2010/12/03

星野文昭さんの奪還をかちとる決議

 星野文昭さんは、自らが先頭で切り開いた70年安保・沖縄闘争の爆発の中で,1971年11月14日の渋谷暴動闘争で機動隊員が1名死亡したことをもって、殺人罪にデッチ上げられています。
 彼は、『日米安保粉砕!沖縄の基地撤去!』の歴史的意義と正義を確信し、弾圧に屈せず真正面から対峙し、闘い続けてきました。それが36年の非転向の闘いです。この闘いが今日の階級情勢の中で、闘う労働者の心をとらえています。とりわけ青年労働者、学生が星野さんの闘いに強い共感を寄せています。広島連帯ユニオン草津病院支部の中山崇志組合員もその一人です。
 広島連帯ユニオンは、本年6月10日に、草津病院支部中山崇志組合員を広島県警と病院資本の組合つぶしの弾圧によって獄中に奪われました。中山組合員は「私は、この事件で有罪になり実刑になっても獄中で星野同志と共に闘います!そして職場に徹底的にこだわり職場生産点を必ず病院当局より奪いとる決意です!社会的信用や職員の信用を、マスコミを使って権力・病院当局が、私から奪っても、私と全国の仲間との団結は絶対に奪う事は出来ない!なぜなら弾圧すればするほど団結はより強固になるからだ!」と手紙に書いてきています。中山さんも言っているとおり、“弾圧すればするほど強固になる団結の力”を実感することができます。
 全世界で労働者・学生・市民と多くの人民が、資本主義-新自由主義にNO!を掲げて起ちあがっています。この中で、国家権力と資本による激しい組合つぶしが、デッチ上げ弾圧という形でかけられてきています。これは、労働運動を根絶やしにすることを意図している4・9政治和解の下で吹き出した『4・9弾圧』というべき攻撃です。
 このような情勢の下、労働者の団結した力で星野文昭さんを取り戻そう!階級的労働運動を闘う労働組合の全国的な階級的団結の力で、国家権力をぶっとばして星野文昭さんを奪還しよう!というとりくみが全国の闘う労働組合で開始されています。
 広島連帯ユニオンもこの闘いの一翼を担い、中山組合員を先頭に獄中の星野文昭さんと固く固く団結して、闘い抜く決意です。その力で中山組合員を必ず我々の元に取り戻します。
 星野文昭さんは、本年の11月7日の全国労働者総決起集会によせたメッセージの中で「労働運動の本来の力を取り戻し、全労働者・人民の怒りを解き放って、国境を超えた全労働者・人民の団結をつくりだそう。」と訴えています。
 全世界をめぐって資本主義が行き詰まり、破たんした新自由主義は、崩壊の危機を迎えています。これに対し労働者の怒りが燃え広がっています。階級的労働運動解体の攻撃である『4・9政治和解』に対して、本年6月13日、動労千葉を先頭に『国鉄闘争の火を消すな!全国大運動』が開始されました。階級的労働運動の再生をかけた原則を貫く闘いが開始されたのです。星野文昭さんを取り戻す根源的な力もここにあります。
 今、星野さんの闘いと存在が国家権力を震え上がらせています。それゆえに国家権力は獄中弾圧を激しくかけています。徳島刑務所は、今春2度の懲罰をかけました。1週間の「閉居罰」を加えました。100人を超えた友人面会を停止し、現在も拒否し続けています。星野闘争の大きな前進と飛躍に対する大反動です。私たちは、この攻撃に対し、心底からの怒りをもって弾劾するものです。星野さんを一日も早く労働者階級の手に取り戻そう。星野奪還!中山さんの釈放をかちとるぞ!
 以上、決議します。(2010年11月23日)
         広島連帯ユニオン第23回定期大会参加者一同

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