2011/07/19

8・6ヒロシマへ!8・7青年労働者交流集会へ!

広島の被爆3世より、全国の青年労働者に訴えます。
 8・6ヒロシマに大結集し、原発・核・戦争への怒りを爆発させよう!
 8・7青年労働者交流集会でたたかう青年部運動をつくりだそう!

   広島連帯ユニオン執行委員 
   広島連帯ユニオン青年部準備委員会 井上 亮(被曝3世)

 人類最初の原爆投下の地ヒロシマから、全国の青年へ、8・6ヒロシマへの大結集を呼びかけます。
 福島原発事故以来起こっていることに対し、広島の被爆者・被曝2世、3世、広島の青年はものすごく怒っています。目の前で起きていることは、66年前広島に原爆が投下され、被爆者に対してアメリカ政府、日本政府が行なったこととまったく同じです。
 1945年8月6日・9日、ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下され、一瞬にして20万人もの人が殺されました。一握りの巨大独占資本の生き残りのために、国家の総力を挙げて行なわれた世界戦争は、労働者民衆の大量殺りくのための都市への大空爆、そして原子爆弾投下に行き着いたのです。
 終戦直後からわきあがる「戦争を引き起こした者ども」への全世界の労働者民衆の怒りの爆発、労働者革命の恐怖の中で、アメリカ軍は1945年9月には「原子爆弾の放射能の影響によって死すべきものはすでに死に絶え、もはやその残留放射能による生理的影響は認められない」(米軍原爆被害調査団)と早々と「安全宣言」を出し、同時にプレスコード(報道規制)によって、原爆の被害について報道することの一切を禁じました。日本政府もまた、原爆放射能による被害を無視抹殺し放置し、被爆者の声を圧殺してきました。被爆者の闘いによって1957年に原爆医療法が勝ち取られるまで10年以上にわたって医療的な保障さえないまま、何十万人もの被爆者が白血病・ガンで死を強制されてきました。
 「原爆症は不知の病」という帝国主義のイデオロギーのもと、多くの被爆者がまともな治療も受けられずに次々と死んでいったなかで、他方ではABCCによって被爆者は核兵器の「効果」をはかるためのモルモットとされ、「調査すれども治療せず」といわれた被爆者調査が行なわれました。こうした中で多くの被爆者が差別に苦しんできました。
 いま、菅政権、電力資本、文部科学省などによって行なわれていることは何か! ヒロシマ・ナガサキで行なわれてきた被爆者抹殺政策とまったく同じことがくりかえされています。何が「直ちに健康には影響はない」か! 「放射能は安全」のデマをふりまく御用学者・山下俊一らによって「30年間健康調査」が行なわれようとしている。この中ですでに「フクシマ差別」が始まっている。
 私たち広島の青年労働者はいま、フクシマの怒りの決起とともに66年前の怒りの原点に立ち戻っています。被爆者は自らの肉体に刻印された放射能の影響・被爆の苦しみを、核を作り出し、核を必要とする者どもへの激しい怒りに転化して闘ってきました。被曝詩人峠三吉の「にんげんをかえせ」という叫びはこの根源的な怒りのアピールです。
6.11反原発デモの先頭に起つ広島の青年・学生↑
   すべての青年労働者の皆さん! 日本労働運動の反戦・反核・反原発の闘いの原点の地である8・6ヒロシマへ、全国の労組青年部の旗を押し立てて大結集しよう! フクシマの怒りとヒロシマの怒りを全青年労働者のものとしよう。広島連帯ユニオンも新しく結集してきた青年と共に7月23日に青年部を結成します。8・6ヒロシマから全世界へ、全ての原発の即時停止・廃止、この腐りきった社会を根本から変革する鮮明なアピールを巨大な行動で示そう。

0 コメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。