2014/03/31

14春闘勝利!職場に闘う労働組合を!(草津病院支部)

14春闘も前半戦が貫徹されて、いよいよ後半戦に入っています。草津病院支部では、この間、職場で「春闘アンケート」に取り組んでいます。春闘でのアンケート活動は、実に3年ぶりですが、組合員でない職員の人たちからも、組合へのいろいろな意見や訴え、現状報告が寄せられています。

3月の職場ビラをアップします。

『医療の現場』No.66(2014/3/8)

●とめろ民営化、非正規職なくせ、過労死許すな!大幅賃上げを!

 14春闘で職場に闘う労働組合をつくろう!


●14春闘アンケートにご協力下さい
 草津病院で働く仲間の皆さん!ごくろうさまです。
 慢性的で危機的な人員不足の中、職員は身を削って現場を回しています。ですが、どれだけ頑張っても報われていない!こんな労働条件の下では誇りを持って働くなんてムリ!って思いませんか?
 あまりの多忙化・過重労働で、職員間で仲間を思いやる気持ちの余裕も奪われ、個人への不満や攻撃といった不調和が起きてはいませんか?誰に何を言おうと現状は変わらないと諦めてはいませんか?確かに個人の力では限界が有りますが、正規も非正規も区別なく、働く仲間が一丸となれば悪循環から抜け出せると思います!14春闘のとりくみとして、組合では『14春闘アンケート』を実施します。草津病院で働く全ての仲間にアンケートへのご協力をお願いします。

●超多忙化・過重労働、過労死許すな!
 組合はこの間、組合員や職場の仲間の意見を集約してきました。『医療の現場』NO.65(前号)の内容は、職場の率直な声であり、切実な要求だと思います。また昨年の8月以降の8病棟再編~病院全体の病棟再編によって、今や職場が”疲れ果て、壊れ始めた”と警鐘を鳴らしてきました。
 職場は、①病棟再編による人員配置転換②業務変更に対応できず、退職や病休に追い込まれる③要員不補充による欠員④多忙化・長時間労働強制-サービス残業の横行・過労のため体を壊し退()職⑤最悪の場合は現職死亡になる、という”負のスパイラル”が生じています。14春闘は、全国の仲間にも草津病院にとっても『長時間労働やめろ・過労死許すな!』が労働者の切実な要求になりつつあります。私たち労働者が、生きていくためには、病院の経営施策と闘っていかねばなりません。
 その上で、①長時間労働-休暇が取れないことによる過労死②人員不足による職場の安全の崩壊③電子カルテ導入から始まる業務の合理化・効率化による過重労働④サービス残業の横行⑤非正規職(嘱託・派遣)の低賃金での使い捨て⑥人事評価制度の恣意的運用によるパワハラ、という重大事態が次々と起こっているのです。


●新自由主義の医療制度改革-救急病院化が一切の元凶だ!
 一切の問題は、救急病院化から始っています。救急で稼ぐための病棟再編について病院は「単に8病棟の『施設基準変更』だ」と言ってきましたが、起こっていることは病院全体にわたる合理化であり、営利化です。病院に市場原理を導入することは、病棟を「命よりカネ」の施設に変えていくことです。このことは、今や誰の目にも明らかです。
 突き詰めて言えば、病棟再編とは救急病院化にともなって、医療制度改革の中で利潤を上げるために強引に進められてきたということです。
 この新自由主義・金融資本の「命よりカネ」「市場原理」「利潤至上主義」が、病院を今までとは全く異質な営利目的の事業所に変貌させています。

●インフルエンザ院内多発は病院の責任
 たとえば最近現場では、感染症予防ということが厳しく言われていますが、患者や職員に多くの罹患者が出ています。インフルエンザやノロの予防と発生に関する責任は、本来なら医療機関である病院が取るべきです。病院経営で利潤を上げているのなら、なおさら職場の安全は経営者が守るべきであり義務です。しかし草津病院では、患者の感染症予防はやるが一番肝心な職員の感染症予防については自己責任にしているのです。罹患したか否かも含めて外部の医療機関を自分で受診して判断しろ、というのです。そして罹患が明らかになれば、賃金など休業の補償もしないで、患者や病院の「安全ため」と出勤停止を命じてきます。全く許せません!
 そもそも職員の健康診断を外部の委託業者(メデックス)へと外注している医療機関(病院)とは何なのでしょうか!草津病院には、自前で検診可能なスタッフも施設もあるのです。にもかかわらず一切をコスト削減の問題にしているのです。
 全ては、職場の安全の責任を取らず、事件や事故が発生した場合でも職員に一切の責任を転嫁して、「訴訟リスク」を避けて金もうけに走る草津病院経営のあり方に根本原因があります。
 職員と患者の安全を守らず、全てを個人の責任にして労働者を分断していく新自由主義経営と闘い、労働者の手で職場の安全をかちとろう!

●安倍政権の成長戦略と対決して14春闘で安倍を倒そう!
 このような利潤至上主義の考え方を極限まで推し進めて、医療・介護・福祉の分野の全てを金もうけの道具にしていくのが安倍政権の成長戦略です。労働者にとっては、命のかかった問題であり、絶対に譲れません!安倍政権を闘う労働組合の力で打ち倒していこうではありませんか。
 14春闘は、安倍政権の医療制度改革攻撃との全面的な対決であり、医療労働者の死活のかかった闘いです。職場・地域の闘う仲間が総団結して闘うことに勝利の展望あります。そのために職場で団結を固め、病棟再編・合理化に対して絶対反対で闘い抜いていこう!
 職場の合理化に対する怒りを根底から爆発させて、職場要求を集めて、団体交渉を全職員の力でかちとりましょう!そのための春闘アンケートに、ご協力下さい。



『医療の現場』No.67(2014/3/31)

●団結し職場の安全と大幅賃上げをかちとろう!

 職場に闘う労働組合を!

 職場の仲間から「14春闘アンケート」への回答が次々と寄せられています。ありがとうございました。
 この中で職場の過酷な現状が明らかになりつつあります。
 この23月は、救急輪番の中で退職者や病欠者も出て、日々の労働がますます多忙となり、職場が本当に危機的な状態になっていました。このような状態では4月に新人を迎えても、職場に危険がいっそう拡大するだけです。
 14春闘で、過労死寸前の職場状況を変えて、新しい仲間とともに職場で安全に働くためには、絶対に闘う労働組合が必要です。全ての草津病院の働く仲間は、組合に加入して職場を変えていきましょう!未提出の方はぜひアンケートにご協力下さい。

●医療福祉法人のあり方の根本的転換
 本年1月20日、安倍首相の諮問機関である産業競争力会議は『医療・介護分野の成長戦略の中間的まとめ』を発表しました。
 この中では主に、①複数の医療法人と社会福祉法人をまとめて運用できる『非営利の持ち株会社(ホールディングカンパニー型法人制度)の創設』を認める。②医療・介護分野への「ヘルスケアREIT(不動産投資信託)」の導入、の2点を提言しています。
  【日本経済新聞3/28付 1面に記事】
 これは、金融商品を使って施設整備を進めることであり、福祉を投資-金もうけの対象にするもので、「非営利」どころか営利化(金もうけ)そのものです。
 すでにファンド(投資事業組合など特定の目的を持った複数の投資家による集団)による介護施設買収が始まり、過熱しています。ファンドは取得した施設を「優良な投資先」として転売するために、徹底的に合理化・効率化を推進しています。 
 マスコミでも「身売りされるごとに厳しくなる労働条件」「効率優先、人員は最低限」と報じられています。常駐の医師や看護師も極限まで減らされ、事故が起きれば”もみ消し”を指示され、これが発覚すれば責任の一切は現場の労働者に押しつけられるのです。この間、全国のあらゆる事業所で多発する労災や事故と全く同じ構造です(最近のJR川崎駅構内衝突・脱線事故や富山県の北陸自動車道・小矢部PAでの高速バスの衝突死亡事故など さらに言えば、広島市の中学校での日米クックによるノロ集団感染も同じ構図で、全て現場の自己責任にされ会社は責任逃れをしています)。
 このファンドの下、経営が一体化された複数の事業所の間を労働者が「人事異動によるキャリアアップ」と称して将棋の駒のように移動させられるのです。さらに、利用者の間にも”貧富の差”が持ち込まれて、悲惨な現状にある介護事業所が続出しています。働く仲間の間には、「人生を豊かにする仕事のはずなのに、逆に人の尊厳を奪っている!」と怒りが充満しています。これが”民営化”の現実であり、介護保険制度は、すでに完全に崩壊しています。

●安倍の『成長戦略』の柱は医療・介護の営利化
 しかし、民営化は、まだほんの序の口だと財界は言っています。安倍政権は、規制緩和・民営化攻撃を介護から医療の領域に一挙に広げようとしています。先の「非営利の持ち株会社の創設」の狙いは、徳州会病院のような巨大病院チェーン、介護施設を含む医療産業複合体(医療関連の企業があつまり金もうけシステムを構築する)を積極的に育成し、民間大資本を中心とした「医療提供体制の再編」を目指すものです。
 2012年の医療・介護報酬の改定では、「医療から介護へ」を合い言葉により安い経費のサービスに移行させて、最後は地域ボランティア(無報酬)へ押しつけるようにしました。一方では介護療養病棟は民間の「サービス付き高齢者住宅(サ高住)」へと移行させ、社会保障費の大幅削減と高齢者医療を金もうけの道具にする攻撃が進められました。今回(2014年)の診療報酬の改定では、病院の機能分化を進め、200床未満の病院や診療所に「包括払い」のしくみが新設されます。
 「自由に医療機関が選択できる」という謳い文句で国民皆保険制度を覆し、アメリカ型医療の ”命よりカネ”の制度を導入しようとしています。ここでは外資をはじめとした保険ビジネスが利潤のために社会保障を食い物にしていくのです。医療制度改革絶対反対で医療・介護の労働者が、今こそ現場で団結して闘う時です。

職場に団結を!闘う労働組合に加入しよう!


 ■草津病院支部の14春闘スローガン
①安全崩壊をもたらす合理化である草津病院の新自由主義経営(救急病院化・病棟再編)絶対反対!
②医療事故、労働災害、労働強化・過重労働を許すな!長時間労働・サービス残業・過労死をなくせ!
③電子カルテ絶対反対!「業務の効率化」=さらなる多忙化を許すな!
④病院は職場の安全を守れ!労働者の健康保全は病院の責任だ!過重労働による罹患を労働者の自己責任にするな
⑤病院は労働者の酷使をやめろ!心身が十分に休養できるよう公休日を増やせ!
⑥人事評価制度は、職場の団結を破壊するパワーハラスメントであり、組合つぶしだ。直ちに廃止せよ!
⑦非正規職撤廃!嘱託制度なくせ=65歳定年制を実施せよ!
⑧今の水準の低賃金では生きられない!生活できる賃金を支払え!大幅賃上げ・ベースアップを!一律月額3万円(時給では200円)の賃上げをおこなえ!

2014/03/23

3.23三里塚全国集会に参加


 「三里塚が霞ヶ関に攻め上る!」という昨年、急逝された萩原進事務局次長の「遺言」を実現しようと全国から950人の仲間が結集しました。ユニオンの仲間も集会に参加し、広島や岡山、中四国や全国の仲間と共に、晴天の都心をデモ行進しました。
 成田空港会社が、金もうけのために、市東孝雄さんの農地を農地法を駆使して奪う!この希代の大反動のお先棒を担ぐ国家権力・司法=裁判所への怒りを新たにしました。
 三里塚農民をはじめ全国の農民にかけられたTPPをはじめとする営農破壊と農地強奪、農業の営利化による農業と食の安全の破壊は、外注化・非正規職化を推し進める新自由主義の生き残りをか けた政策であり、労働者と農民の敵は一つであり、同じ闘いだ、という農民会議の仲間の発言、フクシマの闘う仲間の発言に感動しました。闘う勇気が湧きました。
 ちなみに、3月26日に行われた控訴審の裁判では、4時間にわたる市東さんの怒りの陳述が終わらず、貝阿彌裁判長は時間切れだ、として脱兎のごとく逃亡して、裁判は続くことになりました。

2014/03/17

3.17動労西日本ストライキと連帯




 3月17日、動労西日本は、15時から広島印刷事業所、18時から五日市駅を拠点に、春闘ストライキに突入しました。地域の仲間も連帯行動に駆けつけ、広島連帯ユニオンからも、草津病院支部と不当解雇撤回をかちとった広島地域支部からアピールを行いました。

2014/03/16

3.16春闘大行動、450の結集で春闘後半戦へ


  合同一般労組全国協の呼びかけで、「3.16春闘大行動」が開催されました。全国からの参加も含めて、代々木公園に450名が集まりました。
東京都知事選を闘った鈴木達夫さんは連帯のあいさつで、「安倍政権は派遣法を改悪して非正規労働者をますます地獄に突き落とそうとしている。資本家に対し職場で徹底的に闘おう。安倍の改憲に反対して、私たちが立ちふさがっている。中曽根は新しい憲法を床の間にと言ったが未だにできていない。労働者の力で安倍を倒すことはできる」都知事選の時のように明快なアピール。
基調報告はわが全国協の吉本代表です。戦争の危機が切迫している世界情勢は日本での戦争か革命かを問うていることを鮮明にし、安倍政権の派遣法改悪、限定正社員、8時間労働制解体、解雇自由の攻撃と、正規と非正規は団結して闘おうと熱烈に訴えました。最高裁10万筆署名署名を武器に、自分自身がリーダーとなって闘いに責任を取り、職場に闘う労働組合を復権しよう。組織拡大・權力奪取へと、労働者が生き闘う指針をハッキリと指し示しました。
 特別アピールで動労千葉の田中委員長は、「春闘を労働者の手に取り戻そう。不当な解雇と歯を食いしばって闘っている仲間いる。これは仕方ない現実ではない、僕らの手で打倒しよう。危機に陥っているのはこんな社会を作った奴らだ。問題は絶対我々手でという真剣さだ。10万人署名こそ安倍を倒す力だ」と闘いの指針を示しました。
カンパアピールに続いて春闘を闘う決意表明です。ライフサイクル攻撃を打ち破った動労千葉青年部、2.23怒りのいわき行動を闘った動労水戸、2.16を北海道でも闘った国労闘争団成田さん、自治体、郵政、教労に続いて、小竹運輸労組の植田さんが、仮処分裁判に勝利し団結して闘うことで勝てることがはっきりした、3.9茨城春闘集会で支援共闘結成し連帯を拡げていくとアピール。さらに医療、金属、新たな分会を作ると千葉合同労組、全学連がつづきました。
まとめは全国協の小泉事務局長が、サンナビ闘争など地を這うような全国の闘いを紹介しながら、全国協の仲間が結集していることを報告。5.1メーデーから6.8国鉄全国運動大集会へ、10万筆署名をやり抜いて春闘を闘うことを訴えました。
集会後は渋谷の繁華街をデモ行進し、沿道からの拍手喝采で安倍打倒を共有しました。春闘後半戦へ、権力奪取の本格的第2ステージ突入を宣言する行動となりました。




2014/03/11

3.11反原発福島行動に1100名が結集!

イ・ホドンさん

ルーデックさん

  東日本大震災ー福島原発事故から3年目の3月11日、郡山市総合体育館で「3.11反原発福島行動'14」が開催されました。 平日にもかかわらず1100名が集まり、フクシマを無かったことにしようとする安倍政権を倒す決意を新たにしました。
 椎名千恵子さんの、「国も東電も原発事故の責任をとらない、それどころか安倍政権は原発再稼働。こんな国のあり方を変える3.11に」という開会あいさつで集会が始まりました。
 福島出身の高校生からのアピールに続いて、沖縄から元基地労働者の水島さん、和歌山で反原発運動を続けて来られた寺井さんからアピール。そして、今年は世界から反原発を闘う仲間が参加し、国際連帯が大きく前進しました。ドイツ・ゴアレーベンで放射性廃棄物最終処分場建設反対同盟前委員長のケアスティン・ルーデックさん「3.11は悲しい日だけどあきらめずに闘う日に。ドイツでは9日に全国各地で集会。再稼働反対、団結しましょう」、アメリカからスティーブ・ゼルツアーさん「アメリカでは明日各地で抗議行動、放射能克服できるというが真っ赤な嘘」、韓国から発電労組元委員長のイ・ホドンさん「原発事故に国境はない。東アジア反原発・原発廃炉の団結を強めよう」と次々発言されました。
 福島からのアピールでは、この間の福島のたたかいが全国のたたかいを牽引していることを示す発言が続きました。国労郡山工場支部の橋本さんから「団交で放射線対策をもとめてきたが、JRは国が安全と言っているので対策の必要ないと言ってきた。水戸から汚染列車が回送されて来ることに、組合で大衆的に反対し青年を作業から外し防護服を着けることを認めさせた。職場の声をまとめて一つにする力が労働組合にあることがはっきりした」、動労水戸の羽部さんから「子どもを被曝させるポケモン・トレインに組合として反対」、希望の牧場吉沢さんから「殺処分には従わない、放射能を浴びても証拠を残す。仮設住宅で朽ちない、立って国と東電を倒す」、農民の大内孝さんから「今年はビキニから60年、来年はヒロシマ・ナガサキから70年、なぜ止めることができなかったのか。都市と農村の対立を超えよう」、三里塚の市東さんからも「農民から農地を取り上げるのは死ねということ、霞が関へ攻め登ろう」、福島大生から「反原発活動をやめるよう大学が呼び出し。その先頭に清水修二前副学長、口先だけの反原発はごまかし」と。
福島からの発言の最後はふくしま共同診療所です。布施医師からは「福島県立医大は小児甲状腺がんは原発事故と無関係という。しかし、実際に起こっていることを否定できる根拠は何も示されていない。放射線の影響はあるという立場に立って診療する。福島だけでなく東日本全体の問題、検査を受けて欲しい」、佐藤幸子さんからは「国に逆らう診療所だから潰そうとしている、そんな力に絶対に負けことはできない。お母さんたちは自分発信していかなければいけないと覚悟を決めている」と、圧力や誹謗中傷にも屈しない診療所を全国の力で支えて行くことを訴えました。
 労働組合の闘いと、共に団結するあらゆる人々の闘いがひとつになって前進していることを示す、すばらしい集会でした。
 集会後、郡山駅までの2.4kmをデモ行進し、沿道のあちらこちらから手を振る姿が印象的でした。また、集会前には郡山駅前と体育館でプレイベントが開催されました。郡山駅前では、斉藤征二さん、星野曉子さん、元原発労働者の方からアピールに続いて、大道芸、ダルマ森さんの歌が、体育館では、野呂美加さんのアピールと劇団「曼珠沙華」、稲葉隆一さんのサックス、3.11ラップが登場しました。



2014/03/10

国際連帯レポートを発行


広島連帯ユニオンは、国際連帯レポートNo.1を発行しました。

2014/03/08

機関紙『連帯』No.240を発行


機関紙『連帯』No.240(2014年3月号)を発行しました。

ダウンロードはこちらから
広島連帯ユニオンのサイト機関紙のページ


 広島連帯ユニオンは、圧倒的多数の賛成で14春闘ストライキ権を確立しました。解雇自由のブラック企業との闘い、新自由主義医療との闘い、民営化・非正規化・賃下げ攻撃との闘い、14春闘は、かつてなく激しく闘われています。ブラック企業サンナビによる青年労働者に対する解雇攻撃は、安倍政権が進める「解雇自由」の攻撃の先取りであり、絶対粉砕あるのみです。この闘いの中で、ほんとうに闘う労働組合をよみがえらせようではありませんか。医療福祉の現場では、新自由主義医療による外注化・非正規化の矛盾が医療の安全問題として吹き出しています。新自由主義経営と対決する拠点建設をやりぬこうではありませんか。
 新自由主義政策が行き詰まり、資本家階級の支配がこれまでどおりに行かなくなっています。自分たちがもうけ続けるためには労働者の命などどうでもよいと、ますます新自由主義にのめり込んでいます。3・11で新自由主義の矛盾が一気に噴出し、この社会を変える以外にもう労働者は生きることができないことがハッキリしました。だれもがどう生きるのかを自分に問いました。安倍政権の回答は、8時間労働の解体、派遣法改悪、消費増税、原発再稼働、秘密保護法、集団的自衛権、武器輸出、そして戦争でした。私たち労働者の回答は、こんな安倍政権をぶっ倒すことです。
 いま、世界中で労働者が立ち上がっています。韓国では、民主労総を先頭に2・25国民ゼネストを全国各地でやり抜きました。世界中のいたるところで、労働者が立ち上がっています。根底にあるのは、資本主義のもとではもう労働者民衆は生きていけないということです。国際連帯をさらに推し進め、全世界の労働者がひとつになろうではありませんか。
 都知事選で、鈴木たつおさんが真っ向から安倍打倒をかかげて闘いました。ストレートな訴えが労働者の心をつかみ、労働組合がどう闘うのかを示しています。動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁10万筆署名をもって、あらゆる職場に持ち込もう。何事にも動じない決意、仲間を裏切らない団結、社会変革への確信、 決して難しいことではない、本当の社会の主人公である私たち労働者には、絶対できるはずです。その力を集めることができる労働組合を作ろうではありませんか。14春闘を、解雇撤回、拠点建設と組織拡大の春闘にしよう!
14春闘を、解雇撤回、拠点建設と組織拡大の春闘にしよう!

3・8広島春闘集会を開催

ブラック企業の不当解雇撤回させるぞ
3・8広島春闘集会を開催



 3月8日、広島市内において「全ての職場にたたかう労働組合を作ろう! 3・8広島春闘集会が新しい仲間も結集して50名の参加で開催されました。
 広島連帯ユニオンの鈴木委員長が開会のあいさつ。ユニオン組合員に対する株式会社サンナビの解雇攻撃について「めちゃくちゃな解雇であって何が何でも撤回させる」と決意を述べ、さらに「14春闘スト権を100%の批准で確立した。スト権を背景に各職場で闘う」とアピールしました。
  基調報告を広島連帯ユニオンの宮原青年部長が提起。安倍政権の産業競争力会議や経労委報告などを暴露しながら「14春闘は『労働者の力でこの社会を根本から変革しよう』とストレートに訴えた都知事選でスタートした。新自由主義の崩壊情勢の中で安倍は戦争と改憲、解雇自由、10割非正規化に絶望的に突き進んでいる。新自由主義の安倍を打倒する14春闘後半戦へ。各職場での新自由主義と対決する闘いへ。とりわけ広島連帯ユニオン組合員への解雇攻撃を、安倍政権の『解雇自由』の攻撃との対決としてユニオンと交流センターの総力で粉砕しよう。」と提起しました。
 続いて、特別報告として、2月28日にブラック企業サンナビによっ不当解雇の通告を受けた広島連帯ユニオン・広島地域支部のF組合員が登壇。「まるで通販で買った商品をクーリングオフするように労働者を扱おうとしている。働く者にそういうことをしてはいけないと確信している。解雇を撤回させる」と鮮明な決意をアピール。広島地域支部の仲間は「これは安倍政権の進める解雇自由の攻撃の先取りで既成事実にしようとしている。労働組合としてこんな解雇を許すことはできない。勝ちにいく」と決意を述べました。
 さらに特別報告の第2として、高陽第一診療所労働組合からアピール。当日集会前に行われた組合の臨時大会の成功を報告。「労働組合として原則的な闘いをやって勝利した」「外注化・非正規化・労組破壊の新自由主義と対決する」とアピールしました。組合員からも決意が述べられました。
 カンパアピールをはさんで、決意表明。動労西日本の大江委員長は14春闘第二派ストライキを3・17に行うことを報告。「労働者が団結すれば切り開けない道はない。労働者が社会を作る。社会を変える」とストライキに向けた決意が述べられました。自治体労働者からは評価制度絶対反対で闘ってきた経緯が語られ、3・14統一行動への決意が述べられました。広島連帯ユニオン草津病院支部は、安倍政権の産業競争力会議での議論を「医療における本格的な非正規化攻撃」と暴露。春闘要求を巡って職場で議論が起きていることが報告され「反合理化安全闘争を改めて一から作る」とアピール。中山委員長も「自分にとって2年ぶりの春闘。今までの分をはらす」と決意が述べられました。郵政労働者からは、めちゃくちゃな過重労働で働かされている青年労働者の実態が報告され、「青年労働者が生き生きと闘えるようにしていきたい」と発言しました。
 全ての決意を受けて広島連帯ユニオンの一貫田書記長が「3・11があり、新自由主義が行き詰まってどうするのかが突きつけられた。支配階級は戦争に突き進みますます新自由主義で行こうとしている。私たち労働者はそういう新自由主義をぶっ倒していくということが我々の回答」と述べ「都知事選ではストレートに革命を訴えた。私たちは国鉄解雇撤回10万署名でそれをやろう」とまとめ、動労西日本の大江委員長の音頭で団結ガンバローで締めくくりました。

2014/03/03

ブラック企業=サンナビの竹内社長は不当解雇を撤回せよ


写真は2月26日の退職強要への抗議行動。
この時の動画は
https://www.youtube.com/watch?v=GLDQFrMXGjw


ブラック企業=サンナビの竹内社長は不当解雇を撤回せよ
労働者使い捨て許すな!

 2月28日、株式会社サンナビの竹内社長は従業員のF組合員に対して全く不当な「解雇通知」を行ってきました。組合員はその場で絶対反対の意思を表明し、解雇通知書も受け取りを拒否しました。
 社長の竹内は社労士の瀬川と一体になってこの間、組合員に対して様々な難癖をつけて退職強要の攻撃をかけてきました。これは広島連帯ユニオンというたたかう労働組合の組合員であるさんを職場から排除しようという攻撃です。ユニオンはこれに対して「退職強要をやめろ」「労働組合敵視の不当労働行為をやめろ」と申し入れを行い、26日にはユニオンと地域の共闘の労働者12名でとともに社長に対して直接抗議をたたきつけました。しかし、竹内社長は「断固拒否なら解雇しかない」などといって解雇攻撃を行ってきたのです。
 広島連帯ユニオンは青年労働者を使い捨てにする今回の解雇攻撃を絶対に許さない! 解雇撤回までとことん闘い抜きます。

解雇は殺人だ!
 どのような理由があろうとも解雇は労働者の生活の糧を奪うものであり、「殺人」です。絶対に認めることはできません。
 竹内社長は労働者を殺す解雇を直ちに撤回せよ!

安倍政権の「解雇自由」の攻撃の一貫
 安倍政権はいま、日本経団連などの資本家どもと一体となって、労働者階級に対して、民営化・外注化=10割非正規化、超長時間労働・過労死、賃下げと解雇の全面的な攻撃をしかけています。その一貫として「解雇規制の撤廃」と称して正社員であっても自由に解雇できる法体制を作ろうとしています。そして法制定を待たず実際にも日本中でそうした解雇が行われています。資本家の立場に立った悪徳社労士、悪徳弁護士が一体となってそうした解雇攻撃をしかけています。
 今回の解雇攻撃はこうした安倍政権と資本家階級全体がやろうとしている「解雇自由化」の攻撃の一貫です。このような解雇を既成事実として許してしまうなら、労働者は資本家の思うがままに解雇され使い捨てにされてしまいます。

職場を動かしているのは労働者だ! 団結して闘おう!
 26日の抗議闘争の際、「解雇絶対許さない!これは労働者の命の問題だ!」というユニオンの怒りの声に対して、社労士の瀬川は「会社あっての労働者でしょう」と言い放ちました。ふざけるな! 労働者あっての会社だ!社長はそもそもほとんど会社に居ないではないか! 労働者が職場をまわしているし、社会も動かしているのだ。
 社長は労働者など簡単に解雇できると思っているかもしれないが、大間違いだ。こんなでたらめな解雇攻撃は団結して闘えば必ずはね返せる。


 
 




 

2014/03/02

[動画]ブラック企業=サンナビの退職強要に反撃!



2月26日の抗議闘争の動画です。左が社長の竹内。右が社労士の瀬川です。
2月28日会社側はF組合員への解雇通知を強行! 絶対許さない! ユニオンの総力で解雇撤回まで闘い抜く!

ビキニ・デー集会 in Hiroshima に参加

3月2日、ビキニ被爆60周年をむかえ、反戦被爆者の会と全国被爆者青年同盟の主催で『ビキニ・デー集会』が開催されました。「2・23怒りのいわき行動」のビデオ上映に続いて、中島健さん(反戦被爆者の会事務局長)が基調提起を行いました。安倍政権の福島圧殺・原発再稼働を許さず3・11反原発福島行動へ!高陽第一診療所をフクシマとともに闘う被爆者解放・階級的労働運動の拠点に!と題して、被爆者・被爆2世・3世は福島と連帯して階級的労働運動の先頭に立とうと訴えました。3・11情勢のもとで被爆者解放の闘いを根底からとらえ返す提起でした。
 高陽第一診療所労働組合からのアピールでは、高陽病院建設委員会の約束を紹介しながら、新自由主義と対決して労働者の団結で闘う拠点を作る決意が語られました。カンパアピールに続いて参加者からの発言では、8・6ヒロシマ大行動実行委員会、動労西日本が発言。そしてユニオン青年部からは、3・11を通して労働者の自己解放をハッキリさせた運動こそが必要、今の青年労働者の現状を見れば失うものは何もないと、闘う決意が明らかにされました。
 3・11へ、広島から大結集しましょう!

2014/03/01

国際婦人デー広島行動に参加


3月1日、国際婦人デー広島行動に参加しました。3・8国際婦人デーを記念し、新たに結成された婦人民主クラブ全国協福島支部の高橋恭子さんを迎えて、
  • 福島と連帯して、安倍政権と真っ向対決!
  • 女たちは力を合わせて、春の嵐をまきおこそう!
  • "命より金もうけ"の新自由主義の社会を変えよう!
  • 職場に労働組合を!地域に団結を!安倍政権は倒せる!
をスローガンに開催されました。
 婦民広島支部の今川支部長が、実行委員会からのアピール。国鉄分割民営化と時を同じくして制定された男女雇用機会均等法と労働者派遣法によって、非正規労働者が女性では6割になり、若年女性の貧困ということが社会問題になっています。安倍政権を一日も許せない、ではどうやって安倍政権を倒すのか、職場に労働組合をつくろう、各産別・各地域で、そして広島連帯ユニオンでの団結を拡げようと訴えました。
 高橋恭子さんは、原発再稼働に反対し、戦争に向かう安倍政権を許さないという思いを、心をひとつにして行くことを訴えられました。原発事故直後から福島のお母さんたちが困難な中でがんばって来られた姿を見て、あらため原発問題を理屈だけではなく生活の問題としてとらえ直してきたそうです。ふくしま共同診療所に対するバッシングをはねかえしてきたことが、固い団結を生み出しています。仮設住宅での困難な生活や帰村運動での被曝労働の問題、廃炉のための労働者の7割が福島県民という現実、その中で被曝労働をさせない労働組合が絶対に必要だということです。3・11反原発福島行動をともに成功させましょう。
 カンパアピールとデモコールの練習に続いて、室本けい子さんが保養のアピール、さらには広島連帯ユニオン草津病院支部をはじめ、医療福祉・自治体・教労などの女性労働者の仲間が次々に発言。労働組合の団結の力に確信をもって安倍政権を倒そうという、森実さん(ユニオン執行委員)のまとめで集会をしめくくりました。
 集会後は、「安倍の女性活用、お・こ・と・わ・り!」「女性は金儲けの道具じゃない!」と、繁華街を原爆ドームまでデモ行進しました。