2015/12/24

機関紙『きょうちくとう』113号を発行|高陽第一診療所労組

理事会の不当労働行為により、またもや交渉不成立!
新施設「全面的稼働」による矛盾・犠牲の押し付けを許さない!

『きょうちくとう』 113号
2015 年12 月24 日
高陽第一診療所労働組合

 12 月12 日(土)、団体交渉を再設定しましたが、理事会は「理事会が要請した傍聴者」として中村新施設長を参加させました。前回の団体交渉での労組からの抗議を認め、総務の出席は取りやめたものの、今回も対等な関係としての交渉の前提を破壊しようとしたことは、絶対に許せません。労組としては、新施設長の退席を求めましたが、理事会は頑なに拒否したため、労組としては、やむを得ず団体交渉不成立と確認し、打ち切りました。

団体交渉破壊は重大な不当労働行為

 新施設の事業収支、今後の見通し、どのように運営しようと思っているのか、労組は理事会の責任ある説明を求めています。新施設、診療所本体で働く全職員にとって大きな問題です。団体交渉は、それを明らかにさせる場です。特に新施設の運営について、実際には現場にまるなげされていることを、明らかにし、矛盾の原因はどこにあるのかを、追求していきたいと考えています。
 理事会の回答書では、「高陽第一診療所建設、運営の理念で運営していきます。この理念で啓蒙、教育していきます。・・利用者さんの個別性に応じた安全な介護をめざしています。」としています。そして人員要求に対しては「デイサービスの介護職員は足りていると思います。」と、現場労働者の声を聞き、一緒に作っていこうとする姿勢は全くありません。今回の団体交渉でも「労組は事業妨害をしている」と労組攻撃を行い、「敵に向かっていろいろな内情を明らかにする必要はない」(理事長)と、新施設に関する質問にはそもそも答えるつもりもないことを明け透けに発言さえしています。こうして反対の声、批判の声に一切耳を傾けない理事会の姿勢が現状を生み出しています。

介護現場の外注化・非正規職化とたたかおう!

 来春2 月の「全面的稼働」が理事会の目標になり、どんな運営ができるのか、どんな介護をしていくのかは、後回しになっています。矛盾や問題は職員の労働条件と、利用者・患者に押し付けられることになりかねない。それは社会全体の、『介護の大崩壊』の状況を見れば明らかです。グループホーム「よってきんさい古江」の転落死亡事故でも、一人の介護労働者への責任転嫁を許さないと、広島連帯ユニオンで、たたかっています。
 理事会に団体交渉を求めていくこと。経営責任を取らせていくこと。この労働組合の取り組みが職場を変え、社会を変える第一歩です。労組に結集しともにたたかいましょう!

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