2015/08/10

厨房の人員体制、窒息誤嚥事故について、団体交渉で追求|高陽第一診療所労組

 

厨房の人員体制、窒息誤嚥事故について、団体交渉で追求

① 事故の原因・問題点・対策 ②家族への説明 ③補償の問題
を1週間以内に組合へ説明することを確認
理事会は誠実に回答せよ!

2015年8月10日
高陽第一診療所労組機関紙

 ●職場に安全を作るたたかいで「命より金もうけ」の新自由主義医療をひっくり返そう!

 今回の団体交渉は、厨房の人員問題とデイサービス利用者の誤嚥事故に対し、職場の安全を追及しました。新施設の開設の強行は厨房に重大な人員問題を引き起こし、労働強化と長時間労働で職場が危険な状態にまでなっています。新施設開設強行と食事の外注化は安全を崩壊させています。コスト最優先で職場の安全が崩壊している事、これは厨房だけの問題ではなく全職場における問題であることを、団体交渉で追及しました。
 理事会は今回の交渉で、これからの経営状態によっては労働条件の引き下げ・賃下げやボーナスのカットまで言い出しています。これ以上労働者や安全にかけるお金はないということは「命より金の新自由主義医療への完全シフト」を宣言する交渉の内容となりました。職場の安全は理事会の経営権で守られるものではなく、労働者が命と生活を守るために団結して闘うことで実現されていくのです。労働組合に入って共に職場に安全を作りましょう!

●「闘いなくして安全なし」今こそ国鉄闘争に学び闘おう!

 デイサービスの利用者の誤嚥事故の責任は、理事会の無責任な新施設経営にあり、現場の労働者はもちろん、利用者や家族の責任でもありません。この事故に理事会は利用者の嚥下の低下と食事形態を理解しない家族が原因で、現場の職員の食事介助のスキルの問題で責任を逃れようとしています。絶対に許すことはできません!食事を外注化して起こったこの事故は必然で、この事故を食事の外注化の問題にさせないために、職員を分断して安全を崩壊させています。
 外注化は闘わない限り止める事は出来ません。すべてを仕方ないとあきらめて理事会の決めたように進めたら、絶対に重大事故が起こることになります。職場で安全を作るために労働組合で闘うことが今の診療所には一番必要だと思います。これから医療福祉現場への矛盾は大きくなるばかりです。国鉄闘争は、分割民営化から28年、労組破壊の解雇を許さず、10万人署名運動を達成し、政府の不当労働行為を最高裁で認めさせました。JRの合理化・安全破壊とますます闘っていくことを宣言しています。医療福祉現場でも安倍政権の攻撃に対して、外注化・非正規化に絶対反対し、すべての職場に安全を勝ちとっていきましょう!
食事の外注化・クックチル方式とは・・ 調理加熱後、急速冷却することで一定期間保存できるようにした調理法。非正規労働者が大半の工場で大量生産で、コスト削減することがねらい。施設では加熱して配膳するだけ。厨房調理員の削減、人件費削減のために、全国の病院、高齢者施設へ導入が進んでいる。今まで診療所厨房で配慮してきた、一人ひとりの患者さんに対する配慮ができず、安全が二の次にされている。労組は絶対反対でたたかっています。

8・6ヒロシマ大行動に1100名が結集!
「戦争法絶対反対!安倍たおせ!」の怒りが共鳴!
8・9ナガサキ集会にも参加!

 朝7時、原爆ドーム前に結集。
記念式典に出席し、被爆者の反戦・反核の思いを踏みにじる安倍首相を許さない!とデモ行進。
 大行動集会では、戦争法絶対反対の闘いはこれから!労働組合が、職場からストライキ・ゼネストを組織してたたかおう!と参加者が一丸となりました。

 大集会後のデモ行進には、飛び入り参加がたくさん。今、行動が求められていると実感。高陽第一診療所労組は、広島連帯ユニオンや広島の仲間と、韓国、大邱市から駆けつけた民主労総の仲間と一層団結を固めて、そして団結を拡大してたたかいます。
夏から秋ますます元気に闘いましょう!
 関連行事として、医療・福祉産別労働者全国交流集会、避難・保養・医療全国交流会、全国医師交流集会が開催されました。
 8・9長崎集会にも参加し、城臺美弥子さんの長崎での福島からの保養の取り組みについて学び、思いを共有しました。

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