級の団結と闘いが決定的に重要になってきている。4月14日には、国会で「海賊対処法案」が審議入りした。これは事実上の派兵恒久法である。また防衛省は4月3日、5月にもP3C対潜哨戒機2機をソマリア沖に派遣することを決めた。P3Cを実際の任務で海外に派兵するのは初めてだ。4日には、護衛艦「さざなみ」が警備対象外の外国船からの要請で小型「不審船」を追い払った。すでに憲法や法律を踏み破って「実戦」を強行しているということだ。『国内での階級戦争と海外への侵略戦争』に突き進む麻生とオバマを、今こそ労働者の手で打ち倒そう!労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!
被爆64周年8・6ヒロシマ大行動へ!全ての闘う労働者、労働組合は総力で結集しよう!

◆チェルノブイリ事故の教訓~労働者の犠牲で成り立つ核は廃絶するしかない!

1986年4月26日に発生した旧ソ連のチェルノブイリ原発事故によって「核の平和利用」幻想は吹き飛んだ。この事故で、核開発が労働者に被爆を強制するものであり、労働者階級の犠牲なしには一日たりとも成り立たないシステムであることが明らかにされた。現在「原発はクリーンエネルギー」などと電力資本が大宣伝しているが、これほど許しがたいことはない。核物質、とりわけ核兵器材料であるプルトニウムは、最悪の環境破壊物質である。核と核兵器の破壊力を必要とするのは、本質的には資本家階級である。生産から使用に至るまで核開発の過程で被爆を強制される労働者階級にとっては、必然的に廃絶する以外にないものだ。
資本家の利害と労働者の利害は非和解である。核を支配の道具として必要とする資本家階級を打倒することなしに核廃絶は実現しない。「核兵器で、敵味方なく皆やられるから、全ての人が核兵器に反対するだろう」というのは幻想だ。今や実際に使用できる核兵器の開発がアメリカをはじめとした帝国主義諸国で進められている。対抗的に核開発を進める北朝鮮やイランなどの反労働者的な政策も利用して、帝国主義国の核武装は排外主義をあおりたてて進められていくのだ。労働者階級を殺りくする核開発を絶対に許してはならない!

◆今こそ、労働者の団結の力で核と戦争をなくそう!

今、世界大恐慌の到来の中で300年以上発展してきた資本主義体制が崩れ去ろうとしている。この中で資本家階級は戦争への衝動をつのらせている。市場の破綻をチャラにするためには、侵略戦争への道に踏み込むしかないと支配階級は決断した。その攻撃の水路が道州制-戦争と民営化・労働組合つぶしだ!
 資本家が生き残るためには、保護主義-世界経済の分裂化・ブロック化しかない。その上で核兵器の使用も辞さないところまで危機を深めている。麻生政権は、この間の事故の続発をも顧みず、電力資本を先兵にしてしゃにむに核開発=核武装を推進している。青森六ヶ所村の再処理施設の試運転、原発の相次ぐ事故を無視した運転強行や原子炉建設ラッシュ。これらの中心にプルトニウムの大量保有がある。日本帝国主義は核武装のためにプルトニウムの軽水炉での運用(プルサーマル)を開始しようとしている。
電力資本は、資本主義の危機の中で原発に活路を見出そうとして、核開発のお先棒を担ごうとしているのだ。断じて許すことはできない。全世界で起ちあがる労働者と固く連帯・団結して職場に闘う労働組合を甦らせ、改憲・戦争と民営化、労働組合つぶしを推し進める麻生政権を打倒しよう!原発建設推進をうたう道州制を労働者の団結の力で粉砕しよう! (09.4.26)

2009/04/23

広大生協労組;09春闘ストに決起

 4月23日、広大生協労働組合が09春闘ストライキに立ち上がりました。(1)正規職3万円以上アップ、パート労働者時給1000円以上の一律大幅賃上げ。(2)労災や病気になっても病院に行け、自由に年休の取れる正規職員の補充。(3)『名ばかり管理職』である店長職への未払い残業代の支払いを要求して、3月25日から3波にわたる残業拒否ストを闘ってきました。4月21日には、パート労働者の欠員で体制が取れない事態となり、生協理事会は「店長の責任を果たせ」とストを破壊しようと脅してきました。それをはねのけて23日には店長職5名を含む7名の組合員がストライキに立ち上がったのです。パート労働者を低賃金で働かせ、店長職は休みも取れない長時間労働。春闘要求の切実さがより一層はっきりししたのです。その時、生協理事会は不当労働行為で労働組合に全面的に敵対してきました。絶対に許せません!
 
 まず3名の組合員がストに突入、ユニオンの仲間も年休を取って続々結集し、12時から東広島キャンパスのスペイン広場でスト突入集会を開催しました。壹貫田委員長の司会でまず中島書記長が経過報告、広島連帯ユニオン草津病院支部と全学連の仲間から連帯のアピールが寄せられました。続いて参加者は北1食堂前へデモで移動、4名の食堂の店長職組合員がストに合流した。正規ー非正規の分断を打ち破り組合の団結を武器に闘うストライキが、民営化攻撃のただ中にある広大キャンパスに出現したのです。広島労組交流センターと広島連帯ユニオン広島地域支部から発言を受け、参加者はさらに大学会館の生協事務所へデモで向かいました。不当労働行為を行った小薮専務に抗議するためです。「役職をおりても絶対許さないぞ」とシュプレヒコールをたたきつけ、スト突入者全員が抗議行動へ。
 ストライキは勝利的に貫徹されました。スト突入者は晴れ晴れとした笑顔で広島連帯ユニオンの仲間と握手をかわし、全行動を終えました。さらに組織拡大を実現し、職場を労働者の手に奪い返そう!

2009/04/15

広大生協労組:4.11春闘集会でスト方針確立!

-----機関誌『団結』no.162-----
怒り!労災事故でも報告書を作らず、忘れたと居直る理事会を許さない

要求貫徹のため、労組はストライキにはいります!

 4月11日に行われた「春闘討論集会」でストライキの日程を決定しました。労組の要求は、
 第一は、大幅一律ベースアップです。とりわけ十年にも渡って据え置かれてきた準職員の時給の、広島県産業別最低賃金756円への改善です。
 第二は、正規職員補充です。正規職員の補充を行なわず、低賃金の準職員に仕事と責任を押しつけ、労働強化を強要しています。労災事故の原因です
 3月27日の団交では労災事故にあったKさんを病院に行かせなかった問題を再度やりあいました。「マジックリンが顔に掛ったので病院に行かせてくれ」と言われたかは記憶にないというのが酒井部長の答えであり、覚えていないのだから「謝る必要はない」いうのが小薮専務の態度でした。労災事故があっても報告書すら作っていないことが明らかになりました。
 第三は、名ばかり管理職の食堂部店長の残業代未払い請求です。労基署の是正勧告書を受け取り拒否した理事会は、労基署へ反論書を出したから、団交では交渉しないとしてきました。3月27日の団交ではついに、労基署から相手にされてないことを認めました。
 要は、食堂部店長が経営者と一体の管理監督者とは言えないことです。自らシフトに入り、長時間くたくたになるほど働きながら、店長になると平職員の時より賃金が減少します。もっとも重要なのは、生協の基本的政策決定には関与せず、決められたことを遂行している立場にすぎないことです。
 だから、この春闘では、自らストライキに立ち上がり、労働者として働き安い職場、労働者の権利を守る職場にするために闘おうとしています。支持し共に闘おう!
まともな賃金なしでは働けない
 広大生協のパート賃金はこの十年間、どんどん広島県最低賃金に近づいています。実質的な賃金切り下げが行われたのです。
 私たち労働者は、日々、労働力を売って、経営者のもとで大きな価値を生み出しています。ミールカードの導入以来、無茶苦茶な労働強化です。実質的な賃下げです。
 賃金は(自分と家族が生きてゆけるよう)労働力を再生産するのに充分でなければ、労働力は摩耗し劣化します。労働力しか売るもののない労働者にとって、生活費も満たせないような低賃金では生きてゆけません。理事会は十年一日のように赤字だからと言います。赤字は労働者の責任ですか! 赤字なら労働者は人間らしい生活も奪われて当然とでも言うのでしょうか? 労働者を喰わせることが出来なくなった経営者はアウト。『生きさせろ!』の声をあげ、労働者が団結して闘って、社会の主人公になる時代の始まりです。


--------------ス ト ラ イ キ 宣 言----------------

 私たちはもう我慢の限界です。理事会の言いなりになって、ボロボロになるまで働かされるよりも、声を上げ、この怒りを行動に移して、労働者が安心して働ける職場に変えて行こうと決意しました。以下の要求実現に向け、4月16日以降、店長職の組合員の8時間の超える残業拒否を皮切りにストライキで闘います。

1)正規職員の補充をせよ!病院に行かせなかったことを謝罪せよ!
2006年4月パワーマジックリン(強いアルカリ性の油落とし)が顔面にかかりやけど状態になったにもか
かわらず、代替の職員がいないことを理由に病院に行くことを許可されないという事件が起きました。そのため、事故の後も濡れタオルを顔にまいて5時間も働かざるを得ませんでした。当該の労働者(調理師)は2年間の沈黙後、労組に結集してその事実を明らかにしました。
 謝罪を求めて4回の団交を行ないましたが、食堂担当常務理事は「記憶にない」と居直り、専務理事も記憶がない以上謝罪の必要はないと被災した労働者の怒りを逆なでするばかりです。記憶がないと言えば、許される?こんな事故が起こったのに、生協理事会は『事故報告書』も作成していなかったというのです。
 2006年2月の「中指切断」から2009年3月までに18件もの労災事故が起こっています。大半が食堂部での事故です。しかも、労基署への「死傷事故報告書」の提出も行なっていません。労災隠しです。また、生協には『労働安全衛生法』に定める「安全衛生委員会」が未設置です。昨年、当労組書記長が労働者代表に選出され、労働者側委員の選任ができる状態にあるにもかかわらず、理事会は「労働者代表とは認められない」と「安全衛生委員会」を開こうともしていません。労働基準監督署からも、設置の指導を受けているのにです。 
 労災事故の根本的な原因は人員不足です。理事会はそれを否定しています。労災事故は、利用者にとっても深刻な問題です。さらに大きな事故が起きれば、食堂の営業不能といった事態すら起きかねないからです。

2)名ばかり管理職への未払い残業代を支払え!
 広大生協で中間管理職である食堂部店長も月に平均60時間を超える残業を行い、平職員の時よりも賃金が下がる「名ばかり管理職」です。店長としての手当て分を超える残業代の支給を要求しています。名ばかり管理職は労基法の32条(労働時間)の規制を受けるからです。ちなみに、この10年間、生協では三六協定が無締結の違法状態が続いています。これも、監督署の是正指導を受けています。
 昨年、労働基準監督署に相談を行い、労基署も「経営者と一体の管理監督者とまでは言えない」と是正勧告を行いました。しかし、生協理事会は、その受け取りを拒否したばかりか、食堂部店長と労組に勧告内容を明らかにせよとの要求に応じようともしません。一方で、顧問弁護士と相談して、労基署に反論書を提出し、それを理由に、団交事案にすることを拒んで来ました。
 しかし、3月になって、監督署から「勧告」の撤回はありえないと回答されました。にもかかわらず、団交では勧告内容を隠したまま、「労基署がまちがっている」「経営者と一体の管理監督者として位置づけている」とふざけた答弁を行なっています。理事会がどう位置づけようと、肝腎なのは実態です。現場労働者としてシフトに入り、出退勤の自由もありません。長時間労働を強いられ、有給休暇は大学休業時に取得して、自由取得とはほど遠いのです。何よりも、幹部会や常務理事会、理事会で決定する生協の基本方針の策定にも関与することはありません。決められたことを遂行している関係でしかありません。正規職員の補充をどれほど強く訴えても、長時間労働は店長としてやりくりが適切でないと言わんばかりの対応で拒否しています。
 今、食堂部店長のタイムカードが2ヶ月も所在不明になっています。この事実もあまりに労働者をなめきった理事会の姿勢を示しています。

3)大幅一律ベースアップを認めよ! (正規職員一律3万円、準職員1000円以上/時給)
 正規職員は8年間、準職員の時間給は10年間も押さえ込まれたままです。とりわけ定期昇給の頭打ちになる準職員については、この間、産業別最低賃金748円を要求してきました。4.5時間以下のB契約の労働者の時間給はこの10年据置(695円)で、限りなく広島県最低賃金683円に近づいています。実質的な賃下げにさらされています。労働者として自らの労働力を再生産して明日を生きるに足る賃金を求めて闘います。


2009/04/01

NTT関連連帯労働組合:悪質な嫌がらせとクビ切りに反撃

-------------団結通信 NO1 3月30日------------
116センタで契約社員への悪質なクビ切り攻撃

「派遣切り」=非正規社員の使い捨てを許さない!
会社は「あなたたちはいらない人間」発言を撤回し謝罪せよ!

悪質な嫌がらせとクビ切り攻撃
 NTTで働くすべてのみなさん! 116センタ内において、きわめて悪質な契約社員に対する嫌がらせ・パワハラ、クビ切りが行われていることが明らかになりました。まずは116センタで働く当該のAさんの報告を読んでください。

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「人を大切にする」NTTマーケティングアクトの実態

昨年6月23日、某大手派遣会社からの派遣で勤務開始をしました。
7月頃、ある先輩がいいました。
「うちはネットワーク構築とは言っていない。人が増えすぎた。SEはこんなに人はいらない。」「不満ならすぐに辞めてもらってもいい。」
派遣会社を通じて抗議をしたら、統括部の人が出てきて、「必要だから採用しました。辞めてもらうと困ります。」という話でした。
とりあえず納得したので、辞めずにいました。

116センタのSE担当は全員「OCN出身者」です。OCNと縁のない人たちには非常に肩身が狭い思いをしておりました。
先輩たちに追いつけ、追い越せと勉強していました。

昨年12月、某派遣会社から直接雇用をしたいということで説明を受けました。
安定雇用を約束されました。
ますますやる気が起き、仕事に専念するようになりました。

ところが、
1月下旬、「OCN出身者」でなく、また、スカウトされたわけでもない4人が課長に呼ばれました。
「テストを行う。テストの結果次第では契約打ち切りをする。」
とにかく必死に勉強しました。
仕事の合間を縫って勉強しました。
そしてテストを。

テストの中身は・・・。
「フレッツ・光ネクスト」に関したものでした。
新しいアクセスライン。客の振りをして販売員に「プレミアムとネクストの違いは?」と聞いてみたら、「3台の機械が必要だったのが1台で済む」程度しか分からないものです。
てっきり、既存のアクセスラインについての問題が出ると思っていた私たちは当然、できませんでした。

その結果を受けて4人が一人ずつ課長に呼ばれました。
「4月以降は半年契約にするという約束だったが、3ヶ月契約にする。そしてまたテストをする。テストをして雇い止めをする。はっきり言ってフロントから『いらない』と言われている要らないといわれている人間をこのまま雇うわけにはいかない。不満ならすぐに辞めてもらってもいい。」

SE担当全員にテストを行うのではなく、「クビにしたい」4人のみにテストを行ったこと。
「いらない人間」という発言に憤りを感じた私はストライキを敢行しております。

この事実を人権啓発部に報告したところ・・・。
「当社では世間で言う『雇い止め』はいたしません」(田中)とのこと。
でも実際は雇い止めを行おうとしております。
まずは単金の高いSE担当からクビにし、次にCRM、最後に116センタを雇い止めにしようとしていると課長から聞きました。

これは私だけの問題ではありません!
明日はわが身です。

このまま黙ってクビを切られるのを待ちますか? それとも、団結してクビ回避のために立ち上がりますか?

これが「人を大切にする」NTTマーケティングアクトの実態です。

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 起こっている事態を要約すれば、会社側は派遣社員として働いていたAさんらにたいして昨年12月、「正社員化の道もある」「契約期間も長くなって安定する」などという甘言で契約社員として引き抜きました。ところが、その後1ヶ月も経たないうちにAさんら4人にのみ首切りのための「テスト」を行い、「テストの成績が悪かったから」などという理由で首切りを行おうとしているということです。
 しかも派遣会社から引き抜いておきながら管理職が「あなたたちはいらない人間」などといっているということです。ふざけんな!

いまこそ団結して労働組合でたたかうときだ!
 これはAさんらだけの問題ではありません。また、この管理職に特別な問題でもなく、もっといえば116センタだけの問題でもありません。
 現在日本中で「派遣切り」が行われています。経営者どもは私たち非正規労働者をまるで機械の部品のようにいらなくなったらいつでも首を切っていい存在だと考えています。NTTもその点はまったく同じだということです。
 しかし、冗談ではありません。いったい誰のおかげで現場の仕事が回っていると思っているのか!労働者をなめるのもいい加減にしろ!
 いまこそ、正規も非正規もなく、労働者はたたかう労働組合をよみがえらせて団結してたたかうときです。

解雇撤回・嫌がらせへの謝罪を要求し、団体交渉を申し入れ
 Aさんは自分だけの問題ではないと考え、当労働組合に加入してたたかっています。私たちNTT関連連帯労組は先週、Aさんとともに会社側に対して(1)雇用期間についての約束を守れ、(2)本人の意思を無視した不当な雇い止めをやめよ、(3)「いらない人間」発言について謝罪せよ、という要求書と団体交渉の申し入れを行いました。団結した力でこの不当きわまりないクビ切りをぶっとばし、謝罪を勝ち取る決意です。

広島地域支部:A産業に賃下げ撤回を要求

 広島地域支部は、A産業の10%もの賃下げ攻撃に、白紙撤回を要求して反撃を開始した。これまでA産業は、サービス残業をやめさせろの要求に対して団体交渉を拒否するなど、組合敵視の姿勢をあからさまにしてきた。このたびの賃下げ攻撃も、労働者を分断して賃下げをのませるという卑劣な手段を使ってきた。会社は労働者がユニオンに結集することを心底恐れている。団結の力で賃下げ攻撃をはねかえそう!

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会社に要求しました

1)2009年2月25日をもって強行された賃金引き下げは不当であるので白紙撤回すること。賃金引き下げにともない2009年2月分、2009年3月分で生じた未払い賃金を、直ちに支払うこと。
2)サービス残業を即刻やめさせること。これまでの未払い残業代を支払うこと。

■我慢はもうたくさん!

 会社の業績が悪ければ私たち労働者は食べられなくても我慢しろというのでしょうか。ボーナスカット、サービス残業、有給休暇をとったら皆勤手当が削られる。「有給」なんて全然取れないじゃないか。その上「賃下げ」ときた。冗談じゃない!人員や車両は減らされ仕事は確実に増えている。大幅賃下げだ。雇用を守るための賃下げ?あり得ない!賃下げに黙っていたら、次はクビ切りだ。「しばらく我慢すれば」「景気回復のおりには甘い蜜が味わえる」なんて、気休めにもならないでまかせでしかない。

■資本主義はボロボロです

 今、世界大恐慌が激しく進み、その終わりのときをむかえています。資本主義のもとで、私たち労働者はやっと生きていけるだけの賃金で働かされ、労働者が生み出したものはすべて会社(資本家)が手にしている。労働者は競わされ、こき使われ、そして捨てられる。甘い蜜を味わうのはいつも経営者(資本家)ではありませんか。その上、うまく行かなくなったらツケをすべて労働者に押し付けている。

■社会を変える時が来た

 クビ切りや賃下げに対して、世界中で労働者が「資本家の経営の失敗のツケを労働者に押し付けるな」とストライキやデモに立ち上がっています。アメリカのAIG幹部への、何億円ものボーナス支給のような事がまかりとおっている。本当に腹ワタが煮えくり返ります。強欲な資本家のために、どれだけの労働者の命が奪われているか!こんな腐りきった社会を変える時が来たのです。

■労働者が社会の主人公

 この社会のすべてを労働者がつくり、動かしています。労働者あっての会社ではありませんか。労働者の団結した闘いで職場を、社会を変えることができます。職場に私たちが団結できる労働組合が必要です。怒りを抑え、頭を下げながら経営者にしがみついても、展望はありません。「死にものぐるいで」営業を伸ばせ!なんて、結局は私たちに責任を押し付けているだけではありませんか。私たち現場の労働者が団結すれば、私たちの力で職場を回せます。

私は今回の賃下げを拒否しました

 同意なしに賃下げするのは不当です。絶対拒否です。それに、直前に部署毎に通告して賃下げを押し切るなんて、とんでもないことです。「社員はファミリー」なんて言っても、社員の生活なんて考えてもいない。私が賃下げを拒否したら、社長は「あんたがいくら拒否してもやると言ったらやる」と言い放ちました。絶対許せません!でもみんなが拒否すれば、こんな関係は逆転します。皆さん団結しましょう。広島連帯ユニオンに加入し、ともに闘いましょう!

2009/03/25

3.25広大生協労組|店長職3名が残業拒否のストライキ

広大生協労組は3月25日、生協理事会に対する抗議行動と、09春闘第1波のストライキを残業拒否闘争として闘い抜いた。広大生協理事会は、店長職には「名ばかり管理職」として長時間のサービス残業を強制し、パート労働者には低賃金を押し付けてきた。労働基準監督署の指導を受取拒否してまで「店長は管理監督者」と強弁する生協理事会に、激しい怒りが巻き起こっている。店長職の組合員3名が始業から8時間で次々ストに突入し、ある職場では閉店業務を理事が行わざるを得ない事態が生み出された。

-------機関誌『団結』No.161---------------

賃下げ・首切りをぶっとばす労働者の団結を
本日、8時間を超える残業を拒否してストライキに入ります


こんなに働いても働きが悪いというのか? 時給756円を!


 昨日、労組書記長の中島組合員が東広島地区の労働者代表として、産業別最低賃金適用の交渉を行ないました。
 理事会は、十年近いベア無しは、何ら謝罪すべきことではない、と今年度も全くベアを考えてないと明言しました。『広大生協では他生協に比べて、労働投入量が1・5倍である(つまり3分の2しか働いていない)。労働者には、永年その改善への協力を依頼してきたがうまく行かなかった。賞与も入れて千円を超える時給はそんなにはない。』などなど賃金を上げない理由ばかりが聞かされました。
 そのくせ、吉山常務(元御用組合委員長)が専務理事になったとしたら、理事会室長の兼任は出来ない、と高給取りの役職ポスト「設置」を示唆しました。食堂への正規職員の補充は、過重労働問題の解決にならないと言っているのとは大違いです。
 以上のような理事会の姿勢なので残業協定は結ばれませんでした。従って理事会が労働基準監督署の是正指導に従わず残業を命令することは違法です。社会的に非難されることです。
 労組としては、本日第一波として賃上げを要求して、残業拒否のストライキに入ります。共に闘いましょう。

食堂部店長の残業代を支払え!
労基署の指導内容を公開せよ!
証拠のタイムカードを開示せよ!


 生協理事会は、労働基準監督署から指導を受けながら、その受け取りを拒否し、『店長は経営者と一体の管理・監督者にあたる』との反論をしていることを理由に、労組への回答を引き延ばして来ました。しかし、労基署に反論しても指導は撤回されないと、相手にされてないことが明らかになりました。店長は管理・監督者に当たらないということを、残業拒否のストライキではっきりさせようではありませんか!未払い残業代を絶対に払わせよう。
 パート労働者は低賃金で、労働災害が頻発するほどこき使い、店長には残業代も支払わないでおいて「もうかってない」「働きがたりない」と言わんばかりのやり方にはもうへきえきです。労働者を喰わせることが出来ないなら、経営者を辞めるべきだ。

労働者が社会を仕切る時代へ

 トヨタ、マツダが生産を6割も削減し、労働者に対しては、ボーナスを80万、50万と無慈悲にカットしています。この勢いはもっと加速します。
 一方に膨大な金持ちがおり、他方に毎日の生活が脅かされる労働者が生み出されました。資本主義はむき出しの『弱者強肉』の本質を示しています。 このひどい仕打ちに抵抗できないように、労働運動を無力にしようと、20年前国鉄(現JR)が分割民営化されました。派遣法制定もその結果です。更に、公務員労働者全体に『一旦解雇・選別採用』の手法が狙われています。社会全体を一割の正規労働者、九割は非正規職にするためです。
 しかし、全国で闘う労働組合を甦らせようとの運動が沸き立っています。分割民営化とストライキで闘った『動労千葉』がその先頭にたっています。職場でも管理職にこびへつらわず、職場の支配権を握って闘っています。動労千葉の闘いによって1047名の解雇を行なった分割民営化攻撃は本質的には失敗しています。動労千葉のように闘って賃下げ首切りを阻止しよう!

3.19全造船機械三菱広機分会が半日スト

三菱重工工作機械事業部栗東工場では、三菱支部工機分会・
広機分会が3月19日午後半日ストを取り組みました。スト参加者は3名で、共同で社宅ビラ入れを取り組みました。

2009/03/20

草津病院支部が09春闘ストライキ


3月19日、広島の草津病院で、広島連帯ユニオン草津病院支部の指名ストライキ闘争が闘われた。今回のストライキは、病院当局が「新評価制度」を4月1日から導入しようとしていることに対する医療労働者の怒りの決起だ。
組合員は早朝より、職場内で「ストライキ」を訴える朝ビラを配布し、午前9時よりストライキ通告をして支援の仲間と合流しました。支援に駆けつけた労働者や学生の仲間は、最寄りの新井口駅頭で通勤する労働者にビラまきを行ないました。職場でも駅頭でもユニオンのビラはどんどん受け取られていった。組合員と支援は、病院の中の労働者に聞こえるように波状的にストライキ突入集会を繰り返して、本日のストライキ闘争をやり抜いた。
昨年より病院当局は、新たな搾取のために「新評価制度」の導入を準備してきたが、組合は「評価制度絶対反対」だ。「評価制度」は労働者どうしを競争させ、過重労働やサービス残業を横行させて、私たちの賃金を削減する制度に他ならない。労働者を資本と管理職の言いなりにさせ、労働者の団結を破壊し職場を分断する。だから組合は、評価制度絶対反対なのだ。
この組合の主張は、職場労働者に圧倒的に支持されている。病院当局は、就業規則を改悪し組合活動の禁止を狙ってきたが、本日のストライキで吹っ飛んだ。ストライキは労働者の怒りに火を付けたのだ。3・20東京・渋谷デモをともに闘おう。

草津病院支部09春闘ストライキアピール


草津病院で、ともに働く皆さんへ

 資本家や政治家やメディアなどは、「100年に1度の大恐慌だ」と言っているが、その原因をつくったのは資本家じゃないか!その資本家が、会社を倒産させないために派遣・非正規職労働者・正社員への膨大な首切り攻撃をしてきている。その現実そのものが、深い眠りに入っていた労働者の怒りを呼び覚ましている。

しかし、連合や全労連は今や完全に資本家階級の手先となっている。今年1月15日に経団連の御手洗と連合の?木が「労使共同宣言」を結んだ。資本の首切り攻撃を容認し、「ワークシェアリング」で労働者の共倒れを強要している。資本家と手を結び資本主義の危機を乗り切ろうとしている御用組合に労働者を組織する展望はない。

今こそ労働者の眠りを解き放ち、労働運動の力で労働者の解放を勝ち取るために、闘う労働組合・動労千葉の3/17〜19ストライキと連帯して、職場でストライキに起ちあがろう。

 資本が儲けるために労働者を酷使するのは草津病院もまったく同様だ。病棟再編以降に患者の入退院が約2倍になり、増加した業務や入院患者の対応で前残業や後残業をして疲労が蓄積している職員がたくさんいる。そんな状況の中で新評価制度を今年4月1日から開始することに組合は絶対に反対する。「患者のため」「地域の医療のため」などと言いながら、病院資本のために身を粉にしていく働き方に絶対に反対する。

もうこれ以上「怒り」を押し殺して働くことを、私たち草津病院職員=医療労働者は止めにしよう。「怒り」を全面的に解き放って「生きさせろ!」を合言葉に病院資本に総攻撃を開始しよう。

世界金融大恐慌で資本主義が破産した今こそ、労働組合に加入して団結したらどんな強敵でも倒すことができます。3・20東京・渋谷で、闘う労働組合の全国労働者集会が開催されます。私たちの怒りを一つにしよう!全国の労働者とつながろう!ユニオンに加入して団結してともに闘おう!


以上

2009年3月19日      
広島連帯ユニオン草津病院支部
支部執行委員長 中山 崇志


広島連帯ユニオンのサイト http://www12.ocn.ne.jp/~union-hi/index.html からビラをダウンロードできます

2009/03/07

NTT関連連帯労働組合(広島連帯ユニオンNTT関連支部)を結成


労働組合を結成しました
一緒に労働組合に入って団結しよう!


※寄せられた相談などの秘密は厳守します。

NTTで働くすべての労働者の皆さん。この度、非正規職の労働者が中心となってNTT関連連帯労働組合(広島連帯ユニオンNTT関連支部)を結成しました。
 正規・非正規・派遣・請負の違いを問わずNTTで働くすべての労働者が加入できる労働組合です。
 ぜひ私たちの労働組合に入ってください。団結して資本の攻撃とたたかおう!

一人のクビ切りも許さない職場の団結をつくろう

 私たちが労働組合をつくった最大の目的は、「一人のクビ切りも許さない団結を職場に作り出すこと」です。
 ご存知のとおり私たち非正規職の労働者はたった3ヶ月の細切れの雇用契約で働かされています。そのため、いつも雇い止め・首切りの不安を抱えながら働いています。まともな生涯設計もできません。
 また、実際にも、しょっちゅう行われる組織の再編のたびに、派遣社員や契約社員が雇い止めになっています。しかし、みんながバラバラにされている結果、となりの労働者が首を切られても、黙って見ているしかなかったというのがこれまでの現状ではなかったでしょうか。
 現場を動かしているのはわれわれなのに、こんな働かせ方はおかしい。バラバラに分断されたこの現実をなんとしても変えたい。そのためには「一人のクビ切りも許さない職場の団結」が必要だと思います。

いまこそたたかう労働組合運動の出番だ!

いま、リーマンショック以来、製造業を中心にして首切りの嵐が襲いかかっています。 不況はこれからさらに深刻化していこうとしています。私たちも他人事ではありません。
 資本家どもは労働者への大量首切り・賃下げで自分たちだけは何とか生き残ろうとしています。
 しかし、社会を動かしているのは私たち労働者なのです。資本家はこの20年間、ほとんど投機(ギャンブルだ!)しかやっていない!そんな連中を救うために、大量の労働者が路頭に放り出され、住む家さえも奪われるなどということはどう考えてもおかしい!
 いま起きていることは、資本家連中にはもはやこの社会を運営していくことができなくなったということだと思います。
 したがって、いまこそ労働組合運動の出番です。労働者が団結して闘って、資本のクビ切りや賃下げその他あらゆる横暴を絶対に許さないことが必要です。そして団結を拡大し、労働者の力で社会を変えるときです。

団結すれば労働者は勝てる 動労千葉のようにたたかおう

 最大の問題は、資本のクビ切りや賃下げとまったくたたかわない連合・全労連など体制内労働運動の腐った幹部どもです。NTT労働組合も今春闘の賃上げ要求を早々と取り下げました。いまこそ大幅賃上げを要求してストライキで団結を固めるときではないのか!
 こういう資本とたたかわない労働運動が職場でのさばっている現状を変えることが必要です。
 昨年11月2日、動労千葉(国鉄千葉動力者労働組合 ※注)などの呼びかけで、「たたかう労働運動の全国ネットワークをつくろう」「国境を越えた労働者の国際的団結を!」というスローガンのもと、全国労働者総決起集会が東京で行われ、5700名の労働者が集まりました。この場に集まった全国の労働者は自分の職場の中で、腐った組合幹部と対決しながら、労働運動をよみがえらせるために奮闘している人たちです。また、韓国やアメリカでも同じように現場の労働者が腐った組合幹部と対決して資本の攻撃とたたかっています。こうした労働者の代表もこの集会に参加しました。
 私たちはこの全国・全世界の仲間とともに職場の労働者の団結にとことんこだわってたたかえば、必ず勝てると確信しています。
 とにかくクビ切り絶対反対で、職場に団結をつくり、団結を強化し、団結を拡大することにトコトンこだわる労働組合です。一緒に組合に入って、団結しよう!

注:動労千葉(国鉄千葉動力者労働組合)JRの運転・検修職の労働組合。87年の国鉄・分割民営化時の10万人クビ切りに唯一ストライキでたたかい、今も団結を守り抜いて毎年春闘をストライキでたたかっています。トコトン現場労働者を信頼し職場の団結にこだわる労働組合で、いま若い新組合員を続々と獲得しています。この動労千葉が呼びかけて10年前から毎年11月に全国労働者集会をが行われ、全国・全世界のたたかう労働者のネットワークがつくられています。

2009/02/27

西郡住宅闘争に参加

八尾市行政による労働者階級からの住宅強奪攻撃に勝利した!
 八尾北医療センター労組の仲間・西郡地区の労働者との団結を圧倒的にうち固めました!
2月26日、道州制攻撃の先取り-大阪・八尾市の住宅立ち退き強制執行攻撃と闘う八尾北医療センター労組と西郡地区の住民と連帯して闘ってきました。
 年末からの『派遣切り』による住宅からのたたき出しみられるように、資本と政府はすでに労働者に住宅を保障するすることすらできなくなっています。衣食住すべてが金儲けの対象とされ、資本による極限的な搾取と収奪が行われているからです。新自由主義の下、規制緩和・民営化で住宅を奪われる労働者が全世界的に拡大しています。今回の金融大恐慌の発端となった、アメリカのサブプライムローンは住宅バブルの典型でした。
 日本でも、国の施策によって公営住宅の家賃が「応能応益制度」になって以来、公営住宅の性格は大きく変貌し、次々に住宅退去を余儀なくされる労働者人民が増えています。とりわけ被差別部落の公営住宅は支払いできないくらい高額家賃になって払えない住民が続出しています。そのため旧家賃を『供託』して不屈に闘っている住民が多くいるのです。この労働者を追い出そうと行政が裁判を起こしたりし、強制的に退去を迫ったりしています。八尾市営住宅に住んで花屋を営むMさんへの強制執行攻撃は、そのような攻撃の最先端です。Mさんへの攻撃は、労働者階級全体にかけられた攻撃であり、この課題は全ての働く仲間の問題でもあります。世界の労働者と団結する闘いです。

 医療・福祉労働者として闘うわがユニオンの草津病院支部の仲間も、八尾北医療センターの労働者との団結をかけて総力で起ちあがりました。何より支部員の中にも広島市の住宅追い出しと供託で闘う仲間がいます。Mさんへの攻撃は私への攻撃だ!と断固支援に行こう!と決意した草津病院支部の仲間との団結を固めるためにも、草津病院支部は支部委員長を先頭に西郡に馳せ参じました。また、広島の医療福祉労働者の仲間である高陽第一診療所労働組合の労働者も共に闘いました。さらに、広島大学部落解放研究会の学生も阻止行動に参加しました。
 去る21日にも、日教組の広島教研会場前で機動隊と激突しているので、1週間に2回も機動隊とぶつかるのは初めてだな、と緊張(?)して支援行動に向かいました。
 2月26日、早朝に八尾に到着。5時半より行動開始。Mさん宅前に陣取って強制執行を迎え撃つ準備に入りました。「午前7時以降」に執行という通告らしいのですが、全く来る気配はありません。参加者が次々に決意表明と連帯の言葉を述べました。わが広島隊の皆も元気に怒りの団結アピールをしました。さらに怒りを爆発させて全員での繰り返しシュプレヒコール。行政も権力も私たちの迫力に圧倒されたようです。すでにこの時点で勝負は決していました。

 10時前についに執行のために市職員が大挙して来ました!徹底して弾劾し怒りをぶつけて、敵の隊列と対峙しました。まさに自治体・教育・郵政・国鉄(JR)の四大産別、医療福祉、関西合同労組の森精機の派遣労働者、東京・東海・広島のユニオン(合同労組)の闘う仲間が正規・非正規、民間・公務、産別などの垣根を越えて、うって一丸となり団結しました。また全国から駆け付けた部落民労働者や地元西郡のすえみつ市議を先頭にした闘う議員たちが本当に一つの団結の旗の下に闘い抜きました。素晴らしく強固でピュアな団結がつくり出されて全く負ける気がしません!
 その団結とは裏腹に、卑劣な執行官と警察権力は裏からまわって、Mさんや他の支援者を暴力的に外に連れ出しました。しかし権力に排除された仲間は全員実力で取り戻しました。

 行政の言う『強制執行』が行なわれたのですが、直後のMさんの「勝利しました!みなさんと団結できてうれしい!これからも闘い続けます!」という勝利宣言と笑顔、力強いガッツ・ポーズはちょっと忘れることはできません!この中にこそ、今日の闘争の勝利と道州制攻撃と闘う展望があります。八尾市当局の市営住宅追い出しの緒戦で、このような闘いをやりぬけたことは重要です。八尾市に今後、強制執行を続けるとその度に、このような事態になるぞ!と、思い知らせたからです。私たちは八尾市行政に大打撃を与える闘いを実現したのです。裁判や行政との交渉では何も決まらない、体を張って実力で闘おう、という西郡の労働者の言葉が胸にしみました。

 それにしても、地元の労働者を警備員に雇い、警察権力を押し立ててやってくる八尾市、そして八尾市長のやり方に屈して先兵と化した市職員労組の体制内幹部のあり方には、ハラワタガが煮えくり返る思いです。先日の教研での日教組幹部と同じです。またその体制内労組の幹部と現場労働者が闘わないと分断と差別があおられ、現場労働者が権力の暴挙のお先棒を担がされてしまうのだということが痛感されました。私たちの団結と八尾市職員・警察権力、現場で労働者の怒りの矢面に立てられる警備員の労働者の支配・被支配の関係は、ものすごい好対照だったと思います。これが道州制攻撃です。
 360万人公務員労働者の一旦全員解雇攻撃である道州制攻撃に勝利するためには、この分断支配を打ち破り西郡住民と八尾北医療センター労組のような地域の労働者の強固な団結を、全国各地につくり出すことだと確信しました。広島でもその闘いに全力でとりくもう!道州制粉砕!橋下打倒の3.6大阪府庁前行動に起とう!
(執行委員・D)