2009/03/25

3.25広大生協労組|店長職3名が残業拒否のストライキ

広大生協労組は3月25日、生協理事会に対する抗議行動と、09春闘第1波のストライキを残業拒否闘争として闘い抜いた。広大生協理事会は、店長職には「名ばかり管理職」として長時間のサービス残業を強制し、パート労働者には低賃金を押し付けてきた。労働基準監督署の指導を受取拒否してまで「店長は管理監督者」と強弁する生協理事会に、激しい怒りが巻き起こっている。店長職の組合員3名が始業から8時間で次々ストに突入し、ある職場では閉店業務を理事が行わざるを得ない事態が生み出された。

-------機関誌『団結』No.161---------------

賃下げ・首切りをぶっとばす労働者の団結を
本日、8時間を超える残業を拒否してストライキに入ります


こんなに働いても働きが悪いというのか? 時給756円を!


 昨日、労組書記長の中島組合員が東広島地区の労働者代表として、産業別最低賃金適用の交渉を行ないました。
 理事会は、十年近いベア無しは、何ら謝罪すべきことではない、と今年度も全くベアを考えてないと明言しました。『広大生協では他生協に比べて、労働投入量が1・5倍である(つまり3分の2しか働いていない)。労働者には、永年その改善への協力を依頼してきたがうまく行かなかった。賞与も入れて千円を超える時給はそんなにはない。』などなど賃金を上げない理由ばかりが聞かされました。
 そのくせ、吉山常務(元御用組合委員長)が専務理事になったとしたら、理事会室長の兼任は出来ない、と高給取りの役職ポスト「設置」を示唆しました。食堂への正規職員の補充は、過重労働問題の解決にならないと言っているのとは大違いです。
 以上のような理事会の姿勢なので残業協定は結ばれませんでした。従って理事会が労働基準監督署の是正指導に従わず残業を命令することは違法です。社会的に非難されることです。
 労組としては、本日第一波として賃上げを要求して、残業拒否のストライキに入ります。共に闘いましょう。

食堂部店長の残業代を支払え!
労基署の指導内容を公開せよ!
証拠のタイムカードを開示せよ!


 生協理事会は、労働基準監督署から指導を受けながら、その受け取りを拒否し、『店長は経営者と一体の管理・監督者にあたる』との反論をしていることを理由に、労組への回答を引き延ばして来ました。しかし、労基署に反論しても指導は撤回されないと、相手にされてないことが明らかになりました。店長は管理・監督者に当たらないということを、残業拒否のストライキではっきりさせようではありませんか!未払い残業代を絶対に払わせよう。
 パート労働者は低賃金で、労働災害が頻発するほどこき使い、店長には残業代も支払わないでおいて「もうかってない」「働きがたりない」と言わんばかりのやり方にはもうへきえきです。労働者を喰わせることが出来ないなら、経営者を辞めるべきだ。

労働者が社会を仕切る時代へ

 トヨタ、マツダが生産を6割も削減し、労働者に対しては、ボーナスを80万、50万と無慈悲にカットしています。この勢いはもっと加速します。
 一方に膨大な金持ちがおり、他方に毎日の生活が脅かされる労働者が生み出されました。資本主義はむき出しの『弱者強肉』の本質を示しています。 このひどい仕打ちに抵抗できないように、労働運動を無力にしようと、20年前国鉄(現JR)が分割民営化されました。派遣法制定もその結果です。更に、公務員労働者全体に『一旦解雇・選別採用』の手法が狙われています。社会全体を一割の正規労働者、九割は非正規職にするためです。
 しかし、全国で闘う労働組合を甦らせようとの運動が沸き立っています。分割民営化とストライキで闘った『動労千葉』がその先頭にたっています。職場でも管理職にこびへつらわず、職場の支配権を握って闘っています。動労千葉の闘いによって1047名の解雇を行なった分割民営化攻撃は本質的には失敗しています。動労千葉のように闘って賃下げ首切りを阻止しよう!

3.19全造船機械三菱広機分会が半日スト

三菱重工工作機械事業部栗東工場では、三菱支部工機分会・
広機分会が3月19日午後半日ストを取り組みました。スト参加者は3名で、共同で社宅ビラ入れを取り組みました。

2009/03/20

草津病院支部が09春闘ストライキ


3月19日、広島の草津病院で、広島連帯ユニオン草津病院支部の指名ストライキ闘争が闘われた。今回のストライキは、病院当局が「新評価制度」を4月1日から導入しようとしていることに対する医療労働者の怒りの決起だ。
組合員は早朝より、職場内で「ストライキ」を訴える朝ビラを配布し、午前9時よりストライキ通告をして支援の仲間と合流しました。支援に駆けつけた労働者や学生の仲間は、最寄りの新井口駅頭で通勤する労働者にビラまきを行ないました。職場でも駅頭でもユニオンのビラはどんどん受け取られていった。組合員と支援は、病院の中の労働者に聞こえるように波状的にストライキ突入集会を繰り返して、本日のストライキ闘争をやり抜いた。
昨年より病院当局は、新たな搾取のために「新評価制度」の導入を準備してきたが、組合は「評価制度絶対反対」だ。「評価制度」は労働者どうしを競争させ、過重労働やサービス残業を横行させて、私たちの賃金を削減する制度に他ならない。労働者を資本と管理職の言いなりにさせ、労働者の団結を破壊し職場を分断する。だから組合は、評価制度絶対反対なのだ。
この組合の主張は、職場労働者に圧倒的に支持されている。病院当局は、就業規則を改悪し組合活動の禁止を狙ってきたが、本日のストライキで吹っ飛んだ。ストライキは労働者の怒りに火を付けたのだ。3・20東京・渋谷デモをともに闘おう。

草津病院支部09春闘ストライキアピール


草津病院で、ともに働く皆さんへ

 資本家や政治家やメディアなどは、「100年に1度の大恐慌だ」と言っているが、その原因をつくったのは資本家じゃないか!その資本家が、会社を倒産させないために派遣・非正規職労働者・正社員への膨大な首切り攻撃をしてきている。その現実そのものが、深い眠りに入っていた労働者の怒りを呼び覚ましている。

しかし、連合や全労連は今や完全に資本家階級の手先となっている。今年1月15日に経団連の御手洗と連合の?木が「労使共同宣言」を結んだ。資本の首切り攻撃を容認し、「ワークシェアリング」で労働者の共倒れを強要している。資本家と手を結び資本主義の危機を乗り切ろうとしている御用組合に労働者を組織する展望はない。

今こそ労働者の眠りを解き放ち、労働運動の力で労働者の解放を勝ち取るために、闘う労働組合・動労千葉の3/17〜19ストライキと連帯して、職場でストライキに起ちあがろう。

 資本が儲けるために労働者を酷使するのは草津病院もまったく同様だ。病棟再編以降に患者の入退院が約2倍になり、増加した業務や入院患者の対応で前残業や後残業をして疲労が蓄積している職員がたくさんいる。そんな状況の中で新評価制度を今年4月1日から開始することに組合は絶対に反対する。「患者のため」「地域の医療のため」などと言いながら、病院資本のために身を粉にしていく働き方に絶対に反対する。

もうこれ以上「怒り」を押し殺して働くことを、私たち草津病院職員=医療労働者は止めにしよう。「怒り」を全面的に解き放って「生きさせろ!」を合言葉に病院資本に総攻撃を開始しよう。

世界金融大恐慌で資本主義が破産した今こそ、労働組合に加入して団結したらどんな強敵でも倒すことができます。3・20東京・渋谷で、闘う労働組合の全国労働者集会が開催されます。私たちの怒りを一つにしよう!全国の労働者とつながろう!ユニオンに加入して団結してともに闘おう!


以上

2009年3月19日      
広島連帯ユニオン草津病院支部
支部執行委員長 中山 崇志


広島連帯ユニオンのサイト http://www12.ocn.ne.jp/~union-hi/index.html からビラをダウンロードできます

2009/03/07

NTT関連連帯労働組合(広島連帯ユニオンNTT関連支部)を結成


労働組合を結成しました
一緒に労働組合に入って団結しよう!


※寄せられた相談などの秘密は厳守します。

NTTで働くすべての労働者の皆さん。この度、非正規職の労働者が中心となってNTT関連連帯労働組合(広島連帯ユニオンNTT関連支部)を結成しました。
 正規・非正規・派遣・請負の違いを問わずNTTで働くすべての労働者が加入できる労働組合です。
 ぜひ私たちの労働組合に入ってください。団結して資本の攻撃とたたかおう!

一人のクビ切りも許さない職場の団結をつくろう

 私たちが労働組合をつくった最大の目的は、「一人のクビ切りも許さない団結を職場に作り出すこと」です。
 ご存知のとおり私たち非正規職の労働者はたった3ヶ月の細切れの雇用契約で働かされています。そのため、いつも雇い止め・首切りの不安を抱えながら働いています。まともな生涯設計もできません。
 また、実際にも、しょっちゅう行われる組織の再編のたびに、派遣社員や契約社員が雇い止めになっています。しかし、みんながバラバラにされている結果、となりの労働者が首を切られても、黙って見ているしかなかったというのがこれまでの現状ではなかったでしょうか。
 現場を動かしているのはわれわれなのに、こんな働かせ方はおかしい。バラバラに分断されたこの現実をなんとしても変えたい。そのためには「一人のクビ切りも許さない職場の団結」が必要だと思います。

いまこそたたかう労働組合運動の出番だ!

いま、リーマンショック以来、製造業を中心にして首切りの嵐が襲いかかっています。 不況はこれからさらに深刻化していこうとしています。私たちも他人事ではありません。
 資本家どもは労働者への大量首切り・賃下げで自分たちだけは何とか生き残ろうとしています。
 しかし、社会を動かしているのは私たち労働者なのです。資本家はこの20年間、ほとんど投機(ギャンブルだ!)しかやっていない!そんな連中を救うために、大量の労働者が路頭に放り出され、住む家さえも奪われるなどということはどう考えてもおかしい!
 いま起きていることは、資本家連中にはもはやこの社会を運営していくことができなくなったということだと思います。
 したがって、いまこそ労働組合運動の出番です。労働者が団結して闘って、資本のクビ切りや賃下げその他あらゆる横暴を絶対に許さないことが必要です。そして団結を拡大し、労働者の力で社会を変えるときです。

団結すれば労働者は勝てる 動労千葉のようにたたかおう

 最大の問題は、資本のクビ切りや賃下げとまったくたたかわない連合・全労連など体制内労働運動の腐った幹部どもです。NTT労働組合も今春闘の賃上げ要求を早々と取り下げました。いまこそ大幅賃上げを要求してストライキで団結を固めるときではないのか!
 こういう資本とたたかわない労働運動が職場でのさばっている現状を変えることが必要です。
 昨年11月2日、動労千葉(国鉄千葉動力者労働組合 ※注)などの呼びかけで、「たたかう労働運動の全国ネットワークをつくろう」「国境を越えた労働者の国際的団結を!」というスローガンのもと、全国労働者総決起集会が東京で行われ、5700名の労働者が集まりました。この場に集まった全国の労働者は自分の職場の中で、腐った組合幹部と対決しながら、労働運動をよみがえらせるために奮闘している人たちです。また、韓国やアメリカでも同じように現場の労働者が腐った組合幹部と対決して資本の攻撃とたたかっています。こうした労働者の代表もこの集会に参加しました。
 私たちはこの全国・全世界の仲間とともに職場の労働者の団結にとことんこだわってたたかえば、必ず勝てると確信しています。
 とにかくクビ切り絶対反対で、職場に団結をつくり、団結を強化し、団結を拡大することにトコトンこだわる労働組合です。一緒に組合に入って、団結しよう!

注:動労千葉(国鉄千葉動力者労働組合)JRの運転・検修職の労働組合。87年の国鉄・分割民営化時の10万人クビ切りに唯一ストライキでたたかい、今も団結を守り抜いて毎年春闘をストライキでたたかっています。トコトン現場労働者を信頼し職場の団結にこだわる労働組合で、いま若い新組合員を続々と獲得しています。この動労千葉が呼びかけて10年前から毎年11月に全国労働者集会をが行われ、全国・全世界のたたかう労働者のネットワークがつくられています。