2022/12/19

非正規職の待遇を改善し長く働ける職場に|推進機構支部

労働組合を強くする会ニュース No.32  


 慢性的な人員不足が、この数年、危機的な状況になっています。
 そもそも労働年齢人口が減少し、どの業界でも人手不足が深刻化しています。非正規労働者の待遇の悪さが社会問題になり「非正規雇用で働きたくない」という労働者が当然にも増えています。非正規雇用を増大させてきた国や財界の政策が破産したのが今の現実です。
 それなのに、機構では「どう長く働いてもらうか」という制度ではなく「辞めやすい・辞めさせやすい」非正規雇用制度を維持し続けています。
 待遇改善し、長く働ける雇用制度に転換すべきです。


振休消化のためにも人は必要

 振休・代休の制度が改善されましたが、人員はそのままです。そのことが人員不足をさらに深刻にしています。
 病休などが出たら対応不能一歩手前です。コロナ感染のことも考えた人員体制にすべきです。

契約職員の3年上限は撤廃を

 契約職員の3年上限は完全に撤廃すべきです。契約職員制度そのものを撤廃すべきですが、少なくとも上限を撤廃し、無期雇用・正規雇用への転換の機会を増やすべきです。

嘱託職員は正規化を

 数年前まで機構はほとんどが嘱託職員と正規職員で構成されていました。数年前に嘱託職員を無期雇用とし、その際契約職員という雇用形態が新設されました。以後新規採用は正規か契約がほとんどです。
 そのため、現在機構で働いている嘱託職員はほとんどが長年の経験があり、正規職員と同等の業務を行っています。働き方は正規並なのに待遇はいまだに正規とは大きな差があります。これは機構の雇用が場当たり的に行われてきたことの弊害です。全体を正規職化すべきと思いますが、少なくとも正規職登用の機会を増やし、全員に平等に機会を設けるべきであると思います。


労働組合で変えるしかない

 どの企業・業界でも抜本的に労働条件を改善しなければ人員問題は解決しないことははっきりしているのに、個別企業の経営者が「自分のところでは待遇改善はやりたくない」となって全く問題が解決できない状況が続いています。現場で働いている労働者の集団的な声を反映した労働組合運動を作ってそのことで改善をする以外に解決できないと思います。

2022/12/05

不当な人事考課制度を止めて働きやすい職場に変えよう!/草津病院支部


不当な人事考課制度を止めて働きやすい職場に変えよう!

草津病院支部

◆人事考課は本当に公平でしょうか? 

 職場の仲間から「腰痛で休んだりすると、人事考課が悪くならないか心配」という声が寄せられました。私たちは少々体調が悪くても、休めない状況の中で働いています。無理をして働くことで一層、体調を壊しています。しかし人事考課では「体調不良→健康管理が悪い→低評価」とされるようなことがしばしばあるようです。だからこのような心配をして十分な休養が取れないのです。草津病院の人事考課では、本来、対象にすべきでないものを取り上げて、低い評価を付けている事例がいくつもあります。

◆労働災害や子育ての対応で人事考課を低くするのは不当!

 仕事中に精神状態が不穏な患者さんとの接触で怪我をすることがあります。これも「怪我をする→スキルが低い→低評価」とされます。とんでもないことです。業務中にけがをした時や労働災害が起こった時は、再発防止のためのミーティングと対策、労働者本人に対するケアこそが必要なのです。

 また、私たちの幼い子どもが急に体調を崩したり、病院へ連れて行かなければならないことで、急な休みを取ることがあります。これも「急な休みが多い→低評価」とされます。これらは人事考課の対象とすることではありません。労働者の子育てを支援することや健康で安全に働ける職場にすることは企業の責務です。すべて「自己責任」とするような考え方は、経営者の責任放棄です。

◆人事考課制度はいらない!

 このようなことで人事考課が下げられることは不当極まりないことです。組合はこのようなことが起こるのは、人事考課という制度そのものに問題があるからだと考えています。そもそも人事考課というものは、企業の利益を促進するために編み出されてきた制度だからです。労働者の間に分断と競争を持ち込み、団結させないことで低賃金を固定化する、会社による労働者支配の役割です。私たちが求めているのは、健康で安全に働ける職場です。このような人事考課制度は必要ありません。

 みんなで人事考課に反対する声を上げて、職場を変えていきましょう!



 

2022/09/27

労災や子育てを理由に最低評価!こんな人事考課は絶対許せない!/草津病院支部

 本年の6月の夏季賞与の時期に実施された人事考課において、草津病院はK組合員やT組合員に対して、許しがたいことに、5段階評価の最低ランクである「D」評価を付けてきました。

 今回、病棟課長はK組合員に「D」評価を付けた『人事考課表』渡す時に、「患者に指を噛まれて負傷して労災になったことはスキルが低い」「子どものことでよく休みをとる」ので評価が低くなると言ったのです。絶対に許せません!

 労働災害が発生するのは、労働者のスキルに問題があるのではなく、職場の労働環境に原因があるのです。労働災害を被った労働者が不利益な扱いを受けるなどもってのほかです。また幼い子どもを育てていると、急に体調を崩して付き添わなければならないことや、病院へ連れて行くことはしばしば起こります。それで評価を低くされるとは、労働者は家庭を持つなというようなものです。

 病院や管理職が人事考課制度で労働者をどのように評価しようとしているかは、この病棟課長の言葉によく表れています。このような非人間的な価値観を強要して労働者を支配しようとしているのが、今の行き詰った資本主義の経営者たちです。

 草津病院における人事考課制度との闘いは、私たち組合が労働委員会闘争―裁判闘争を闘って勝利してきた歴史があります。組合は、労働者を不当に支配する「人事考課制度」に反対するために、組合員が自分の人事考課の『自己評価』の提出を拒否したところ、管理職が一方的に評価を付けた上で、病院がその評価からさらに2段階引き下げて「最終評価」を「D」としてきたことが中央労働委員会で不当労働行為であると認定されました。2019年10月には、組合全面勝利の高裁判決が確定し、病院は組合員に賃金の賠償をせざるをえませんでした。

 しかし今度は、人事考課の中の個別の各項目(6分野14項目)の、それぞれの評価を恣意的意図的に低く付けることで総合評価を最低ランクの「D」にするという卑劣な手口を使い始めました。これは草津病院が労働者を支配するための新たな策動であると同時に、組合がKさんやTさんを中心に新たな活動を開始したことに対する報復・組合つぶしの攻撃でもあります。

 組合の病院に対する要求や団交での闘いが、職場労働者の支持を得て、組合員が増え組合の運動が拡大することを草津病院は何よりも恐れています。22秋闘で組合は、人事考課制度や人員不足の問題を改めて職場闘争の課題として取り組もうと討議を開始しています。ともに闘いましょう!

命と健康を守れ!コロナ感染対策を申し入れ/高陽第一診療所労働組合

 第7波のコロナ感染に対して、岸田政権は、人流拡大で経済優先し、基本的になんの対策もとらず、「国民の命と健康を守る」気などさらさら無いという政策です。医療機関の負担を減らすためと感染の「全数把握」をやめ、感染者・濃厚接触者の待機期間も短縮するという対策は、感染を拡大するだけです。

 高陽第一診療所でも、デイケア・デイサービス・施設入居者の感染、労働者への感染という状況があり、労組は抗原検査だけでなく、PCR検査を実施する事や、臨時感染委員会の開催、施設での現場対応の実施状況の把握や院内の協力体制を求める申し入れを行ないました。

 施設入居者を個室隔離し、感染予防対策を行なうという事は大変リスクがあり、入院対応にできないかと申し入れました。保健所の「重症リスク判断」では優先順位が低いと入院できずなんとか感染拡大せずに対応できましたが、医療機関・介護施設の現場への丸投げの状況を改めて実感しました。

 今後、「インフルエンザ並み」の対策、5類への変更はしないとしながらも、結局はコロナ感染で明らかになった保健所の徹底的な削減、医療機関においても、感染症対策の軽視や医師・医療労働者の人員不足という「医療・介護崩壊」に対して根本的な対策を全く行なおうとしていません。介護施設では、3対1から4対1に人員基準を変更しようとしています。世界の医療労働者が、ストライキで立ちあがり、闘っています。私達の職場で、労働組合を拡大し、強化することが何より重要です。がんばりましょう!

広島連帯ユニオン第36回定期大会を開催

 


 9月10日、ユニオンの第36回定期大会を開催しました。1年間の取り組みを総括し、労働者がウクライナ戦争が世界核戦争になろうとしている時代にユニオンのたたかいをどのように発展させていくのか、真剣な討論が行われました。

 コロナ禍と物価高騰の中、新自由主義は完全に行き詰まり、私たち労働者の生活は一層厳しさを増しています。労働者が闘うより所として労働組合を職場につくることが、ますます求められています。そして、生活破壊と同時に岸田政権がすすめている中国への侵略戦争を阻止するたたかいが決定的になっています。闘う方針を実践へ、ますます団結していきましょう。

 大会の前段では、カモンケーブルテレビ労組の定期大会も開催されました。組織拡大をテーマにかかげて団結を固めています。ともに闘いましょう。

就業規則改定反対!/広大生協労働組合

 どこまでも低賃金に、このままではみんな最低賃金

 この度理事会から提案された就業規則改定には絶対反対です。最大の問題は前文で書かれている「民主的な職場運営」を全面削除し、「上位下達」の職場に変えていくことです。どんなにおかしな命令でも黙って従うことが強制される職場になっていきます。

 さらに問題なのは、正規職員・嘱託職員・パート職員・学生アルバイト・臨時職員にバラバラにし、非正規職の低賃金化をさらにするめる点です。この間、最低賃金の改定にともなって準職員の賃上げが行われてきましたが、長年勤務してきた人の賃上げは抑えられてきました。「同一労働・同一賃金」と言いながら、このままいけば準職員はみんな最低賃金になってしまいます。特に、長年働いてきた非正規職にその矛盾が集中しています。

 今回の就業規則改定を許せば、正規職と非正規職の分断が固定化され、低賃金労働を固定化していくことになります。今回の改定で「労働条件の変更はありません」と理事会は言いますが、それなら就業規則を変える必要はありません。準職員への定年導入など労働条件の切り下げがあるのに「変更はない」とは大ウソですが、それだけではなく今後労働条件切り下げのテコにするための改定です。

 私たちの賃金は、非正規職の拡大によって先進国の中でも最も低い賃金水準となってしまいました。しかも、昨今の物価高騰で実質賃金はどんどん引き下げられています。正規職員も低賃金で残業手当なしには生きていけないのが現実です。正規職と非正規職が団結してたたかい、大幅賃上げを実現しましょう!

2022/07/27

8.5広島合同・一般労働組合全国交流集会へ

「労組なき社会」攻撃と対決し職場に労働組合をつくろう

改憲・戦争攻撃とたたかう階級的労働運動を作り出そう
8・5広島合同・一般労働組合
全国交流集会

関西生コン支部への弾圧、コンビニ関連ユニオン・松本さんへの不当判決など「労働組合のない社会」にして改憲・戦争、軍事優先の社会にしていこうとしている岸田政権と対決し、階級的労働 運動の一翼としての合同・一般労働組合を全国で作り出そう。 全国のたたかいを共有・交流し、労働運動の新しい時代を切り開こう。 そして翌日8月6日原爆の日には改憲・大軍拡・核ミサイル配備の岸田を打倒するデモに立とう!

 8月5日(金) 14:30 開場 15:00開会

 広島市東区民文化センター スタジオ1

 参加費:500円

 主催:合同・一般労働組合全国協議会 連絡先 070-4146-0531(宮原:広島連帯ユニオン)


ビラをダウンロード→ https://drive.google.com/file/d/1Ii2Xrib921b5xo5PT_aiNUuthIkfRzo4/view?usp=sharing

2022/07/26

8・5広島 医療福祉労働者全国交流集会へ

★医療・介護は社会保障だ! 

★命を守ろう!医療と戦争は相いれない!

8・5広島 医療福祉労働者全国交流集会 

 全国・広島の医療・福祉・介護現場で働く労働者の皆さん!! コロナ禍、新自由主義の下で推し進められてきた医療介護体制の切り捨てが崩壊にまで至っていることが突きつけられました。「命より金儲け」の医療政策、それは同時に戦時体制づく りでもありました。ウクライナ戦争の長期化の中で、広島選出の岸田首相は、G7ドイツサミッ ト・NATO 首脳会議に出席し、中国への戦争体制を強化すると、骨太方針22を打ち出しまし た。社会保障を切り捨て、防衛費2倍化、「核共有」を推し進め、社会まるごと戦争体制に引き ずり込もうとしています。

 世界で医療福祉労働者が、命を守れ!生活を守れ!戦争反対!と立ちあがっています。 日本でも、全国で、ストライキ、都立病院独法化反対闘争、地域医療交流会など、行動をおこし 団結の力で戦争を止めようと、呼びかけています。8・6ヒロシマ大行動、改憲・大軍拡・核ミサ イル配備の岸田打倒!をかかげ集会・デモ行進を行ないます。8・5には産別労働者交流集会 の一環として、医療福祉労働者交流集会を開催します。是非皆さんの参加を呼びかけます。


8月5日(金) 14:30 開場 15:00 開会

広島市東区民文化センター 音楽室(3階) 参加費:500円 

主催:全国労働組合交流センター・医療福祉労働者部会 

連絡先 090-3745-6885(矢田:広島連帯ユニオン・高陽第一診療所労働組合)


ビラをダウンロード→https://drive.google.com/file/d/1Ic7nyVkByCgcKJRgAJtjvk6XEfG_NLml/view?usp=sharing

2022/07/25

勤務評定制度は撤廃を/推進機構支部

勤務評定制度で「いい職場」にはならない

勤務評定制度は撤廃を


労働組合で実施したアンケート結果が公表・回覧されました。 最も特徴的なのは、勤務評定制度に 対して「改善すべき」が43%、「撤 廃すべき」が23%で合わせて67% の人が現状の制度を良くないと思って いるということだと思います。

 「結果をABCDEFの結果を知らされ るだけでどういうとこが良くてどうい うところがダメでその評価になったの か知らされないので今後の取り組みに 反映できない。」「なぜその評価になっ たのかのフィードバックがないため現 状のやり方だと次回にいかせないし、 本来の目的のモチベーション向上にも つながらない」「すべての職種で同じ 評価制度では無理があると思うし年2 回も評定を行う割に結果は不透明だと 思う」など疑問点、おかしな点に対す る指摘が多く出されています。

経営者側の勝手な評価がまかり通ってしまう

 本人に評価結果の理由が伝えられなければ改善のしようがないし、間違った評価をしていたとしても是正することもできません。一方的で勝手な評価がまかり通ってしまいます。

 最大の問題はこういう形で労働者の賃金を個別に切り下げていくことに対して事実上経営者側の意のままにできるような仕組みになっているということです。勝手に評価をしておいて「評価が低いから」と言ってボーナスをカットしたり昇給をストップさせたりすることが一方的にできる制度になっているということです。

評価制度は賃金切り下げのための手段

 もともと、世の中の評価制度なるも のは、労働の質を高めたり、モチベー ションアップさせることが目的で作ら れたものではありません。  経営者側が年功賃金(年齢と共に賃 金が上昇する制度)を解体し、労働者 どうしを分断して労働者の団結を解体 し、労働者全体を低賃金にするために 導入したものです。  1980年代から民間企業を中心に 成果主義賃金とセットの勤務評定制度が導入されてきました。日本の労働運 動はこれとほとんどたたかわず、その 結果起きたことは労働者の賃金がどん どん切り下げらるということでした。 今や先進国で日本の賃金は最低ランク です。

  機構の評価制度も近年民間にならっ て導入された公務員の評価制度をなぞっ ているだけです。評価制度反対の声を労働組合で上げ ていくことが必要だと思います。

2022/07/20

草津病院による組合活動への妨害を打ち破って22秋闘へ/草津病院支部

「更衣室への置きビラは違反行為」だと!
草津病院による組合活動への妨害を打ち破って22秋闘へ

 本年前半の職場闘争は、草津病院でのコロナ感染・クラスター発生の中で、支部の団結の力で6・1団交まで闘うことができました。組合「要求書」に対する病院回答は前号で報告済みですが、今回は組合活動の権利にかかわる問題での病院との攻防について報告します。

 6月1日の団体交渉の予定の議事が終了した時に、突如、病院側の弁護士と事務部長が、オンラインで団交に参加していた組合員のKさんに対して「Kさんは更衣室にビラを置きましたね」「置いたでしょ」「違反行為ですよ」と執拗に確認してきました。

 K組合員は、「休憩室や更衣室の置きビラはこれまでもやっていることじゃないですか!」と反駁しても、病院には「施設管理権がある」「規定に違反する」と言い張るので、本部から「休憩室や更衣室への置きビラは正当な組合活動の範囲」で「個々の組合員の行動を報告する必要もない」ときっぱり言っておきました。

 草津病院の経営幹部はよく「法令遵守」などと言いますが、労働組合法に反する数々の組合敵視の歴史があります。草津病院では当初、組合は敷地内で自由に職場労働者にビラ巻きをしていました。しかし、組合が選挙で労働者代表になるほどの支持を得るようになると、『施設管理規程』を作ってビラ配布を「許可制(=実質禁止)」にし、病院屋上(ビラ配布場所)に監視カメラを複数設置して組合員個人に「警告書」を発し、ビラ配布の現場には組合員より多数の経営幹部や事務職員を動員して妨害してきたのです。

 今回のことは、組合がKさんやTさんを中心に新たに活動を活性化させたことに対する病院側の警戒心の現れです。組合は要求書や団交で、①特別有給休暇問題②クラスター問題での病院の責任③派遣労働者の待遇問題を追及しました。これが職場労働者の支持を得て、組合が拡大することを何よりも恐れています。

 また今年の6月の夏季賞与の時期に実施される人事考課においても、KさんやTさんに対して最低ランクの「D」評価を付けてきました。これもまた組合潰しの攻撃です。支部では人事考課制度や人員不足の問題を、改めて職場闘争の課題として取り組もうと討議を開始しました。ともに闘いましょう! 

2022/06/25

6.1団体交渉報告/草津病院支部

特別有給休暇問題とクラスター感染問題について

 6月1日、団体交渉が開催されました。ところが、この団交の前日より、組合活動の中心を担ってきた女性組合員の子どもの保育園でコロナ感染による休園措置が実施され、自宅で子どもの保育のために団交に出席できなくなるという事態が発生しました。

 まさに団交の議題として要求してきた特別有給休暇問題が団交当日に持ち上がったということです。やむをえず、彼女のみがオンライン参加という形で団交が開催されました。

 組合の要求書に対する病院側の回答は以下の通りです。第1の議題。子どもの休校・休園措置に対する特別有給休暇の問題については「特別有給休暇という制度がないので厚生労働省の 『助成金制度』は使えない=申請できない」「これまでPCR検査の実施に伴って特休を付与してきたのは特別有給休暇ではなく、病院の感染防御委員会による休業命令で、それに対する賃金支払いをしてきたということ」「特休と表現しているが特別有給休暇ではない」と答えました。

 さらに「学校などの休校・休園について特別有給休暇を与えることは合理的でない」「子供のいる労働者といない労働者で不公平が起きる」などという許しがたい回答しました。

 第2の問題。草津病院でのクラスター発生と対応の総括については「この時期は全国的に感染が爆発的に拡大していた時期であり、保健所は原因不明であると言っている」「したがって感染対策に全力をあげてきた」などと答えました。組合から「人手不足になった病棟に職員を使い回ししてきたことが問題」と指摘すると、「検査で陰性を確認して応援に使った。そんなことが原因とは証明できない。」と開き直りました。

 草津病院は、コロナ禍で女性労働者に矛盾が集中していることにまったく無理解で、女性への抑圧を肯定するものです。クラスターを発生させたことに対する責任を放棄し、病院の経営の維持のために労働者を酷使して感染させたことに対する反省がまったくないものです。

 また、団交の最後に、病院側は組合が更衣室に置きビラしたことを違反行為などと言いました。組合の組織拡大を恐れていることの現れです。労働者の団結の力で職場を変えていきましょう!

食堂大合理化計画「マンアワー10」と闘おう!/広大生協労働組合

 昨年来、広大生協理事会はコロナ禍で経営危機だといって2000万円規模の大合理化を狙っていました。しかし、労働組合の闘いでいったんは阻止しました。しかし、経営危機は今年度になっても改善しないと、さらなる合理化攻撃が計画されています。食堂部門では「マンアワー10」をめざそうと、労働時間あたりの食数を10にすることが強制されようとしています。
 最初にターゲットにされた霞食堂は、マンアワー食数が8前後なので、2割の労働強化か要員削減が狙われています。それは全てパート労働者にシワ寄せされます。ある食堂では今でも要員不足でトイレにも行けないという声があがっています。これでは職場の安全も守ることができません。
 現場労働者の怒りは増すばかりです。労働組合破壊を打ち破り、今こそ労働組合を強化拡大しましょう。

2022/05/30

6月1日、団体交渉をやります!コロナ感染問題で病院に要求書を提出しました /草津病院支部

 草津で働く仲間の皆さん! 組合は、今回4月22日に提出した要求書では以下のようなことを求めています。更にパワーアップして頑張ります!(団体交渉は14時~サムシングホール・ドルフィンです)

◆子供の保育園や学校の臨時休校には、労働者に特別有給休暇を!

 新型コロナウイルス第6波のオミクロン株では学校や保育園でクラスター感染が頻発し、小中学校や保育園の休校・休園が相次ぎました。自分の子どもが感染の危機にある中で、自宅での保育は労働者家庭にとって深刻な問題です。

 たいていの場合まず、母親である女性労働者がやむを得ず休暇をとって対処することになりますが、休暇についての補償がなければ経済的にも大きな打撃を受けるものとなります。厚生労働省は「小学校休業等対応助成金」という制度を創設して対応してきましたが、草津病院では、雇用している労働者の子どもの休校・休園に伴う「特別有給休暇」制度が法人内に制度規定がないという理由で切り捨てています。組合は休校・休園に対する「特別休暇」を要求しています。

◆草津病院のクラスター感染問題について

 2022年1月~2月の時期における、新型コロナウイルスのクラスター感染につき、組合として今後労働者の健康と安全を守るために方針を検討しています。草津病院はクラスター感染の原因と対処を検討した上で、現在の総括について、全職員に明らかにすることを求めます。

◆クラスター感染時の特別手当について(派遣労働者の方から)

 同じ職場で同じように働き、感染のリスクにさらされて勤務しているにも関わらずその処遇に対して格差が生じていることに納得し難いものを感じます。さらにはその環境下で感染してしまった際の休業中の補償も全くなされていない。感染は当病院内で発生しておりその中で職務に従事していたために罹患したことは明らかです。ならば草津病院の雇用か派遣労働者かは問わず、すべての労働者に対して安全対策と補償をすべきです。

◆コロナ検査のやり方について

 院内における感染対策のための検査について、本年2月21日の病院回答では「必要な時期に必要なPCR検査」を行うとありました。広島県では特別擁護老人ホームなどの介護保険施設で、定期的なコロナ抗原検査、PCR検査が実施されてきましたが、当院では為されていませんでした。組合は、今後定期的な検査の実施を取り入れるよう求めています。


『医療の現場』114号(2022/5/30)

2022/05/19

勤務評定制度は良いところなし!勤務評定制度は撤廃を /推進機構支部

 2020年度から新しい勤務評定制度が導入され、昨年12月にはそれに基づく勤勉手当(ボーナス)の増減支給が行われました。

 「半年に一度目標設定を出すのがストレス」「書くことがない」など大変な不評を買っています。しかも昨年12月に給与明細と一緒に配られた支給率の表によれば、正規職員の場合、真ん中のC評価でさえボーナスの支給が今までの標準額より下がるというのです。

 4月に会社から配布された資料によると勤務評定制度の目的は「職員の能力を高め育成を図るとともに、モチベーションの向上を図ることにより、組織を活性化させ事業成果を向上させる」ことが目的と書かれています。しかし、皆さんの実感はどうでしょうか?この制度の導入によってモチベーションが上がった人がいるでしょうか?「組織が活性化し、事業成果が向上」しそうだと思いますか?

やればやるほど疲弊する

半年に1回目標を書かされ、上司との面談を実施し、半年後に自己評価を書かされ、また面談する。評価する方もされる方もエネルギーを消耗するばっかりではないでしょうか?上記資料では「目標設定」のやり方が事細かに書かれていますが、こんなものは厳格に運用すればするほど組織は疲弊するだけではないでしょうか?

みんなの声で撤廃を

「こんな制度はやめてほしい」というのが新しく導入された勤務評定制度に対するみんなの実感ではないでしょうか?反対の声を上げてぜひ撤廃させましょう!


『労働組合を強くする会ニュース』No.30(2022/5/17)

2022/05/18

年休は健康を守るため! 年休消化は事業所の義務 / 広大生協労組

 年休繰り延べを実現!しかし問題はまだ解決していません

 2月24日の団体交渉で確認した年休の繰延(2年で失効する年休をについて、3月18日にようやく職場に知らされました。あまりにおそい対応です。根本的な解決をしようとしない理事会の姿勢がここに現れています。年休の繰り延べで問題が解決したわけではありません。年休が取りにくい職場を変えていく必要があります。

 

年次有給休暇はどんな権利か


 事業所は、6ヶ月以上在職し8割以上勤務した労働者に、10日以上の年休を付与しなければなりません。これは、私たち労働者が命を守るために勝ち取った権利です。

 労働者が年休取得を申し出た時点で、年休の取得が確定します。休む理由は言う必要はありません。また、時季変更権が事業所にありますが、単に「忙しいから」という理由では変更できません。 


問題は年休を100%消化できる運営体制がないこと


 団体交渉で理事会は、コロナで指示休があるから年休が取得できなかったのは仕方ないと言いました。しかし、指示休が年休の代わりになると言うのはおかしな話です。雇用調整金をゴマ化していると言われかねません。

 問題は、「休みたいけど休んだら仕事が溜まって結局自分が大変になる」というような、運営体制になっている点にあります。休んだ時のフォロー体制がないことが問題です。特にショップ本部体制は、休んだ労働者のフォローを困難にし、逆に余剰人員が出たと言って労働者をたらい回しにするような、労働者にしわ寄せする体制になっているのではないですか? ショップ本部こそ解体すべきです。


幹部が年休を取りにくくしている


 中には「自分もなかなか休めない」「今日は休憩も取れなかった」と平気で現場労働者に言う幹部もいます。むしろ幹部には、現場労働者が年休を取得しやすいようにする責任があるのに、これではますます年休が取りにくい職場になってしまいます。あまりにも無責任です。

 責任をもって職場を回しているのは現場の労働者ではありませんか。しっかり休める職場に、みんなの力で変えていきましょう。


『団結』No.No.291(2022/5/17)

2022/03/27

コロナによる保育園休園に対する特別休暇を要求 草津病院支部


 広島連帯ユニオン草津病院支部ではコロナによる保育園休園によって自宅で子どもを見なくてはいけなくなったことに対する特別休暇を要求してたたかっています。コロナによる保育園や学校の休園・休校が相次いでいますが、国も資本も責任を放棄し、個別労働者、特に女性労働者にその矛盾が押し付けられています。

 支部の闘争報告及び要求書(一部名前を匿名に変更)を掲載します。


 組合要求に不当回答!                         
コロナによる保育園休園では特別有給休暇なし!
 
コロナウイルス感染を原因とした、保育園の休園や小学校の休校による自宅での保育のための休暇について、組合から「特別有給休暇」を要求していましたが、草津病院から2月21日付で全面否定の回答が出されました。
この問題は、子どもの保育のために職場を休まざるをえなくなった女性労働者の声を反映した要求です。連日テレビのニュースでも、企業が労働者に「特別有給休暇」を与えれば、厚生労働省の「小学校休業等対応助成金」という制度があると伝えていました。私たちはそういう多くの女性の声を代表するような闘いとして草津病院での職場闘争に取り組みました。
草津病院は、K組合員が合計14日間の休暇を取ったことに対して、「(当法人には)制度はございません」と全面否定の回答をしてきたのです。女性労働者が大多数を占める病院職場にもかかわらず、草津病院は死活のかかった女性労働者の生活のことはまったく考えずに切り捨てています。草津病院の職場に、そしてすべての職場に、女性が働いて生きていける制度を作らせないといけない。職場や地域で闘う労働者の団結を作り出し反撃していきましょう!
また回答では、PCR検査に関連した休暇には「「特別有給休暇」」を与えると回答しています。しかし、草津病院はこの12月、オミクロン株で患者と職員合わせて約180名という大規模なクラスター感染が発生しました。職場のクラスターが原因で職員が感染するわけですから、草津病院に全面的に責任があります。感染初期の対応に問題のあることは明らかでした。感染区域と清潔区域のエリア別けや人間の移動のための交錯しない動線の確保などが不十分で、職員が欠員となった感染病棟への他の病棟の職員の応援や使い回しが最大の原因です。労働者が心身ともに休養し回復するための「特別有休休暇」を求めて闘いましょう!

支部の提出した要求書(1月25日)


要 求 書

草津病院の新型コロナ感染対策としての特別休暇措置について以下の通り要求します。
(1)K組合員の長女(Nさん・3歳)が通う保育園で、昨年(2021年)56月に新型コロナ感染が発生し休園措置が取られたことで、K組合員が自宅での育児を行うために特別休暇を申し出たところ、病棟課長を通して特別休暇が付与されない旨の通知を口頭で受けました。
保育園で休園措置が取られたという事実については、園に通っている児童の中で「陽性者」が出たために、Nさんが濃厚接触者と認定され、結果的にはPCR検査で「陰性」が確定したものの、その間、佐伯保健センターから自宅待機を指示されたものです、
この件につき、保育園より公布された「休園証明書」を提出しますので、当時の経緯を調査の上、しかるべき特別休暇を付与されたい。

(2) 草津病院では、同時期に同様の問題で小中学校の休校に対しては、職員に特別休暇が付与されています。K組合員も長男が通う中学校での1日の休校措置による休暇について特別休暇が付与されました。しかし、この取り扱いの違いは不当なものです。感染防止の観点からも説明できません。貴院における特別休暇の取り扱いに関して、その基準や考え方について明らかにされたい。どのような場合に特別休暇が付与されるのか。以下に想定されるケースを分類したので、それぞれのケースについて回答されたい。

本人が感染した(PCR検査で陽性となった)場合
本人が濃厚接触者となった(PCR検査で陰性)場合
家族が感染した(PCR検査で陽性となった)場合、かつ、本人が自宅で保育や介護のために休む場合
(A) 子どもが小中学生の場合
(B) 子どもが保育園児の場合
(C) 高齢者や大人の家族の場合
家族が濃厚接触者となった(PCR検査で陰性)場合、かつ、本人が自宅で保育や介護のために休む場合
(D) 子どもが小中学生の場合
(E) 子どもが保育園児の場合
(F) 高齢者や大人の家族の場合
家族または本人が、濃厚接触者となって、PCR検査を受け陰性であったが、後に陽性になる可能性があるため、保健センターから陽性者と同期間自宅待機を指示された場合
子どもの学校の休校や保育園の休園によって、本人が休暇を取って子どもの保育をしなければならない場合
本人に発熱やその他の症状があって、受診や静養のために休む場合

(3) 新型コロナ感染はオミクロン株によって、第6波の真っ只中です。草津病院においても感染者が出ており、多くの病院や老人施設でクラスターが発生しております。さらなる感染予防・感染対策が貴院にとっても、私たち労働者にとっても死活的な問題です。職員が安心して働くことができるよう、定期的なPCR検査の実施、特別休暇措置の拡大を求めます。
以 上


2022/03/06

労働組合つぶしに対しては労働組合強化拡大でたたかう  広大生協労組の戦闘宣言



コロナを理由に首切り・合理化するな!

みなさん、お疲れ様です。広大生協労組委員長の壹貫田です。2月末でコロナを理由に雇い止めとなりましたが、解雇撤回でたたかい抜きました。

70歳まで継続雇用を求めて始まった闘いは、「壹貫田が退職したら職場が回らない、なんとかしてほしい」という現場の声に支えられて、経営側を徹底追及する闘いとして始まりました。その中で明らかになったのは、何がなんでも壹貫田をクビにするという経営側の意志です。

壹貫田をクビにして労働組合を弱体化させ、大合理化攻撃を仕掛けてくるということがどんどん明らかになっていきました。

管理部の準職員への退職強要を撤回させた!

1月になってついに、コロナで経営危機におちいっているとして、組合に対して人員整理の計画も示さずに個別にパート労働者を面談し、退職を迫る攻撃が始まりました。職場にスタンディングボードをもって登場しひとことメッセージを集めるなかで、退職強要されている人が労働組合に加入し、団体交渉で首切りを撤回させる大勝利をかちとりました。

第二組合(生協労連)でも執行部がパート労働者に突き上げられて団体交渉を開催、7-8人のパート労働者が決起する事態となっています。しかし、第二組合は闘う方針がだせないままです。

食堂への異動強制もストップさせた!

経営側は当初希望退職を募集すると言っていたのですが、売店から食堂への配置転換に変更されました。しかし、ターゲットにされたレジ専門のパート労働者の怒りは増すばかりです。実は、ターゲットにされた人たちはショップ本部集中体制を作るためとして文具担当とかの仕事をとりあげられて、レジ専門にされた経緯があります。コロナで客数が減っているしレジもセルフになってレジ要員が要らなくなったから、今度は食堂へというのはあまりにひどい。

まさにこれが新自由主義攻撃の「転換」で起きていることです。この攻撃も団体交渉で異動を強制しないことを確認しました。2つ目の勝利です。

パワハラの元凶は経営トップにあった!

この中で明らかになったのは、異動を受け入れなかったら業務命令で異動させようとしていたことです。準職員は部門間の異動はないという規程も守らずに理事会がやろうとしていたことは、まさにパワハラです。広大生協の職場にまん延するパワハラ体質は、まさに経営トップが元凶だったのです。

労働組合つぶしに対して は組合強化拡大で闘う 

ついには壹貫田をクビにするなという署名運動を始める人まで現れました。私たちの闘いは職場に大きな流動をまきおこしています。 この間理事会は、どんなに現場が大変でも壹貫田をクビにし ようとしてきました。そして、 その次には大合理化をやろうと しています。2/24の団交でも、 そのために壹貫田をクビにし労 働組合を弱体化させようという意図が、ますますハッキリしました。ならば逆に労働組合を拡大強化しましょう。壹貫田は2月28日をもってクビ切りとなりましたが、今後も復帰のために 全力を上げます。 

多くの「ひとことメッセー ジ」を寄せていただき、労働組合への期待の大きさを改めて知ることができました。36協定の広島地区労働者代表選挙では残念ながら敗北しましたが、25 人もの方が支持してくれまし た。新学期バイトを除くと約半数、霞CSでは過半数の人が支持してくれました。本当に嬉しい限りです。その声に応えるた めにも、これまで以上に労働組合活動に力を注いでいきます。 引き続き応援よろしくお願いし ます。 


2022/02/12

広大生協労組 組合のたたかいで管理部での解雇撤回させる大勝利!

 


2・7団交終了後 集まった首切り撤回を求めるメッセージとともに


管理部での首切りを撤回させました! 

労働組合を拡大しよう 

2.7団交報告


ついに管理部での首切りを撤回させた!   

2月7日の団体交渉では、ついに管理部で首切りの対象となっていた仲間の首切りを撤回させました。団体交渉に出席した仲間は、「突きつけられた傷はどうしてくれるのか」と怒りを表明し、 無人店舗に対する生協組合員(利用者)の声などをあげ今の生協の運営のあり方を痛烈に批判しま した。 


準職員の契約を1時間減らすのも問題   

また、管理部での「全員契約時間を1時間減」 について、準職員Aの人が1時間減になると手取りは準職員Bとほとんど変わらなくなります。 「そこまでは考えていない」と理事会は言うので考え直すのかと問うたら「いいえ」という回答で した。現場労働者の切実な状況は全く考えていな いのです。 


ショップの準職員に食堂へ行けというのはおかしい   

ショップ事業部では、準職員Bの人に人員不足の食堂部へということが言われています。なぜ準職員Bなのか?「レジ要員の人がショップの利用者減で要らなくなった。セルフレジも導入しているのでレジパートさんから」と言うのです。   

そもそもショップ本部体制を作るときに仕事を取り上げてレジだけにしたのは誰か! その挙句に「もう要らないから食堂へ」というのはやめろと言うのと同じです。怒りなしには聞けません。


「同一労働同一賃金比較表」では 準職員は「異動なし」   

そもそも、理事会が作成した「同一労働同一賃金比較表」では、部門を超えた異動は正規職員に限られています。異動がないから低賃金でがまん しろと言っていたのは誰か!こんな異動は絶対認 めることはできません。個人面談の時は「組合を 通してください」とキッパリ言いましょう。 

2022/01/30

大合理化計画を許すな! 退職強要・契約変更は拒否しよう!(広大生協労組)

 




大合理化計画(年間2000万円=準職員B 20人分の人件費削減)が明らかに!

 1月24日の団交(裏面に要点を報告)では、年間2000万円の人件費削減が狙われていることが明らかになりました。コロナを理由に準職員B20人分の首切りをねらっているということです。  

2000万円はほぼ事業連合からの出向者の人件費にあたります。出向契約を解除すればすむのです。管理職ばかりの体制こそ問題で はありませか。現場労働者の削減は絶対許 せません。

パート労働者への退職強要・契約変更 許すな!

 こんな大攻撃を、労働組合にも知らせずに 進めていたのです。すでに無期転換となっているパート労働者に対しても、退職強要が行 われています。理事会は「ちゃんと説明して いる」と言いますが、団交においても全体像をハッキリ説明できないありさまです。  個別に呼び出し威圧して切りくずし、それを突破口に人減らしを拡大していくことは見 え見えです。すでに「絶対に応じない」とい う人が次々現れています。退職強要・契約変更を断固拒否しましょう。

これでは現場が回らない!
なぜ職場の声を無視して私=壹貫田の首を切るのか!

壹貫田に対する2月年度末雇い止め=首切り攻撃に対して、職場から反対の声が上がっ ています。しかも、4月30日までに消化しなければならない年休残をかかえている人が千田店にも霞店にも多数います。こんな状態で 霞店から千田店にフォローなどできるはずが ないのは明らかです。千田店へのフォローを拒否しよう!  それでも理事会は壹貫田の首を切るという のです。こんなメチャクチャをするのは大合理化のため以外に理由はありません。絶対に首切りを阻止するために、私=壹貫田は徹底的に闘います!

全面的な人員削減・労働強化を止めるのは労働組合の力だ

 団交では人員削減の計画を徹底追及しまし た。まともに答えることができないほど理事 会は追い詰められています。労働組合にこそ攻撃を止める力があるということではないで しょうか。労働者から仕事を奪うのは死ねということです。私たちの生き死にを理事会が 勝手に決めるな!  力を合わせて首切り攻撃を 阻止しましょう!





2022/01/14

70歳まで働かせろ!年金だけでは生きていけない! 壹貫田委員長・木坂副委員長の2月年度末雇止許すな(広大生協労組)


職場である千田ショップ前でスタンディングで訴える壹貫田委員長


首切り絶対反対で闘います!   

要求書申21-4号で壹貫田委員長・木坂副委員長を70歳まで継続雇用を保障するよう要求していました。これに対して、広大生協理事会は、2月年度末雇い止めを通告してきました。絶対に許すことはできません。首切り絶対反 対で徹底的に闘います! 

コロナ解雇を許しません!   

回答書にも、 

●改正高齢者雇用安定法への対応よりも 「コロナ禍で痛んだ経営状態からの脱却」を優先すること 

●現有の体制で、適切に配置して経営を 立て直し、組織の存続を図っていく 

とあるように、これはコロナ解雇に他なりませ ん。経営のためには、労働者の生活は省みないということです。労働者あっての職場なのに、このような論理が平然とまかり通れば、経営危機は労働者にしわ寄せすればよいことになります。経営者は労働者を煮て食おうが焼いて食おうが構わな いとでもいうのでしょうか。コロナで死ぬ前に経営者に殺される! 

労働組合つぶしの首切り絶対反対   

しかもこの度の首切りは、労働組合の役員を狙い撃ちにしたものです。労働組合を嫌悪した不当労働行為に他なりません。特定の人を選別的にクビを切るのも大問題ですが、その上に労働組合の弱体化をねらった攻撃です。法令遵守を求める労働組合の存在すら経営陣にとっては不都合なので す。 

ねらいはさらなる低賃金化&合理化、 皆で反撃しよう!   

理事会は、現在の体制で運営可能だから雇い止めすると言います。しかし、具体的にどのような運営体制にするのか、全く明らかにされていませ ん。必ず現場にしわ寄せされます。これは職場全体の問題です。   

私たちは、先頭に立ってコロナにともなう攻撃を跳ね返していきたいと思います。契約更新に伴う労働条件切り下げや、年度末一時金カットにも反対していきましょう。1月14日が団体交渉です。皆さんの力も得て、クビ切りを撤回させたいと思います。団交に集まり、コロナ禍を職場の団結ではね返そうではありませんか。 



2022年 合同団結旗開きを開催






2022年1月8日、広島連帯ユニオン及び動労西日本、広島県労組交流センターの合同団結旗開きを開催しました。コロナ感染拡大情勢の中のため、酒も食事もなしでしっかり対策をとって開催しました。

広島連帯ユニオン宮原委員長が司会。コロナ情勢・新自由主義崩壊情勢で闘わなければ生きていけないと自覚した労働者が次々と団結して立ち上がっていること、岸田政権は資本主義の危機を中国への侵略戦争で延命しようとしていることを述べ、今年も職場から意気軒高と闘おうとアピールしました。

労組交流センターを代表して壹貫田代表が65歳解雇とのたたかいの決意を表明。動労西日本からは大江委員長がJR西日本の大再編攻撃との闘いの決意を述べました。

昨年あった「許せなかったこと」「あり得ないと思ったこと」「嬉しかったこと」という札を回して、それぞれが近況を語り、新年の抱負を述べました。