2017/08/18

PAC3配備 Jアラート=「防空訓練」反対!

PAC3配備 Jアラート=「防空訓練」反対!

戦争体制づくりと改憲が目的
労働者の団結と国際連帯だけが戦争を止めるただ一つの力
労働者を分断し核戦争を促進する北朝鮮スターリン主義弾劾!

 連日、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が報道される中、8 月12 日に広島・島根・愛媛・高知の各基地に迎撃ミサイルPAC3が配備され、18 日には中四国9県で全国瞬時警報システム(Jアラート)を使った情報伝達訓練が行われます。これは労働者民衆の「命と安全」を守るものなのか? まったく違います。その目的は、戦時体制づくりです。自治体労働者を戦争協力者にし、社会全体を戦時モードに切り替え、改憲と戦争に向かって行く、これが安倍政権のねらいです。
 戦前日本も1930 年代から「防空訓練」を繰り返し、それによって戦時ムードを高め、戦争動員体制をつくりだしていったという歴史的事実があります。国家の戦争体制づくりに協力していったあげくの果てが、数千万人を犠牲にした侵略戦争であり、沖縄戦であり、空襲であり、ヒロシマ・ナガサキであった。この戦争の歴史は絶対に繰り返さない。その誓いを今こそ貫くときです。
 「戦争絶対反対」こそ労働組合の最大の任務であり、真に労働者と住民の命を守る闘いです。

●金正恩体制を追い詰め戦争狙う米日

世界最大最強の核軍事力を有するアメリカと、その同盟国・日本、韓国が一体となって10 年、20 年にわたって推し進めてきた北朝鮮への軍事的包囲と圧力。B1爆撃機、ステルス機、特殊部隊も動員した米韓、日米の合同演習は、金正恩体制を崩壊させることも想定しています。トランプの「だれもみたことのない炎と怒りに包まれる」という発言は核戦争宣言です。このアメリカ帝国主義こそが、戦争の危機をつくりだしています。支持率ガタ落ちのトランプや安倍は、戦争で自分たちへの怒りを外にそらし、資本主義の危機を救おうとしています。1%の利益のために非正規化や残業代ゼロを進める安倍は、労働者の命など何とも思っていません。

●北朝鮮の核・ミサイル開発の犯罪性

米日の帝国主義こそが最大の戦争の元凶であるのは明らかです。しかし、これに核・ミサイルで対抗し、トランプや安倍の戦争政策に、事実上、手を貸している北朝鮮・金正恩体制(スターリン主義)も絶対に許すことはできません。彼らの核・ミサイル開発は、労働者を標的にし、労働者の国際連帯を破壊し、米日の朝鮮戦争・核戦争を「抑止」するどころか、促進しています。

●ゼネストと国際連帯で戦争阻止

1%の支配者たちの利益のための戦争を止めることができるのは、この戦争に何の利益ももたない労働者の国際連帯です。一切の戦争協力を拒否するゼネストです。団結し闘いましょう。

2017/8/18
広島県労働組合交流センター

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