2013/01/30

団結通信No.15|推進機構支部


2月6日(水)第二回団体交渉開催決定!
 職場の不当な問題を組合に集中してください


団結通信No.15|広島連帯ユニオン・推進機構支部

 すでに1月11日発行の「職場討議資料」で明らかにしているように、1月9日、広島連帯ユニオン推進機構支部(以下組合)は会社側に対して、「クビ切り・合理化・外注化・非正規化のための新システム絶対反対」の要求書を提出し、団交を申し入れました。交渉の末、2月6日(水)に団交が行なわれることが決まりました。
 新システム導入に伴って、またそれ以前から職場には様々な問題があると思います。ぜひとも問題点を組合に集中してください。

第1回団交で会社から回答書を取る!
 組合は11月12日の第1回団交で正式に書面での回答を要求したところ、12月26日「回答書」が会社から出されました。
 内容は①非正規職員の3月末雇い止めについて、②昨年2月の次長発言について、③新システムの概要、④勤務評定についての4点です(①、②については団交で口頭で回答した内容とほぼ同じで、すでにビラで批判しています)。ひとつひとつ問題だらけですが、とくに④勤務評定についての内容が大問題です。

これは「闇の評価制度」だ!
 回答書ではあたかも職員に対する「勤務評定」が客観的な基準と公平な運用で行なわれているように装うために、いままで見たこともない「評定要素」や「評定基準」というものを持ち出してきています。しかし、このような評価の基準をいままで見聞きした人が誰かいるでしょうか? さらに問題なのは「評定結果の取り扱いについて」です。なんと「評定結果は、公表しない」と書かれています。評価の内容を本人にも明らかにしないといううことです。これでは、上司が恣意的な評価をしてもまったく内容は分かりません。好き嫌いで勝手な評価をすることがまかり通ってしまいます。極めて不透明で不公平で、上司の職場私物化を許してしまう評価制度といわざるをえません。

団結すればクビ切りは阻止できる!職場の現実も変えられる!

 実際、私たちの職場では不平等、差別、パワハラやイジメ、当局が気に入らない労働者は闇から闇へと排除していくということが横行しています。この「勤務評定」はそうした会社のやりかたを象徴する存在であると思います。こんな勝手な「評価」でどれだけの労働者を退職に追い込み、クビを切ってきたのか!こういう職場の現実の延長線上に、非正規職員を闇から闇へとクビ切りを行なおうとしている当局の姿があります。
 そして、新システムが導入されれば、こういう職場の現実はもっとひどくなることは目に見えています。
 職場のこうした現実はセンターだけではありません。いまや日本中の企業、どこの職場に行っても全く同じような現実です。大手企業、中小問わず、サービス残業や偽装請負などの不法行為、労働者の分断と差別、パワハラ・イジメが横行し、「総ブラック企業化」といわれるほどです。民営化や外注化、ITシステムの導入などの職場再編で労働条件を切り下げ、非正規化を進めていくやり方も全く同じです。
 しかし、こうした現実は、労働者が声をあげない、団結しない、闘わないということを前提に成り立っており、一見強そうに見える会社側の攻撃も実は矛盾だらけです。逆に労働者が団結してたたかえばこういう現実をひっくり返すことはできるのです。
 ユニオンは正規・非正規、派遣や請負などの就業形態を問わず、すべての職場の労働者がひとつ団結することのできる組合です。センターで働くすべての労働者の皆さん! ユニオン推進機構支部に加入して団結し、職場の現実を変えましょう! 首切りを阻止しま
しょう!

労働組合で団結し非正規だらけの社会を変えよう!
 有権者のたった2割しか得票していないのに「圧勝」などと言って安倍政権が登場しました。やっていることはすべて1%の富裕層を優遇し、私たち労働者からますますしぼり取ろうとする政策ばかりです。アベノミクスなどといって5年間で200兆円もつぎ込むと無責任なことをいっていますが、何の展望もありません。そのツケは結局増税と労働者へのクビ切り、さらなる非正規化に向かうことははっきりしています。
 資本主義体制は世界中で行き詰まり、もう労働者のクビ切りと非正規化で利益を確保する以外になくなっています。経団連などの資本家連中は自分のことしか考えておらず、労働者が路頭に迷おうが安全が崩壊しようがお構いなしです。この3月、電気などの製造業を中心に大量雇い止め解雇が狙われています。私たち労働者にとって団結して闘う以外に生きていけない情勢です。同時に、団結してたたかえば勝てる情勢の到来でもあります。
 若い世代、子どもや孫の世代に非正規だらけの職場を残すのか? 非正規しか仕事がないような社会を残すのか? 私たちの職場のたたかいは未来がかかったたたかいです。
 日本中、世界中で生きるための労働者の闘いが始まっています。全国、全世界の仲間と共に職場に労働組合を作って闘おう! ユニオンに加入して一緒に声をあげよう!

2013/01/16

郵政非正規ユニオンがブログを開設

郵政非正規ユニオンのブログがオープンしました。
urlは http://hiseikiunion.blogspot.jp/ です。
「闘う仲間のブログリスト」にも登録しました。ともに闘おう!

2013/01/15

推進機構闘争勝利!3月雇い止めを阻止しよう!

非正規職撤廃!外注化阻止!
首切りのための電子カルテ導入反対!
広島連帯ユニオンに結集しよう!

 財団法人広島県地域保健医療推進機構(旧広島県健康福祉センター、以下、推進機構と略)では「総合検診新システム」として、いわゆる電子カルテが職場に入れられようとしています。少なくとも総額1億7千万円もの投資をする「新システム」導入の目的は、首切り・非正規職化と外注化に他なりません。広島連帯ユニオンは推進機構支部を先頭に正規-非正規職員の団結で、一人の首切りも許さない闘いを貫きます。

年度末雇い止め阻止!
 こうした首切り・非正規職化が、いたるところで吹き荒れています。どこの職場、職種でもおなじではありませんか。特に年度末を機に、非正規職員の雇い止め・解雇が大量に強行されようとしています。また、大幅賃下げもねらわれています。そして、安倍新政権のインフレ政策と福祉切捨て・大増税が、労働者の生活を直撃しようとしています。しかし、職場から団結を積み上げ、原則的な労働運動を再生させれば、必ずこの現状を変えることができます。あらゆる職種、職場のみなさんが、広島連帯ユニオンに結集し、非正規職撤廃・外注化絶対反対のために団結することを訴えます。

「新システム」絶対反対!
 私たち現場で働く者は絶対に反対です。にもかかわらず「新システムでどうなるのか?」というごくまともな質問に対してさえ当局は説明をしていません。この4月から運用と言いつつ、いまだに実機による操作研修さえ行われていません。トコトン現場の職員を無視しています。それは、表向きの説明である「業務軽減」とか「ペーパーレスでコストダウン」、「委託費削減」とかが目的であるというのが真っ赤なウソだからです。

 この「新システム」が導入されれば必ず人員は削減され、現場は混乱し、安全は破壊されます。解雇・労働条件の問題にとどまらず、JR尼崎事故や中央道笹子トンネル崩落事故などと同じ原因を生み出します。「新システム」の目的である外注化と非正規職化は、社会全体の問題と言わなければなりません。

医療・福祉を犠牲にするな!
 すでに多くの医療機関で電子カルテの運用が開始されています。そこでは事務を皮切りに給食(栄養)、薬局、介護などの分野が次々と外注化・非正規職化されています。そもそも電子カルテの目的は、IT産業資本の金儲けと医療現場の民営化、外注化・非正規職化にあります。電子カルテは、人間を診るために作られてきた紙カルテとは根本的に発想が違います。億単位の設備投資でIT産業を儲けさせ、表面上「だれでもできる」労働を持ち込み、職場全体の人件費を大幅に削減することが目的です。そのため、はじめから矛盾、問題点だらけです。医療や教育などの分野は、本来、金儲けを目的にしていては成り立たず、また、労働者が生きるため、生活するためにそれらを切実に要求し、同時にその現場で働く労働者も誇りをかけて守ってきたことを通して公的にも保障され、取り組まれてきました。しかし、大恐慌の中、儲けのネタが尽き果てた大資本は、政府とひとつになって、人の命や人生に直接かかわる分野に手をのばしたのです。そこでは首切り・非正規職化が真っ先に行われようとしています。それは患者、利用者の切捨てと表裏一体です。

職場で団結し闘おう!
 推進機構の現場では様々な不安や疑問の声があがっています。そうした声を受け、推進機構支部では「新システム」導入による首切り・外注化・非正規職化に絶対反対し、どんな混乱やトラブルも働く者の自己責任にさせないため、労働組合のもとに団結を固め、闘いを開始しています。解雇以来、25年の撤回闘争を闘う国鉄闘争のように原則的に一人の首切りも許さないのが広島連帯ユニオンの労働運動です。医療、介護、福祉の現場で働く仲間は正規、非正規を問わず団結し、広島連帯ユニオンに結集して、ともに闘いましょう。

2013/01/10

2013年 闘春!旗開き2連発

 激動の2013年、冒頭から全力で闘おう!
 広島では、旗開きが連続的にかちとられています。1月4日に全造船機械三菱広機分会と広島連帯ユニオンの共催で旗開きが開催され、1月6日には広島県労働組合交流センターと広島東郵便局部落解放研究会が団結を固める年頭の旗開きを行いました。

 4日、安佐南区の広機分会の事務所で広機分会の仲間とユニオンの仲間が新年のあいさつをかわし、団結を深めました(下の写真)。


 さらに、6日には中区の幟会館2階で交流センターと東郵解放研の仲間が2912年の総括と2013年の闘いに向けての決意と抱負を語り合い連帯と団結を強めました(写真は、はじめの乾杯と締めの団結ガンバローの様子)。

 2013年、外注化阻止!非正規職撤廃!解雇撤回!で闘おう。国鉄闘争を基軸にして、反原発闘争、星野全証拠開示運動を闘い抜こう!

2013/01/06

3月雇い止め解雇を阻止するぞ! |推進機構支部


労働組合交流センター発行の月刊『労働運動』1月号に、推進機構支部の記事が載りました。

3月雇い止め解雇を阻止するぞ!
クビ切り・外注化・非正規化の電子カルテ絶対反対!

広島連帯ユニオン推進機構支部 宮原亮

 私たちは財団法人広島県地域保健医療推進機構という広島県が出資する 外郭団体で働く非正規労働者を中心に結成されたユニオンの支部です。仕事の内容は主に健康診断。レントゲン車などを運転して事業所の健診 や市町村の住民健診を行なっています。私はそのなかで検診車の運転業務や受付の業務をしていて、1年契約の嘱託職員です。

 私たちの支部はいま、今年3月末の非正規職員の雇い止め解雇阻止、ク ビ切り・外注化・非正規化のための新システム(電子カルテ)絶対反対を正面課題として闘っています。

 当局は、これまで紙の手書きカルテで行なっていた健診業務を今年4月 1日からペーパーレス化する「新システム」の計画を進めています。この中で、当局がこの新システム導入とあわせて検診車運転業務の廃止と 外注化、受付業務の外注化を策動していることが明らかになりました。

 この攻撃は、自治体における外注化攻撃、医療産別における外注化攻撃 の一貫の攻撃です。直接雇用の非正規職員を解雇して外注化するというやり方はJRの契約社員制度と全く同じです。すでに運転や受付だけ でなく看護師まで派遣労働者が導入されています。この中で非正規職員は超低賃金と「いつでも取替えのきく労働力」扱いの差別的待遇におか れています。

 しかし、やりたい放題の当局の攻撃に対して昨年支部を結成し、職場ビラと団交で当局を徹底追及してきました。

 「子どもや将来の世代に非正規しかない社会を残すわけにはいかない」と昨年の11・4労働者集会には職場の仲間も参加しました。職場では現場の声を無視した新システムに正規非正規をこえて不安と怒りの声が巻き起こっています。怒りの声を労働組合運動としてひとつの力にできるか勝負どころです。クビ切り阻止!非正規職撤廃!外注化絶対反対!でたたかいます。

2013/01/03

2013年頭アピール


 いよいよ2013年がスタートしました。広島連帯ユニオンは、2013年の早い段階で100名建設!をかかげて組織拡大に挑戦します。昨年末の衆議院選挙で、自民党が有権者のわずか24%の得票で8割の議席を獲得し「圧勝」しました。しかし、考えて見てください。今回の選挙で私たち労働者民衆の声を託すことが出来る政党があったでしょうか。政権交代が起るような選挙でありながら、極めて投票率が低かったことに示されているように、もはや議会制民主主義に労働者民衆が何の幻想も抱いていないことがハッキリしました。
 反原発を正面から掲げた山本太郎さんが、東京8区で石原軍団と堂々と渡り合い7万票を獲得しました。社会を根本から変革することが求められています。労働者自身が団結する組織として、闘う労働組合をよみがえらせようではありませんか。
 JRの全面外注化と闘う動労千葉と固く連帯し、外注化・民営化阻止!非正規職撤廃!で新自由主義と対決する労働運動を創り上げる時です。労働者こそ、この社会を根本で支えている誇り高き存在です。そして、労働者の4割を占めようとしている非正規職の仲間こそ、最も労働組合を必要としている仲間です。ユニオンは、正規職と非正規職がひとつの労働者階級として団結し、社会変革を求めて闘う労働組合として飛躍していきす。
 安倍政権は、福島を見殺しにし、原発再稼働と建設再開を強行しようとしています。資本主義の危機を改憲と戦争で突破しようとする安倍政権を倒そう!