2017/06/21

山陽測器は不当解雇を撤回せよ!広島中央支部

労働者分断の「ミス報告」許さない山陽測器は不当解雇を撤回せよ!


 5月に行われた山陽測器解雇撤回裁判において、会社側は些細なミスを事細かに約600件もあげつらう文書を提出してきました。しかし、裁判長から「損害があるというなら具体的に主張せよ」と問われて、会社側弁護士は具体的に回答することができませんでした。
 M組合員を狙い撃ちにして約600件もの報告を出させていること自体、不当労働行為(組合員差別)のそのものであるし、労働者分断の極みです。このようなものを後から出してきて証拠にせざるを得ないところに会社側の追い詰められた姿があります。
 会社側の主張を粉砕し、M組合員の不当解雇撤回を勝ち取るぞ!

解雇のための「報告書作成」

会社は「ミス報告書」をM組合員の解雇の拠り所にしています。業務上起こり得る些細な事例を、解雇対象事実にしています。
 表向き会社は、ミス報告書は“職場全体の業務改善をはかるため” としていますが、本質は違います。 ミスをあげつらい、M組合員個人の能力不足や不適正を問題にして、不当解雇をあたかも客観的な理由があるように作成する、労働者分断以外の何物でもありません。こんな報告書作成に労働が費やされている事自体が絶対許せません!

仕事の協力関係を破壊しているのは会社だ!

会社で仕事を回しているのは労働者です。部署が違っていようが、共に働く仲間が協力しあって働くことによって職場は回り、社会を支えています。共同性を基礎にして成り立っている仕事を、そのごく一部分を切り取って、個人を評価するなんて理不尽極まりません。
 商品番号の数字ひとつ、記号ひとつも間違いが許されない機器の受注、在庫確認、納品、メーカー仕入れ、顧客との電話応対、請求書作成、等々。確認作業がいちいち必要になります。報告書に挙げられたミスは、誰でも起こしうる事柄です。注意では回避できません。報告書にあるような事例は意図的に「ミス」としてしまおうと思えば出来るし、きりがありません。本来は労働者がお互いに協力、フォローして、解決すべき事柄です。
 山陽測器でも昔から、チェック漏れを防ぐために大量の請求書を作成した後など、再度別の社員がチェックを行うダブルチェック体制をとってきています。細心の注意をしていても誰にでも注意漏れは起こり得ることから社員同士で話し合って行われてきたことです。にもかかわらず裁判で会社側は「M組員の能力不足のためダブルチェックを行わなくてはならず二度手間」と矛盾した主張をしています。

団結して不当解雇を撤回させよう!

M組合員は13年間、この職場でみなさんと共に働いてきました。会社はM組合員の13年間の労働をおとしめ、不当解雇したのです。私たちは山陽測器の不当労働行為、解雇を絶対許すことはできません。
 ひとりひとりの労働者がかけがえのない存在として団結出来るのが労働組合です。みなさん、広島連帯ユニオンに是非入ってください。
 
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共謀罪の強行成立弾劾!

6月15日、「共謀罪」法案が参院で可決・成立しました。日本全国で反対運動が広がり、国会は連日反対のデモで包囲される中、加計学園問題などもあり、追い詰められた安倍政権は委員会採決を省略していきなり本会議で採決するという前代未聞のやり方で強行成立させました。
 共謀罪は労働組合運動や戦争反対の運動など、労働者や民衆の生きるための闘いを警察権力の力で弾圧する戦前の治安維持法と全く同じ法律です。
 しかし、共謀罪法案を巡る攻防の中で、多くの民衆が戦争と首切りと貧困を強制する安倍政権の正体を見抜き、新たな闘いを開始しています。
 そもそも森友学園事件や加計学園事件など国家ぐるみで国家財政を私物化し、隠蔽する安倍政権こそ組織犯罪集団そのものです。労働者の怒りで安倍政権を打倒しよう!

戦争と民営化に反対する労働運動の新たな潮流

6月11日には「戦争と民営化に反対する労働運動の新たな出発点としよう」という呼びかけで国鉄闘争全国運動の全国集会が東京で開催され、1600人が結集しました。今の労働者の無権利状態の出発点となった国鉄分割・民営化から30年目にして最高裁に「解雇は不当労働行為」と認めさせ、解雇撤回の勝利の展望を掴んでいます。同時に新たな闘う労働組合青年部の結成を勝ち取るなど国鉄労働運動を軸に戦争と解雇・民営化に反対する労働運動の新たな潮流を形成しています。広島連帯ユニオンも全力で結集し共に闘うことを誓いました。

2017/06/18

「被曝と健康被害」学習会に参加


 6月18日、NAZENヒロシマと8・6ヒロシマ大行動実行委員会の共催で学習会が開催されました。「被曝と健康被害について」と題して、松山家芳さん(かるが医院医師)が講演されました。放射線は危険ということが分かりやすく話されました。NAZENヒロシマ事務局から、ふくしま共同診療所の呼びかけている「避難・保養・医療」と「被曝と帰還の強制反対署名」をともに進めていくことが訴えられました。8・6へ向けて、福島との連帯を強めていきましょう!

2017/06/11

国鉄闘争全国運動6.11全国集会に参加

 6月11日、「国鉄闘争全国運動6.11全国集会」が開催され、全国から1600人が結集しました。ユニオンからも大挙参加しました。
 動労総連合青年部結成、動労総連合北海道の結成、動労総連合1047協議会の結成など、国鉄闘争がいよいよ本格的に日本の労働運動を甦らせていくことを実感しました。昨年74日間のストライキを闘った韓国鉄道労組の発言は、労働組合が先頭に立って闘いパククネ打倒の民衆決起を実現した確信に満ちていました。日本でも韓国の闘いに続いて安倍政権を倒そう!
 集会に先立って共謀罪阻止の銀座デモが行われ、圧倒的な注文を集めました。東京都議選で北島邦彦さん(東京西部ユニオン副委員長)を押し立てて、「安倍を監獄へ!小池を倒そう!」へ向けた総決起の場となりました。

2017/06/08

動労西日本サービス残業拒否の闘いに連帯行動


動労西日本大江委員長 始業前サービス残業拒否の闘い


 動労西日本は、5月12日から山陽本線五日市駅で、始業前サービス労働の拒否闘争を開始しました。

なぜ始業前サービス労働になるのか?

 駅の業務は「駅作業ダイヤ」を基準にして行われますが、五日市駅の作業ダイヤでは、午前5時始業、5時10分に窓口の営業を開始する事になっています。準備作業の時間はわずか10分です。しかし、準備作業は券売機の稼動やホームの照明、改札業務の体制準備など、とても10分で出来る内容ではありません。(この業務を担当する駅員は、前日の朝9時から23時まで仕事をし、それから休憩仮眠して、夜明けの5時始業で、勤務終了は午前9時30分です。つまり拘束24時間30分の勤務形態です。) 担当の駅員は朝早くに起きて、午前4時30分ころから準備作業をせざるを得ず、始業前サービス労働を余儀なくされてきました。JR西日本が、始業前労働を強制してきたのです。

JR西日本は、平気でサービス残業を強制!

 にもかかわらずJR西日本は、この始業前サービス労働についての動労西日本の申し入れ団体交渉に対して、午前5時からの作業で5時10分の開始に間に合うとし、「それ以前の準備作業は労働者の勝手だ。」と居直ったのです。いい加減にしろ! 私が昨日乗車したJRの車内で「定刻より2分遅れまして申し訳ありません」の放送がありました。JR西日本は常日頃、1分刻みの作業ダイヤを労働者に強制し、その1分や2分の遅れの責任を労働者に押し付けながら、30分もの不払い労働については全く責任を取らない!
動労西日本の大江委員長の始業前労働の断固拒否、「5時始業」の闘争は、JRの労働者を始め全ての労働者のサービス残業への怒りを体現した職場からの反撃です。私達広島連帯ユニオンは労組交流センターと共に、動労西日本と団結してこの五日市駅闘争を闘っています。

大江委員長 始業前サービス残業拒否の闘い

 大江委員長の「5時始業」を前にして、「始業前不払い労働絶対反対!」「JR西日本はサービス残業をさせるな!」のプラカードを手に持って、駅利用客や通行する労働者に闘争をアピールしています。先日は大江委員長のきっちり5時からの始業によって、「5時10分~23時営業」と掲示している窓口が、5時10分になっても開きませんでした。準備作業がずれ込み、「5時始業」では窓口営業開始に間に合わない現実が明らかになったのです。発生する営業開始時刻の遅れの全ての責任はJR西日本にあります。
 いよいよJR西日本を揺るがす「絶対反対!」の動労西日本の旗が五日市駅の職場に立ちました。広島連帯ユニオンは動労西日本との団結をさらに固め、組織拡大、青年労働者の獲得にかけたいと思います。

2017/06/06

関西合同労組への弾圧弾劾!共謀罪法案阻止しよう!

共謀罪反対を訴え街頭宣伝

関西合同労組への弾圧弾劾!共謀罪法案阻止しよう!

 共謀罪法案が参議院で審議入りした。労働組合を破壊して戦争をするための共謀罪法案を阻止しよう。すでに共謀罪を先取りする弾圧が激しさを増している。5月には関西合同労組のホヨンホ阪神支部長はじめ3名を逮捕し、6月1日には起訴した。まったく正当な労働組合活動として3月7日に行った解雇撤回を求める春闘行動を、建造物侵入とデッチあげたこの弾圧を断じて許すことはできない。3名の仲間は完全黙秘・非転向を貫いて弾圧をはね返している。団結して共謀罪攻撃をうち破ろう。
 共謀罪は労働組合運動の弾圧するための法律であり、政府の言うテロ対策のためではない。団体交渉や街頭宣伝、ストライキなどを、「組織的監禁」「組織的強要」「組織的恐喝」「組織的信用毀損」「組織的威力業務妨害」などを共謀したとして、実行以前に強制捜査や逮捕を可能にする。まさに治安維持法のもとで特高警察が暗躍したように、公安警察にフリーハンドを与えるものだ。団結そのものが罪とされるとんでもない共謀罪法案を絶対阻止しよう。
 安倍政権は森友学園事件、加計疑獄で腐敗した姿をあらわにしている。朝鮮戦争への突入とそのための労働組合破壊でその危機を突破しようとしている。安倍首相こそパククネのように監獄へたたきこまなければならない。今こそ韓国・民主労総の闘いに続き、日本でのゼネストをきりひらこう。国鉄全国運動6.11全国集会とその前段での共謀罪反対デモに全力で参加しよう!

「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」へメッセージ|高陽第一診療所労組

「都庁ふくしま署名解雇を許さない会」結成集会へ高陽第一診療所からメッセージを送りました。

都庁ふくしま署名解雇を許さない会結成本当におめでとうございます!
小池と安倍を打倒し解雇撤回まで共に闘いましょう!

 「ふくしま署名解雇」は正義の闘いです。ふくしまと共に生きていく闘いであり、原発や核兵器による被ばくとの労働者階級による命と健康と未来をかけた闘いです。

この攻撃は単なるはなまる資本による解雇攻撃ではないことははっきりしています。この署名活動が持つ意味と力が労働者の決起につながることを恐怖した小池都知事の姿の現れです。3.11を終わったことにしてオリンピックを推進し、ふくしまに帰還を強制していくために都営住宅からの追い出しをやっている事への小池都知事と安倍政権の在り方そのものに絶対反対を貫くものです。
 この闘いの中心にいる柿沼さんは私たちの大切な仲間であり、共に闘う同志です。フクシマに思いを寄せ、原発事故の健康被害に怒り、現状を変えようと小池の足元の都庁議事堂レストランで闘いを開始した階級的労働運動を先頭で闘う労働者です。殺人的な労働条件の職場で仲間を獲得しいくこと、労働組合を作って闘おうと訴え、被爆労働拒否闘争で職場を変えることが出来る、それがフクシマとつながることが出来ることがこの闘いで証明されました。
さらに都議選決戦はこの「都庁ふくしま署名解雇闘争」の中で「新しい労働者の党」を作っていける最大の闘いになったことは決定的です。北島邦彦候補を先頭に1000万労働者との結びつきを作り、都労連決戦としてすべての民営化・非正規職化に絶対反対し、労働組合と労働者の力がゼネストで社会を変えることが出来ることを青年労働者の展望にしていくことが求められています。必ず北島邦彦候補の当選を勝ち取り都議に送り出しましょう!
 
 この闘いの教訓は、今年の8.6ヒロシマ大行動にも重要なことだと感じています。朝鮮戦争切迫情勢の中で職場と地域に団結を拡大し、労働者の決起を労働組合が拠点となり闘いを作っていけるかが問われています。時代は革命情勢です。東アジアの戦争を始まる前に止めるためにも労働組合が先頭でゼネストを闘い社会を変えよう!すべてを奪い返し、労働者が生きていける社会を作ろう!その闘いの先頭に立って共に闘います!
 高陽第一診療所労働組合は柿沼さんと東京西部ユニオンと共に「都庁ふくしま署名解雇闘争」を共に勝利まで闘います。団結!

2017年6月6日
高陽第一診療所労働組合
執行委員長 森末 一義

2017/06/05

竹川さんを支援する会ニュースNo.10を発行


竹川さんを支援する会ニュースNo.10を発行しました。