2014/11/30

11.30高槻・植木団地追い出し阻止闘争に参加

 11月30日、高槻市で「植木団地追い出し絶対反対・高槻現地闘争」が、高槻市富田園芸組合・植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部によって開催されました。高槻市は、高槻市富田園芸組合に対して、11月末を期限に植木団地を出て行けという攻撃をかけています。いよいよ退去期限を迎えたこの日、全国から支援の仲間がかけつけました。太鼓の音色と餅つき、焼きそばで歓迎され、明日以降の闘いにパワーがみなぎる集会でした。
演壇のバックには「植木団地追い出し絶対反対!安倍を倒せ!」のスローガンとともに「義理・人情・団結」の文字。植木団地労働組合からは、追い出しに屈せず分断を許さない固い団結をつくっていく決意が次々と述べられ、参加者の心に響きました。8家族に対する住宅追い出し攻撃と闘う全国水平同盟西郡支部からは、ともに闘う決意が明らかにされました。
 広島連帯ユニオンからも宮原青年部長が発言に立ち、自分の職場でも労働者から仕事を奪う攻撃がかけられている。植木団地のたたかいは自分の職場に労働組合を作るたたかいと同じだ。労働者から仕事を奪って戦争に狩り出すのがアベノミクスだ。ともに団結して闘うと訴えました。
 集会後、更地化攻撃をかけられている富寿栄住宅へ向けてデモ行進を行いました。

<感想>生活奪う追い出しは許せない

 何年もかけて作ってきた植木団地を、他の所で一からやり直せというのは大変だと思う。更地にして民間業者に儲けさせるつもりだろうが、広大な土地を一部の利益のために取り上げるのは許せない。実際に働いているのに、急に出て行けというのは酷だ。やり方が汚い。明日12月1日で期限だが、西郡の8家族を無理やり住宅から追い出したようなことは、絶対して欲しくない。自分は負けないという西郡の発言はたいしたものだ。
 動労千葉の中村さんが、生きるために団結するのか、それとも媚を売るのか、自分たちは団結してたたかおうと言われたが、絶対反対でたたかう植木団地労働組合の人たちは本当にすごいと思った。全国から見たら小さな問題だが、当事者にとっては死活問題。多くの人が同じようにやられてきたが、頑張ってひっくり返してほしい。どんな小さなことからでも世の中変わって欲しい。デモは長かったが、参加して良かった。

2014/11/23

三菱広機分会が定期大会を開催


 三菱広機分会は11月23日午後1時から今年度定期大会を開催しました。竹中委員長あいさつの後、来賓として参加いただいた全造船本部永田委員長は、「都合の悪いことはすべて覆い隠し、今なら勝てるていう自らのす延命解散を強行した安倍内閣に働く者の怒りは高まっている」と述べ、先細りではなく、闘いを継続していこう!とあいさつしました。続いて、広島連帯ユニオンの壹貫田書記長が、労働者の安倍政権の新自由主義に対する怒りが爆発して、安倍を倒した!職場に闘う労働組合の拠点ををつくろう。私たちは総選挙で東京8区に鈴木たつおさんを立てて闘います。応援をお願いします!と述べました。

 その後議事に入りました。当初は3時までの2時間程度を計画していましたが、大幅に時間をオーバーして4時まで開催。定年退職で三菱在籍が1名という状況ですが、「会社の定年が組合の定年ではない」と活発に議論しました。「これまでの闘いの経験を引っさげて広島連帯ユニオンの運動を支えていこう」と、三菱独占の兵器・原発生産と輸出に反対する運動を軸に、広島連帯ユニオンの活動について継続して討議していくことが確認されました。



2014/11/17

11.17東京西部ユニオン鈴コン分会が職場復帰


11月17日、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の内尾稔分会長、吉本伸幸書記長、鈴木善弘会計の3人が、ついに職場復帰を果たしました。

ついに職場復帰!鈴コン闘争勝利の第2ステージへ(都政を革新する会)
http://www.tokakushin.org/wp/?p=3668

<引用>11.15鈴コン闘争勝利・団結集会へのよびかけ
 全国の仲間のみなさん! 支援者のみなさん! 鈴コン闘争は勝利しました!
 11月17日、内尾稔分会長、鈴木善弘会計、吉本伸幸書記長の3名が職場に復帰します。そこで、第1ラウンドの区切りの意味で左記による団結集会を企画しました。多数の仲間のみなさんのご参加をお待ちいたしております。
 鈴木コンクリート工業分会の3名の解雇撤回の闘いは、3年余に及ぶ仲間のみなさんの力強いご支援でついに「原職復帰」を勝ち取りました。ご支援を頂いたみなさんに勝利報告と心よりの感謝を申し上げます。
 9月30日、東京高裁はたった2回の裁判で会社側のデタラメな証人申請も却下し、結審した上で、強力に和解斡旋を進めました。組合側は基本要求である ①解雇撤回・原職復帰、②被解雇者3名らの「期限の定めのない雇用」の確認、③今後、会社は不当労働行為をしない。以上3点を認めない限り和解には応じない旨、原則を貫きました。
 これまで3名の解雇については金を払い続けても職場には絶対に戻さないと豪語し、過去の組合破壊経験を自慢していた鈴木富美子社長でしたが今回は遂に頭を下げたのです。しかも、期限の定めのない雇用を確認し、その上で、東豊商事と鈴木コンクリート工業の両者に対して、「不当労働行為を行ってはならない」との条項を確認したことは、片方をダミーとして逃げることが出来ない歯止めとなりました。
 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の仲間のたたかいは、世間に吹き荒れる非正規雇用労働者の無権利状態に対し「労働組合に団結して闘えば勝てる」ことを立証しました。そして、当面は会社の攻撃で分裂状態となった組合組織の立て直し、都労働委員会における他の不当労働行為の決着と続きます。同時に、今後は鈴コン分会が「受けた支援を運動で返す」支援者として支援連帯の役割を担う時代に変わることになるでしょう。
 若者はじめ労働者の雇用の現状は、派遣、外注化、非正規など企業の大小を問わず深刻を極め、「闘う労働組合」の復権、創成と結集が広く求められていると思います。労働運動の真価が問われている時代であると考えます。鈴コン共闘会議は今回の勝利をバネとしてさらに大きく飛躍し、時代の一翼を担う存在に成長すべきです。
 「金儲けのためなら人権、安全も命も破壊する」新自由主義、勝手な憲法解釈で戦争への動員を煽る安倍政権、原発再稼働! 日本の進路は今、重大な分岐点に立っています。日比谷の11・2全国労働者総決起集会5700人の成功から、さらに「戦争反対、生きさせろ、全労働者の団結」の旗を高く掲げようではありませんか。
 11・15の勝利団結集会へのみなさんのご参加をよびかけます。


鈴コン闘争支援共闘会議

2014/11/09

11.8-10訪韓闘争、国際連帯をさらに発展させよう!


 11月8日から10日、広島連帯ユニオンは6名の仲間を韓国・民主労総の労働者大会に派遣しました。
 8日の前夜祭は、歌・踊り・寸劇などとアピールが交互に行われ、非常に組合員との一体感があるものです。登壇は産別や地域ごとのようです。城西工団労組と事前の会談を考えていましたが到着時間の関係で前夜祭終了後の交流会での話に。交流会は前夜祭会場のテントで、関西セミナーでお会いした金属労組ポハン支部のイゾンラクさんを中心にしたグループと、城西工団のグループにそれぞれ合流しました。イゾンラクさん他、KECの委員長など昨年の訪韓でお世話になった方々とも再会できました。城西工団労組の歴代3人の委員長と移住労働者労組の代表などと2時ごろまで交流の進め方について討議できました。言葉の壁をどう乗り越えるか、日常的に直面している城西工団労組の意見は重みがあります。
 9日午前中は、大邱グループでチョンテイル烈士の墓地を訪問、合同労組グループで建国大学を訪問、その他はセウォル号遺族の座り込み現場を訪問しました。
 労働者大会は当初の予定と違って、14時にヨンプン文庫前に結集し、デモで大学路を目指しました。宣伝カーで次々にソウル地域本部や闘争の当該から「日本の同志へ」のアピールが続々と行われました。集会は、大学路を約1kmにわたって3万人が埋め尽くして行われ、ステージはもちろん2台用意されたスクリーンも遠すぎて見えないほどです。それでも一体感のある集会でした。
 10日は午前中6人で観光ののち、2人が残って理念交流に参加しました。ソウル地域本部と動労千葉川崎執行委員のあいさつに続いて、動労千葉田中委員長、動労水戸石井委員長、セウォル号惨事についてソガン大学教授、福島から倉岡さんが報告しました。
 セウォル号惨事の報告では、問題点は(1)海上警察が外注化され全く救助できなかった(2)海運組合の検査が会員制で安全点検も外注化された(3)政府の規制緩和で船齢を20年から30年に延長したことの3つが核心であると提起されました。
 歓送会では、各産別ごとに自己紹介し、合同一般労組は吉本代表から、広島から8・6報告集を贈呈、関西合同労組のホヨンホさんが発言しました。ソウル本部の皆さんには、民主労総の役員選挙や烈士追悼で忙しい中を親切に対応していただきました。心から感謝したいと思います。

 今回の訪韓で、国際連帯がさらに前進しました。ユニオンの闘いをさらに飛躍させ、階級的団結を打ち固めていきましょう。

チョンテイル烈士墓地にて
前夜祭のあと交流会

2014/11/03

11.2全国労働者総決起集会が5700名の参加で大成功!

 労働運動の新時代がついにスタートしました。11.2全国労働者総決起集会は、5700名が結集し、大成功しました。安倍政権による戦争と原発再稼働・首切りの政治を許さず、安倍政権を打倒する労働組合の闘いを、本格的に発展させる時です。動労千葉、関西生コン支部、港合同の3労組は、その先頭に立つことをハッキリ打ち出しました。城䑓さんがナガサキから、佐藤さんがフクシマから、戦争への怒り、核への怒り、原発への怒りを訴えられました。
あらゆる困難を乗り越えて全国から自分たちこそ労働者階級の先頭に立って安倍を倒すぞという仲間が、その呼びかけに応えて全国から結集しました。新自由主義がとうとう行き詰まった資本主義の危機の時代こそ、労働者階級が資本家にとって代わる時です。動労千葉・動労総連合を先頭に国鉄闘争を闘う仲間が集会を牽引しました。鈴木コンクリート分会の解雇撤回・原職復帰に続いて続々と闘う仲間が登壇しました。労働組合の団結した力が、ハッキリと見えてきました。立ち退きを迎え撃つ高槻の植木団地の仲間の合流は感動的でした。
韓国の民主労総、アメリカからUTLA、ドイツから、そして在日滞日の仲間が大挙参加しました。昨階級的労働運動と国際連帯こそ、全労働者の希望であり核心です。翌11月3日には、労働者国際連帯集会にも参加しました。年訪韓した時に訪問した弘益大学のイスッキさんとも再会することができました。11・8〜9の訪韓闘争を一体の闘いとして闘いましょう。