2014/09/30

東京西部ユニオン鈴コン分会が解雇撤回・原職復帰の大勝利!



  3ヶ月更新の非正規労働者が、労働組合の力で偉大な勝利をもぎとりました!東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会の3名の労働者が、解雇撤回・職場復帰を勝ち取ったのです!すべての非正規労働者に希望と闘いの展望をしめす大勝利です。4月16日の東京高裁勝利判決の後も、会社は組合つぶしに必死になっていました。しかし鈴コン分会は、必ず職場にもどると職場の仲間と団結して闘い抜き、実力で勝利的な「和解」をかちとりました。
 和解の内容も決定的です。「解雇撤回・原職復帰」だけでなく、「3ヶ月雇用」の3名について「期限のない雇用」として認めさせました。非正規雇用のもとでいとも簡単に雇い止め解雇されている現実をひっくり返したのです。さらに「不当労働行為をしない」という1項を入れさせました。国鉄分割・民営化以来、不当労働行為のオンパレードで労働組合つぶしをやってきたことへの決定的な反撃です。動労千葉鉄建公団訴訟の9・25高裁判決で国鉄分割民営化で不当労働行為があったことを認めさせた地平がここにあります。最高裁署名10万筆を何としても達成しましょう!
 安倍政権は、秋の臨時国会で派遣法改悪や労働時間規制の撤廃をやろうとしています。7・1集団的自衛権行使の閣議決定と一体で、労働者への攻撃を強め、戦争に反対する労働組合を解体しようと必死です。こうした情勢のもとで、非正規職撤廃を掲げた鈴コン闘争が勝利したことは決定的です。動労千葉の10・1ストライキが「雇用・安全破壊の外注化粉砕」「CTSの仲間を犠牲にするな」を掲げて闘われました。非正規職が正規職との団結を求めて闘った鈴コン分会と、正規職が非正規職との団結を求めて闘った動労千葉の闘いが、正規=非正規の分断を打ち破り全労働者が団結して闘う中に勝利の展望があることを示しています。11・2全国労働者総決起集会に大挙結集し、安倍政権を打倒しましょう!
【写真は、上:東京西部ユニオンのサイトよりhttp://www12.ocn.ne.jp/~seibu-un//下:動労千葉10・1スト総決起集会で勝利の報告に立つ鈴コン分会、「北島邦彦未来BOX」より】


2014/09/13

第27回定期大会を開催、広島国鉄集会させ11月労働者集会へ!

10.4広島国鉄闘争集会から11月集会へ第27回定期大会が大成功!

 9月13日、広島連帯ユニオンの第27回定期大会を開催しました。草津病院支部の中山支部委員長を議長に選出し、冒頭「四半世紀闘ってきて組合員も増えてきた。非正規の闘いが重要になってくる。労働組合が拡大する情勢をむかえている。ユニオンの総力をあげて闘おう」と鈴木委員長が開会あいさつをおこないました。続いて大会によせられたメッセージが紹介されました。動労千葉からは「外注化攻撃こそが安全問題のアキレス腱であり、外注先の労働者と団結し、ともに闘うなかでこの外注化攻撃を打ち破れることをこの間の闘いの中から確信しました」と、労働者が団結して国鉄分割・民営化以来の新自由主義攻撃を打ち破るアピールがよせられました。
 壹貫田書記長の活動報告では、1年間国鉄闘争を軸に闘い闘う労働組合の拠点建設が前進したことが報告されました。何よりも新しいユニオンのリーダーが次々誕生してきました。労働運動の力と国際連帯で8・6ヒロシマ大行動を大成功させた原動力となりました。
 活動方針案は宮原青年部長から提案されました。「7・1閣議決定と対決し、10・4広島国鉄闘争集会を戦争と民営化に反対してたたかう労働組合を無数につくりだしていく集会として大成功させよう。その力で11月全国労働者総決起集会の大結集を」と今大会の獲得目標を強調し、
(1)7・1集団的自衛権閣議決定と対決し、戦争と民営化に反対する労働運動を職場からよみがえらせよう!(2)国鉄1047名解雇撤回! 民営化・外注化粉砕! 国鉄決戦に勝利しよう!(3)民営化・外注化絶対反対!=非正規職撤廃!(4)「命より金」の新自由主義と対決し、「反合理化・運転保安闘争路線」でたたかおう!(5)国境を越えた労働者の団結で新自由主義を打倒しよう! 労働者国際連帯の更なる発展を切り開こう!(6)改憲・戦争絶対反対! 全ての原発を廃炉に(7)労働者はひとつだ! 差別・分断と闘う地域拠点としてユニオンを建設しよう!
の7本の柱を軸に1年間の方針を提起しました。
 続いて熱心な討論がおこなわれました。広大生協労組からは、大学法人化によって進む大学の外注化に対して生協の食堂外注化と一体で闘う決意が、草津病院支部からは、医療の安全闘争を闘う中で「自分が一皮剥けたのではないかと思います」と熱い決意が、推進機構支部からは職場全体を対象に労働組合をよみがえらせていく闘いを、三菱広機分会からは、定年退職で三菱在籍ゼロが近づいているがユニオンの運動に引き続き組合員として闘う決意が、福屋闘争を闘う谷口さんからは、求められているのは労働組合の指導部としてどう闘うのかでありユニオンが階級の指導部として力をつけていこうと今後も解雇撤回の闘いを続けていく決意が明らかにされました。
 全議案を満場一致で可決したあと、役員選挙で全役員の留任が決まり、「10・4広島国鉄闘争集会の大成功を勝ち取り、11月労働者集会へ総決起しよう!」と「星野文昭さんを取り戻そう!全証拠開示・再審開始の100万人の署名運動に全力で取り組もう!」という二つの特別決議を採択して、団結がんばろうで締めくくりました。10・4広島国鉄闘争集会に全組合員が参加し、戦争と首切りの安倍政権打倒の先頭に立ちましょう!

動労千葉からのメッセージ

貴労組第27回定期大会の開催を心よりお祝い申し上げます。また、日頃のご支援・ご協力に厚く御礼申し上げます。
 また、土砂災害の被害にお見舞い申し上げます。

 私たちは歴史の分岐点に立っています。安倍政権は7月1日、ついに集団的自衛権行使容認の閣議決定を容認しました。深まる世界恐慌の危機が戦争への衝動を生み出し、安倍政権は武器輸出や教育・マスコミへの介入など、戦争のできる国へと一挙に突進しようとしています。そして、これと一体で社会丸ごとの民営化、労働時間規制の解体、派遣法改悪、解雇特区、限定性社員制度など、総非正規職化・解雇自由化を行おうとしています。原発もまるで事故などなかったかのように川内原発の再稼働や海外輸出を強行し、福島や被災者を見殺しにしていることを断じて許すことはできません。
 国鉄分割・民営化をもって始まった新自由主義攻撃がもたらしたこんな現実をひっくり返さなければなりません。JR北海道で露わになった安全の崩壊は民営化の行き着く先を戦慄をもって示しています。
 私たちは、外注化攻撃こそが安全問題のアキレス腱であり、外注先の労働者と団結し、ともに闘うなかでこの外注化攻撃を打ち破れることをこの間の闘いの中から確信しました。そして今、この外注先の労働者の中から新たな仲間が動労千葉に結集し始めました。
 国鉄1047名解雇撤回闘争の10万筆署名運動が広がっています。全国で開催される国鉄集会の成功から11・2労働者集会へ、総結集をぜひともお願いします。戦争と民営化の流れを変え、安倍政権を打倒する闘う労働運動をなんとしても復権させましょう!
 貴大会の成功と貴労組のますますの発展を記念いたします。

2014年9月13日
国鉄千葉動力車労働組合
執行委員長 田中 康宏

2014/09/08

安全に働ける人員を病棟に配置せよ|草津病院支部

『医療の現場』No.76

安全に働ける人員を病棟に配置せよ!
草津病院は、続発する労災・事故の責任を取れ!

■労災・事故は安全・命の問題だ!

8月27日の看護師が受傷した労災に続いて、同じ1病棟で同じ患者から職員が再び暴力をふるわれる事故が起こりました。心底から怒りが湧いてきます。
 決定的に病棟の人員が不足しています。退職者が出ても人員の補充もなく、誰かが休めば不穏な状態にある患者への対応ができなくなる……。こんな状況をもはや放置することはできません。怒りを持って起ちあがろう!

■病院は続発する労災・事故の責任を取れ!

団交で組合が、1病棟での人員不足を訴えると、経営側は「『施設基準』はクリアしている」ので問題はない、と言いました。基準に合っているかではなく、労働者の安全が守れていないことが大問題なのです。人員不補充は合理化です。日々の業務の中で、いつ受傷するかわからない不安があっては働くことができません。労災の原因は、人員が足りず、不穏な患者に対応できない病棟の状況にあります。職員の不注意やスキルの未熟などの個人責任では決してありませんし、ましてや患者の責任でもないのです。経営の働かせ方と合理化(人件費の削減)、つまり人員の不足に問題があるのです。
 本当に『命と健康』が問題になっています。組合と現場の職員は一歩も引くことはできません。病棟・職場の仲間が団結して安全をかちとるために、全員で声を上げましょう!組合で団結して、職場の安全を取り戻そう!

■病院は安全に働ける人員を病棟に配置せよ

病院の利益のための救急体制によって安全が無視され、労働者の命が脅かされています。
 組合は、全病棟へ「安全に働ける人員を配置する」ように、あらためて経営に要求します。草津病院で働く仲間は、命を守り、生きていくために、共に団結して闘おう!

■団結して、むつみ会の医療費補助を継続させよう!

むつみ会の「アンケート」は、すでに記入がほぼ終わり回収されましたが、本当に怒りに耐えない”ペテン”的なアンケートでした。
 ある病棟では朝の申し送りの時に、管理職が最初に「賛成」の欄に署名した後、それに続け!とばかりに職員に用紙に回したので、大半の人が「賛成」に記入しました。別の病棟では管理職から「(反対が多くなると経営の圧力で)むつみ会がなくなるかもしれない」という”脅し”発言がありました。この”圧力”に職員から怒りの声が上がりました。このような”経営の監視下”で実施された「アンケート」に、現場の意見は反映されていません。

■「アンケート」は医療補助廃止への「賛成投票」の強制だ!

これはアンケート調査ではなく、経営が管理職を通して『改訂規約』への賛成投票を組織したということです。      【ウラに続く】
 実際に「医療費補助は、維持して欲しい」と思いながら、「賛成」に記名させられてしまった職員も多数いました。また、むつみ会の「規約を変えるだけ」と言いながら、本当は労働条件の切り下げ―賃下げと福利厚生の剥奪です。これは、きわめて卑劣なやり方なのです。

■組合は医療費補助廃止のむつみ会『改訂規約』には絶対反対だ!

経営は医療費補助を死活的に必要とする労働者と相対的に健康で医療費補助をあまり受けていない労働者が団結しないように、分断を持ち込んでいます。「些細なこと」と職員に思わせて、実は命が奪われる、安全が崩壊するような合理化をしようとしています。
 組合は、「むつみ会の『改訂規約』には絶対反対」で闘います。病院は、これだけ労働者をこき使いながら、この上にさらに医療補助をなくそうというのです。絶対に認められません。

■インフルエンザでの休業補償~職場復帰で未払い賃金をかちとる大勝利!

組合は14春闘で、職場の安全衛生の問題として、インフルエンザ罹患に対する休業補償について、当該の金光組合員を先頭にして闘い抜きました。
 7月31日の第3回14春闘団交で、経営側の平田事務部長は「インフルエンザの罹患に関わる補償はしない」と明言していましたが、団交直後に経営は、インフルエンザ休業の後、管理職の指示で働かせた分の賃金を支払いました。これは額の多少に関わらず、大勝利です!組合の闘いが、この対応を生み出したのです。
 組合が団結して闘えば勝てるのです。

■闘う労働組合へ結集しよう!

経営は、労働者の怒りと組合の闘いが結びつくことを、本当に恐れています。草津病院で働く、すべての仲間のみなさん!職種や病棟・施設の違いを越えて、団結して組合で共に闘い、職場の安全をかちとり、命を守ろう!

2014/09/05

福屋の外注化が大破綻|福屋ビラ第8弾

全員解雇・大幅賃下げ絶対反対!

全ての仲間のみなさん。たったひとりの非正規労働者の決起で福屋の外注化が大破綻に陥っています。これからが闘いの本番です。福屋の居直り強盗的労働条件の切り下げを許さず闘い抜きましょう。団結すれば勝利出来ます。共に団結し勝利しよう!

追い詰めているのは労働者、追い詰められているのは福屋だ

福屋本店の地下売場のレジは、請負と派遣が混在する状態でした。福屋は、派遣法逃れのための偽装請負を行ない、一方の派遣は三年を超えるという派遣法違反状態を長年放置して来ました。どうしてこのようなデタラメなことが起きるのでしょうか。
「周知のとおり、百貨店経営を取り巻く諸々の環境は、年々厳しさを増しております。弊社におきましても業務委託や派遣等により外部の方々のお力をお借りすることで、辛うじて経営を成り立たせている状態です。したがいまして、弊社として、そのような外部の方々を直用化するということはできません」。
 この文章は、「解雇予告された谷口組合員の雇用責任は偽装請負で谷口組合員に日常的に指揮命令を行なってきた福屋にある」と、広島連帯ユニオンが行なった、谷
口組合員の直接雇用の要求に対する福屋の回答です。この中で福屋は「外部のお力をお借りする」ことで「経営を成り立たせている状態です。」と言っています。言い換えれば「雇用を含め何の責任も取る必要のない労働者を低賃金で働かせることで儲けを出しています」ということです。金儲けのためなら労働者を非正規にし、労働者に犠牲を転化し、法律違反でも何でもやるという表明なのです。
 しかし実際に違法状態が解決出来なくなった福屋は、「出来ない」と言っていた直接雇用に踏み込まざるを得なくなりました。これは外注化がもたらした大破綻です。追い詰めているは労働者の側であり、追い詰められているのは福屋なのです。

ストライキで闘おう!

労働者を無権利状態に置き、あたかも資本が好き放題にやっているかのように見えます。しかし実際には違います。「労働者は抵抗しないこと」が前提になっているのです。「ふざけんじゃない」と労働者が怒りの決起を開始したとたん、違法行為を好き放題にやってきたことを逆転させ力関係が大きく変ります。
 労働組合で闘おう!ストライキで闘おう!労働者が底力を出したとき、この世の中は一変するのです。