2012/02/28

2・25呉 春闘集会が大成功しました!

去る2月25日、市営バスの民営化を強行している呉市で、「解雇許すな!外注化阻止!非正規職なくせ!原発全廃!」「呉市営バス民営化と首切りを阻止しよう!12春闘勝利!」をかかげた春闘集会が開催され、広島や岡山などから54名の仲間が結集して、大成功をおさめました。
 呉市交通局支部の結城支部委員長からこの間の闘いの経過と勝利している闘いの報告がありました。昨年夏以来の呉市交通局、広島電鉄、そして何よりもこの民営化の首謀者であり首切り攻撃の張本人の小村市長との闘いの中で、デタラメな民営化攻撃を次々に暴露して、職場と闘う仲間が団結して攻撃をはね返してきた事に対して、私たちは勝っている!4月以降も闘いを継続して小村や広電に責任を取らせるという決意表明がありました。団結して職場に闘う労働組合をよみがえらせる!このことに確信をもった仲間が呉で闘い続けるということは決定的です。
 この闘いは、広島での国鉄闘争全国運動の軸になる闘争です。広島連帯ユニオンは、職場を拠点にして、この運動を大きく発展させていきたいと思います。
国鉄1047名被解雇者当該であり、闘争団として25年間、資本・権力と組合幹部の裏切りと闘い抜いてきた羽廣さんのアピールは、呉市交通局の仲間をはじめとした参加者全員の心を動かし闘志を奮い立たせるものでした。また、新たに職場の民営化攻撃と対決し始めた青年労働者の参加と発言は、呉市の闘いが確実に広島の労働者の中に広がっていることを示しています。
 大阪では橋下市長がふざけきった市営バス労働者の賃下げ攻撃を開始しようとしています。公営交通民営化との闘いは、全国で現場の怒りの炎があがりはじめています。この丸ごと民営化攻撃との闘いの先頭で呉市営バス民営化絶対反対の闘いをユニオンは貫いていきます。全国・全世界で民営化と闘う仲間と団結して断固絶対反対!で闘おう!国鉄闘争全国運動の展望を語る羽廣さん

非正規職撤廃!を訴える井上青年部長
今後の闘いへの決意を語る結城呉交通局支部委員長
春闘をストライキで闘おう!とアピールする大江動労西日本委員長
力のこもった『団結ガンバロー』

2012/02/25

市営バス廃止絶対反対つらぬきます|呉市交通局支部No.13

市営バス廃止絶対反対つらぬきます

 呉市民の皆さん。市バスの民営化が4月1日から強行されようとしています。私たち広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、労働者の首を切り、大幅に賃金を下げ、もうけ優先で安全を崩壊させ、地域の足を奪うことになる民営化に絶対反対をつらぬきます。

◆労働者にすべての犠牲を押しつける民営化に絶対反対!

 呉市営バスの民営化は、あまりにも無法、理不尽であり、絶対に認めることはできません。バス、設備、路線などいっさいを広電に渡しておきながら、そこで働いてきた労働者は切り離して一旦解雇する。そして労働条件を新規採用水準に切り下げた上で雇い直す。しかも全員ではなく12人も不採用に! まさにこの民営化は、労働者の首を切り、賃金・労働条件を大幅に切り下げることだけが目的なのです。そして広電は、呉市からバスも設備もタダで手に入れ、労働者の賃金は引き下げ、億単位の補助金まで手に入れるのです(小村市長と広電社長は運輸官僚時代の同期で顔なじみ!)。
 労働者にすべての犠牲を押しつけ、企業は丸儲け。労働組合を破壊して企業がやりたい放題をやる。これがあらゆる民営化の正体です。それは、公務員労働者だけではなく、すべての労働者の雇用と生活の破壊につながっています。事実、国鉄分割・民営化以来25年、日本では民営化や外注化が進行した結果、労働者全体の状況はどんどん悪くなってきたではありませんか。いまや労働者の4割が非正規にされ、青年の多くが人生設計も描けない状況にされています。交通局民営化はこうした流れに拍車をかけるものです。私たちは職場・地域に民営化・外注化・非正規職化と闘う労働組合をつくって反撃していきます。

◆地域社会と安全の崩壊をもたらす民営化に絶対反対! 

 民営化は、地域社会の崩壊や安全崩壊をもたらします。小村市長は市民に対し「民営化されても何も変わらない」などと大ウソをついていますが、議会では「民間にまかせたのだから運賃値上げや路線に廃止に呉市が口をはさむわけにはいかない」と答弁しています。「2年間は路線を維持する」という「公約」も、民営化前のダイヤ改悪・減便で投げ捨てられています。2年後には呉の路線は広電本体ではなく子会社が運営すると言われています。広電は、呉市からの補助金がなくなり、もうけが出なくなったらさっさと撤退するつもりなのです。地域の足である公共交通を金もうけの手段にすること自体が間違いです。
 事故の多発も避けられません。民営化で事故が減るなどデマです。市営バスで事故が増えたように報道されていましたが、原因は民営化に向けた合理化・労働強化によるものです。民営化されると、安全よりも金もうけが第一になります。その結果、重大事故が起きるのです。JRでは107人が死亡した尼崎事故をはじめ大小の事故が絶えません。しかも企業は何一つ責任をとらない(尼崎事故を起こしたJR西社長が無罪!)。呉のバス路線はお年寄が多く乗車し、狭い道や坂道も多く、慣れるには10年かかると言われています。そこへ4月から大量の「新人運転士」が、しかも劣悪な労働条件で入ることになるのです。どうなるかは明らかです。すでに民営化への移行過程で重大な人身事故も起きています。
 広島連帯ユニオン・呉市交通局支部は、地域の労働者、市民のみなさんと団結し、民営化絶対反対で闘い抜きます。本日の呉春闘集会にお集まりください。

2012/02/17

労働組合破壊をはねかえそう!|広大生協労働組合機関誌『団結』No.203

労働組合破壊をはねかえそう!
最賃UP分の賃上げを!パート労働者の時短許すな!

まず最低賃金UP分の賃上げを!

 2010年11月、広大生協理事会は準職員規程の改定をムチャクチャなやり方で強行しました。一時金を時給に組み込んで時給が最低賃金を下回るのをごまかしたのです。これまでの就業規則改定手順を無視して改定を強行し、労働者の怒りがこれ以上拡大しないしないように、労働者代表として改定に反対している壹貫田委員長を千田店に強制配転したのです。その結果、本来2010年度の最低賃金引き上げにともない9円(2011年の最低賃金引き上げも含めると15円)の賃上げが行われないままです。
 9円アップに必要な原資は広大生協全体で300万円と試算されています。パート労働者の賃金は不当に抑え込まれる一方で、このたびの霞店のレイアウト変更に300万円の費用がつぎ込まれようとしています。絶対に容認できません。広大生協理事会は、準職員規程改定の強行を撤回・謝罪し、最低賃金引き上げに見合う賃上げを直ちに行うべきです。

契約時間短縮は認められない!

 また、準職員の契約時間短縮が強行されています。中には「これでは生活できなくなる」と退職に追い込まれた人もいます。この間私たちは、契約時間短縮につながると食堂への中四事業連合方式導入に反対してきました。その際の団体交渉で理事会は、契約時間短縮は行わないことを約束しました。それを無視しての暴挙です。
霞店のレイアウト変更にともなっても同じようなことが起ころうとしています。「利用しやすくなる」一方で労働条件の切り下げと労働強化が行われるのです。利用者である生協組合員と生協で働く労働者を分断するやり方は許せません。ともに声を上げていきましょう。
組合事務所・掲示板の便宜供与を一方的に変更するな!
 さらに理事会は、労働組合への便宜供与について、一方的に変更しようとしています。これまで労働組合の事務机・書庫を休憩室に設置すること、組合掲示板を各職場に設置することを労使で合意してきました。現在は、霞店の休憩室に書庫を置いています。理事会は、一方的に書庫を撤去し、掲示板の設置も認めないと通告してきました。これは明白な不当労働行為です。
 壹貫田委員長は、組合活動のために日常的に霞店の休憩室を使用しており、霞店のレイアウト変更によって、労働組合破壊も行われるのです。便宜供与の一方的変更は絶対に認めることができません。

社会全体をおおう非正規職化に反撃を!

 労働者の四割が非正規職とされ、特に若者においては非正規職の比率が高くなっています。将来を見通すこともできない、文字通り「生きて行けない」現実が労働者を襲っています。国鉄分割・民営化以来の外注化・民営化が、非正規職化を極限まで推し進めてきた結果です。広大生協の職場もすでに九割近くが非正規職ですが、日本の社会全体が九割非正規職化に突き進もうとしています。資本が生き残るためには極限まで労働者からしぼりあげ、社会そのものが壊れても、もっと言えば福島原発事故のように住民に被曝を強制し地球そのものが壊れても構わないというのです。原発も、何重もの下請け構造のもとで被曝労働を強制することで初めて推進されてきました。労働組合破壊が根本にあります。労働組合破壊を許さず、正規非正規の壁を越えて団結し、実際に社会を動かしている労働者が社会を作り直すときです。

2012/02/07

収監を許さない!中山草津病院支部委員長の奪還まで闘うぞ!

2月7日、午前10時前。広島連帯ユニオン草津病院支部委員長・中山崇志さんが権力のデッチあげ「窃盗罪」によって収監された。



広島連帯ユニオンと広島の闘う仲間は、中山支部委員長・草津病院支部組合員と固くスクラムを組んで、奪還まで徹底的に闘う決意です。

2月5日の感動的な星野奪還!徳島刑務所包囲デモを貫徹して中山支部委員長は、決然と獄壁の向こうでの闘いに決起した。「マルクス主義を学び、生涯を階級的労働運動にかけきる!」との言葉を仲間に残して、何のけれんみもなく敢然と広島高検にむかう中山支部委員長の姿に闘う青年労働者の神髄を見た!彼は労働運動・階級闘争のリーダーになるために『革命の学校』へ行ったのだということが実感できた。

古今の数多の労働者階級の指導者が通った道を彼も歩んでいこうとしている!確かに彼を獄中に奪われることは悔しい!しかし団結の力で弾圧の意図を基本的に打ち破った今、圧倒的な勝利感を持って彼を送ることができる。そして、絶対に取り戻す!という気持ちが同時に湧いてきた。固い握手を家族と仲間と交わして中山支部委員長は前進していった。組合員は「彼の無実は明白です。共にガンバル」とエールを送っている。断固、彼を防衛しきり、草津病院に闘う拠点を組織しよう!

この日の朝、広島高検は彼の出頭に際して、20人を超える職員を動員して待ち構えていた。このビビリきった検察の姿の中に草津病院弾圧が組合つぶしのデッチあげであり、ヤツらがウチらの闘いをいかに恐れているかを見て取ることができる。中山支部委員長を閉じ込めることしかできない権力に対して勝利していることを確信した。

全国の闘う仲間の皆さん!今後も中山支部委員長と獄壁を越えて団結を深め共に闘おう!

何としても中山支部委員長を取り戻そう!
2月6日夜の中山崇志草津病院支部委員長激励壮行会は大盛況!『団結ガンバロー』と『インターナショナル』合唱でバッチリ締めた!
昨年、拘置所から奪還された時の中山草津病院支部委員長









2012/02/03

中山草津病院支部委員長への『呼出状』送達を弾劾する!

1月10日、最高裁判所第二小法廷・竹内行夫裁判長は、中山草津病院支部委員長の「懲役」判決に対する異議申立の棄却決定を行なった。これにより1月12日、広島地裁判決のデッチ上げ「窃盗罪」による中山支部委員長の「懲役1年6ヶ月」が確定した。
 そして1月30日付で、広島高等検察庁から2月7日、午前10時に広島高検に出頭せよ!という『呼出状』が送達された。中山支部委員長を再び収監しようというのだ!断じて許せない!広島の闘う仲間は、組合壊滅のデッチ上げ、闘う青年労働者つぶしの組合弾圧とトコトン闘います。
全国の仲間の皆さん!中山支部委員長と団結して、共に闘おう!
昨年2月4日、中山さんを奪還!↓
組合の仲間とガッチリと握手し、団結を強めた!2011・8・25広島高裁要請行動↑ 中山支部委員長と団結して、中山さんを守り抜くぞ!

1月の闘い②-1・28ユニオン春闘集会

去る1月28日、広島連帯ユニオンは12春闘勝利!の組合員集会を開催しました。
組合員と共に闘う友誼組合の仲間が多数参加して、今の大恐慌と震災-原発事故の下で、地域合同労組は「いかに闘い仲間を増やしていくのか」「団結を力にしていくには職場・地域でどのような闘いを貫いていく必要があるのか」、を真剣に討論しました。
例年、春闘スローガンに沿って情勢と路線を一般的に確認して「よしやろう!」という集会としてかちとってきましたが、本年は各組合、支部、職場から闘う中で生起している課題を率直に出し合い、語り合う集会となったと思います。組合を代表して集会で発言する際には語られ難かった問題も赤裸々に出され、本当に同じ壁にユニオンの仲間が直面し苦闘している姿が明らかにされました。そしてこの課題-職場で団結を拡大していくためにユニオンの各人の”生まれ変わり”ともいうべき転換が必要であること、そしてその導きの糸こそ、動労千葉労働運動であり、労働者自己解放の思想-マルクス主義であることが認識できたと思います。
冒頭、主催者と連帯あいさつの後、草津病院支部の中山支部委員長が、最高裁異議申立棄却!の暴挙を弾劾し、収監が目前に迫る中、断固、徹底的に完勝まで闘う決意を、この間の組合員オルグの苦闘を紹介しながら真剣に訴えました。さらに最近、労働相談のTELをしてきた労働者も参加してユニオンの闘いの息吹に触れ、集会後の面談と討論の後、即日組合に加入するという実践もあり、大変感動的な集会となり団結が強まりました。
集会では、青年部を先頭に職場で新自由主義ー民営化・非正規職化と真っ向から闘い仲間をつくろう!鈴コン分会や郵政非正規ユニオンのように、労働者全体の立場に立ちきって闘おう!1989年以来、地域合同労組として闘い抜いてきた広島連帯ユニオンこそ合同・一般労組全国協の拠点として先頭で闘おう!12春闘を呉市バス民営化絶対反対!の闘いを基軸に据えて、反原発・反失業!非正規職撤廃!で闘おう!と決意を固めて、団結ガンバロー!を三唱し、広島連帯ユニオンは、12春闘に本格的に突入しました。

全国の皆さん!2・11反原発(NAZENヒロシマ結成集会)-2・15国鉄集会-3・11福島・郡山県民集会を一体で闘い抜こう!とりわけ3・11福島へは全国から総力決起しよう!

1月の闘い①-1・21米子国鉄集会に参加

遅くなりましたが、去る1月21日に鳥取県米子市で開催された国鉄集会に参加してきました。その報告です。
米子では、6年前に伯備線の保線労働者の触車死亡事故があり、さらに昨年には中国地域最大の車両検修所である後藤総合車両所での死亡労災がありました。
この間JR西日本では、車両故障による立ち往生や車両整備の外注化・車両の老朽化による火災事故、信号や設備故障による列車運休などが激発しています。そしてその中で、駅や構内での業務を全面的に外注化する攻撃が激しくなっています。
労災による死亡事故は国鉄分割・民営化が根本原因であり、現在の外注化・非正規職化、偽装請負の横行に対して2名の国労米子の組合員が鳥取県労働局に申告(告発)を行い、安全と雇用を守るために起ちあがりました。
1047名の首を切り、200名以上を自殺に追いやった分割・民営化から25年目ををむかえるJR体制はガタガタです。JR各社は、さらなる民営化政策の徹底でのりきろうとしています。震災と原発事故の中でも日本の資本家の最先頭でJR各社が資本救済と原発推進の旗を振っています。自社の労働者が被爆労働を強いられているにもかかわらず鉄道の復興をしゃにむに推進するJR東、民営化の「成功」を売り物にして、財界をリードするJR東海会長・葛西敬之、そして107人もの労働者を虐殺して尼崎事故を開き直るJR西、どの会社も人をヒトとも思わない極悪の新自由主義会社です。絶対に許せません。
今、駅の契約社員の多くは青年労働者です。動労西日本の山田副委員長は不当な雇い止め-解雇に対して解雇撤回を貫いて闘っています。外注化・非正規職化はJRが先頭で進めているのです。今の労働者の非正規職化と不安定雇用を生み出したJR体制を撃つ!米子国鉄集会の提起した闘いは、私たちユニオンに結集して職場で闘う全ての労働者の課題そのものです。  この日のデモで、国鉄の仲間と共に闘う決意をJR西日本・米子支社に叩きつけました。


強い風の中をものともせず、JR米子駅前を支社に向かって進むデモ隊