2017/06/08

動労西日本サービス残業拒否の闘いに連帯行動


動労西日本大江委員長 始業前サービス残業拒否の闘い


 動労西日本は、5月12日から山陽本線五日市駅で、始業前サービス労働の拒否闘争を開始しました。

なぜ始業前サービス労働になるのか?

 駅の業務は「駅作業ダイヤ」を基準にして行われますが、五日市駅の作業ダイヤでは、午前5時始業、5時10分に窓口の営業を開始する事になっています。準備作業の時間はわずか10分です。しかし、準備作業は券売機の稼動やホームの照明、改札業務の体制準備など、とても10分で出来る内容ではありません。(この業務を担当する駅員は、前日の朝9時から23時まで仕事をし、それから休憩仮眠して、夜明けの5時始業で、勤務終了は午前9時30分です。つまり拘束24時間30分の勤務形態です。) 担当の駅員は朝早くに起きて、午前4時30分ころから準備作業をせざるを得ず、始業前サービス労働を余儀なくされてきました。JR西日本が、始業前労働を強制してきたのです。

JR西日本は、平気でサービス残業を強制!

 にもかかわらずJR西日本は、この始業前サービス労働についての動労西日本の申し入れ団体交渉に対して、午前5時からの作業で5時10分の開始に間に合うとし、「それ以前の準備作業は労働者の勝手だ。」と居直ったのです。いい加減にしろ! 私が昨日乗車したJRの車内で「定刻より2分遅れまして申し訳ありません」の放送がありました。JR西日本は常日頃、1分刻みの作業ダイヤを労働者に強制し、その1分や2分の遅れの責任を労働者に押し付けながら、30分もの不払い労働については全く責任を取らない!
動労西日本の大江委員長の始業前労働の断固拒否、「5時始業」の闘争は、JRの労働者を始め全ての労働者のサービス残業への怒りを体現した職場からの反撃です。私達広島連帯ユニオンは労組交流センターと共に、動労西日本と団結してこの五日市駅闘争を闘っています。

大江委員長 始業前サービス残業拒否の闘い

 大江委員長の「5時始業」を前にして、「始業前不払い労働絶対反対!」「JR西日本はサービス残業をさせるな!」のプラカードを手に持って、駅利用客や通行する労働者に闘争をアピールしています。先日は大江委員長のきっちり5時からの始業によって、「5時10分~23時営業」と掲示している窓口が、5時10分になっても開きませんでした。準備作業がずれ込み、「5時始業」では窓口営業開始に間に合わない現実が明らかになったのです。発生する営業開始時刻の遅れの全ての責任はJR西日本にあります。
 いよいよJR西日本を揺るがす「絶対反対!」の動労西日本の旗が五日市駅の職場に立ちました。広島連帯ユニオンは動労西日本との団結をさらに固め、組織拡大、青年労働者の獲得にかけたいと思います。

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