2018/10/17

勤務時間前の「タダ働き」をなくそう|草津病院支部


勤務時間前の「タダ働き」をなくそう

■業務の設定の仕方が無理!

各職場・病棟では、ほとんど全員が自分のシフトの勤務時間より前に出勤しています。
 日勤だと勤務の始業時間は8時30分です。しかし申し送り開始の8時50分までに、患者さんのトイレ誘導や検温などの業務が設定されていて、終わるはずがありません。こんな業務の設定の仕方に無理があります。
 とくに前日、休みだったりすると勤務時間より早く出て、前日の状態などの「情報収集」することに追い込まれてしまいます。こんなことが当たり前にされています。
 今の時代はどこの職場でも、そうなのでしょうか。

■依然続く無賃労働

しかしやっぱり、これは仕事です。本来の勤務時間前の仕事も「時間外労働」であり、賃金の支払いの対象だと思います。勤務時間前の労働=「無賃労働(タダ働き)」は、あらゆる職場で起こっています。次のシフトの人が早く出勤してくると、交代時には一時的な「増員」になり、業務がこなせます。私たちは決められた業務はちゃんと終わらせようという気持ちになります。

■タダ働きをなくせ!

たとえば自分が夜勤の時、仕事が大変なのはお互い様だから、「早出」になるともっと早く出勤して朝食の仕事を手伝うのです。みんなやっています。当たり前にやっているからそれをやらないと、職場ではつらい立場になってしまいます。「やれ!」と言われなくてもそうなってしまいます。労働者の仕事への誇りが「善意の協力」として利用されて、それが管理職から評価される仕組みになっている。これが「やりがい搾取」にもつながっているのではないでしょうか。
 そんな働き方こんなやり方を押しつけられるのは、もうたくさんです。このような「無賃労働」を促進し、助長するような働き方はいりません。現場の力で「無賃労働」をなくそう!

■現場の声で職場を変えよう

職場が、何事もなく無事にまわっているのは、現場労働者ががんばっているからにすぎません。現場で働くすべての労働者が立ち上がって声をあげれば、職場は一変します。あらゆる職場で団結して草津病院を変えていきましょう!

■労働組合で団結しよう!

 職場のすべてを動かしている私たち労働者こそが本当は職場を変えていく力を持っています。草津病院労働組合で団結して、"がんじがらめの職場"を働きやすい職場にしよう!根っこから「命よりカネ」の社会をひっくり返し、改憲と戦争を阻もう!
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