2017/09/06

山陽測器桐木社長は社員を解雇の手先に使うな!


解雇自由・総非正規職化を打ち砕こう
桐木社長は社員を解雇の手先に使うな

山陽測器で働く皆さん! 地域の労働者の皆さん!
 山陽測器解雇撤回闘争は安倍政権が進める解雇自由・総非正規化の「働き方改革」に対する最前線の闘いとして重要な局面に突入しています。
 M組合員と広島連帯ユニオンの団結した力の前に追い詰められた桐木社長は、8月29日の裁判においてS社員を証人として申請し、社長とS社員の署名入りの陳述書を出してきました。
 S社員は、会社側が今回の解雇のきっかけとした「Mさんの解雇を要求する署名」を呼びかけたとされている人物です。
 S社員署名の陳述書では「社長は従業員が望むように早急な解雇をしてくれました」「Mさんが解雇されて会社が明るくなった」などという許しがたいことが書かれています。

解雇の責任から卑劣な逃亡

一読すればこの陳述書が会社側に言われて書かされていることは明らかです。M組合員自身も「S社員はこんなことをいう人ではない。そもそも山陽測器の社内でもほとんど直接関わりがなかった。この陳述書は踏み絵を踏ませるように、会社側に言わされて書かされていると思う。それはS社員を知る人であれば誰でもわかる」と述べています。
 S陳述書の中を見ても「もともと、社長は(Mさんが)労働組合に加入する前から解雇を決めていましたし、今回の解雇も全く事情は変わらないはずです」などと社長の主観的思いをS社員が確信持って述べるというおかしなことになっています。そして社長も「従業員からの声についてはSくんがきっちり証言してくれるはずです」などと書いています。
 桐木社長は今までも経営者としての一切の責任を取らず、解雇攻撃に労働者を使うという極めて卑劣なことをやってきました。M組合員を監視させ、報告書を書かせる。ユニオンの役員が訪問した時の再現写真を社員を使って作る。社員を使って社前闘争の写真を撮らせるなどなど。
 労働者を自分の奴隷かコマとしか思っていないからこんなことができるのです。
 S社員をはじめとした山陽測器の労働者のみなさん! 解雇やパワハラで労働者を脅し、社長の意のままに労働者を使おうとする桐木社長の支配を今こそうち破りましょう! 労働組合で団結すればそれはできる! 労働者の分断を許さない、ひとりの解雇も許さない労働組合を山陽測器に作りましょう!

組合敵視で解雇を決めたことを自認

S陳述書では「要望書」(解雇要求署名)を集めたきっかけについて以下のように述べています。
 「(2015年)10月1日に弊社の前面道路で労働組合が拡声器を使い、横断幕を掲げて何かを始めました」「労働組合の集団の中にいたMさんが一人事務所に現われ、何事もなかったかのように仕事を始めました」「同月3日の救済命令に関する新聞報道を見ました」(ボーナスカットが不当労働行為であるという労働委員会命令のこと)「なんで勤務態度も悪く、仕事も満足にできないMさんが、会社をクビにもならず、賞与を減らすこともできないのか、なんで弊社はこんな悪者のような扱いを受けるのか、という強い思いが湧きあがったのを今でも覚えています」と述べ、このことがきっかけで解雇要求書名を集めたことを述べています。
 ここに示されているのはまさに組合活動敵視の姿勢です。解雇された労働者、不当に賃金をカットされた労働者が労働組合に加入し、自ら生きるために闘うという労働者として当然の権利、その闘いと団結によって勝ち取ったものを全面的に敵視する姿勢がありありと書かれています。
 会社側は社員が主張しているのだから「組合敵視の不当労働行為」にはならないと思っているのかもしれませんが、このように組合敵視の考えで集められた署名を根拠に解雇したわけですから、この陳述書はやはり会社側が「組合敵視の不当労働行為」を行ったという事実を改めて証明しています。

「働き方改革」との闘いの最前線

このように山陽測器解雇撤回闘争は裁判闘争においても重要な局面に入っています。この攻防は安倍政権と資本家どもが「働き方改革」と称して進めている「解雇の自由化」「労働者の総非正規職化」「残業代ゼロ・月100時間残業容認=過労死推進」の攻撃との最前線の攻防です。全ての労働者の力を集めて、この解雇撤回闘争に絶対に勝利しましょう!

集まろう!
山陽測器解雇撤回!
裁判傍聴闘争
10月17日(火)
15:30~ 広島地裁
S社員の証言が行われます。
みんなで傍聴しよう!
山陽測器解雇撤回闘争に勝利しよう!

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