2014/02/27

ブラック企業の退職強要に団結して反撃!



 2月26日、広島連帯ユニオンと地域の共闘の仲間は株式会社S衣料にたいしてF組合員への退職強要=解雇策動と不当労働行為に対する抗議闘争に立ち上がった。青年労働者を使いつぶすブラック企業にたいして、労働組合の原則的たたかいではねかえしていく闘いとして貫徹した。
 雨の中結集した広島連帯ユニオンと高陽第一診療所労働組合をはじめとした共闘の仲間は、仕事を終えたF組合員と合流し、社長と社労士のいる建物入り口で要求書をたたきつけた。「F組合員への退職強要をやめろ」「不当労働行為をやめろ」と怒りの声をあげた。
 私たちの怒りの声に対して社長と社労士は許しがたいことに、「話し合いができないなら退職勧告を行うことになる」と解雇攻撃をちらつかせてきた、F組合員は「そちらの結論は決まっているじゃないか!」と怒りの声を叩き付けた。さらに「解雇は絶対許さない。これは労働者の命の問題だ」という声に対して「会社あっての労働者でしょう」の本音。「ふざけるな、職場をまわしているのは労働者だ」と怒りがたたきつけられた。
 この間の会社側の退職強要の攻撃に対して、F組合員は断固自己退職を拒否し、組合員として会社と対決してきた。1年のほとんどを海外で過ごす社長は、なんとF組合員にたいして退職強要のための「団体交渉」を、他の従業員を使って申し入れさせようとしてきた。F組合員は不当労働行為にたいして、断固受け取りを拒否。職場ビラまきに決起し、26日の抗議闘争の先頭で闘った。
 青年労働者を使いつぶし、パワハラ・追い出し部屋で退職に追い込むブラック企業が横行している。しかし、労働組合に団結して闘えばかならず跳ね返せる。
 S衣料闘争は長時間労働・過労死許すな! ブラック企業許すな!の14春闘の闘いとして大勝利している。解雇を絶対阻止するまで闘いぬく。
 

2014/02/25

2.25韓国ゼネスト連帯!広島春闘行動

原爆ドーム前で 2.25韓国ゼネストに連帯して集会
 2月25日、広島連帯ユニオンの呼びかけで、「韓国ゼネスト連帯!広島春闘行動」を行いました。ユニオンを先頭に、医療、鉄道、自治体、民間などの労働組合員約30人が結集し、壹貫田書記長の司会で原爆ドーム前で集会を開きました。宮原青年部長が基調報告を行い、「民営化絶対反対でゼネストに立った民主労総と団結し、非正規職撤廃、過労死許すな、大幅賃上げの春闘に立ちあがろう」とアピールしました。
 デモ出発、韓国ゼネストと連帯しよう!
 本通り商店街をデモ行進(1)
止めろ民営化!非正規職を撤廃しよう!
 本通り商店街をデモ行進(2)
過労死許すな!大幅賃上げ!
アリスガーデンでまとめ集会
動労西日本大江委員長が「ともに立とう」と青年に訴え。

2014/02/24

ブラック企業の退職強要を許さない!

14年春闘勝利! ユニオンに結集して闘おう!

会社からの不当な退職強要

 2014 年1 月20 日夕方。S社はユニオン組合員に対し、会社を辞めてもらうとの通告を社会保険労務士とともに突きつけてきました。
 その理由も、雇用契約に反しているからという一点のみ。土曜日出勤に応じず会社に非協力的だ(※)とか、働きに応じて会社は給料を出しているのにちゃんと働けていないということなどを挙げつらってその根拠としています。はっきり言ってしまえば難癖です。

※土曜日出勤は労働強化であるので、労働組合とともに応じない方針を打ち立てています。

不当な退職強要を断固拒否

 殺人予告とも言えるその通告に、もちろんその場ですぐに「お断りします」と明言しました。
 どんな理由をつけようとも、労働者の首を切るなんて絶対許せません。生きるためにこんな退職強要は断固粉砕する決意です。
 また、退職させるに際しては金を積むようなことを社長、社労士ともに口にしています。つまり、何が何でも辞めさせたいということです。
 労働組合の組合員がいては実現が困難なこと、たとえば就業規則を改悪して会社の稼働日を週7 日にしたり、営業時間を拡大したりなどの労働強化を狙っている可能性が十分に考えられます。
 このようなことにも、どんなことにも黙って従う「つかいやすい」人だけを会社に居させる魂胆です。

団結の力で退職強要をうちやぶる!

 会社は更に、会社を辞めさせるための“面談”を設けてきましたが、当日の1 月23 日始業前、広島連帯ユニオンの壹貫田書記長とともに、面談の中止と今後はユニオンが対応する旨の要求書を社長(と社労士)に手渡し、この目論見を粉砕しました。
 このような労働問題に一人で対応すると泣き寝入りを強いられる場合が多々ありますが、私は私が所属する「広島連帯ユニオン」で、組合として闘っています。これまでも私は会社から幾度も攻撃を仕掛けられていますが、労働組合に結集した団結の力で常に打ち破っています。
 みなさんはこのような退職勧告、組合排除や労働強化を許してよいと考えられますか?
 これらは今や誰にでも降り掛かり得るものであり、決して他人事ではありません。
 会社のやりたい放題を今粉砕しなければ、回り回って子や孫の世代にも必ず同じことが起こります。それを阻止するためにも、今ともに闘いましょう!

2014/2/24広島地域支部

2014/02/22

ひろしま労働学校で草津病院支部が報告

2月22日に、広島県労組交流センターが主催するひろしま労働学校(第Ⅳ期)第7回が、広島市幟会館で開催されました。
 広島連帯ユニオン草津病院支部が『職場で反合理化運転保安闘争路線を、いかに貫くか』と題して「14春闘の実践編」ともいうべき報告を行いました。
 中山支部委員長デッチ上げ弾圧をはじめとする組合つぶし・団結破壊に対して「ひとりの仲間も見捨てない」「いつも労働者の身近にある労働組合」を合言葉に闘ってきたこと。労災や医療や福祉の現場での事故に対しては、「事故の責任は労働者にない。一切は資本(病院経営)の責任だ」と言い切り、病院と非和解で闘ってきた地平を報告しました。支部委員長、支部書記長を先頭に組合員も職場の闘いの報告をしました。その後、広島の働く仲間から、どうすれば多数を獲得できるのか、など活発な質問と提起か次々と出されました。
 特に職場で春闘を闘う青年の発言は、今まさに職場で闘っている実践に根差したものばかりで、さながら14春闘の闘争委員会のような労働学校でした。
 国鉄闘争全国運動の呼びかけ人の李東碩さんからは、韓国の国民ゼネストの報告、訪韓行動の提起がありました。自分の職場でも広大生協労組などと共に闘い、個別資本との闘いにとどまらず地域と産別に闘いを広げて、拠点の団結で地域の資本や総資本とユニオンが対決していくような闘いを広島でも組織しよう!との報告がありました。

 ひろしま労働学校後に、第2回14春闘集会実行委員会が開かれ、労働学校での熱い質疑応答が引き継がれました。
そこでは、当日の高陽第一診療所労組の「新施設建設絶対反対」を軸にした外注化・非正規化阻止の闘いが報告されました。
 最後に、2・25韓国国民ゼネスト連帯闘争、3・8春闘集会への参加が呼びかけられました。

2014/02/16

国鉄闘争全国運動が2.16労働者集会


 2月16日、国鉄全国運動の「国鉄分割・民営化不当解雇から27年2.16労働者集会」がすみだ産業会館で開催されました。呼びかけ人の花輪さんが、「人間解放、労働者階級の解放をかちとりましょう。万国の労働者とともに闘いぬくことを誓う」と開会のあいさつ。
 動労千葉からの報告は田中委員長から、「27年間こうして生きて闘い続けてきたのは皆さんのおかげ、9.25判決は労働運動に一石を投じた。不当労働行為だったことを証明し、ひっくり返す手がかりをつかんだ。安倍政権の戦争と首切りの原点は国鉄分割民営化、労働者が社会を作っている以上労働組合の肩にかかっている」と、労働組合こそが先頭で闘うと決意を鮮明にされました。
 続いて都知事選に挑戦した鈴木達夫さんから、「労働者の本格的な反撃が始まった中で、ハッキリと私たちの考えを示す必要があると決断し都知事選に立候補した。武内さんが日弁連の会長選で4200票を獲得し、法政大学の暴処法裁判高裁判決で無罪をかちとった。団結して闘えば勝てる。皆さんと勝利感を共有したい。革命が必要だということを一点の曇りなく訴え、自分も職場で闘うという青年労働者が現れた。」と都知事選を総括されました。
 特別報告として、「暴かれた真実ー最高裁判決へ向けて」と題して動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫さん、「世界を揺るがした韓国鉄道労組スト」と題して全国運動呼びかけ人の金元重さん、「自治体民営化・委託労働者の現状と課題」と題して小菅下水処理場委託職員ユニオンの橋本武朋さんから報告がありました。
 外注化、非正規職化のもとで闘うすべての労働者が、共に闘い勝利する展望をつかんでいることが実感できる集会でした。動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁10万筆署名を集めきりましょう。
動労千葉田中委員長発言

2014/02/12

2.11NAZENヒロシマ集会に参加

「福島の健康問題で闘うこと、それを全国の課題に」
ふくしま共同診療所杉井先生が講演

 2月11日、すべての原発いますぐなくそう!全国会議ヒロシマ(NAZENヒロシマ)の集会が、広島市南区民文化センター・スタジオで開催されました。開会あいさつで呼びかけ人の吉原さんは、教会の会報などで被爆者としての福島への思いを訴えてきたことを交えながら、ふくしま共同診療所を支えていきたいとあいさつされました。
 ふくしま共同診療所の杉井先生が、「福島の健康問題で闘うこと、それを全国の課題に」というテーマで講演され、子どもの甲状腺ガンが疑いも含めて74人となったのに原発事故による健康被害を隠そうとする福島の現状、避難・保養・医療という3原則を打ち立てながら診療所を発展させて行く苦闘について語られました。1時間の講演はあっという間で、もっとじっくりと聞きたい内容でした。
 保養に取り組む室本さんのカンパアピールに続いて、高陽第一診療所労働組合の森末委員長が基調報告、東京都知事選にNAZEN呼びかけ人の鈴木さんが立ち上がり1万人を超える安倍打倒の声を結集した、ふくしま共同診療所を支え高陽第一診療所を新自由主義医療と闘う拠点に、と訴えました。
 広大原医研の大瀧先生、「黒い雨」被爆者の高野さん、NAZEN山陰の福間さん、広大学生自治会の百武委員長が意見表明。最後に呼びかけ人の中島健さんが、帝国主義から医療を取り戻そうという高陽病院建設の原点に帰って闘おうという閉会あいさつで集会をしめくくりました。3年目の「3・11」に向けて、ふくしま共同診療所の取り組みをさらに進め、福島とともに団結して行きましょう。


2014/02/11

機関紙『連帯』No.239(2014年2月号)を発行


 機関紙『連帯』No.239(2014年2月号)を発行しました。

ダウンロードはこちらから(1.7MB)

2014/02/07

医療の現場No.65|草津病院支部

14春闘要求を確立し団結して闘おう!
『医療の現場』No.65
2014年2月7日発行
草津病院支部

 14春闘に向けて職員から組合へ要望が寄せられています。組合では「14春闘アンケート」を取り組むことにしました。皆さんのアンケートで「要求書」作り、病院へ要求したいと思います。ぜひご協力お願いします。

長時間労働・休暇が取れない・過労死問題

 草津病院では、これまで職員が何人も重大な病気にかかっても働き続け、その中には不幸にも死亡された方もおられました。しかし、それらの病気はすべて「私病」で、個人の健康管理だけの問題でしょうか。労働者が体を壊すのは働かせ方に問題があるのです。
 合理化による業務の増加や変更で長時間労働を余儀なくさせられ、体調不良で病気になります。また一方、病気休暇や退職となっても要員は補充されません。判っていても業務をこなすために「休暇が取れない」現実を強制されているのです。

各部署で職員の増員かちとり職場の安全を確保しよう

 業務のミスは、特に仕事が不慣れなことや疲労(過労)状態で引き起こされます。この間誤薬問題は減少したものの、今度は転倒転落事故が増加しました。
 病棟再編が開始されてから、どこの職場でも業務にゆとりがなく、業務の失敗や間違いは続いています。「ニアミス検討」で決められた方針がさらにストレスになることがあります。

業務の合理化とパソコンについて

 合理化攻撃として電子カルテが導入されましたが、パソコンが職員の人数分設置されておらず業務に支障をきたしています。個人的に管理職に進言してもかなえられません。パソコン端末器の不足は、職員に過重で深刻な長時間労働を強制しています。『パソコンを1台増やしてほしい』というのは切実な現場の要求です。

労働時間管理の問題、サービス残業

 出退勤の確認について、草津病院も以前はタイムカード制でした。現在は「管理職との確認」と「出勤簿」になっています。この方式だと出退勤時間の確定が管理職の認定や個人の申告に左右され、評価やパワハラの問題とも繋がり、サービス残業を助長する温床になっています。

賃金問題・非正規(嘱託)問題

 新賃金体系が実施されてから、一度もベースアップ(一律賃上げ)がなされていません。また嘱託職員から「賃金が2割カットされているのだから、(正規職より)2割仕事量を減らしてほしい」という声が寄せられました。『ハードワークなのに低賃金』が非正規職(嘱託や事務の派遣労働者)の実感です。

評価制度の恣意的な運用によるパワハラ

 要員不足は深刻です。病院は、職員個人や家族の事情で欠勤が出ることをまったく考慮していません。残業が出ないようにするための要員も確保していません。いっさいを「個人の献身で補え!」ということで自己責任にしています。
 子どもの急病で休んだことを問題にされ、上司から理不尽な暴言を浴びせられた人もいます。評価制度(人事考課制度)によるパワハラを止めさせましょう。
 職場の声を集めて14春闘要求を作り、働きやすい職場に変えていきましょう!



2014/02/02

2・2橋下打倒集会に参加


 2月2日、大阪市中央会館大ホールで「2・2橋下打倒集会」が開催されました。橋下大阪市長が最重要の課題としてきた大阪都構想が行き詰まり、橋下市長が辞意を表明しました。ついに橋下市長が打倒されたのです。
 国鉄闘争全国運動を担う労働組合から、動労千葉、関西地区生コン支部、港合同、動労西日本が発言、動労西日本の山田書記長は、青年が中心となって春闘をストライキで闘うことを決意表明しました。基調報告で赤田さんは、橋下を打倒したのは労働者の団結した力、闘えば勝てることを示した、闘う労働組合の拠点をつくり歴史を塗り替えようと訴えました。
 特別報告では、東京都知事選と泉佐野市議選の勝利に向けたアピールと、全国水平同盟から八尾北の住宅追い出し不当判決を絶対に許さないアピールが発せられました。橋下市長による民営化攻撃と闘う現場からのアピール、民営化・外注化・非正規職化と闘う労働者のアピールが、勝利感に満ちて続々と寄せられました。関西合同労組からは、日経サービスの解雇撤回、中西工業の労災認定などが報告されました。労災認定取消裁判をかけてきた会社に対して、労働組合の闘いで敵を実力で追い込むと発言、ともに連帯して闘いましょう。
 橋下市長の辞意や東京都知事選で、支配層はガタガタになっていることがはっきりしてきました。さらに追撃しトドメをさす闘いへ、労働組合をよみがえらせ、拠点をつくろう!

2014/02/01

ブラック企業の退職強要を粉砕!

広島連帯ユニオンは14春闘の初戦において決定的な勝利を切り開きました。

 F組合員の職場(株式会社S衣料)において、1月20日、会社側から「考えが会社に合ってない」「(Fさんの)悪いところを改善しようとする努力が見えない」「やめた方がお互い(社長とFさん)の今後のためになる」なとどいう理由で退職を強要する許しがたい攻撃が加えられてきました。
 Fさんはその場で「(退職について)お断りします」ときっぱりと通告。Fさんから報告を受けたユニオンは直ちに、これが、今日の「ブラック企業」との闘いそのものであることをハッキリさせ、対応策を検討し、23日、F組合員は壹貫田書記長とともにその日予定されていた社長面談(さらなる退職強要のためのもの)の中止と不当労働行為をやめるよう要求を叩きつけました。
 社労士とともに対応した社長は、自分の不当労働行為を開き直りましたが、面談は中止。当日も翌日も社長はF組合員に何もできず、週明けには海外へ(この会社の社長は1年のほとんどを海外にいる)。大勝利です。F組合員も「組合員として、会社対個人ではなく組合対応してよかった。」と総括しています。
 日本中で同じような退職強要が行われ、意に反して退職を余儀なくされる労働者がどれほどいるか。しかし、労働組合に結集して闘えば跳ね返す事が出来ます。
 14春闘初戦でブラック企業との対決として決定的な勝利を切り開きました。

14春闘へ!広大生協労組広島支部旗開き


 2月1日、広大生協労組広島支部の旗開きが、’14春闘総決起の場として開催されました。都知事選情勢のもとで開催される2.11NAZENヒロシマ集会への参加にむけて、都知事選での椎名千恵子さんの応援演説を上映しました。また、’14春闘職場討議資料をもとに、食堂の外注化絶対反対!パート差別撤廃!で闘おうと、討論を深めました。
 交流会では、パート労働者の契約更新が2月末に迫る中、組合として一致団結して立ち向かおうと盛り上がりました。