2011/11/07

『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』 No.1を発行しました

 11・6全国労働者集会で『無実の中山さんと共に闘う会NEWS』No.1を配布しました。転載します。


◆共に闘う会の結成にあたって
                 広島連帯ユニオン草津病院支部委員長 中山崇志
すべての皆さん、「無実の中山さんと共に闘う会」へのご支援ありがとうございます。
 まず裁判闘争について報告します。今年8月30日に広島高等裁判所の竹田隆裁判長によって、不当にも控訴棄却されました。竹田裁判長は、自信がないのか小さい声でぶつぶつと判決文を読み、傍聴席にいる仲間が異議を言うと「だまれ!」と恫喝してきました。そして、一審の「推認」について「強く推認できる」に変えてまで無実の私を獄中に収監しないと職場・地域で組織拡大されてしまうと恐怖し、有罪実刑判決を言い渡しました。
判決後すぐに上告をしました。しかし、国家権力は「9月2日の14時までに広島検察庁に出頭しろ!」と弁護士に通告してきました。再収監阻止のために保釈請求しましたが、保釈の条件に保釈金150万円を追加して納めろ!(総計600万円)といってきました。現在、保釈金を納め闘争を継続しています。
これからも私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言って、このでたらめな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては職場生産点を握る闘いをして職場復帰するまであきらめずに前進していきます。



◆無実の中山さんと共に闘う会の会員になって下さい!

 本年8月30日、広島高等裁判所で、中山崇志委員長に対するデッチあげ「窃盗」事件の控訴審判決公判が開かれ、「控訴棄却」の不当判決が出されました。
この不当判決に対して直ちに上告手続きを取りました。
 中山支部委員長の不当逮捕は昨年2010年6月10日。そこからは許すことのできない弾圧の連続でした。

 ①警察権力が職場に踏み込んで強行された中山支部委員長への不当逮捕。 ②結審公判まで続いた240日間に及ぶ未決勾留と接見禁止。 ③公判ではビデオリンク方式と遮へい用ついたてを使って検察側証人を被告や傍聴席から隠し、その上で草津病院の管理職や「被害者」の家族によって、検察のシナリオに沿った証言がなされたこと。 ④本年3月16日の広島地裁の1年6か月の有罪判決。 ⑤一審の有罪判決のみを根拠とした草津病院による3月28日付「懲戒解雇」強行。
 この一連の攻撃は、労働組合つぶしを狙った政治弾圧以外の何ものでもありません。警察権力と草津病院資本が結託して、資本と非和解で闘う労働組合の青年活動家のリ-ダーを意図的に狙った組織解体のための大弾圧です。
 このたび、広島連帯ユニオンは「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。中山支部委員長を支え最高裁での裁判を闘うこと、職場と全国の仲間の団結を広げることが目的です。職場の皆さんに加入を訴えます。
■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です
■ 郵便振替口座番号 01330-7-109491/加入者 広島連帯ユニオン
【問い合わせ】 〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5  
℡082-873-1446


◆10・30広島狭山集会での中山草津病院支部委員長のアピール

 狭山差別事件や星野闘争などは、私たち労働組合にとっては他人事ではありません。すべての事件は権力によってデッチあげられ司法の要であるはずの裁判所の裏切りによって犯罪者とされる団結破壊の弾圧です。そして弾圧されるのは青年・学生なのです。権力の狙いは青年・学生が活動できないように逮捕・起訴という弾圧によって転向を迫ることにあります。そのためには家族や仲間を使って脅しあげて活動をやめさせるのです。

 しかしこれに動じず闘い続けると国家権力を最大限に使って投獄して青年・学生の未来を奪ってきたのです。この弾圧に対して私たち労働者階級の答えは「団結」であり「組織拡大」することです。どんな闘争でも私たちは少しずつ団結と組織を拡大して前進してきました。

 この前進してきた闘いを広島でも学んで、反弾圧闘争や部落解放闘争・住宅闘争を闘っていかねばなりません。なぜならわが草津病院支部には、住宅闘争を闘う組合員がいるからです。 私はその組合員に対して「広島市によって住宅が奪われそうになったら2009年の八尾・西郡の森本さん宅強制退去阻止の闘いのように闘う」と誓いました。その決意は今も変わっていません。組合が一丸となってどんな弾圧に対しても不屈に闘います。団結破壊と分断を打ち破って闘う労働組合を職場で拡大しよう!

 去年の6月10日、草津病院支部に対して病院資本と国家権力が結託して組合つぶしをしかけてきました。私を「窃盗罪」で逮捕・起訴したのです。そして240日間、不当にも拘置されました。広島地方裁判所の判決は、何度も「推認できる」という言葉を使い、私が犯罪を行ったというシナリオを書いて、有罪判決を言い渡しました。直接証拠もなく、検察側の状況証拠だけを採用したもので1年半の懲役の実刑判決でした。広島高等裁判所の控訴審での判決は、控訴を棄却して、地裁の判決文にあった多くの「推認できる」という文言をできるだけ少なくして「大きくは推認できる」と断じています。やはり推察を強調する判決文でした。また新たなシナリオがつくられたようです。現在、組合は、どちらの判決もまったく不当であるとして、最高裁に上告して闘っています。

 この裁判を通じて判ったことは、権力が司法の原則である『疑わしきは被告人の利益』『疑わしきは罰せず』の方針を捨ててまで無実の労働者を監獄に送ろうとしているということです。こんなことは絶対に許してはいけません!しかし、これは国家と資本家が、労働者が団結して国家や資本家に抗議することに大変脅えている証拠です。

 今、世界で多くの若者が起ちあがっています。今こそ社会を立て直すときです。私たち労働者の団結の力で変えていくということです。労働者だけでなく農民や漁民も怒っています。TPPの導入は社会を破壊するものです。11月のAPECまでにTPP参加を決めると野田首相はいっていますが、これは野田政権が自爆のために時限爆弾のスイッチを押すようなものです。必ず労働者は怒りを持って起ちあがり大爆発します。共に闘おうではありませんか!

 今後どのような事態になっても、私は石川一雄さんや星野文昭さんに学んで、無実を訴えて闘っていく決意です。すべての怒りを11・6へ集めよう!

            ↓10・30広島狭山集会で報告する草津病院支部(発言は中山支部委員長)






























0 コメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。