2017/05/24

山陽測器は労働委員会命令に従え!今月も社前闘争

解雇撤回・現職復帰まで闘い抜くぞ!
山陽測器は労働委員会命令に従え!

団結した闘いで一歩一歩勝利をもぎり取る

2015年11月の山陽測器の不当解雇から1年半が経過しました。毎月の社前闘争を軸に、地域全体、全国の仲間にも支援を訴えて闘ってきました。この中で、ボーナスカットを撤回させ支払わせ、賃金仮払いの認定、そして県労働委員会での解雇撤回・現職復帰命令など一歩一歩会社を追い詰め勝利をもぎり取ってきました。
 
 自民党政権と資本家が進めてきた解雇自由・総非正規化の攻撃の中で、山陽測器のように労働者を使い捨ての消耗品のように扱うやり方が、「ブラック企業」といわれ横行してきました。しかし、これに対する労働者の怒りの闘いがあちこちで爆発し、全国各地の職場で闘う労働組合が結成され、団結が拡大し、安倍と資本家たちを根底から追い詰めています。
 
 山陽測器の経営者が組合敵視の不当労働行為を繰り返すのはこのような団結の拡大を恐れているからです。
 山陽測器の労働者のみなさん!今こそ職場に労働組合を作りましょう。私たちは解雇撤回・現職復帰まで不屈に闘い抜き必ず完全勝利をもぎ取ります。ともに団結しましょう!

戦争と労働組合弾圧のための共謀罪絶対反対!

安倍政権が制定をしようとしている共謀罪は労働者の生きるための闘いを弾圧し、戦争をやるために登場した「治安維持法の復活」です。
 トランプの登場やフランス大統領選が示すように、今、資本主義の体制が根本的な危機を爆発させ、世界中の資本家どもが「〇〇ファースト」と言って保護主義を宣言し、勢力圏の囲い込みと市場の奪い合いを開始しています。その激突は今や実際の戦争による軍事的衝突にまで発展しています。
 他方、韓国に代表されるように、戦争と解雇・貧困・非正規化に対する怒りは、革命となって爆発しています。
 こういう情勢の中で、安倍政権は国外に向かっては実際の戦争に突っ込んでいくと同時に、国内では労働者からもっと搾り取るために解雇自由・総非正規化・過労死強制の「働き方改革」を進め、同時に労働運動・反戦運動をぶっ潰すための共謀罪法案が出されているのです。

労働組合つぶしが目的

共謀罪(組織的犯罪対策法改正案)は犯罪行為がなくても、法律に違反することを話し合って「合意」するだけで罪になるという法案です。
 安倍政権は「テロ対策」「一般の人に適用されることはない」と言っていますが、実際は戦前の治安維持法と全く同じ、労働運動や反戦運動を弾圧するための法律です。
 話し合うこと自体を「罪」にするというのは、まさに団結することを罪にするということです。労働組合、市民運動、あらゆる人を対象にしています。

現場から労働組合復権し、共謀罪を粉砕しよう

解雇や低賃金、パワハラ、長時間労働に対して労働者の闘いが広がっています。戦争の動きに対して戦争反対の闘いも拡大しています。そして安倍政権を追い詰めています。 
このように共謀罪は労働者の団結の拡大に対する安倍政権と資本家の恐怖の表れです。だからこそ、このような攻撃は団結すればぶっ飛ばせる! 私たちの回答は、労働組合を職場に作り、その力で共謀罪を阻止しよう!ということです。
 山陽測器解雇撤回闘争に勝利し、職場に闘う労働組合を作りましょう!

労災の責任を取れ!総代会へビラ入れ|広大生協労組

広大生協理事会は労災の責任を取れ!

広大生協労働組合
機関紙『団結』No.246
2017.5.24

労災の責任は100%理事会にある

生協の職場で労災が続発しています。生協食堂が中四国事業連合方式になって、「今までの1.5倍も忙しくなった」「いや2倍も忙しくなった」と言われるような職場になりました。突発的な事故による労働災害もそうですが、過重な労働が原因で次第に手などの体を壊すような職業病労災も、経営陣である理事会に全責任があります。治療の補償はもちろん、労働災害が起きない職場にする責任があります。労働組合は、同じように職業病労災になっている多くの労働者が声を上げることができずにいる事実を指摘し、理事会が責任ある対応をするよう求めてきました。しかし、理事会の回答は報告がないから労災になっている人はいないという、許しがたいものでした。

労働者酷使で「経営の改善」

「利用する組合員の満足度が高まることで利用が増え、生協の経営が改善されることで職場環境や労働条件の改善が計られ」と言っています。その「経営の改善」は、労働災害が起きるような労働強化や、最低賃金ギリギリでパート労働者を使い捨てにすることで、もたらされたのではありませんか。職場環境や労働条件の改善と言いますが、巨額の設備投資をして改装した霞食堂で職業病労災が発生していることをどう考えているのでしょうか。

職場を回しているのは労働者

この間労働組合は、職場から改善を求める声が上がっている霞食堂の洗浄室の改善や、緊急措置として安全な運営ができるように出食を制限をするよう要求しました。しかし、理事会の回答は「現在の洗浄器でも十分」というものです。職場会議や個人面談のたびに改善を求める声が上がっていることを知った上でこの回答です。理事会の計画通りに働けば何の問題もない、働き方が悪いのが問題だと言わんばかりです。しかし、計画通りにならないところを必死でカバーして、何とか職場を回しているのは現場の労働者です。

職場の団結=ストライキで職場を変える

私たちは、被災者の作業軽減がされたらそれで十分とは考えていません。職場の現実は何ひとつ変わっていないからです。欠員が出てもなかなか要員が補充されない。新たに働く仲間がやっと増えてもすぐに退職してしまう。設備の改善を要求しても労働災害が起きるような職場の現実はまったく変えようとしない。こうした理事会の仕打ちに対して、職場の仲間とともに労働者として生きるために声を上げていきます。
 私たちは生きていくために働いているのであって、体を壊すために働いているのではありません。この現実を変えるために労働者自身の団結した力、ストライキで闘います。生協労働者の皆さん、学生・教職員の皆さん、「日常」の中にこそ変えるべき現実があります。この「日常」との闘いは、新自由主義に行き着いた資本主義の行き詰まりの中で起きており、その突破のために戦争と改憲に向かう安倍政権との闘いそのものです。ともに団結しましょう!

2017/05/21

5.21広島狭山集会を開催|部落解放広島共闘会議


 部落解放広島共闘会議が、「石川一雄さん不当逮捕54カ年糾弾!狭山事件は権力犯罪だ! 5・21広島狭山集会」を広島市西区福島町で開催し、40名の仲間が集まりました。
 集会に先立って同じ会場で5月19日から星野文昭絵画展が開催され、21日の狭山集会も絵画展の会場内で行われました。星野絵画展には地元の福島地区の住民を始め約100名が来場し、大きな反響がありました。ともに権力犯罪によって獄に囚われた狭山事件の再審無罪と星野解 放を一体で実現する画期的な取り組みとしてかちとりました。
集会の冒頭、石川一雄さんのメッセージが読み上げられました。連帯のあいさつとして広島星野文昭さんを救う会、 婦人民主クラブ全国協議会を代表して安芸太田町町会議員の大江厚子さんが発言されました。
 広島連帯ユニオンの壹貫田康博書記長が基調提起。初めに共謀罪の衆院委員会強行採決を弾劾し、「階級的団活の力、労働組合の闘いで粉砕しよう。」と訴えました。そして 狭山闘争と星野闘争こそ、すべての労働者民衆を団結させる闘いであり、この闘いを、戦争を止めてゼネストを切り開く闘いの一環として闘おう。」と述べました。その後、解放共闘事務局が全国水平同盟の狭山闘争の新パンフを使って下山鑑定について提起しました。
 さらに共闘アピールとして三菱広機分会、広大部落解放研、動労西日本、広島東郵便局解放研、高陽第一診療所労組が発言に立ちました。最後に、広島県労組交流センター共同代表の植野定雄さんが「朝鮮戦争切迫情勢の中で星野と狭山を一体でかちとった」と確認。6・11国鉄闘争全国集会と東京都議選決戦へ総決起を訴え、集会を 団結ガンバローで締めくくりました。

2017/05/19

サード配備阻止闘争への連帯メッセージ


韓国・星州(ソンジュ)でサード配備阻止闘争を闘っている住民のみなさんへ、広島連帯ユニオンから連帯メッセージを送りました。

サード配備阻止闘争への
連帯メッセージ

広島連帯ユニオン

 サード配備阻止を闘う星州の住民のみなさん! そして星州住民とともに闘う全てのみなさんに広島連帯ユニオンから連帯のアピールを送ります。
 命をかけ、血を流して戦争のためのサード配備と闘うみなさんの闘いに日本の私たちも連帯して闘います。差し迫る戦争を阻止するための共同の闘いとして共に闘う決意を込めて闘争で挨拶します。闘争!

 パククネを打倒した皆さんの闘いに日本の労働者は皆感動しています。そして大統領が変わっても、絶対反対の現場の闘いを緩めることなく継続する姿勢に感銘を受けています。ムンジェインは直ちにサード配備を撤回せよ!
 日米帝国主義の朝鮮侵略戦争に反対し、サード配備阻止も訴えて私たちも繰り返し原爆ドーム前に結集して行動を行なっています。広島への原爆投下から72年の今年の8月6日には星州の闘いと連帯して朝鮮半島や東アジアにおける核戦争を阻止する国際的な労働者民衆の共同行動を呼びかけたいと思っています。

 米国のトランプ政権が「朝鮮半島の非核化」「北朝鮮の核の脅威」などと言って、北朝鮮に対する戦争を準備しています。しかし、7000発以上の核兵器を保有し、朝鮮半島近海で核戦争を想定した軍事演習を行っている米トランプ政権こそが平和を脅かす存在ではありませんか。日本の安倍政権は、この戦争に自らの帝国主義としての復活をかけて参戦しようとしています。すでに2年前、朝鮮戦争を想定して、安保法制が制定されました。先日、安倍首相は2020年には憲法を変え、日本を戦争のできる国家に改造することを宣言しました。慰安婦問題での「日韓合意」の強制は再び朝鮮半島で戦争を行う意思の表れです。

 この戦争をやろうとしているのは、人口にして社会の1%にすぎないほんの一握りの支配者たちです。パククネが財閥資本の利益を代表していたように、安倍は日本の財閥を、トランプは米国の財閥を代表しています。セウォル号が沈没し、パククネが高校生の命を見捨てたのと同じく、日本の政府は福島原発事故の放射能汚染を隠蔽し、子どもたちを癌で死に追いやっています。軍国教育の復活をねらう学校建設に、安倍は自分の妻を通じて何十億円もの便宜供与を行っていました。日本のチェスンシルゲートと呼ばれています。不安定な雇用、安すぎる賃金で結婚もできない、子どもも産めない青年たちの姿は日本でも韓国でも全く同じです。この戦争はこのような1%の連中の利益のための戦争です。私たちはこのような戦争に絶対反対です。特に、今回の戦争は核兵器の使用が想定されています。私たちは原爆の惨禍を知る広島の労働組合としてこの戦争を、絶対に始まる前に阻止しなければならないと決意しています。

 サード配備阻止の闘いは、この朝鮮侵略戦争を実力で阻止している偉大な闘いです。今やサード配備阻止は韓国の民衆だけの問題ではありません。サード配備のための資材搬入が始まった日に、沖縄の辺野古での埋め立て工事が始まりました。私たちは星州の闘いに学び、新たな沖縄米軍基地の建設を絶対に阻止します。日本には、軍事基地に転用される空港建設反対を掲げ、40年以上空港完成を阻止し続けている三里塚闘争(成田空港反対闘争)があります。星州の闘いと全く同じ体を張った闘いです。三里塚闘争が絶対反対の立場で勝利し続けているように、星州の闘いも必ず勝利に向かって前進すると確信しています。

 30年前、日本の自民党政権は労働組合を叩き潰して憲法を変え、戦争のできる国にすると宣言して、国鉄を分割・民営化しました。日本の労働運動はそれ以後後退を強いられましたが、動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)を先頭に絶対反対の闘いを継続し、改憲と戦争国家化を阻止する力になってきました。私たち広島連帯ユニオンも現場から労働運動を復権し、戦争も貧困もない社会を実現するために日々奮闘しています。今、私たち日本の労働者は「韓国のように闘おう」「パククネのように安倍を打倒しよう」を合言葉としています。

 国境を超えた労働者民衆の国際連帯こそが戦争を阻止する道です。サード配備阻止闘争の勝利のために日本からも熱く連帯していきます。ありがとうございました。

民営化の矛盾が噴出する広島郵便局でビラ入れ|郵政支部

スキル評価制度撤廃! 郵便労働者はモノじゃない!
安倍政権の「働き方改革」粉砕!非正規職撤廃!
郵政民営化絶対反対!国鉄闘争勝利!!

民営化、非正規化で金儲け、評価で団結破壊!

 広島郵便局(地域区分局)が開局して1ヶ月がたちました。現場は、大型区分機に追われて走り回る毎日です。ダイレクトメールの束を解く作業におわれ、区分口にたまる物に追い回され、作業の時間帯が細かく異なるため休憩もばらばらです。広島中央郵便局や他の局から移って来た仲間との新しい人間関係を作るにも、遠くなった通勤に要する時間で、ままならない状況です。
 職場はまさに機械に追い回される「郵便工場」です。本来、人と人を結ぶ大事な仕事である郵便の職場で働く労働者が、人間らしく扱われず、非正規にされ、モノのように扱われ、誇りも持てない。昼夜逆転の過重労働で命を縮められ、「おまえはBだ」「おまえはCだ」と評価され、ふるいにかけられる。
 郵便の職場は、どうしてこんな職場になってしまったのでしょうか。それは民営化によって、郵便が人と人を結ぶ社会的な労働から、金儲けのための労働に変えられてしまったからです。
 そもそも郵便は、公共交通や病院や福祉施設や学校、保育所などと同じく社会に必要な仕事であって、利潤を生むものではありません。しかし民営化は社会の共有物であるべきものを、一握りの資本家が勝手に私物化し、そこから利潤を引き出すのです。
 どうやってか? 労働者をとことん安くこき使うことによってです。それ以外にもうけなど出るわけがないのです。だから国鉄分割・民営化後のJRで、病院で、介護施設で、学校で、保育所で、非正規の低賃金労働者がどんどん増えています。郵便も同じです。
 郵政民営化会議は、「郵便・物流ネットワークの再編で人件費を落とす」とし、全国に地域区分局を開設し、極限的な人件費削減を強行してきました。広島郵便局の労働者の8割が非正規になっているのも、人件費削減で利潤を出すためです。

海外投資失敗、巨額損失のツケを回すな!

 郵政民営化を推進した1%の資本家らは、ちゃっかり株主や社長や役員やにおさまり、非正規労働者に低賃金・強労働を強制してしぼり取ったカネで「配当」を受け取っています。そして日本郵政の初代社長・西室(東芝出身で米原発会社の子会社化を進め、東芝を倒産に追い込んだ張本人)は、それを元手に大もうけしようと、海外の物流会社(オーストラリアのトール社)の買収などに手を出して4000億円ものを損失を出している!その損失のツケも、すべて労働者に回されるのです。
 こういう無責任きわまるJP経営者たちが、非正規の労働者を1分単位、1円単位でこき使い、やれ「仕事が遅い」、やれ「ミスをした」と責め立て、スキルダウンを強制してくるのです。
 本当にふざけるな!もうがまんできません! 民営郵政をひっくり返し、郵便職場を労働者の手に、社会全体のものに取り戻しましょう。そのために必要なのは職場の団結です。正規と非正規の分断、スキル評価による分断を打ち破って、郵便労働者全員が、「非正規職を撤廃しろ!」「人員を増やせ!」「スキル評価制度をなくせ!」「われわれはモノじゃない!人間らしくあつかえ!」と声を上げ、行動し、ストライキをやれば、今の現実は変えられます。韓国で、フランスで、アメリカで、全世界で、労働者は立ち上がっています。労働者の叫びはどこも同じ。「民営化反対!」「非正規職をなくせ!」「賃金大幅引き上げ!」です。

団結を取りもどし、闘いを開始しよう!

 大阪・東京で、スキル評価制度は職場の仲間を分断し、労働組合の団結を破壊する不当労働行為だとして、労働委員会闘争が始まっています。私たちもこの闘いに続きましょう。
 民営化、非正規化、スキル評価に何も反対せず、JP経営の手先となって闘いを抑圧し、労働者を支配するJP労組本部を打倒し、闘う郵政労働運動を職場からつくり出していきましょう。国鉄分割・民営化から30年。民営化の矛盾は全社会で吹き出しています。
 今こそ反撃のときです。広島連帯ユニオン郵政支部は、みなさんと共に団結して闘います。共に闘おうではありませんか!

2017/05/18

星野文昭絵画展に参加を


 5月19日から21日に「星野文昭絵画展」がいきいきプラザ(広島市西区福島町1−19−12)で開催されます。ぜひ参加を。

5/18毎日新聞に掲載されました
(訂正:逮捕の日付は1975年8月6日です)

2017/05/10

機関紙『連帯』No.277を発行

機関紙『連帯』No.277を発行しました。

2017/05/05

竹川さんを支援する会ニュースNo.9を発行


竹川さんの逮捕は他人事じゃない!! 泉陽会労働組合

執行委員長 新井佳世子

  竹川さん、こんにちは。泉陽会労働組合です。私たちは東京にある介護施設で働く職員で結成した組合です。現場に組合ができた背景には究極的な人員不足と過重労働がありました。それまで8~9人いた日勤の介護職員が退職や異動の末、補充されず5~6人に減らされ、毎日の残業は当たり前、18時間働いた夜勤者が1~2時間の残業をして入浴介助をしてから帰る、余暇活動は一切できない…そんな職場になりました。安全も守れない、働く喜びも感じられない、こんな現状を変えたいと思う仲間たちが集まって泉陽会労働組合を結成しました。
 組合が結成されて間もなく三役会議で竹川さんの話をしました。夜勤明けでの夜勤、違う施設を転々とする、事故が起きてもすぐに救急車を呼ぶなという指導…何か起きれば全ての責任が労働者に押し付けられる。なぜそのような事がまかり通るのか?それは職場に組合がないからです。
 私たちの職場でも年間2000件を越える事故報告書が提出されています。いつ誰が事故の当該になってもおかしくない。私たちは「竹川さんの逮捕は他人事じゃない、明日は我が身」だと思いました。そしてみんなで救援会に入ることを決めました。
 全国に竹川さんを想う仲間がいます。負けないで闘い抜いてください!!

副委員長 KS

 介護現場の人員不足は何処の施設でも切実ですよね。仕事の内容も利用者に寄り添えるような介護が出来ていないのが現実だと思います。時間に追われ仕事内容も煩雑ななかで事故が起きてもおかしくない環境だと、国や経営者達は全然分かってないのに一人の責任にされては誰だって、介護現場に就職したいとは思わないでしょうね。悪循環ですよね。そんな環境の中で働いている職員がもっと声を挙げていかないと、現場も国も変えていけないと思います。

書記長 YS

 介護施設は、何処も究極の人員不足です。その様な中、私たちの施設も、毎日の様に事故が起きています。いつ大きな事故が起きてもおかしくない状況です。現場の職員の善意に甘え、人員不足を放置する施設。またその様な状況を改善しない国のあり方に問題があるのであって、事故の責任を介護士一人に押し付けるのはおかしいです。私も、この様な現状をどうにかしたいと思い、微力ながら頑張っています。全国にもこの事件はおかしいと思っている人は沢山います。希望を捨てないで、諦めないで下さい。

2017/05/01

5・1広島メーデー行動かちとる!


5・1広島メーデー行動、青年を先頭に、勝利の展望はここにある!
労働者・民衆の国際連帯で、安倍倒せ!共謀罪粉砕!朝鮮戦争絶対止める!

  5月1日、動労西日本と広島連帯ユニオンが呼びかけ、広島メーデー行動を勝ち取りました。広島市役所近くの国泰寺公園から、昼休みの広島中心部を縦断するデモ行進を広島連帯ユニオン、交流センターの若い組合員が先頭に立ち、「共謀罪をぶっつぶそう!こんな社会はひっくり返そう!」とシュプレヒコールを上げ、「それ行けカープ」の替え歌『戦争反対守ろう命!』を歌い、元気にデモ行進を行いました。デモの途中ですれ違った県労連のデモ隊を圧倒していましたし、デモの迫力に沿道の労働者や市民、青年、県労連デモ参加者から多くの激励やエールがありました。
 その後、幟会館でメーデー集会。連帯の挨拶を全学連大会襲撃弾劾国賠弁護団の新川登茂宣弁護士と、安芸太田町議選に勝利した大江あつ子さんからうけました。基調提起は広島連帯ユニオンの宮原亮執行委員から。まず当日届いた大邱の城西工団労組委員長キムヒジョンさんからのメッセージを紹介。まさに同時刻、大邱でも世界メーデー大会を開催しているとのこと、「ともに全世界の労働者よ、団結せよ!日韓の労働者団結闘争、サード反対、戦争反対、労働改革に反対、安倍打倒!」の熱い連帯のメッセージでした。


 そして、集会基調として、朝鮮戦争、世界核戦争に向かって安倍・トランプの戦争挑発が繰り返される中、4月29日の北朝鮮ミサイル発射情報を受けて東京メトロや北陸新幹線が一時ストップ、学校現場や自治体ではJアラートの発動と、戦争は労働者ひとり残らず、労働現場と生活の隅々まで入り込んでくるもの、労働者ひとりひとりが例外なく生き方を問われている。始まる前に戦争を止めることは全く可能だ!共謀罪は、労働組合・反戦運動つぶしの攻撃、絶対阻止しよう!日本の労働者階級は戦争をめぐる情勢の中で、もっとも階級として覚醒する。動労西日本、広島連帯ユニオンの3月ストライキ、解雇撤回労働委員会闘争、安芸太田町議選の勝利のように絶対反対と団結拡大でたたかおう。7月都議選をたたかい、8・6ヒロシマ大行動を全人民の朝鮮核戦争への怒りを総結集する闘いとしてかちとろう!戦争と労働改悪の安倍を、国鉄決戦の路線で打倒しよう!と提案されました。
 広島大学自治会の森田委員長より、沖縄闘争へ初参加する学生への闘争カンパが呼びかけられ、圧倒的な共感とカンパが寄せられました。
 続いて各職場・労組からの発言。動労西日本の大江委員長より、五日市駅のサービス残業の強制に対して、スト権確立し、団体交渉に臨むと動労西日本の組織拡大の決意が述べられました。また広大生協労組は参加者が全員登壇し、谷口書記長より、戦後焼け野原の中で闘って来た被爆者の思いを引き継いでいくのは私たちだけ。職場の中にマルクス主義で闘う仲間を作っていくと力強くアピール。高陽第一診療所労組から、森末委員長が、春闘での理事会の回答者は労働組合の団交を「暴力」とでっち上げ、警察権力に売り渡す共謀罪の先取り攻撃、絶対許さず、労組と8・6行動への組織拡大でたたかうと発言。草津病院労組からは、金光組合員が、働くことで身体を壊す現実。病院の合理化、賃金削減の中、闘う仲間とここに存在することで、真実と本質を見抜き自分は変わってきた。私が委員長になる決意をかためたと力強い発言。労組交流センターの自治体部会からは、目の前で過労死自殺が起こっている。敗北主義に陥り、労働者を蔑視する幹部を一掃し、動労千葉のような組合にすると決意を表明。また、三菱広機分会の発言が続きました。
 「治安維持法の再来=共謀罪成立を絶対に阻止しよう!」集会決議を上げ、広島連帯ユニオン壹貫田書記長より、5月、福島町での星野絵画展と狭山集会をかちとり、6・11から8・6へ。自分たちを一変させる飛躍を勝ち取ろうと行動方針が提案され最後に、力強く団結頑張ろうを行いました。
 若い青年とともに、闘うメーデーをよみがえらせ、私たち労働者・民衆の団結と国際連帯の勝利を展望できる行動でした。


城西工団労組キム・ヒジョン委員長からのメッセージ 大邱城西(ソンソ)工業団地労働組合委員長キム・ヒジョンです。広島連帯ユニオンの仲間をはじめ、日本の同志の皆さんの闘争に挨拶します。闘争!(トゥジェン!)
 元気でしたか?去る3月8日に女性の日の集会で会ってからもう2か月が過ぎましたね。韓国では幸いなことに、朴槿恵を拘束しました。延べ数千万人のキャンドルの力は大統領だけでなく、パククネゲート関係者をほとんど拘束させました。キャンドル抗争の力は本当に巨大であると思われます。ところが、安倍とトランプはどうでしょうか(笑)。朴槿恵は拘束されましたが、世界的な経済危機の中で、もう一人の朴槿恵は、いつでも誕生の機会をうかがっています。日米韓の労働者が一堂に集まって連帯することができる日が来ると本当に良いと思います。
 ここ数日星州(ソンジュ)は戦場です。警察と軍人8千人が、星州に集まった労働者民衆は、ソソンリ住民を追い出しファサードを配置しました。毎日の闘争過程で失神して運ばれる人が増えています。昨日警察はタンクローリー搬入阻止の過程で子供が乗った自家用車をハンマーで壊し強制的にこれらを引き出すこともありました。80歳を超えるソソンリのおばあさんは生涯朴槿恵をはじめとする保守右翼政党を支持してきた方です。この方は、サードのおかげで、味方と思っていた米国がどのように悪い国なのか分かるようになったと言います。不法なサード退け! アメリカの警察は退け!というスローガンが今日も星州ソソンリに満ちています。
 米国は自分たちの利益のために韓半島に戦争の脅威を加重させるサード配置を強行しました。韓国内親米、親日派を背景に、思ったより簡単にサード配置に成功しました。その後、トランプはサードのコストとして10億ドルを出せと言っています。サードを米国に持って行けという星州と韓国の労働者民衆の声を代弁しなければならないはずの大統領候補は、「国会の批准手続きを経なければならない」とか「サードを配備すればむしろ平和的になる」などと言っています。誰が大統領になっても本当に韓半島に平和をもたらすことができる人は、労働者と民衆の闘争しかないと思います。
 まさに数日前、起亜自動車労働組合で総会が開催され、正規職と非正規職労働者を分離するのに72%が賛成して、最終的に正規職労組、非正規職労組2つに分離されました。派遣法と期間雇用で非正規職がさらに盛んに増えているこの時に、正規職労組がしてはならない深刻な行為をしたと思います。今日で18日目となる光化門広告塔での断食高空座り込みを続けている6人の解雇された労働者を考えると、起亜自動車労組の仲間たち背信行為が骨にしみます。しかし、いつか正規職も非正規職労働者と一緒に団結して闘争しなければならないという事実を認識することでしょう。それは、労働者階級に生まれた運命のようなものであるからです。
 今日は、世界メーデーです。米国のシカゴの労働者が8時間労働制を要求してストライキをしたことが127年経ちました。それから、私たち労働者の闘争は、どのように発展しているか悩みます。
 同志たち、連帯ユニオン傘下である広島の生協労組の谷口同志の労災認定闘争はどうなったか気になります。指が痛くて、体が大変でも闘争している谷口同志が明らかにしています。闘う労働者が勝利するということ、谷口同志と生協労組の仲間たちに学ぶことができる機会があればでと思います。また、国鉄西日本の外注化反対闘争、山陽測器解雇撤回闘争の仲間たちの闘争も必ず勝利すると確信しています。
 安倍政権の「働き方改革」「共謀罪」は、より多くの非正規職の量産、何も考えず奪われて生きていく習慣が作られ、より多くの利益を資本家に合法的に返す装置です。これは、労働組合と労働運動をさらに萎縮させることになり、労働組合を作ることに苦労することになるでしょう。しかし、広島の仲間たちの教訓のように「闘争すれば、必ず勝利する」ことができると思います。一方で、安倍政権の労働改革は死んでいく資本主義の寿命を少し延長させるものです。 30-40年前の先輩労働運動家たちが疲れることなく闘争している日本の労働運動は、いつの日か後輩労働運動と出会い、安倍政権をはじめとする資本主義政権を一気に追い出す日が来ると思います。
全世界の労働者よ、団結せよ!
日韓の労働者団結闘争、サード反対、戦争反対、労働改革に反対、安倍打倒!
大邱では午後2時、世界メーデー大会が開かれます。距離は遠いが連帯の心を共にします。不十分な文を聞いていただきありがとうございます。
闘争!