2011/12/28

草津病院支部『医療の現場』No.38

※12月24日、草津病院で配布された草津病院支部機関紙『医療の現場』No.38を掲載します。

最高裁の上告棄却弾劾!「無実の中山さんと共に闘う会」に入ろう!
大幅賃下げに怒りを!労働者の団結で評価制度をやめさせよう!


中山崇志支部委員長への上告棄却を許さない!
中山支部委員長へのでっち上げ「窃盗罪」事件は、12月16日、最高裁判所で不当な上告棄却の決定が出されました。この事件は、看護師の中山さんを職場から排除し、組合を弱体化させようとした大弾圧です。
労働組合弾圧に手を染めた広島県警とそれに協力した草津病院を絶対に許しません。中山さんを支援するために「無実の中山さんと共に闘う会」を結成しました。不当な有罪攻撃・懲戒解雇と闘う中山さんと共に闘いましょう!

労働者の団結の力で職場を変えよう!
日々の仕事の忙しさは個人がどんなにがんばっても楽にならず、過重な仕事に追いまくられています。私たちは忙しい中でも毎日一生懸命働いているのに、この冬のボーナスは大幅に引き下げられました。たとえ「評価」が良くても賃金は下がりました。
ところが病院は、労働条件の改善に努力するどころか、大金を出して「報償金」で人集めをさせようとしています。この現実にみんな「何かがおかしい」と感じ始めています。

「経営不振」は大幅賃下げの口実!
12月9日に支給された冬季ボーナスの平均支給率は、1.82か月でした。昨年冬の平均支給率は、2.0か月だから大幅な賃下げです。草津病院で「経営不振」を理由にして、このような大幅賃下げをしたのは初めてのことです。
しかし「経営不振」は賃下げの口実です。ボーナスは労働者への賃金の一部です。経営者は事業を行う上で、月々の給与だけでなくボ-ナスも含めた賃金分を確保して経営にあたるものです。まして病院であれば、どんなことがあってもしっかりと職員を確保して、患者を受け入れる医療体制を維持しなくてはなりません。
草津病院は、今回公然と、儲けのためには賃下げで労働者の生活破壊をしても、要員不足で医療の質を下げてもかまわないというやり方をとりました。絶対に認めるわけにはいきません。

報奨金よりパワハラのない職場を!
「評価制度」で労働者が操られている職場では、管理職に仕事を点検されれば「すみません」「がんばります」と答えるしかありません。なぜ課長や主任に謝らなければならないのでしょうか。過重な仕事を設定しているほうが問題ではありませんか。過重な労働に対して、「すみません」「がんばります」と言えなくなってしまった多くの職員は退職していきました。
しかし退職して働きやすい職場があるでしょうか。大恐慌情勢の中で、どこの経営者も労働者に犠牲を押し付けて儲けを上げようとしています。どこに行っても、サービス残業・過重労働、悪質な非正規雇用、労働基準法違反が横行しています。労働者は、団結して労働組合を作って、資本と闘う以外に生きていけない時代なのです。
そもそも「報奨金」など私たちのボーナスの一部になるはずでした。「報奨金」より賃上げを! パワハラのない職場を! 闘う労働組合のある職場こそ働きやすい職場を作る出発点です。

評価制度のない働きやすい職場に!
草津病院を働きやすい職場に変えることは、何よりも評価制度をやめさせることです。病院が実施している現行の人事考課制度について、組合は団体交渉で合意していないので、組合方針として評価制度に反対し協力を拒否する闘いを継続しています。
 現在、多くの職員が評価制度に疑問を持ち、不満の声を上げています。今期より「チェック項目」が幾分減らされました。「人事考課」は、どんなに簡素にしても制度として維持しておくことに労働者支配の要があるものです。
しかし評価制度はそんなに強力なものではありません。みんなが団結して協力しなければ、すぐにでも崩壊するものなのです。組合に加入して団結の力で評価制度を止めさせよう。

■無実の中山さんと共に闘う会に入って下さい!
すべての皆さん、ユニオン草津病院弾圧粉砕の闘いへのご支援ありがとうございます。私は、「盗んでいないものは盗んでいない」と言いきって、このデタラメな司法と国家権力の弾圧に対して真っ向から闘います。そして、私を職場から排除した病院資本に対しては、職場生産点を握る闘いを継続して職場復帰するまで、あきらめずに前進していきます。
『共に闘う会』への加入と、賛助金での裁判闘争のご支援をお願いします。(中山崇志)

■年会費 1口=2,000円 賛助金(支援カンパ)は任意です

■郵便振替口座番号 01330-7-109491
/加入者 広島連帯ユニオン
【問い合わせ】 〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5
・広島連帯ユニオン  ℡082-873-1446

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