2016/11/26

戦争政策のマイナンバー制度に反対しよう!|高陽第一診療所労組


『きょうちくとう』127号(2016年11月26日)
高陽第一診療所労働組合

●戦争絶対反対の団結でマイナンバー制を粉砕しよう!

労組はマイナンバー提出に対して以下のように考え、理事会に要望しました。
 マイナンバー制はあらゆる個人情報を国家が一元管理する総背番号制の制度であり、労働者・ 住民の支配と徴税の徹底、戦争動員、徴兵制の道具となるものです。安倍政権の改憲・戦争攻撃 と一体であり、「税と社会保障の一体改革」として社会保障解体の攻撃でもあると考えます。
 労組として絶対反対し、提出しない方針です。
 提出しないことでのあらゆる不利益が職員に及ばないよう、事業所としての努力を求めます。
 マイナンバー制度の廃止まで、労組はたたかいます。
                2016年10月21日
理事会から出された、マイナンバー提出を求める文書には、「反対」だけど、吉田院長が弾圧されたら職員もその家族も大変だと訴え、「吉田院長と理事会を守るために職員は従え」という文書であり「脅し」そのものです。「戦争反対」と言いながら「赤紙が来たら従うのか?」ということです。
 昨年、戦争法案の強行採決に対して20万人の労働者と学生が国会前に決起し反対を訴えました。反対の声が大きいほど罰則も適用できなくなります。実際に「現代の赤紙」と言われる「裁判員制度」は辞退や拒否には正当な理由がなければ罰則を設けていますが、反対の声が大きく、あまりにも多くの人が拒否をしていることに罰則適用が出来ない状態になっています。
 私たち労働者は誰も戦争を望んではいません、平和で自由な社会を求めています。安倍政権は国際的には、戦争法強行、自衛隊の駆けつけ警護の開始と、戦争にいつでも参加できるようにし、国内的にはマイナンバー制度を強制し、国民を管理統制することで戦争動員しようとしています。戦争動員は、実際には職場への業務命令として罰則をもって、強制されていきます。職場から、マイナンバー制度絶対反対の声を上げていきましょう!
 理事会は語り継ぐ集いの中で「野党共闘に未来がある」と打ち出しました。共産党と同じく「自国を守る戦争」なら協力していく道です。今問われているのは、戦争絶対反対でたたかう職場・地域の団結です。安倍政権、社会保障解体の医療・介護制度をひっくり返し、私たち労働者・民衆が社会を取り戻しましょう。組合に入って戦争絶対反対の声を職場から上げていきましょう!
 韓国のパククネ打倒のたたかいとともに、労働者・民衆の国際連帯で朝鮮戦争とめよう!

●韓国の労働者民衆とともにたたかった126万人!行動
    朝鮮戦争が始まる前に、国際連帯で止めよう!

韓国では、朝鮮戦争と労働法制の改悪に突き進んでいるパククネ政権打倒と、126万人とも言われる労働者が労働組合を先頭に毎週闘いを大きく拡大しています。12~14日には、日本からの動労千葉訪韓団の一員として、総決起大会・デモをともにたたかいました。(仕事面での協力、ありがとうございました。)
 12日は民主労総の労働者大会がまず、14時からソウル市庁舎前の広場で行われましたが、会場に入りきれない労働者・労働組合の結集です。それが夕方にかけてどんどん膨れ上がり、デモに出る頃には車は全く通れず、どこの通りも人で埋め尽くされました。大学生・高校生と思われるデモ隊、家族連れ、日本から来ているとわかると「ありがとう!」と大歓迎。私たちも「トゥジェン!(闘争)」「ファイティン」と握手やハイタッチ。「パククネルン、テイジンナラ!(パククネは退陣せよ!)」「安倍テイジン(退陣)!」と声をあげ、デモしました。ともにその場にいられたこと、とても大きな力を感じました。 13・14日と、2014年にあったセウォル号事故の遺族の座り込みテント、日本大使館前の「軍隊慰安婦」とともに日韓の政府の責任追及している「平和の少女像」を守る大学生の座り込みテント、公共運輸労組(鉄道・建設・病院などの労組)のテント、東洋セメント・旭硝子など日本の民間企業と解雇撤回・非正規撤廃をたたかう座り込みテントなど訪問し、激励、交流しました。
「民族が違う、韓国人は激しい、食べ物が違う。」いろいろな意見がありますが、私は「韓国人、日本人の違いはない。」人として労働者として生きるために、自分と家族と、そして世界の人々すべてが幸せになるために、行動することで世の中を変えていけるという強い思いを持てるかどうかだと思います。
 日本では連合・全労連など規制の労働組合が労働者・民衆の力を信頼せず、デモ・ストライキを呼びかけていません。日本でも、労働者民衆に正義と力がある。団結しようと呼びかけていきたいと思います。
 11月6日東京日比谷労働者総決起集会には労組から参加、韓国と一体で国際共同行動としてとりくみました。11月23日には、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA) 締結で、
一気に米・日本・韓国の朝鮮戦争体制が作られています。民主労総は11月30日、民衆ゼネストを呼びかけています。パククネ打倒まで、安倍打倒までともにたたかいましょう!(矢田)

民主労総ソウル本部の方と

0 コメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。