2016/02/12

『医療の現場』No.102を発行|草津病院支部

ケアワーカーの外注化・非正規職化絶対反対!
人員不足による際限のない労働強化を許すな!


『医療の現場』No.102
2016年2月12日
広島連帯ユニオン草津病院支部

病棟大再編とは、ケアワーカーの外注化と非正規職化

 昨年11月に終わったとされる病棟大再編は、すさまじい労働強化をもたらしています。すべての部署では救急対応に追いまくられ、長時間労働と安全崩壊が起こりました。何よりも許せないのは、ケアワーカーを自主退職させ、派遣などの非正規職に雇い替えようとしていることです。命を預かる医療・福祉の現場で誇りを持って働く私たちが、自らの健康や安全すら守れない状況です!今こそ怒りの声をあげよう!

「自主退職」狙う人員不足・長時間労働を許さない!

 病棟大再編でケアワーカーの業務は、ますます過重労働となり、さらに異動の強要も行われ、長年勤務した職員が次々と辞めました。今では休みも取れない現状です。理事会が、人員を補充しないのは、正社員のケアワーカーを退職させ、ケアワーカーをすべて非正規職にしようとしているからです。介護の仕事を看護師や看護学生にも押しつけ、看護師とケアワーカーを分断して対立させています。「とにかく人を増やして欲しい」という状態なのです。「休ませろ!」というのが、すべての職員の叫びです。

草津病院の働く仲間は、団結して職場を変えよう!

 ケアワーカーの人員補充がない中で力を合わせて職場をまわしてきました。急なシフト変更で、B勤や早出もやっています。しかし過重労働は解決せず、ついに私たちが身体を壊し、家庭生活が崩壊し、共働きやダブルジョブでも生活できません。

もう、やっていられない!私たちを何だと思っているのか!

 欠員の補充がなく、今では短期派遣のケアワーカーが働いています。人員不足で、研修や職場の仲間との協働もできず、いきなり多くの業務と責任を負わされます。これで派遣労働者は辞めてしまうのです。理事会には、非正規職は”経費が安く、使い回せる駒”でしかありません。正規職と非正規職、介護職と看護職、すべての草津病院で働く仲間は、労働組合でひとつに団結し、16春闘で職場を変えよう!

16春闘で、みんなの怒りの声を上げよう!

 政府・財界は、命にかかわる医療・福祉・介護の分野を、今までの規制を取っ払い、大きなビジネスチャンスとして金もうけを狙っています。そのため職場の安全を無視し、外注化と非正規職化で総額人件費を削減していきます。可能な業務を、すべて細切れにして外注化・非正規職化された職場では、安全は二の次です。命の現場で働く仲間が、命の危険にさらされているのです。

団結して誇りを持って働ける職場をとりもどそう!

 現在、働く仲間の4割が非正規職です。闘わない労働組合が、非正規職化を認めて協力してきた結果です。草津病院の職場でも、すべての医療・福祉・介護の職場でも、非正規職化が始まりました。この現実をひっくり返さないと、私たちは生きていけません。16春闘こそ、みんなの怒りの声を上げる時です。誇りを奪い返して、安全に働ける職場をとりもどそう!

【16春闘スローガン】 病棟大再編絶対反対!  労働強化を許さない!  大幅賃上げをかちとろう!  ケアワーカーを退職に追いやるな!  ケアワーカーの非正規職化絶対反対!  安全に働ける職場をとりもどそう!

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