2015/03/18

草津病院の病棟大再編絶対反対!3.18門前闘争|草津病院支部


 3.17団交は、草津病院資本が、命より金もうけの新自由主義的な施策として、生き残りをかけて病棟大再編攻撃にうって出てきていることをあらためて鮮明にしました。現在、それは強制配転の強行という形で進められていますが、今回の団交は、この攻撃の緒戦で資本の攻撃をはね返すものでした。強制配転と外注化・非正規職化の強行に対して、青年組合員が家族と一体で、怒りを持ってたちあがり、団交の現場でも怒りを資本に叩きつけ、感動的な勝利をかちとりました。
 その3.17団交の勝利の地平を引き継いで、翌18日朝、職場門前闘争をユニオンと交流センターが団結して闘いました。広島の闘う仲間12名が結集しました。横断幕を掲げた門前闘争は、昨年10月に次いで2回目ですが、 草津病院の職員のみならず、踏切を通行する人たちや電車の乗客などからも圧倒的な注目を浴びていました。南口で75枚、東口(裏)で25枚のビラが配布されました。
草津病院支部の中山支部委員長をはじめ、高陽第一診療所労組やユニオン青年部の仲間が次々とマイクをとりアジテーションをしました。
 出勤してくる労働者の多くはビラを受け取り、会釈や「おはよう」「ごくろうさま」のあいさつをしていきます。「命より金もうけの病棟大再編絶対反対!」の横断幕を見た仲間は、「本当にその通りですよ」「ごくろうさまです」と笑顔でエールを送り、ビラを受け取りながら出勤していきました。
 15春闘の大手産別の「集中回答日」にあたる17日でしたが、本当の春闘の闘いを草津病 院を拠点にやりぬきました。総括の場で中山支部委員長から「ユニオンの15春闘の第1弾として、門前闘争をやりきった。病棟大再編との攻防は最大のヤマ場に入っている。資本とのやるかやられるかの非和解の闘いを貫いて勝とう!4月が最大の正念場です。支部は実力闘争を構えて闘います。団結して共に闘いましょう!」檄が飛ばされました。参加者は、それぞれの職場での闘いへの決意も込めて「団結ガンバロー」を唱和して闘争を締めくくりました。


2015/03/17

『きょうちくとう』No.101を発行|高陽第一診療所労組

15春闘 労働者は団結しよう!

団体交渉に結集して闘おう!

『きょうちくとう』No.101
2015/3/17
高陽第一診療所労働組合

回答書は理事会の追い詰められた姿。新施設の矛盾が明らかに!

理事会は、春闘回答書の中で、「診療所40年の歴史をかけて戦争と改憲攻撃に対決・・、反戦・反核・反原発、被爆者解放、医療・介護・生活の場の被爆者、労働者人民への奪還が私たちの基本スローガン・・重要な柱として新施設建設を成功させていく」と書いています。いろいろな言葉を並べて安倍政権を批判しながら、安倍が進めている新成長戦略で介護を民間に丸投げする「サービス付き高齢者住宅」に乗っかりその建設をすすめています。

 安倍政権はサ高住の全国的な建設を進める中で、残業代ゼロ法、外注化、非正規職化を医療・介護の現場に拡大し、ひいては全社会に拡大しようとしているのです。労働者をバラバラにし、使い捨てにし、団結体である労働組合を解体しようとする攻撃です。それが「内に向かっての階級戦争」の実態です。理事会は他の医療機関と競争して生き残ろうとする中で、そのお先棒を担いでいこうとしています。

 5月竣工と言いながら新施設の事業計画、職員の雇用、食事の外注化の問題も労組にも職員にも明らかに出来ず、こそこそ進めていくしかない状況は、新施設そのものが矛盾に満ちていて、労働者を分断していくものだからです。労組の「新施設建設絶対反対」の闘いが、その矛盾を明らかにし、理事会をそこまで追い詰めている事が春闘の回答で明らかになりました。

新施設建設絶対反対を貫いて団体交渉を闘おう!

理事会は現場の人員要求に「職員の皆さんとよく話し合っていきます」と毎回のように回答しています。しかし現場では何も解決せず、人員不足により問題が多発しているどころか、健康を破壊されています。安全は二の次にされ、責任をだれがとるのかもあいまいにされています。今後も「労働者的献身性」という造語で新施設では吉田先生を尊敬・信頼して診療所を守るために献身的に働けと言っています。

 戦争を止める力は労働者が団結して侵略戦争・改憲絶対反対を貫いて、安倍政権を打倒していくこと以外ありえません。労働者の団結にはすごい力があり、可能性は無限です。結集軸である労働組合で団結して闘えば勝利できると国鉄闘争が証明しています。

 新施設で労働強化を許さず、職場の仲間の健康と命を守り、生きていくための大幅賃上げを勝ち取っていきましょう。労働者にとって生きることは闘うこと、闘わなければ生きていけない時代になっています。この春闘を労働組合に入り共に闘いましょう!労組は労働者の団結の力を信じて闘っていきます!

2015/03/10

『医療の現場』No.87を発行|草津病院支部

 



 『医療の現場』No.87

2015/3/10
草津病院支部

面談たちまち異動発令!「希望を聞く」というのはウソだった

「強制配転・解雇」の病棟大再編 絶対反対!


 去る3月7日に開かれた『国際婦人デー記念3・7広島行動』で、草津病院の闘いを報
告した組合員の発言を紹介します。

■病棟大再編絶対反対の声を

 「命より金もうけ」の新自由主義社会の下で医療の全面破壊が進む中、病院という命の現場では、安全がすでに崩壊している現状です。それは誰の目にも疑いようのない労災という形で現れました。すべての職員が命より金もうけの経営のやり方に対して怒りを持ち、不安を抱いて働いています。安全崩壊の中で、その解決なしに新たな事業展開や病棟大再編をやるというのは許せない!というのが現場の声です。
 しかし、一人ひとりでは声を上げづらい現状もあります。だからこそ組合は、たちあがった職員の怒りを束ねて、現場の生の声としてあげていくことで、職場を変え、社会をも変えていくのです。

■今こそ、本当に勝負の時だ!

 安倍政権は、2月12日の施政方針演説で「医療改革」と言いながら、医療・福祉の全面破壊と社会保障の解体、混合診療解禁へと、医療・福祉を金もうけの道具とし、矛盾を労働者へ押し付けていくことを国会で堂々と宣言しました。今や安倍政権の最大の攻撃の的は『医療・福祉と介護』であることがはっきりしました。政府予算案では、防衛費を大幅にアップし、一方で医療費・社会保障費を削減しています。だからこそ介護の民間への丸投げである「サービス付き高齢者住宅」やいずれは医療・福祉労働者までもタダ働きさせることができる『残業代ゼロ法』などの攻撃を開始しました。
 草津病院の病棟大再編は、命よりカネ!と利潤のためにひたすら突き進む安倍政権下でかけられている攻撃です。組合は、病棟大再編絶対反対!を断固として貫いて闘ってきました。そして今、本当に勝負の時を迎えたのです。

■人事異動の強行は許されない

 この病棟大再編で認知症病棟である5病棟は、今までより2 倍・3 倍の収益があがる精神科救急病棟となり、介護職を必要としない病棟となることがわかりました。これまでケアワーカーの夜勤があった病棟が、以後はケアワーカーを必要としない病棟になります。これは夜勤手当でやっと生活が成り立っている職員への賃下げ攻撃であり、家族も含めて、現実に生きていけないところへ追い込むものです。

■「面談で希望を聞く」はウソだった!

 1月30日の団交で、平田事務部長は『現在、夜勤をしているケアワーカーの夜勤は異動があっても確保できるよう、最大の配慮をします。こちらから辞めてほしいとは思っていません。』と回答しました。その後、5病棟では、各人の「希望を聞く」と称して平田事務部長が「個人面談」をしました。しかし、この面談は個人の希望を聞くものではありませんでした。
 その面談からわずか半月も経たずに、5病棟への残留を通告された職員と、夜勤ができる病棟への異動が告げられた職員に振り分けられました。これは介護職がその誇りを奪われるというだけでなく、職員の間に分断を持ち込む『強制配転・退職強要・解雇』攻撃そのものです。

■強制配転・退職強要-解雇をやめろ

 私たちケアワーカーは、「屈してなるものか!」と怒りが込み上げてきます。このような不当配転に一歩も引かず闘う組合の団結の力に、経営側は脅威を感じているからこそ、卑劣なやり方を強行してくるのです。このやり口は、私たち闘う労働組合をつぶさなければ、病棟大再編はできないということを草津病院がしっかりと認識したということを示しています。

■病棟大再編の下で労災が発生

 病棟大再編の下、面談が水面下で進められている間にも深刻化する労災事故は多発し、危機的現状は私の身にも降りかかってきました。去る2 月21 日、私は顔面右眼下に傷を負う労災事故に遭いました。今でも凹んだ傷痕が残っています。右眼に直撃を受けていれば眼球は破裂していたでしょう。

■労災事故の責任は経営にある!

 昨年、団交でも明らかにしましたが、労災の原因は施設やハード面だけの問題でも、職員の過失でもありません。閉鎖病棟では、入院されている患者さんの動きを常に見守っている職員が必要です。私の勤務する1 病棟では慢性的な看護師不足です。全員が自分の眼の前の業務に集中してこなしていかなければならない今の状況では、今回のような事故は防ぎようがありません。病院の働かせ方が労災を引き起こしているのです。労働者の命を金もうけの道具とし、労働者を使い捨ての駒のように扱う、もうけ第一の考え方、安全に対しては、責任を取ろうとしない経営のやり方は決して許せるものではありません。
 団交で経営側は『人員は足りている』『安全が崩壊しているとは思わない』と回答し、必要な人員補充を拒否しました。その結果が今回の労災の発生です。「今の草津病院には安全に働ける部署はない」のです。組合は改めて病棟の安全の崩壊に怒りを爆発させて、一切の責任は経営側にある、すべての職場に人員を補充せよ!と要求します。この怒りは組合員だけのものではありません。草津病院で働くすべての職員の怒りです。

■職場の団結に無限の力がある

 一人ひとりの声は小さく思え、自分には変える力なんてないと思い、あきらめてしまいがちです。組合に入っていなければ私もそうだったでしょう。草津病院には元気に職場に根を張った組合があるのです。組合に入って国鉄集会・反原発集会、8・6ヒロシマ大行動などに参加し、みなぎるパワーを感じて、この闘いの場に集う仲間と共に、声をあげ、たちあがっている私が、ここにいます。

■組合で団結して生き抜こう!

 労働の『労』は「労り(いたわり)」「労い(ねぎらい)」といった意味を持つ漢字ですが、本来の労働とは、共に働く仲間と労り合い、労って共に団結して生きることだと思っています。
 私はこれからも一人ひとりの持つ力を信じて声をあげ、草津病院での闘いが国鉄
闘争と共に、医療・福祉職場の闘いの”先駆け”となるように頑張っていきます。


2015/03/07

国際婦人デー記念3.7広島行動に参加


 女たちは安倍を倒して輝こう!と、57人が参加した婦人デー行動は、解放感と力みなぎるものとなりました。
 司会からの開会の挨拶に続き、ストライキで春闘を闘う動労西日本から連帯の挨拶を受けました。そして、「この道(生活破壊と戦争)しかない」という安倍や資本家を打ち倒して、私達労働者の社会を実現しよう。女性達はその先頭に立とう!との基調提起の後、1)学童保育の外注・民営・有料化と労組としてどう闘うか、  を広島留守家庭労組の仲間が手作りの紙芝居を演じながら、2)学校統廃合、地方消滅攻撃に地域丸ごと大反乱、  を安芸太田町 婦民読者会の仲間が映像で分かりやすく、3)医療・福祉解体に労組拡大で闘う、 を病棟再編攻撃との決戦局面を迎えた広島連帯ユニオン草津病院支部から、高陽第一診療所労組との討議で作成したという熱烈な提起が行われました。そして、4)福島の親子の避難・保養・医療の支援から3・11反原発福島行動へ 、の以上4つの問題提起が行われました。
 国鉄闘争に展望を確信し、新自由主義と対決する「絶対反対!」の闘いで職場、地域で団結を拡大、拠点づくりの実践の提起に、30分間の全員参加のグループ討論も白熱しました。その後自治体、教育労働者、学生の発言と最後に方針提起で集会を終えて、原爆ドームまで元気よくデモを行いました。


2015/03/01

機関紙『連帯』No.252を発行


機関紙『連帯』No.252を発行しました。