2012/01/18

2012年、交通局支部は民営化・解雇阻止へ闘いぬく|呉市交通局支部No.12

地域破壊と首切りの交通局廃止を強行する小村市長の責任を追及する
2012年、交通局支部は民営化・解雇阻止へ闘いぬく

 交通局の労働者のみなさん、呉市民のみなさん。呉市議会は昨年の12月定例会で交通局を廃止する条例を、まともな議論もなく可決しました。しかし、雇用の問題も、路線維持の問題も何もかも未決着です。交通局支部は、4月民営化・解雇阻止へ闘い抜きます。無責任きわまる交通局廃止を決定し、地域破壊と首切りを強行する小村市長を絶対に許さない!
 小村市長は、公的部門の廃止と民営化、企業への規制の緩和、労働組合や労働者の権利の破壊をおしすすめる「新自由主義」の信奉者です。赤字を理由にした公営交通などの廃止と労働者の大量解雇、そして民営化による組合つぶしと労働条件の大幅切り下げ、外注化、非正規化。これこそ全世界の労働者を失業と貧困にたたきこみ、一握りの資本家だけを肥え太らせてきた新自由主義政策の典型です。2012年、ヨーロッパをはじめ世界的な大恐慌がさらに激化するなかで、解雇、非正規化、賃下げ、消費税の大増税など、すべての犠牲が労働者に押しつけられようとしています。これに対して、今こそ労働者は生き抜くために、労働組合のもとに団結して闘うときです。
 赤字だ、カネがないなどと言いながら、何と多くの税金が大銀行や大企業のために使われてきたことか! この呉市においても、ゼネコン、銀行のボロもうけのためにつくられたポートピア、マリノポリス、苗代工業団地などの破たんの穴埋めに、どれだけの市民の血税が投げ込まれ続けていることでしょうか! 
 そもそも公営交通は病院や介護施設や学校や消防等々と同じく、もうけを出すためにあるのではない。もうからないからやめるなど、無責任のきわみです。一体何のための行政かというのです。「バスの利用者が減った」というが、高齢化が進む中、公営交通はこれからの地域社会にますますなくてはならないものになるのです。公営交通がなくなり、もうけが出ないからと路線が次々廃止されていったらどうなるのか。だいたい一方で公営交通を廃止し、労働者の仕事と生活を奪いながら、「新庁舎建設は急がないと大変だ」などと言う。本当にデタラメきわまりない!
 新自由主義を信奉する小村市長は、極右勢力ともつながっています。呉の街を空襲で焼け野原にし、原爆投下まで招いた侵略戦争の歴史を賛美し、「軍港・呉」を美化する歴史教科書と、原発推進を公然と主張する公民教科書(育鵬社)を選んだ呉市の教育委員長はふだつきの右翼。これを教育委員長に任命したのも小村市長です。労働者の首切りと民営化を進める連中が、戦争も進めるのです。 
 大阪の橋下市長が市営地下鉄とバスの民営化・首切りを打ち出す中、呉の闘いは全国的注目を集めています。連帯ユニオン・交通局支部は、全国・全世界の仲間と共に民営化・首切り絶対阻止へ本格的闘いを開始します。共に勝利しましょう!

合理化・民営化こそが事故を増やす
事故を多発させる民営化を中止せよ!

 昨年12月21 日、市営バスでお年寄りの乗客2人が車内で転倒し、けがをするという重大な事故が発生しました。この事故を起したバスの運転士は、交通局の運転士ではなく、民営化移行のために来ていた広電の運転士でした。もちろん、事故の責任はこの運転士にはありません。彼はベテランの運転士だったのですが、呉の乗客はお年寄りが多く、乗り降りの際は相当な注意が必要なのです。また呉の町は広島市内とは違って道が狭く、坂道も多い路線がたくさんあり、市バスの運転士は毎日最大限の注意を払っています。市バスの運転士として「一人前」になるには、何年もかかるのです。それを「即席」でやるなど無茶なのです。「民営化で事故が減る」などデタラメにもほどがある。
 今回のこの事故は、民営化の強行に重大な警告を発しています。広電は企業なので当然にも営利を目的とします。そのために市バスを長年運転してきた多くのベテラン運転士を不採用にし、人員を削減しようとしています。採用された運転士も全員が「新規採用」扱いにされ、労働者の誇りを奪われます。広電は市営バスの運転士を不採用にしながら、足りなくなった分を外部から採用して埋めようとしています。民営化まで3か月を切った中で、ちゃんとした研修が行なわれるはずがなく、また慣れるのも不可能であり、このまま行けば事故が多発するのは避けられません。
 尼崎事故をはじめとするJRの事故多発にみられるように、「民営化すれば事故が減る」というのは大ウソです。もうけ主義で人を減らし、安全を軽視する民営化は、必ず事故を増やすのです。そもそもこの間、呉市営バスで事故が増えたのも、赤字を理由にした合理化や配置転換などが根本的な原因です。無責任きわまる小村市長の民営化をやめさせよう!


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呉市営バス民営化・首切り阻止!2・25春闘集会
2012年、交通局支部は民営化・解雇阻止へ闘いぬく
  日時/2月25日(土)18時00分
  場所/呉市文化ホール3階展示室
  呼びかけ/広島連帯ユニオン・呉市交通局支部
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2012/01/09

恒例!3団体合同旗開きに参加しました

1月9日、動労西日本・広島県労働組合交流センター・広島東郵便局部落解放研究会の3団体合同の新年旗開きが開催されました。ユニオンからも執行委員が中心に参加しました。 動労西日本の大江委員長から「広教組の委員長だった故 宅和純さんは、”旗を開くのは闘うためだ!”といっておられたが、まさに2012年は決戦の年になる。全力で闘おう!」とのあいさつがありました。さらに、広島労組交流センターの共同代表として、ユニオン・広大生協労組の壹貫田委員長が年始の決意を述べしました。


東局解放研からは、代表とゆうメイトの青年が発言をしました。青年は、「機関紙をつくれるようになり、活動を担えるようになる。そのためには学習する必要がある。『前進』を読んでビラが書けるようになりたい!」という年頭の決意を表明しました。

2012年の活動について、広島労組交流センター事務局長の植野さんからの提起の後、動労西日本の山田副委員長のリードで”団結がんばろう!”を三唱して、旗開きは、第二部の交流会へと移りました。交流会は大いに盛り上がり、2012年決戦にむけて3団体の団結が深まりました。

2012/01/05

2012新年旗開きおおいに盛り上がる





 1月4日、広島連帯ユニオンと全造船三菱広機分会合同旗開きを行ないました。


 青年組合員もベテラン組合員も集い、2012年を意気高くたたかう決意を述べて大いに盛り上がりました!