2017/12/29

12.26団交速報・病院は職場の現実を見ろ|草津病院支部

12.26団交速報 病院は職場の現実を見ろ
労働者は団結して職場を変えよう!


 組合は12月26日に草津病院の経営側との団体交渉を行いました。
 この団交は、①6病棟のケアワーカーを増員せよ ②妊娠中の女性労働者が就労できる様にしろと訴えた、前回団交を引き継いで開催されました。
 ここで経営側は、組合の申し入れに対して、文書ではなく口頭で回答しました。「6病棟の課長が複数のケアワーカーから聴取した」とは言いますが、あらかじめ「ケアワーカーが不足しているとは考えない」という結論ありきで、ケアワーカーの過重労働の事実はなく、問題はないと明言しました。また介護業務の教育については、「ケアワカーの通常の業務をしながら教えることはできる」「看護師がケアワーカーの業務に入ることに問題があるとは聞いていない」というのみでした。これが経営の回答のすべてでした。

■病院は現場の声を誠実に聞け!

経営側が「6病棟のケアワーカーが不足しており過重労働になっている、と主張しているのは組合だけだ」と描きあげようとしていることが判りました。人事考課制度のある職場で、現場職員の評価を決める立場の管理職に対して、経営に批判的な意見を述べる事がいかに困難なことなのか!経営側は誰1人として意に介していません。管理職に対しては「Yes」と応じざるをえないのが現実なのです。それで現場の状況を聴取したなどと、ふざけるのもいいかげんにしろ!!

■やはり経営側は「妊娠したら休職」なのか

また、妊娠中の女性労働者の就労については「課長の発言に問題はあった。看護部長の対応は問題ない。報告を受けて経営側で団交より前に検討したが、彼女は働けないと判断した。」とくり返すばかりでした。現在、休職していることに病院の責任は無く「本人が休職届を出したのだから、本人の意志により休職になっている」と全面的に、妊娠して体調を崩している本人の「自己責任」としました。
 妊娠しても働かないと生活できないという状況で、体調が許せば少しでも就労可能な業務で働きたい、のは全ての女性労働者の思いです。妊娠中も働ける様にして欲しい、と管理職に訴えたら、「あなたは妊娠したのだから働けない」「ケアワーカーとして働ける業務はないか休め!」と何の検討もなしに即時、電話で告げられた女性労働者の怒りはどれほどのものか、経営側は思い知るべきです。

■妊娠しても女性労働者は、1人の労働者だ

経営側は「金光さんの件は、経営側で検討して働けないと判断した」と回答しましたが、最も重要な本人や主治医への問い合わせは、まったくやっていません。これで誠実に検討したといえるのでしょうか?何日間も連絡もなく放置された女性労働者の気持ちを思うと怒りがわき上がります。今回の件は、金光組合員が組合を通して経営側に怒りを叩きつけたから問題になったのです。声なき声ではダメです。組合と共に団結して生活と命を守るために声を上げて起ちあがりましょう!

■2018年、生き抜くために団結しよう!

今回の問題は、6病棟のケアワーカー、妊娠中の女性労働者、といった組合員に限定された特別な問題ではありません。この問題は草津病院はもちろん、すべての働く仲間の課題です。
2018年は決戦の年です。草津病院労働組合は、賃金上げろ・大量解雇を許すな!外注化やめろ・非正規職撤廃!改憲・戦争絶対反対!で闘います。ともに起ちあがろう!生き抜くために、草津病院労組で団結して職場で声を上げましょう!

2017/12/27

医療・介護・保育破壊と大増税を許すな|草津病院支部

2018年は、社会保障解体と大激突
医療・介護・保育破壊と大増税を許すな

2018年3月末に迫る有期雇用労働者450万人の大量解雇問題とともに、社会保障をめぐるもうひとつの「2018年」問題が急浮上しています。安倍政権は、4月から医療・介護制度の改悪、生活保護費削減と保育の民営化・規制緩和などを進め、さらに19年、20年からの消費税・所得税増税と出国税、森林環境税の創設に踏み出そうとしています。これは労働者の生活の全般にわたっており、戦争・改憲の攻撃と一体の、国家による収奪の強化と生活破壊そのものです。安倍政権はこれを「人づくり革命」「生産性革命」の大攻撃と完全に結合する形で進めようとしているのです。働く仲間は、団結して生き抜くために、職場で闘おう!

■「人づくり革命」と結合し留め金外す

厚生労働省は12月6日、2018年4月からの診療・介護報酬と制度改定の基本方針をまとめました。続いて9日に安倍首相は消費増税分などを原資に「人づくり革命」「生産性革命」という名の「新しい経済政策パッケージ」を閣議決定。14日には年収850万円超の労働者への所得増税と新税創設などを盛り込んだ『与党税制改正大綱』が決定されました。
 政府は18年度、社会保障費の自然増を1300億円圧縮して5000億円に抑える目標を掲げています。命に直結する医療・介護・福祉などの費用が、社会全体を覆う非正規職化と貧困、高齢化によって増えていくのは当然のことです。それをあたかも「悪いこと」のように決めつけて、必要な予算増をむちゃくちゃに減額して戦争のために使うことなど絶対に許されません。
 医療については、看護師のより手厚い体制が必要な急性期病床は「多すぎて無駄」だとして、診療報酬を削減し、重症患者の病床を減らそうとしています!これで追い出される重症患者が膨大に増えるということです。
 介護では、リハビリで「自立支援」の成果を上げた場合に報酬を手厚くするとしていますが、「要介護3だった人が要介護2に下げられるといった事態が発生しかねない」と懸念の声が上がっています。さらに「過剰な訪問介護を減らす」として、集合住宅で隣接の事業所からの介護の利用回数を減らします。「要支援1、2」の軽度の人向けの訪問介護・通所介護は、全国一律から市区町村ごとの「総合事業」に移します。介護資格を持たない住民をボランティアとして働かせたり、独自の「認定ヘルパー」を雇うことも、すでに始まっているのです。
 介護保険料は毎年のように上がり、高齢者の医療や介護の負担増はどんどん進んでいきます。生活保護では、食費や光熱費などに充てる「生活扶助費」の1割引き下げなどが狙われています。
 保育は『人づくり革命』の「幼児教育無償化」「待機児童解消」攻撃の最大の柱とされます。国の保育士配置基準は「1歳児6人に1人」です。政府は昨年3月、労働者や保護者の闘いで保育士配置や保育スペースが国より手厚い自治体に、基準の引き下げを求めました。しかし、これは現場の闘いではね返されました。それを政府は今回、基準の半分で済む企業主導型保育所の定員規制を撤廃し、そこに予算を回し、法人税を下げて優遇するととともに、基準が高い自治体には都道府県単位で圧力をかけて基準を下げ、保育の民営化を促進しようとしています。これは『民営化・規制緩和による保育の破壊』であり、ひいては、職場の団結破壊-労働組合つぶしと安全の崩壊へと直結していきます。

■個人請負を促す給与所得控除削減

安倍首相は、労働者を分断して年収850万円超の労働者の「給与所得控除の上限」を引き下げて所得税そのものは増額しようとしています。初めは「年収1075万円以上」の高所得者が対象と称して導入し、いずれは労働者全体に波及させることを企図しています。これは残業代ゼロ法案の手口と同じです。この制度改革では公務員を含む200万人が対象にされるといいます。
 他方で、株の売買など、金融所得で年収2億円を超える富裕層には、所得税の負担率が減るという逆転現象が生じます。何という事でしょうか!
 さらに『働き方改革』を後押しし、労働者でなくても適用される基礎控除を拡大して減税を図り、労働基準法・労働組合法の適用されない個人請負(個人事業主)化を促進しようとしています。これを2020年1月から実施し、以降も進めると大綱に明記しました。安倍首相は『生産性革命』と言いながら「雇用関係によらない働き方」と同時に、金を払えば労働者を、好き勝手に使い捨て解雇にすることができる金銭解雇制も狙っています。今や日本資本主義は、労働者から極限的に搾り取るやり方しかないほど破たんを深めて崩壊をはじめています。だからこそ改憲・戦争へと舵を切ったのです。

■生き抜くために、'18春闘を闘おう!

2018年3月末の有期雇用労働者450万人、9月末の派遣労働者130万人の大量解雇を許さない闘いを先頭にして、労働者の怒りが火を噴くことを安倍政権は恐れています。
社会保障破壊との闘いは、戦争・改憲・労働大改悪阻止とともに労働運動の最大の課題です。連合本部を打倒し、生き抜くために2018春闘をゼネラルストライキで闘おう。

●韓国ソウル大病院労組、無期限全面スト突入-1日で正規職化


 韓国での「長年の悪政で積み重なってきた弊害を労働組合の力で根絶しよう」という積弊清算の闘いは、さまざまな現場でいっそう激しく進められています。
 月12日、公共運輸労組医療連帯本部に所属するソウル大病院労組が、経営側の不正や腐敗、さらに院長の退陣をはじめとする「人的積弊」の清算、非正規職労働者1600人の正規職転換、医師の成果給制廃止などを求めて無期限の全面ストライキに突入。闘いに震え上がった病院側は24時間もたたないうちに労組の要求を受け入れ、年内に正規職転換を行い、賃金総額を3・5%引き上げることを約束させました。組合側の大勝利です!

2017/12/20

賃金仮払い継続勝ち取る|山陽測器解雇撤回闘争


団結して闘えば不当解雇は撤回できる
ユニオンに加入して職場を変えよう!

会社側からの嫌がらせをはねのけて賃金仮払い継続を勝ち取る!

 山陽測器解雇撤回闘争は、社前闘争を軸に2つの裁判闘争(会社側が労働委員会命令の取り消しを求めた取消訴訟と解雇撤回を争う解雇撤回訴訟)が闘われています。取消訴訟は2017年12月12日に結審し、2018年2月27日に判決が出されます。
 この中で、12月8日、賃金仮払いの継続の決定を勝ち取りました。会社側は「2年も働いていないはずはない、所得証明を出せ。」「親から仕送りがあるはずだ。銀行の通帳、家賃振込用の通帳、親が管理している通帳の全てを提出をせよ」という不当な要求をしてきました。解雇しておいて「2年も働いていないはずはない」とはなんという言い草か!しかしこのような不当な要求を跳ね返して前回よりも多い額の仮払い決定を勝ち取りました。

退職強要・不当解雇を跳ね返す闘いの前進

 山陽測器解雇撤回闘争はついに3年目(最初の解雇からは4年)に突入しました。「社長より来るのが遅い」などという許しがたい理由での退職強要から不当解雇、組合への加入と解雇の撤回、ボーナスカットの撤回決定。桐木司部長の「死ね」という暴言とロックアウト解雇。労働委員会での解雇撤回・原職復帰の完全勝利命令。解雇のためなら、社員を使って自作自演の「解雇要求署名」をやるなど、社長の卑劣さは限度を超えています。会社側の不当な攻撃に対して団結して立ち向かい、勝利を一歩一歩勝ち取ってきました。
 日本中で同様な退職強要、不当解雇が吹き荒れています。安倍政権の「働き方改革」は「雇用の流動化」の名の下にさらに「解雇自由」を進めるものです。山陽測器闘争は現場からこの攻撃を跳ね返す闘いとして地域の労働者、全国の闘う仲間に勇気を与えています。

解雇撤回まで闘うぞ!

 M組合員は「このような不当な行為は世の中で通用しないことを思い知らせたい。解雇撤回まで闘う」と闘う決意を鮮明にしています。どんな不当な攻撃も団結して闘えば打ち砕くことができます。山陽測器の労働者の皆さん! 地域の労働者の皆さん! 共に団結しましょう!

2017/12/12

一時金カット絶対反対!ちゃんと説明を!|高陽第一診療所労組


きょうちくとう141号
2017年12月12日
高陽第一診療所労働組合

第2回団体交渉に集まろう!
明日、13 日(水)、17 時デイケア室
一時金カット絶対反対!ちゃんと説明を!


●冬季一時金は15日に支給すると言いながら、支給額も理事会は公表していません。6日にはバンクミーティングが行われていますが、8日の朝礼でも発表しませんでした。
 「一時金は大丈夫なのか?」「いくらでるのか?これ以上のカットは本当に困る」「本当に銀行への一時金の借り入れはできたのか?これが出来なかったのであれば一時金は支給されないのか?」
 理事会に対して、一人ではなく団結して声を上げていくことが必要です。何もかもがわからないことばかりでこれからどうなっていくのかがはっきりとしていません。すべてをはっきりさせていきましょう!団体交渉に集まろう!
●理事会の無責任な責任転嫁を許さず、団結して職場を変えていこう!
 理事会の無責任な経営により、労働者や職場に責任を押しつけています。団体交渉で事務長は「出すほう(銀行)に主導権はあります。」と繰り返しました。銀行の言いなりになって進めていくしか出来ない経営は実質的に銀行経営です。
 今こそ職員が団結して声を上げて、診療所で働く労働者こそが主体の診療所を目指していきましょう!そのために診療所がどんな医療や介護を目指していくのか、地域の患者さんや利用者に必要とされる生きるための拠り所としてどんな診療所の将来を作っていくのか?鍵は私たち労働者にあります。全国の病院や介護施設で、本来持っている労働者の共同性が奪われて職場の団結が破壊され、事故や事件が多発しています。診療所が抱える問題は全国の病院での問題です。「命より金」の医療や介護にされている事をなんとか現場で押し返しているのは私たち現場で働く労働者・仲間です。
 理事会は労働者の、現場の声を聞け!冬季一時金をカットするな!職場を変えていくために団結しましょう!

2017年冬期一時金交渉 再要求書

2017年12月1日
高陽第一診療所労働組合
執行委員長 森末一義
1. 11月18日団体交渉での確認事項
① 全部署への改革案を労組に公表する。
② 職員の有給休暇の取得率を公表する。
③ 病院・新施設の就業規則を労組へ交付し、各部署へ配布する。
以上1週間以内にという確認。
本日の時点でまだ実行されていないので、即刻実行することを求めます。
2. 再要求項目
① 一時金要求
・常勤2ヶ月、パート・60 歳以上も含め、1 ヶ月の最低、例年通りの支給を求めます。
 11月18日団体交渉で、「銀行への借入は今から申し込む」「1週間が決戦」との発言がありました。進捗状況の説明を求めます。
② 今年度9月末決算の説明を求めます。決算書と貸借対照表を公表し説明を求めます。
新施設建設時の返済計画の公表を求めます。月々の返済利子額を説明してください。
銀行が作成した、再建計画の公表を求めます。
③ 人員要求についての回答を求めます
11月18日団体交渉で再度回答するとした項目についての回答を求める。
●訪問介護事業所「つばさ」常勤2名。
●診療所厨房の退職後の補充を再度求める。
④ 施設・設備の要求について、回答を求めます。
●ひまわりの全入居者が一緒に食事ができるようにテーブルの購入。
●複合施設内の収納施設が少ないので、棚を作るなど増やすように求める。
●複合施設のベランダの柵を設置すること。
●サ高住の浴室の介助補助具(バスボードなど)の購入。
⑤ 残業届出制の中止を求める。人員体制の要求に応えることを求める。
⑥ 慶弔一時金の収支報告を求めます。
12月11日(月)までに文書での回答を求めます。
その回答に基づいて、12月13日(水)17時、団体交渉を求めます。

2017/12/07

機関紙『連帯』No.283を発行

2017/12/05

竹川さんを支援する会ニュースNo.16を発行


竹川さんを支援する会ニュースNo.16を発行しました。

2017/11/29

草津病院は母子健康管理指導事項を守れ|草津病院支部


草津病院は母子健康管理指導事項を守れ
妊娠中の女性労働者を働けるようにしろ!

 組合員のAさんが第2子を妊娠し、8ヵ月目に入ったところです。今後、当然産休を取っていくことになるのですが、今は体調に応じて自宅療養に入っています。その働く仲間に対して、許し難い言動が草津病院から行われました。本当に腹の底からの怒りを覚えます!
■「妊娠したら働けない」のか
 A組合員は11月21日にJA広島総合病院で診察を受け、経過は良好でした。今月30日までは自宅療養ということになりましたが、主治医からは、体調は安定しているので今後「座業程度の仕事には就ける」との診断が出ました。
 診察後、病棟の管理職(男性)から休職中に必要となる診断書等の書類の提出に関して電話があり、その際に「座業程度の仕事には就ける」との診断の結果を伝えました。
 この時、病棟の管理職は「病棟のケアワーカーにはそんな業務はない」「今の病院に需要が無いのに(あなたのために)そのような業務を設けるというのはおかしいと思わないのか?」
という信じられない発言をしました。
 これは単に病棟の管理職の暴言という問題に留らず、草津病院が職員を「将棋の駒のように扱っている」ことが問題の本質です。
■妊娠による不利益は許されない
 草津病院では他の医療・福祉の職場と同様に、多くの女性労働者が働いています。女性労働者を雇用している以上、妊娠中に本人が希望し、体調が許せば、働くことができる職場(部署)を用意するのは経営の責任です。それなのに今回は、まるで「ケアワーカーは妊娠、出産するな!」といわんばかりの対応です。病院は「妊娠して使い物にならないなら出てくるな!」ということを言いたいのでしょうか。
 女性労働者が、妊娠を理由に不利益になるということは不当な事であり、法的にも認められておらず絶対に許せるものではありません。
■妊娠中の就業は、すべての労働者の問題だ
 今回、A組合員は、医師の診断と職場復帰へ向けて座業程度の職務へ就ける様に配置転換を指導する旨が記載された母性健康管理指導事項連絡カードという書類を提出しています。しかし、問題は1人の女性労働者だけのものではありません。これは病院で働くすべての労働者の直面する課題です。
■女性労働者が安心して働ける職場を!
 草津病院は、就労を希望する妊娠中の女性労働者の就業について保障すべきです。組合は、女性や障害者が安心して働ける職場を団結してつくっていきます!12・5団交で、この点を議題として草津病院経営の姿勢を追及します。ともに声をあげましょう!
12・5 団体交渉
とき 2017年12月5日(火) 17時30分~18時30分
ところ サムシングホール ドルフィン 2階 会議室
− (広島県広島市西区草津新町2丁目30 29 082-277-0114)
※ヤマダ電機テックランド・アルパーク前店 南側

2017/11/26

ひろしま労働学校で訪韓闘争を報告

ひろしま労働学校で2017年訪韓闘争を報告しました

韓国民主労総の11.12労働者大会を前後する11月11日から13日にかけて、広島連帯ユニオンの代表が動労千葉訪韓団とともに韓国ソウルを訪問しました。その闘いを11月19日のひろしま労働学校で宮原亮執行委員が報告しました。


2017訪韓闘争報告

交流センターひろしま労働学校
2017.11.19
















2017/11/22

6病棟のケアワーカーを増やせ!|草津病院支部

12.5団体交渉に参加しよう!
6病棟のケアワーカーを増やせ!

■12月5日に団体交渉を開催

病院が進めてきた救急病棟化によって、多くの職員が労働強化や「サービス残業」、不本意な配置転換や退職に追い込まれました。いい加減にしろ!もはや我慢の限界です。団体交渉(団交)は経営者に労働者の団結の力を示す場です。
 組合は12月5日(火)17時30分から、アルパーク東館近くのドルフィン(貸会議室)で団交を行います。団交には草津病院で働く仲間は誰でも参加できます。組合と共に団交に参加しよう!

■6病棟にケアワーカーを増やせ

今回の団交では、まずは6 病棟の夜勤のケアワーカーは2名体制に増やせ、と要求します。この1年ほどの間に、ケアワーカーは14 人いましたが、10 人にされました。ケアワーカーの補充はなく夜勤体制が減らされています。そのために日勤のケアワーカーの業務にも支障が出ています。また、夜勤の削減は賃金カットにもなります。病棟のケアワーカーの労働は、ますます過酷になっています。絶対に許せません!

■安全に働ける職場を!賃金上げろ!

この間、6病棟では現場に説明もなく職員の入れ替えが行われてきました。病院は職員を「将棋の駒」と思っているのか!ケアワーカーの業務量は以前と変わらず、この業務を看護師に押しつけることでは解決できません。ケアワーカーの仕事はケアワーカーが誇りを持って行う業務であり、看護師でも簡単に出来るものではありません。介護の仕事をケアワーカーの手に取り戻そう!安心して安全に働ける人員と配置、生活できる賃金をかちとろう!

■団結の力で職場は変えられる

病院は、職員が黙っていれば有無をいわせず過重労働を押しつけてきます。団交に参加して日頃の思いをぶつけよう!
 たたかう仲間が"労働組合が力を持つとき、私たちの人生は変わる"といっています。草津病院で働く仲間のみなさん、組合に加入して、ともに職場を変えていこう!健康を損なうような過重労働の現実、生きられない賃金、この過酷な状況をさらに現場に強要していく全員非正規職化に絶対反対の声を上げよう!

組合員3名が草津病院を損害賠償で提訴!

組合は、人事考課表の提出を拒否してきた組合員に対する不当な『評価の2段階引き下げ』による賃金カットについて、10 月20日、広島地裁へ損害賠償の訴訟を起こしました。働く仲間の生活と権利を奪い、安全を損なう人事考課制度をなくすために、とりくみを進めています。"人事考課制度はいらない"という現場の声を束ねて、人事考課制度が不当なものであることを暴き、"生きさせろ"の声を上げて、組合は不屈にたたかい続けています。

■"一人はみんなのために、みんなは一人のために"
■労働組合は職場のすべての仲間の生活と命のために、たたかいます!
■草津病院で働く仲間は、労働組合に加入しよう!

2017/11/20

またもボーナスカット!!|高陽第一診療所労組


「きょうちくとう」140 号
2017 年 11 月 20 日
高陽第一診療所労働組

11月18日(土)団体交渉報告またもボーナスカット!! 常勤1.5ヶ月、パート0.75ヶ月
あとは理事会の努力次第!

意見を労組に寄せてください。再要求書を提出します!

●理事会の回答は無責任きわまりない!!夏期7月の謝罪はなんだった?!

 「銀行借入の申し込みは今から。あとは理事の保険解約等で資金集めをした結果次第。」「常勤から自分たちだけカットされたという声があったので、比率的には同じようにパートも減らす。」「責任は理事会にあると頭を下げたじゃない。どうしたらいいかわからない。」「事業の浮き沈みがあり、決まって支給するという文面ではない。資金が枯渇している。」

●労組は例年通りの2 ヶ月・1 ヶ月を絶対支給するよう全力をあげることを要求!施設運用計画の責任は、理事会と銀行。銀行とたたかって支給せよ!

 一時金は賃金の一部、働いた分を払うのはあたり前です。職員の多くはここで最後まで働きたいと頑張っています。常勤がカットされた怒りを受け止めず、パートに転嫁するなんて言語道断です。現場を全く見ない、改革案を中止するべきです。施設のことは施設長だけに聞いてもわからないのは当然。現場職員の声を聞くべきです。当たり前の労働者の権利を!労組に加入して一緒に声をあげましょう!!

●人員要求については退職後不補充で人員削減・・現場から反対の声を!

 厨房職員の退職後の不補充について、「今まで3人でできた仕事を4人でやってきたんじゃないかと思っている。食数が少なくなっているんですから、現状がそうなっているから、そうしてください。」退職後の不補充で乗り切るのが、人員削減、外注化への経営者のやり方です。絶対補充を!

●その他の項目              

・経営状況の説明を再度求めます。銀行に報告している、試算表・稼働状況、決算書・貸借対照表の提示を求めました。理事会から、「再建計画を作る余力がないので、資料を出して銀行に作ってもらうことになっている。」「今払っている利子はわからない」と無責任な発言。
・各部署への改革案を労組へ提出することを確認。
・人員要求の他の項目については再回答。
・施設・設備の要求についても再回答。「施設の設備要求は一人の職員だけが言っていると施設長に聞いている」みんなが声を出せないのはなぜ?   
・就業規則の配布・交付は来週中に行う。

就業規則改定に対して訴えます|推進機構支部


就業規則改定に対して訴えます

非正規職の賃金を上げろ!正規職登用で差別するな!

労働組合を強くする会ニュースNo.12(2017/11/20)

 11月15日(水)に会社側から就業規則の改定についての説明会がありました。これについて多くの質問も寄せられています。「労働契約法5年ルールによる無期転換」の問題に絞って訴えます。

非正規職の賃金を上げろ!

 今回の就業規則改定は労働契約法改定に伴う改定と言っていますが、結局1年雇用を「無期雇用」に転換するだけで、賃金・手当などはそのままです。嘱託職員で言えば、入社から3年後に基本給の見直し(ほんのわずかな賃上げです)があるだけで、あとは何十年働こうと賃上げなしが現状の制度です。物価のことを考えればむしろ実質賃金は下がっています。
 働けば働くほど生活が苦しくなるような制度はおかしい!

非正規職の固定化・拡大許すな!

 今回の就業規則改定で正規職への特別選考の規定を設けていますが、相変わらず年齢制限があり、しかも定期的に選考が約束されているわけでもありません。課によって選考にバラツキがあり、入社したタイミングや、部署異動のタイミングで不平等が生み出される制度です。
 非正規職の賃金、手当等の差別的現状は納得できるレベルではありません。正規職登用制度においてさえ差別することは許されません。

職場から声を出すことが非正規職をなくす道

 80年代から拡大した非正規雇用(派遣・契約・嘱託など)は今や全労働者の半分にまでなろうとしています。それとともに正社員の待遇も悪くなる一方です。子や孫の世代のことを考えるとどうなるのかというような状況です。
 民主党政権で登場した今回の「労働契約法改正」は、非正規労働者の待遇改善にとってなんの意味もないことがはっきりしました。それどころか、むしろ非正規雇用を固定化し、拡大するものにしかなっていません。法律や国会議員に頼るのではなく、労働者の労働条件は労働者の団結した力で闘って勝ち取るものです。東京では動労東京八潮支部という鉄道の清掃労働者8名(職場の過半数)がストライキを行って、基本給4000円UP、一部正規職化を勝ち取りました。団結して闘えば勝てるということです。
みんなの知恵と力を集めて、職場の現状を変えましょう。
とりあえず組合で実施しているアンケートにガンガン意見を書こうではありませんか。

解説:労働契約法5年ルールとは何か?

 2013年に民主党政権のもとで、労働契約法が「改正」され、1年雇用(推進機構の嘱託、臨時職員などがこれに当たります)、や半年雇用など、有期雇用の労働者が5年間継続して同一の雇用契約のもとで働いた場合、労働者から雇い主に要請すれば、雇い主側は無条件に無期雇用に転換しなければならないというルールです。全ての非正規労働者に適用されます。
 この「法改正」の背景には、2009年のリーマンショックと派遣労働者の大量解雇があります。この中で、長年にわたって非正規雇用を拡大し、貧困を拡大してきた自民党政権への怒りが爆発し、選挙での自民党惨敗・民主党政権の成立ということが起きました。民主党政権は、自民党を野党に叩き落とした労働者の怒りをかわすために、あたかも非正規労働者の待遇改善になるように宣伝してこの法改正を行いました。しかし、実際は民主党とその支持母体である連合(日本労働組合総連合会)の幹部、そして財界との腐った妥協の産物なのです。最初から「5年以内に雇い止め解雇にすれば無期転換する必要なし」「6ヶ月の空白期間を置けば、5年はリセットされる」という仕組みを設けています。そして案の定、日本の自動車会社は全て6ヶ月の空白期間を非正規労働者との雇用契約に必ず設けるよう、この5年の間に制度を変更しました。リーマンショックのようなことが起きた時に、いつでも「派遣切り」「非正規切り」ができるようにするためです。さらに国立大学などでは来年3月末を前に、大量の雇い止め解雇を強行しようとする動きもあります。
 もう一つの問題はたとえ「無期転換」したとしても、契約期間が無期雇用になるだけで、賃金、手当などの待遇はそのままということです。むしろ今の安倍政権や経団連などはこういう「雇用期間は無期だけど、待遇は非正規並み」の労働者を「標準的な正社員」として、この機会に拡大することを狙っています。安倍首相の言う「非正規という言葉を日本からなくす」という言葉の意味は、全員非正規にしてしまうという意味なのです。

2017/11/07

「きょうちくとう」138 号を発行|高陽第一診療所労組


「きょうちくとう」138 号(ロシア革命から100年目記念号)
2017 年11月7日 高陽第一診療所労働組合

みんなの意見や要求を組合アンケートに寄せてください
 冬期一時金2ヶ月を要求します!


●団体交渉に集まろう!

  生活するために常勤2ヶ月の一時金支給は絶対に譲れません。パート職員に対しても常勤と同じく2ヶ月の支給を要求します。夏の一時金については「最悪出せないこともあった」(7/22 団体交渉) などと軽々しく発言する理事会を団交で追及し、冬の一時金を勝ち取りましょう。11 月18 日( 土) 団体交渉に集まろう。

●前回アンケートに寄せられた声

「サ高住なのに自立されてない方が入居される。その場合の施設・人員を整えてから受け入れて欲しい。」「パートさんでもいいので早く補充して欲しい。現場の状況にもう少し関心を持って欲しい。しんどくても休めない。」「浴室の介助補助具の購入を希望」「古くなった調理器具の購入を」・・・団体交渉で訴えました。

●一方、この間の団交での経営側発言は・・

◆夏の一時金カットについて、
「冬( 昨年) も無理だった。2ヶ月出すべきではないという意見( 銀行から) もあった。本来なら出せない」「最大限の努力をしたつもり」「理事からの借入れがあっても2ヶ月はまかなえなかった」「ないものはない、どうやればいいのか」(7/22)
◆経営状況について
「借金はしているが、それに相応する資産( 土地、建物) がある」(4/22)
「これから回復基調。毎月の収支が黒字に転換」「数字であげろということか。全部赤字と言っている」(7/22)
「決算後に説明会、全職員に。具体的な数字は出さない。」(9/13)
「細かいことはわからない。分析できていない」「銀行には10 月いっぱいで経営改善計画を出す」「今まで通りでやっていけないと全部署に言っている」(9/27)
◆冬の一時金について
「借り入れられない場合にそなえて積み立ても考えたが、借入できなければ出せない」(7/22)
「積み立てできるほどの体力はない。銀行が融資する」(9/13)
「夏、銀行は一時金について、援助はできないと。冬は出すと言っている」(9/27)
 理事会は、どこを向いているのでしょう? 「赤字」「黒字」とその場しのぎの言葉、経営状況も明らかにせず、私たちの一時金は銀行次第とする無責任さに怒りを抑えられません。銀行に出した「経営改善計画」を職員にも公開させよう。現場で働く私たちこそが職場を守ることが出来ます。地域とともに医療と介護を取り戻そう。

安倍・トランプ戦争会談反対!国際連帯で朝鮮戦争を止めよう!
11 ・5労働者総決起集会・改憲阻止1万人大行進に参加しました


 東京北部地域の闘う労働組合である一陽会労働組合からの集会発言・・決して忘れてはならないことは、自分たちが医療・福祉労働者になったのは、障害があるなしにとらわれず「人の繋がりを大事にする」「人の命を守る」ということに誇りを持って働きたい!というところからでした。
 医療・福祉の労働現場は、更に2018 年医療報酬と介護保険のダブル改定で更なる労働強化、分断にさらされます! 医療・介護・福祉現場の正規・非正規、職種を超えた団結で、全国に闘う労働組合の拠点を作り、反撃していきましょう!


 11・5全国労働者集会-改憲阻止1万人行動に、動労西日本、広島連帯ユニオン、労組交流センターの自治体・教育労働者などの仲間と一緒に参加してきました。韓国・民主労総、アメリカ、ドイツの労働組合、全国から、4800名が参加。
 トランプ大統領が来日し安倍首相との会談が行われる渦中での集会・デモになりました。この日米首脳会談は朝鮮半島での戦争にどう踏み切るのかを具体的に問題になる文字通りの戦争会談です。デモ行進は、日比谷野音を出て東電前の交差点にあるる帝国ホテルは、トランプ大統領が宿泊する施設。周辺は、道路も歩道も完全に封鎖。その前を堂々と「トランプは帰れ!」「戦争やめろ!」と声をあげました。
 11月6日の、安倍・トランプ会談では、安倍首相は「国際社会全体で北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていかなければならない」と戦争挑発を強め、「日本は防衛力を質的に、量的に拡充しなければならない」と発言。F35Aや新型迎撃ミサイルのSM3ブロック2Aなどを米国から導入することを指摘した上で、「イージス艦の量、質を拡充していくうえで、米国からさらに購入していくことになるのだろう」と発言。F 35A は1機約160億円、迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアで1機700~800億円。医療・福祉や介護の費用を「自己責任」に押し付けて、武器を購入し戦争へと向かう事が「この国を守る」の中身です。労働者が団結して、労働組合の力で、戦争労働拒否、世界の仲間とつながり、平和な世の中を作ろう!

安倍とトランプを監獄へ!を掲げてデモ行進

2017/11/05

竹川さんを支援する会ニュースNo.15を発行


竹川さんを支援する会ニュースNo.15を発行しました。

2017/11/04

11.4労働者国際連帯集会に参加


 11月4日、労働者国際連帯集会が千葉市内で開催されました。韓国・アメリカ・ドイツから、そして滞日・在日の労働者と日本の労働者が一堂に集まり、ともに闘う団結を打ち固めました。特に朝鮮戦争が切迫する中で、労働者の国際連帯で戦争を止めようという発言が際立っていました。広島連帯ユニオンが連帯を深めている韓国大邱の城西工団労働組合から来日されたパクギホン副委員長が発言、広島連帯ユニオンからも在日3世・被爆3世の労働者が発言しました。

パクギホンさんの発言

 ソンソ工団労働組合副委員長のパクギホンです。トゥジェンであいさつさせていただきます。トゥジェン!
 日本の各地で活動しておられる同志の皆さん、お会いできてうれしいです。この場を準備してくださった主催者の方に感謝申し上げます。また、世界の各地から集まって来られた皆さんにお会いできてうれしいです。
 2017年は意義深い年です。1917年ロシア革命の100周年になる年であり、韓国の労働者大闘争がおこって30年になる年です。韓国では1987年、全国であらゆる産業にわたって労働者の怒りが爆発しました。その後、労組と組合員数は急増して、非妥協的で戦闘的な連帯闘争の典型を作り上げました。また1年前、韓国ではパククネ=チェスンシル・ゲートに、巨大なロウソクで韓国社会の変化を作りあげました。2017年11月4日、今日韓国の全国各地で1年前のロウソクを記憶しようと集会を行っています。
 このように誇らしい歴史を記念するだけのために ダラダラと話をしているのではありません。記念だけではなく現在の労働者民衆を取り巻いている搾取と抑圧を終わりにする行動が必要であるということなんです。同志の皆さん!インタナショナルの旗のもと前進また前進あるのみです。
 ブルジョア政権と資本は、業種・地域・国境を越えて緻密に労働者を弾圧してきました。非正規職制度がそうです。日本で始まったこの制度は、韓国に渡ってきて非正規労働者は50%を超えています。これに反して日本と韓国の労働者階級は、どれだけもっと強固な連帯をもって資本と政権の弾圧に対して対応してきたのか、反省せざるを得ません。
 2週間後には韓国では「チョンテイル烈士精神継承全国労働者大会」が開かれます。韓国の民主労総が、現在階級性・変革性が消失したと批判されています。労働者はひとつだということが、現在階級が正規職と非正規職、定住と移住労働者とに分断されて、連帯が空虚になってもいます。スローガンではなく実践と行動でたちあがらなければならない時です。資本主義体制の本質に触れられない労働運動には限界が明確であって、資本が主人の世の中ではなく労働者が主人の世の中に進もうという熱望をはっきりと示さなければなりません。階級性と変革性で武装しようということは、韓国に極限されたものではなく、全世界の労働者とともにしなければならない重大な問題です。
 私が活動しているソンソ工団の労働者は、民主労総に直接加盟している地域工団労組です。産業別労組としてたばねられてはおらず、工団地域を拠点にした製造業の移住・女性・非正規労働者の権利をかちとることが労働組合設立の由来でした。また民主労総を革新する希望として、労組の空白地帯で無権利状態の労働者が具体的な闘いに立つことができるようにする。すなわち民主労総が労働者階級の代表性を獲得して生まれ変わらなければならないということです。
 これは労働運動の当然やることとして、原則的な言辞を列挙することではありません。ここに集まった同志たちと方法と方策を模索してみようという趣旨で行う発言です。下から下から、そして左から、左派が設定されなければなりません。
 高度に発展した製造業が低賃金の労働市場に移動するということは、日本から韓国へ、韓国から中国へ、ベトナムに、いまではラオス・カンボジアに移っています。資本家は限りなく搾取率を高めるために低賃金構造を校公然と作っています。私がいるソンソ工団は 低賃金と長時間労働の汚名をかっている場所です。特にパククネ=チェスンシル・ゲートで巨大な抵抗で政権が変えられはしましたが、労働者の暮らしは依然そのままです。労働者の権利は工場の敷居をまたぐ瞬間、無権利状態でそれこそ資本の独裁天国です。労働者自らがこれに対して闘って変化させなければならないという時期に直面しています。
 このような全地球的な低賃金と長時間労働を断ち切ろうではないですか。最近では中国とベトナムでは、労働者たちのストライキがひっきりなしに起っています。また、バングラディシュ等の東南アジアの国では、最低賃金引き上げ闘争が激烈に起こっています。日本の長期的な経済停滞と中国の景気鈍化が示すように、世界的な経済危機に直面している状況です。新自由主義の体制が、経済危機から自分を救う方策として、必然的に帝国主義戦争をともないます。
 特にアメリカのミサイル防御体制に再編されることに、韓国はノーと言えずにいます。いわゆるロウソク政権と言うムンジェイン政権は、この9月7日に慶尚北道星州郡ソソンリにサード配備を完了しました。断固として言います、労働者民衆のための政権だということはできません。
 日本と韓国は常時戦争の脅威にあり、ブルジョア政権はそのような戦争の恐怖を凶器として利用します。安倍政権がその頂点にあります。同志たちそうではありませんか? あまりにも当然ですが帝国主義戦争は労働者民衆が一番おおきな被害を受けます。反対を超えて阻止しなければならないレベルの問題です。それは労働者民衆の生存権問題であるからです。そういうところで日本の労働者階級が足早に対応しようとしている態勢は、韓国だけでなく世界の労働者が学ばなければならないところです。
 各国で起っている激烈な闘争が一国的次元ににとどまるなら、超国籍資本とその資本を擁護するブルジョア政権に対してしっかりと勝利したと自信をもつことはできません。「万国の労働者よ団結せよ」万古不変の真理の前に、ここに集まった同志たちの態勢は、もっともっと具体的であり緊密になったならうれしいと思います。交流というものを超えて、資本と政権に対する全世界の労働者の戦略的な闘争が必要だと考えます。なぜならばここに集まった同志たちはより良い世界を作ろうと努力する活動家であるからです。
 もし私が来年この場に再びに来ることになるなら、今日の発言のように宣言だけではなく、実際的な闘争の戦略と戦術を討議する場となることを希望します。インタナショナル歌がなりわたっています。全世界の労働者の力強い声でインタナショナル歌がより広くいきわたるようにしましょう。この道をともにする全世界の労働者の旗のもと、団結・闘争しましょう。
トゥジェン

広島連帯ユニオンからの発言

 本日の集会に日本各地から、韓国・アメリカ・ドイツ、世界から結集された皆さん。広島連帯ユニオンの組合員で、在日3世で被爆3世です。広島市内のコンビニで非正規職労働者として働いています。トゥジェン(闘争)でご挨拶させていただきます。トゥジェン!
 広島では先月22日、50人の参加で「改憲・朝鮮戦争阻止! ヒロシマ行動」の集会とデモを行いました。自治体労働者が司会や基調提起を担当し、東京8区から衆院選に立候補した斎藤いくまさんの闘いと一体のものとして勝ちとり、大成功しました。
 衆議院解散・総選挙は、自民党と公明党の与党が3分の2以上の議席を獲得しました。しかし安倍政権に勝利感はありません。いつ打倒されるかという恐怖に怯えています。日本の支配階級は戦後一貫して改憲と核武装を狙ってきましたが、労働者民衆の闘いで阻止し続けています。
 皆さんもご存知の通り、在日の私には参政権がありません。選挙というものは、支配階級の中の誰が労働者民衆を最も多く搾取するかを競うものでしかない。このことは理解していましたが、そこで意識が止まっていました。テレビで候補者の演説を聞いても、自分には関係ないと思っていました。
 しかし鈴木達夫さんの選挙から、斎藤さんの選挙に至る過程を見て、私は締め出されているとは感じませんでした。斎藤さんの「私は国会で、こういう法律を作ってあげるという約束はできません。唯一できるのは皆さんと共に闘うこと。それが一番大事なことだと思っています」という発言を聞いて感激しました。議席を守ることしか考えない政治家にはできない、階級的労働運動が生み出した候補だからできる発言だと思います。
 私は2003年に初めて11月労働者集会に参加するまで、「アメリカや韓国に労働運動があるの?」という認識でした。集会で米韓両国の闘う労働者の姿に感銘を受けたことを覚えています。今年刊行された『労働運動の変革をめざして』(出版最前線)という本を読み、国鉄労働運動と、動労千葉派が切り開いてきた国際連帯の地平の大きさを改めて感じました。幹部同士だけではなく、現場労働者の交流の積み重ねが国際連帯を拡大していくのではないでしょうか。広島連帯ユニオンと城西工団労組の連帯も、この地平の下に発展してきたと思っています。
 文在寅政権は、朴槿恵政権への怒りが生み出したものにも関わらず、ハンサンギュン委員長を未だに釈放せずにいます。資本の利益を代弁するという点では朴槿恵政権と変わりません。韓国の労働者民衆は、民主労総を先頭に「政権交代で終わらせてはならない」と訴え、闘い続けています。この決起と共にする闘いが東京―ソウル国際共同行動です。
 私事ですが、先日、韓国の親族とメールのやり取りをしました。メールには「韓国・北朝鮮問題によって国際情勢が不安なのは、少し心配になるが、大きな問題はないと思う」とありました。私に心配をかけまいとしてそう言ってくれたのだと思います。金正恩政権の核実験やミサイル発射は、労働者民衆にとって許されるものではありません。
 しかし戦争を煽っているのは安倍やトランプです。1950年に朝鮮戦争が勃発した時、首相だった吉田茂は「天佑(天の助け)だ。これで日本経済を立て直せる」などと発言しました。その孫の麻生太郎は「選挙の勝利は北朝鮮のおかげ」と言い放っています。支配階級は自分たちの利益と金儲けのためなら、労働者民衆を犠牲にすることも厭いません。彼らと私たちは非和解です。このことを鮮明にしない勢力に、改憲と戦争を阻止する力はないと思います。
 明日、トランプが来日し、明後日に日米首脳会談が開かれます。トランプと安倍に怒りを叩きつけ、朝鮮戦争を絶対阻止する行動として日比谷野音の集会とデモを打ち抜きたいと思います。ありがとうございました。

2017/10/31

夜勤のケアワーカーを削減するな|草津病院支部

救急病院化絶対反対!非正規職撤廃
夜勤のケアワーカーを削減するな!強労働での退職許さない

病棟の人員削減で組合が団体交渉を申し入れ

 組合員の勤務する病棟が救急病棟へ転換されたことにより、ケアワーカーの夜勤体制が2名から1名に削減されました。この問題で組合は9 月30 日、草津病院に「申入書」を提出、団体交渉を申し入れました。

介護は、誰にでもすぐにできる仕事ではない

 准看護師や常勤のケアワーカーを意に沿わない退職や部署異動に追い込んだことにより、この病棟では、1年間で4名もケアワーカーが減らされており、ケアワーカー2名の夜勤体制がとれなくなり、今ではケアワーカー1名、看護師3名での夜勤にされています。問題は看護職に換算した「職員数」ではありません。夜勤の看護師を増やしても介護の問題は解決しません。ケアワカーがやっていた業務をやるためには訓練や習熟が必要です。介護も看護と同じく一晩でやれるようになる仕事ではないのです。

夜勤のケアワーカーを削減するな!

 患者介助、誘導、見守り、物品準備などは以前と変わらない業務量があります。その上で、異動や退職による減員を補充しなかったことにより、さらに過重労働がのしかかっています。
 介護業務の過重労働は職場や患者の安全を損ないます。新たに看護師を配置するにしても、介護業務に習熟するためには手順や技術を教えるケアワーカーが必要です。業務の片手間に教えられるほど介護は簡単ではありません。
よって組合は「介護の業務量が変わっていないのにケアワーカーを減らすのはおかしい。夜勤のケアワーカーは2名体制に!さらに1名のケアワーカーを夜勤に配置せよ」と訴えます!

職員の総非正規職化を許すな

 草津病院の新自由主義経営は、さらなる利潤を追求し病院全体を精神科救急病院に再編し、常勤のケアワーカーを追い出して派遣労働者(非正規職)に換えるという総非正規職化を推し進めています。これは、ケアワーカーだけでなく、すべての職員の非正規職化の始まりです。絶対反対で団結して非正規職撤廃でたたかおう!

団体交渉で病院に怒りをぶつけよう!組合と団体交渉に参加しよう!

 怒りの声を上げて、労働者が団結して声を経営にぶつけることで職場の状況は変えられるのです。すべての草津病院で働く仲間のみなさんの団交への参加を呼びかけます!組合とともにたたかおう! 

団結してたたかえば職場は変えられる!
病院は、後半休憩の職員の昼食を保障し、安全に責任を取れ!

 現在、病院当局と団交日程の調整中ですが、組合が9月30日に団体交渉の申し入れを行った際に、オアシス(職員食堂)の現状を伝え、改善するよう要求しました。それによってオアシスでは現在、昼食を以前の2倍提供するように改められています。この申し入れ行動について、金光組合員からの報告が届きました。
草津病院で働く仲間の皆さん、お疲れ様です!
 前回、私達にとって一番身近な昼食の現状を通して、外注化、総非正規化の矛盾をお伝えしましたがその後如何でしょうか?最近何も無い状態はなくなったと思いませんか?
 9月30日に団体交渉の申し込みをした際、組合員からオアシスの現状を伝え、改善を要求した結果、10月からは倍の提供量になった事をオアシスのスタッフさんから聞き取りました!
 草津には『働く仲間と共に闘う組合有り』です!
 個人では無理な事でも組合でひとりひとりの力が一つになれば変えていける事は有ります!金儲け主義で一部の者だけが良い目を見る世の中を変える事も私達の力で出来ない事はないと思います!
 これからの草津の組合は働く仲間の皆さんと共に身近なところから変えていける!共に前に進んでいける!と実感しています!
 これをきっかけに興味を持たれた方、団体交渉って?と気になられたら是非、実際にどういうものか覗いて見て下さい! (1病棟 金光美智子)

2017/10/30

解雇の要望書は自作・自演|山陽測器

解雇の要望書は自作・自演だ!

不当解雇を直ちに撤回せよ!

 10月17日、山陽測器が起した広島県労働委員会命令の取消訴訟が行なわれ「M組合の解雇の要望書」の発起人とされたS証人の証人尋問が行なわれました。会社は、役員や管理者はもとより、一般の社員も大勢傍聴に動員しました。社員を巻き込まないと何も出来ない、無責任な社長の姿を見てとることが出来ました。

裁判で「自作・自演」が完全に明らかに!

 不当労働行為は企業犯罪です。すでに山陽測器は2件の不当労働行為が確定し「二度と不当労働行為は行ないません」と言う謝罪の文書を私たち連帯ユニオンに提出しています。しかし社長は反省することなくM組合員を「なにがなんでも解雇する」という意志を持ち続けてきたのです。
 その最悪の手段が「社員による解雇要求署名」です。社長は「要望書を受け取り再度の解雇を決めた」「要望書に肩を押された」と言っています。しかし「要望書」は自作自演であり、今回の証人尋問でそれが完全に明らかになりました。
 連帯ユニオンは、ひとりひとりの労働者が「会社の意志」に抗するということの大変さは良く知っています。その大変さを利用して「解雇の要望書」の署名を「踏み絵」のように集めました。しかしその目論見は見事に完全に失敗しました。

真実は明らか!不当なことを許さず団結して闘おう!

 S証人は精一杯会社のストーリーに沿った証言をしようと「努力」しました。しかし、ウソをつき続けることはできません。証言はボロボロと破綻しました。
 証言のひとつひとつについてここでは言及しません。裁判が進行がしていく中で明らかになるでしょう。署名を一緒に提出したと証言されたYさんの奥さんも傍聴に参加されました。真実はひとつです。連帯ユニオンは真実を知っています。
 労働者は団結する以外に個人では対抗することはできません。私たちは団結することの重要性を、今回の裁判を通して改めてつかみ取りました。
 団結しよう!連帯ユニオンと共に闘おう!

2017/10/29

寺尾判決43ヵ年糾弾!10・29広島狭山集会をかちとる!


 10月29日、広島市西区福島町の西地域交流センター(旧 西隣保館)で、「石川一雄さんと連帯し狭山再審を」かかげ、10・29広島狭山集会が開催されました。冒頭、『映像でよみがえる西郡のあゆみ』のビデオをを上映し、西郡・八尾北の闘いに学びました。
 石川一雄さんの10・31メッセージが読み上げられ、再審勝利の決意を石川さんと共にしました。続いて昨年急逝した富村寛久さん(元広教組)に代わって広島解放共闘議長となった壹貫田康博・広島連帯ユニオン書記長が基調を提起。「狭山闘争、非正規職撤廃の闘いで階級分断を打ち破り、労組拠点建設で改憲・戦争の安倍打倒へ」と呼びかけました。
 今回の集会のメインは『共産主義者』№194所収の『階級的団結を軸とする「差別=分断」論の深化』の読み合わせ学習です。「部落差別の本質は労働者階級の分断にある。したがって部落解放闘争の目的は、差別の撤廃=共同性の奪還にあり、それはプロレタリア革命によってのみ実現される」ということを確認しました。広島、福島町でも広島連帯ユニオンの組織拡大を軸に全水同盟の建設を実現することで一致しました。
 共闘アピールでは動労西日本(執行委員会のためメッセージ)、広大部落解放研究会、広島連帯ユニオン、婦人民主クラブ全国協議会広島支部、星野文昭さんを救う会・広島からの発言を受けました。今こそ狭山・部落解放を職場・大学、地域の課題そのものとして闘う決意が表明されました。最後に、11・5へ最後まで組織化のために闘おうとの行動方針提起を受け、壹貫田議長の音頭で「団結がんばろう」を行い集会を締めくくりました。


広島狭山集会基調提起

20171029
広島連帯ユニオン書記長
 壹貫田康博

 無実の部落民・石川一雄さんに対する東京高裁・寺尾裁判長の無期懲役判決から43年目の1031日を迎えようとしています。本日の広島狭山集会は、東京・関西で開催される狭山集会と連帯した集会として開催されています。
朝鮮侵略戦争が切迫する中で、『この国に革命を』と斎藤いくま全学連委員長を押し立てて衆院選決戦を闘いました。この闘いを引きついで、115全国労働者総決起集会〜改憲阻止1万人大行進ー銀座デモに立ち上がりましょう!絶対戦争を阻止しよう!

■改憲・戦争に突き進む安倍政権を打倒しよう!

 安倍は、見かけの「衆院選圧勝」とは裏腹に、渦巻く労働者民衆の怒りに震えあがりながら、革命圧殺のための改憲と朝鮮侵略戦争に突き進んでいます。115日にトランプ米大統領が来日し、日米首脳会談を行おうとしています。朝鮮戦争開戦にむけた話し合いに他なりません。日米韓の共同演習がかつてない規模で連続的に行われています。朝鮮半島周辺に米空母3隻を終結させ、北朝鮮に軍事重圧を強めています。ひとたび戦争が始まれば百万人規模の犠牲者が出るような戦争になります。行き着く先は核戦争であり、第3次世界大戦です。戦争を仕掛けているのは日本とアメリカです。今こそ資本家のための政府を倒し、戦争を止める時です。
 同時に安倍政権は、「働き方改革」で労働者の団結を徹底的に破壊しようとしています。安倍もトランプも、労働者の反乱で打倒されることを死ぬほど恐れているからです。闘う労働組合を解体し、戦前の産業報国会のような戦争翼賛団体に変質させようとしています。しかし、連合を丸ごと改憲・戦争賛成勢力にしようとした試みは、労働者の怒りで粉砕されました。団結して政府・資本と闘い分断を打ち破る中で、私たち労働者は階級としてひとつになることができます。国鉄闘争を先頭に、闘う労働組合の拠点を今こそ打ち立てましょう。資本家のための戦争は人間破壊の極限まで行き着きます。プロレタリア革命によってこそ、唯一戦争を止めることができます。ゼネストと国際連帯で、世界中の労働者と団結しましょう。

■狭山闘争の力で戦争をとめよう!

 新たに出された下山鑑定は、狭山事件が権力犯罪であることを改めて明らかにしました。無実の石川一雄さん殺人犯にでっち上げ、無期懲役にした東京高裁・寺尾判決を完全に覆す決定的な証拠です。石川さんの54 年にわたる「真実はひとつ」「全証拠を開示せよ」の国家権力との不屈・非和解の闘いが引き出たのです。星野闘争の「全証拠開示」の闘いと一体で闘い取った地平です。下山鑑定を武器に石川さんの再審・無罪を絶対にかちとろう!
 部落差別こそ労働者階級を分断する攻撃です。部落差別に対する怒りが70年代の労働者階級の決起を生み出し、狭山闘争は、階級分断を打ち破る闘いとして発展してきました。連合の最大組合であるUAゼンセンは、狭山闘争を拉致問題といっしょにして「人権救済」の運動におとしこめようとしてきました。狭山闘争を担ってきた日教組や自治労を翼賛勢力に変質させ、連合を産業報国会にする攻撃としてありました。連合打倒の階級的な労働組合の団結した資本との闘いこそが、狭山闘争を守り抜き再審・無罪を勝ち取る道です。
 広島連帯ユニオンは、福島地区をユニオンの拠点にする闘いに挑戦しています。非正規職撤廃の闘いこそ階級分断を打ち破る闘いです。闘う労働組合の拠点をつくる闘いは、UAゼンセンを使って労働者を戦争に動員する攻撃との闘いそのものです。同時に、部落差別による階級分断を打ち破る闘いでもあります。
 職場で労働者同士を対立させ労働者を支配する攻撃があらゆる職場にあります。しかし、資本や経営と絶対非和解で闘うなかで、必ず団結を取り戻すことができます。狭山闘争と一体で労働組合の拠点を建設し、安倍政権を打倒しましょう。

115労働者集会・ 1 万人大行進-銀座デモに立ち上がろう!

 「国労、総評を解散に追い込み、立派な新憲法を床の間に安置する」と言って、当時の中曽根首相は国鉄分割・民営化をすすめました。この改憲攻撃を30年におよぶ国鉄分割・民営化絶対反対の闘いがとめてきました。安倍首相の狙いも同じ、闘う労働組合の解体です。共謀罪も改憲反対の運動を圧殺するためです。戦争絶対反対の労働者の固い固い誓いは、闘う労働組合にこそ息づいています。115労働者集会と改憲阻止1万人大行動を大成功させましょう。

機関紙『連帯』No.282を発行


機関紙『連帯』No.282を発行しました。

2017/10/22

改憲・朝鮮戦争阻止!10・22ヒロシマ行動が大高揚!


斎藤いくま候補と団結して、青年・学生の未来を切り拓く11・5改憲阻止1万人大行進へ!


 衆議院選挙投票日の10月22日、台風接近の雨の中、広島市中区の市民交流プラザに広島県労組交流センター、広島大学学生自治会、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけで50人が結集し、10・21国際反戦デー集会とデモ行進をかち取りました。

 集会では岩国市の自治体労働者が司会を担い、続いて8・6ヒロシマ大行動共同代表であり、安芸太田町議の大江厚子さんが発言しました。大江さんは10月12日に北広島町で米軍戦闘機がフレア使用の実戦訓練を行ったこと、沖縄東村高江の米軍ヘリ墜落事故をあげて、住民の生活を脅かし戦争へ突き進む安倍とトランプを弾劾しました。そして総選挙での「この国に革命を」のたたかいに続き、次は私たちの日常に革命を!と呼びかけました。

 次いで広島のたたかう仲間への「免状不実記載」でっち上げ−共謀罪弾圧をともにたたかって粉砕した新川登茂宣弁護士の連帯あいさつを受け、さらに特別報告として衆議院選挙闘争について森田寛隆広島大学自治会委員長が報告。発言は、斎藤いくま全学連委員長と学生・青年の奮闘を先頭に全国の仲間がたたたかったこと、その力で広島大学当局の学生自治−サークル自治の解体絶滅攻撃と闘い抜いているとのものでした。

 さらに基調提起を広島市職の非正規職の青年労働者が行いました。「安倍は総選挙をもって改憲・北朝鮮攻撃の『全権委任』を得たとばかりに、11月5日に来日するトランプ米大統領と朝鮮戦争の会談を行い朝鮮戦争に参戦しようとしている。同時に『働き方改革』で労働者の団結を徹底的に破壊し、労働者を戦争に駆り出そうとしているが、これらすべてが労働者の反乱を促し革命を成し遂げるチャンスとなる。自治体労働者は非正規職化攻撃にさらされ続けている。人々の生活の基盤を支える仕事をしながら真っ先に資本の先兵にさせられ多くの人民を戦場にたたせる片棒を担がされる。しかし5月に可決された地方公務員法改悪に対し、自分たちの職場と仲間、生活を守るために闘おうとする非正規職員が決起し組合に結集しつつある。一人でも多くの仲間と団結し組合に組織化して11・5へ結集しよう!」と呼びかけました。

 広島から選挙応援に駆けつけた婦人民主クラブの仲間のカンパアピールの後、教育労働者から、道徳の教科化やJアラートによる戦争動員を許さないという決意が語られました。その後、広大生協労組、高陽第一診療所労組、自治体労働者、動労西日本から職場の闘争報告が続きました。まとめとして実行委員会の井上亮さんから「選挙結果がどうであれ、根底的な怒りが全社会に溢れかえっており、安倍の危機は深まっている。国境を越えた労働者の国際連帯で戦争を止める大行動へ!11・5に来日する、韓国テグの仲間との交流会しよう」と行動提起がありました。最後に団結がんばろう!で集会を締めくくり、たたかう息吹は最高になりました。その後、台風の風雨が強まる中、市内中心部を原爆ドーム前まで、元気にデモ行進を打ち抜き、街頭で多くのエールを受けました。集会・デモを通じて、団結の笑顔が満ち溢れるヒロシマ行動でした。


2017/10/17

山陽測器裁判闘争で団結!

 10月17日、山陽測器の労働委員会命令取消を争う訴訟が行われ、会社側証人としてS従業員が出廷しました。S従業員はM組合員解雇を要求する署名を呼びかけたとされている人物です。ユニオンとしても重要な公判であると位置付けて、年休動員で傍聴闘争を行いました。

 会社側は勤務中の従業員を多数制服で傍聴に動員。ここでも労働者を使って労働者の解雇に動員するという許しがたく卑劣なやり方です。
 裁判ではS証人は陳述書に従ってM組合員の解雇要求署名を集めるに至った経緯を述べました。会社側弁護士はユニオンのビラを持ち出し、「ビラには会社にやらされていることは明らかと書かれているが、そうなのか」ということを聞くなど、ユニオンの闘いに追い詰められていることを露呈しました。
また反対尋問で労働委員会側の弁護士は署名集めが会社の公認のもとに組織ぐるみで行われたこと、さらには署名を集める動機とされている「不当労働行為を認定した労働委員会決定」についてS証人がほとんど正確な認識がないことを明らかにしました。
 また、ユニオンの鈴木委員長も尋問し、S証人の陳述書が事実と違うことが書かれていることを追及しました。
 裁判終了後傍聴参加者でM組合員を囲んで激励。今回の傍聴には山陽測器内でのパワハラによって休職に追い込まれ、現在労災申請闘争を行っているYさんのご家族も参加。力を合わせて山陽測器資本と闘うことを確認しました。M組合員も「しどろもどろで言わされている感満載」と明るく感想を述べ、今後とも闘う決意を共にしました。
 「働き方改革」との最前線攻防である山陽測器解雇撤回闘争に勝利するぞ!

2017/10/11

斎藤いくま全学連委員長を国会へ!

全学連委員長斎藤いくま候補を国会へ!



全学連委員長斎藤いくま候補を衆議院へ
推薦人の組織化を呼びかけます
合同・一般労働組合全国協議会 代表  吉本伸幸
副代表  黒瀬博匡
副代表  壹貫田康博
副代表  田畑典保
事務局長 小泉義秀
 この国に必要なのは革命です。奴隷として扱われている人間が「誇り」を取り戻す方法は、平和ではなく反乱です。本当に社会を動かしている労働者は、団結した時にとても強い。私は法政大学に入学して学生運動をやるようになってから、解雇撤回や非正規職撤廃を求めて、職場から地道に闘い続ける多くの労働者と出会い、支えていただいて活動を続けてきました。この社会の根本問題は「労働問題」です。ぜひ、ともに闘いましょう!(末尾部分)

 斎藤いくま全学連委員長が上記の「衆院選立候補にあたって」を発表し、衆院選出馬を決断した。合同・一般労働組合全国協議会三役として全国から「推薦人」を組織し、杉並在住の紹介者名簿を全国協事務局に集中したい! 杉並在住の知り合いがいなくても、まず自分の単組、地域の労働組合、労働者の推薦人を組織しよう! 別紙推薦人に名前を書いてもらい、FAXまたは郵送で。
 推薦人の組織化は11・5集会の組織化と一体だ。同時に11・5集会の賛同・チケット販売の組織化を!
 民進党が解党して希望の党の公認を受けて立候補するという。小池は改憲賛成か否かを基準に個々人を判断して希望の党として公認するか否かを決めるという。民進党の分裂は不可避だ。
 小池が衆院選に立候補して首班指名を受けて、総理大臣になろうとしているのは間違いない。戦争か革命かをかけた戦後最大の政治決戦だ。
 大政翼賛会と化す国会に全学連の斎藤いくま委員長を送り込もう!
 2017年9月吉日

2017/10/05

竹川さんを支援する会ニュースNo.14を発行


竹川さんを支援する会ニュースNo.14を発行しました。

2017/09/28

機関紙『連帯』No.281を発行


機関紙『連帯』No.281を発行しました。

2017/09/23

9.23ひろしま労働学校『ロシア革命100周年』に参加

来たる10月ロシア革命100周年!
9.23ひろしま労働学校でロシア革命の歴史的、今日的な意義を学ぶ

 来る10月1日に東京でロシア革命100周年記念集会が開催されます。その「プレ企画」ともいうべき学習会が、ひろしま労働学校(広島県労組交流センター主催)の講義として9月23日に行われました。「マルクス主義講座『ロシア革命100周年』」という今日の革命情勢と非常にマッチした企画であり、25人近くが参加しました。ユニオンからも多くの仲間が参加し大盛況でした。
 一言でいって、安倍政権の総選挙攻撃に対して、10月総選挙決戦から11・5の1万人行動へ!というたたかいが朝鮮戦争ー世界戦争を始める前に止めるたたかいであり、このたたかいこそが100年前のロシア革命の以来の戦争か革命かをかけたたたかいそのものであるということが鮮明にされた講演でした。
 今日の戦争超切迫の情勢下に、世界大戦の最中に労働者階級が自らの権力を打ち立てて、資本家階級を打倒したロシア革命は"本物のプロレタリア革命"であり、その勝利の経験を学ぶことは決定的です。マルクス主義を実践において貫ぬいたレーニンとボルシェビキのたたかい―党と労働組合の目的意識的な組織化がロシア革命勝利の核心です。
 "労働者が天下を取った"こと、その力が労働者階級にはあることを知ることは、現在の革命情勢への勝利の確信・展望になることはまちがいありません。その中軸を労働組合が担ったということも重要な歴史的な教訓です。また、労働者革命を圧殺して変質させたスターリン主義との党派闘争について学ぶことも絶対に必要な課題です。ロシア革命以来の好機として現在の改憲・朝鮮戦争阻止!の総選挙決戦をたたかう上で貴重な労働学校でした。ロシア革命が一部の人間の「陰謀」などではなく壮大な労働者階級の総決起の事業であったことがよく解りました。
 ちなみに、ロシア革命を映像で見たことは、とても新鮮で、革命情勢をリアルにつかめたと思います。

9.23常磐線富岡延伸阻止!いわき行動に参加


 9.23常磐線富岡延伸阻止!いわき行動が、全国から320名が結集していわき市の平中央公園で開催されました。安倍政権は、原発再稼働や東京オリンピック開催で福島原発事故をなかったことにしようとしています。福島第一原発の事故で、避難区域の解除のためにJRが率先して常磐線を延伸し、避難している住民に帰還を強制しています。住宅支援の打ち切って、放射能に汚染された地域に帰れという攻撃です。行動を呼びかけた動労水戸の仲間は、被曝労働拒否をストライキで闘っています。労働組合の団結した闘いが展望を示しています。
 集会では、ユニオンの壹貫田書記長が「年20ミリシーベルトという汚染地域に住民を帰還させる富岡延伸は絶対に許せません。命も健康も顧みない安倍政権が戦争までやろうとしている。職場でも食堂のパート労働者が数ヶ月働いただけで職業病労災になって体を壊されている。怒りをひとつにして闘いましょう。8.6ヒロシマの闘いで韓国との国際連帯が進みソンジュの闘いともむすびつきました。世界中のどこにも戦争のない社会を!という訴えに、共に連帯して闘いましょう」と発言しました。安倍政権は、労働者が団結して立ち上がることを心底恐れて総選挙に追い込まれました。11.5改憲阻止1万人大行進で安倍を倒そう。

2017/09/13

非正規職の拡大絶対反対|推進機構支部

非正規職の拡大絶対反対!

 最近2 名の嘱託職員の方が退職されましたが、会社はその代わりの人を派遣雇用で雇いました。
 嘱託職員の代わりに派遣社員を雇うというのは、直接雇用から間接雇用への転換であり、より不安定な雇用に転換したということです。推進機構では近年、正規職員が退職した分を非正規職員に代えたり、臨時職員や嘱託職員で雇用を固定化するなどの非正規職の拡大をしてきましたが、これは新たな非正規職の拡大政策です。会社側は「年度途中の採用なので」と言っていますが、全く説明になっていません。
 こんなことを認めたら次から次に派遣労働者や下請けに雇用を切り替えていくことになってしまいます。このような非正規職の拡大に絶対反対です。

どうしてこんなに非正規職が増えたのか

 30年ぐらい前までは正社員かそれ以外はパートかアルバイトぐらいしかいなかったのに、今や「派遣社員」「契約社員」「嘱託」「臨時」といった非正規職はどんどん拡大し、全労働者の3分の1に迫ろうとしています。
 1995年に日経連が「新時代の日本的経営」という報告を出して「これからは労働者の9割を『雇用柔軟型』(非正規職のこと)にする」と宣言して20年でここまできました。低賃金・不安定な雇用が増え、社会全体に貧困が拡大しました。
 非正規職の拡大は自然に起こったわけでもないし、ましてや「労働者一人一人が自分から非正規を選んだ」という問題でもありません。
 今推進機構でやられているように、退職者を非正規職で補充したり、仕事を外注化したりしてここまで拡大してきたのです。

安倍政権の非正規拡大政策の一環だ

 安倍政権が今進めている「働き方改革」では、「非正規という言葉を日本からなくす」などと言って、実際には労働者のほとんどを非正規職にしてしまおうとしています。
 労働契約法での「5年で無期雇用に転換」ルールが来年3月に発動されることを前に、非正規労働者を5年で解雇する動きが広がっています。東北大学では3000人、東京大学では4500人の非正規職員が来年3月に解雇されようとしています。
 さらに、非正規職と同じ低賃金・不安定な「無期転換社員」がこの3月だけで450万人も生み出されようとしています。安倍政権と資本家たちはこうして「正社員」という存在を社会から消してしまおうとしています。
 推進機構での動きはこうした安倍政権の非正規職拡大政策と一体です。

団結して非正規職撤廃!

 労働組合は「非正規職撤廃」の立場で、今の非正規職の労働条件の問題に取り組むと同時に、非正規職の拡大を許さない取り組みをすべだと思います。
 入職された派遣社員の方も含めて、正規職員も非正規職員も団結して非正規職撤廃の闘いを職場から起こしていきましょう!

「労働組合を強くする会ニュース」
No.11(2017.9.13)
発行:推進機構労働組合を強くする会

2017/09/10

星野さん・大坂さん解放!9.10徳島刑務所包囲デモに参加


 9月10日、「星野さん・大坂さん解放!9・10徳島刑務所包囲デモ」が徳島刑務所を望む鮎喰川(あくいがわ)の河川敷でおこなわれました。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の主催でおこなわれた刑務所包囲デモは今回で5回目、獄中43年目に突入した無実の星野文昭さんをなんとしても取り戻そうと430人が集まりました。
 青年によるプレ企画で盛り上がる中、集会が始まりました。無期刑執行から30年、「無実の星野さんをすぐに出せ」と7月に高松の四国地方更生保護委員会に申し入れを行ったことが報告されました。各地の救援会から星野署名を労働組合に持ち込んで星野闘争を拡大している取り組みが報告されたのが印象的でした。
 徳島刑務所を包囲するデモは、正門前の星野文昭さん、大坂正明さん、韓国のハンサンギュン民主労総委員長の巨大写真パネルの前で「ソリダリティ」をみんなで合唱し、刑務所を見下ろす丘からはユニオンの矢田副委員長が8・6ヒロシマを星野さんとともに闘ったことを訴えました。きっと星野さんに声が届いたと思います。
 広島でも9月16日17日に五日市で星野絵画展を動労西日本が取り組んでいます。この1年のうちに必ず星野さんを奪還しようと改めて決意しました。

青年によるプレ企画
デモ隊は刑務所正門前に

2017/09/06

山陽測器桐木社長は社員を解雇の手先に使うな!


解雇自由・総非正規職化を打ち砕こう
桐木社長は社員を解雇の手先に使うな

山陽測器で働く皆さん! 地域の労働者の皆さん!
 山陽測器解雇撤回闘争は安倍政権が進める解雇自由・総非正規化の「働き方改革」に対する最前線の闘いとして重要な局面に突入しています。
 M組合員と広島連帯ユニオンの団結した力の前に追い詰められた桐木社長は、8月29日の裁判においてS社員を証人として申請し、社長とS社員の署名入りの陳述書を出してきました。
 S社員は、会社側が今回の解雇のきっかけとした「Mさんの解雇を要求する署名」を呼びかけたとされている人物です。
 S社員署名の陳述書では「社長は従業員が望むように早急な解雇をしてくれました」「Mさんが解雇されて会社が明るくなった」などという許しがたいことが書かれています。

解雇の責任から卑劣な逃亡

一読すればこの陳述書が会社側に言われて書かされていることは明らかです。M組合員自身も「S社員はこんなことをいう人ではない。そもそも山陽測器の社内でもほとんど直接関わりがなかった。この陳述書は踏み絵を踏ませるように、会社側に言わされて書かされていると思う。それはS社員を知る人であれば誰でもわかる」と述べています。
 S陳述書の中を見ても「もともと、社長は(Mさんが)労働組合に加入する前から解雇を決めていましたし、今回の解雇も全く事情は変わらないはずです」などと社長の主観的思いをS社員が確信持って述べるというおかしなことになっています。そして社長も「従業員からの声についてはSくんがきっちり証言してくれるはずです」などと書いています。
 桐木社長は今までも経営者としての一切の責任を取らず、解雇攻撃に労働者を使うという極めて卑劣なことをやってきました。M組合員を監視させ、報告書を書かせる。ユニオンの役員が訪問した時の再現写真を社員を使って作る。社員を使って社前闘争の写真を撮らせるなどなど。
 労働者を自分の奴隷かコマとしか思っていないからこんなことができるのです。
 S社員をはじめとした山陽測器の労働者のみなさん! 解雇やパワハラで労働者を脅し、社長の意のままに労働者を使おうとする桐木社長の支配を今こそうち破りましょう! 労働組合で団結すればそれはできる! 労働者の分断を許さない、ひとりの解雇も許さない労働組合を山陽測器に作りましょう!

組合敵視で解雇を決めたことを自認

S陳述書では「要望書」(解雇要求署名)を集めたきっかけについて以下のように述べています。
 「(2015年)10月1日に弊社の前面道路で労働組合が拡声器を使い、横断幕を掲げて何かを始めました」「労働組合の集団の中にいたMさんが一人事務所に現われ、何事もなかったかのように仕事を始めました」「同月3日の救済命令に関する新聞報道を見ました」(ボーナスカットが不当労働行為であるという労働委員会命令のこと)「なんで勤務態度も悪く、仕事も満足にできないMさんが、会社をクビにもならず、賞与を減らすこともできないのか、なんで弊社はこんな悪者のような扱いを受けるのか、という強い思いが湧きあがったのを今でも覚えています」と述べ、このことがきっかけで解雇要求書名を集めたことを述べています。
 ここに示されているのはまさに組合活動敵視の姿勢です。解雇された労働者、不当に賃金をカットされた労働者が労働組合に加入し、自ら生きるために闘うという労働者として当然の権利、その闘いと団結によって勝ち取ったものを全面的に敵視する姿勢がありありと書かれています。
 会社側は社員が主張しているのだから「組合敵視の不当労働行為」にはならないと思っているのかもしれませんが、このように組合敵視の考えで集められた署名を根拠に解雇したわけですから、この陳述書はやはり会社側が「組合敵視の不当労働行為」を行ったという事実を改めて証明しています。

「働き方改革」との闘いの最前線

このように山陽測器解雇撤回闘争は裁判闘争においても重要な局面に入っています。この攻防は安倍政権と資本家どもが「働き方改革」と称して進めている「解雇の自由化」「労働者の総非正規職化」「残業代ゼロ・月100時間残業容認=過労死推進」の攻撃との最前線の攻防です。全ての労働者の力を集めて、この解雇撤回闘争に絶対に勝利しましょう!

集まろう!
山陽測器解雇撤回!
裁判傍聴闘争
10月17日(火)
15:30~ 広島地裁
S社員の証言が行われます。
みんなで傍聴しよう!
山陽測器解雇撤回闘争に勝利しよう!

2017/09/05

「竹川さんを支援する会ニュース」No.13を発行

https://drive.google.com/open?id=0B0ivVDwHFxddaVUta2s5UkNNb2c


竹川さんからの手紙2017年8月5日付

矢田さんへ
 元気にしてますか、私は元気です。
 この前8/4の面会ありがとうです。面会時に私の考えを言わせて頂きました。私が面会時に話をした事は今までと一緒だったと思います。グループホームにて仕事をしていた事、休みが無く働いていた事、そんな中あのような事故が起きた裁判で119番できなかったけどその事でなくなったかはわからないと言った事それが真実です。
 あの日の私の身体・精神が変になってたであろうあの時に119番できたのか私にはわかりません。少なくともあの時は出来ませんでした。
 ですが今はもしできていたのであればするべきだったし出来ていたら良かったと思います。
 私が100%無実だという事は無いのでしょう出来ていれば出来たら、私はこの中にいません。
 国の介護のあり方なり、ルールが変だという事、私にも分かります。ですが国や都道府県が全て悪いのか?と言われると私の頭の中では?とNOがうかびます。
それはナゼか。それは会社のルールなりトップなり役員なり職員が会社・施設を良くしようと思えば少しずつでも変化すると思います。
 虐待の件で矢田さんに聞きたい事があったのですが、利用者の踵にヒフが壊死していてそのヒフを消毒してない文房具のハサミで切るのはありなのかなしなのか。私が知らない間にあって次の日に聞かされる事があったり。
 こんな人がいると介護の質が下がっていると言われても仕方ない部分もあると思います。自分の能力というか技術も無いのに文句しか言えないそんな人がいるかぎり。
 介護の仕事している色々の職種の人達は頑張っているのがほとんどなのにそんな少数の人達がいるから介護の質が落ちていると言われてる現状を変えるのが一番だと思うし今のままだと頑張っている人、休みも無く頑張っている人が損している、不平等だと私は思うんです。
 全てを守るのではなく頑張ってる人を守る介護の世界、虐待したり施設や職員のお金を取る職員に対して何らかのペナルティがあったりする職場、皆が平等に上下関係なく相談できるそれだけで少しは違うのと思うんです。
 皆大変な仕事で頑張ってるしそれ以上の事をしていること私自身わかっているし私もそうでしたし、だからこそごく一部の変な職員のため介護の質とかモラルの低下とか悔しいじゃないですか。だったら頑張ってる職員がむくわれる介護、まじめに働いてる、介護してる人だけじゃない色々な職種に対する対応なりがよくなりさえすれば足の引っ張り合うだけじゃなく不まじめな人も頑張ったらむくわれると知ったら職員の数もないのかな、私は思います。

<矢田からの返信>
 介護職場が、シフトや評価、忙しさでバラバラにされてしまっている現実だと思います。私たちも介護職場に、”共同性”を取り戻したいというのが大きなテーマです。