2011/05/02

5・1反失業・反原発 広島メーデー開催


5月1日、被災地仙台を初めとした全国のメーデーの闘いと連帯し、「反失業・反原発 広島メーデー」が行なわれました。今回のメーデーは連合が「政治休戦」の名の下にこれまでアリバイ的に行なっていたメーデーを放棄していることに対し、「いまこそ闘うメーデーを」との思いから、広島連帯ユニオンや動労西日本などの広島県下の6つの労働組合と広島労組交流センターが呼びかけて開催されました。
 集会の冒頭、広島連帯ユニオンから集会の基調提起が行いました。「津波の問題も原発事故の問題もすべて国家と資本による犯罪行為だ。犯罪者どもはいまものうのうと支配の座に座っている。こいつらを社会から追放することなしに行なわれる復興は労働者農民漁民へ犠牲を押し付けるものでしかない。この歴史的犯罪者どもを根こそぎ追放し、労働者人民の命と生活が最優先される社会に変えよう。エジプトのように腐ったこの支配をひっくり返そう」と提起、一切の問題が労働組合が資本に加担していることで起きていることとしてはっきりさせました。実践的方針として被災地救援・震災解雇とのたたかいと原発即時停止・廃止を要求する1000万人署名を取り組み、6・5国鉄全国運動集会への大結集と歴史的な8・6の大高揚を勝ち取ろうと提起しました。
 集会では、雇い止め撤回を勝ち取った郵政の仲間や、動労西日本、高陽第一診療所労組、広大生協労組、教育労働者や自治体の労働者など多くの闘う労働組合から発言が行なわれました。中でも全造船三菱広機分会からの発言では「もんじゅの工作機械など原発の機械を作ってきた。故障が出たら放射能を浴びて修理をさせられる。だから本当は作りたくない。原発関連企業の労働組合として原発生産と兵器生産にこれからも反対していく」と鮮明な決意が述べられました。広島大学の学生からは「職場や大学が原発推進派の逃げ場になっている。職場や大学でたたかってやつらをたたき出そう」と決意が述べられました。
 集会後、本通のアーケードをデモ。「原発停止・解雇阻止」のコールがひびきわたりました。

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