2015/09/27

動労西日本広島支部で組織拡大! 9・27広島国鉄集会が大成功


 9月27日、広島市西区民文化センターで「闘いはこれからだ! ストライキで戦争を止めよう! 広島国鉄集会」が、新たな仲間を加えて70人の結集で開催された。
 動労西日本広島支部と広島連帯ユニオンが両輪となって牽引(けんいん)し大成功した。集会当日にかちとられた動労西日本広島支部の組織拡大の報告は、会場を沸き立たせた。
 集会に先立ち、同会場にて広島連帯ユニオンの第28回定期大会が開催された。①動労西日本広島支部建設にユニオンとして責任を取る、②非正規職撤廃・解雇撤回で非正規職の圧倒的組織化を勝ち取る、③ゼネストと国際連帯で戦争を阻止する、などの運動方針を採択し、団結を固めて国鉄集会に合流した。
 集会冒頭、9月国会闘争と8・29いわき闘争の記録映像を上映し、国会前攻防と動労総連合の全国的建設の前進を参加者全体で共有した。

 司会を広島連帯ユニオンの在日朝鮮人3世の組合員が務め、「全国の国鉄集会と韓国ゼネストと連帯して集会を成功させよう」と訴えた。
 広島連帯ユニオンの鈴木委員長が開会のあいさつに立ち「『戦争をストライキで止めよう』と今日の組合大会からスト権投票に入った。戦争情勢に対してストで闘うのは組合として基本的な闘い。70年闘争を闘った星野文昭さんの視点で見ればはっきりする。戦争か労働者がストライキで資本家をぶっつぶしていくのか、今が大きな分岐点だ」と奮起をうながした。
 連帯あいさつとして婦人民主クラブ全国協議会広島支部の安芸太田町の仲間が学校統廃合絶対反対の闘いを報告し、「絶対反対で闘う動労千葉と出会って大きな励みになった。未来を決めるのは労働者・農民自身」とアピール。広島大学学生自治会が国会闘争報告と自治会選挙への決意を述べ、拍手がわいた。

 動労西日本からの特別報告が行われた。大江委員長は開口一番、「今日は新しい組合員を連れてきました」と加入したばかりの新組合員を紹介し、会場は大興奮。広島でも「動労総連合を全国に!」の新しい闘いが始まったことが宣言された。
 続いて岡崎組合員が職場(広島印刷事業所)廃止攻撃と闘う決意を表明した。「200人が自殺した分割・民営化は『終わったこと』などと、あいまいにできない。職場廃止攻撃を解雇・外注化阻止の闘いとして絶対反対で闘う。国鉄闘争が労働組合と労働運動をよみがえらせる水路であり、青年に希望を与えている。労働者がストで闘うことが戦争を阻止する力だ。ゼネストへと前進しましょう」と烈々たる決意で会場を奮い立たせた。

 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが「国鉄闘争と労働運動復権の展望」と題して講演を行った。6・30最高裁判決について、「国鉄改革法を打ち破った。労働運動の現局面では大事件」と述べ、「闘いはこれからだ」と鮮明に提起した。民営化による教育や医療・介護の現場の崩壊、さらに地方の衰退について「民営化・外注化によって人間とその労働が壊されている」と喝破。「社会が壊される時真っ先に壊されるのは労働者。この労働者がいかに組織され自己主張し自らの権利と力を取り戻すのか。それが戦争を止める力でもある」と訴え、「どんなに小さい運動でも全国的意味を持っている。地域で共有し国際的にも学びながら闘おう」と階級的労働運動復権の展望を示した。

 続いて広島連帯ユニオン副委員長に就任した矢田三恵さん(高陽第一診療所労組書記長)が、基調を提起した。国鉄決戦、動労西日本広島支部建設を軸に、ゼネストへ向かって労組拠点建設をかちとり、11月1万人結集へ、組織・組織・組織で闘おうと総決起を訴えた。
 広島連帯ユニオン宮原青年部長の国際連帯闘争へのカンパアピールに続き、各職場からの決意表明に移った。解雇撤回と病棟再編反対を闘う草津病院支部、外注化絶対反対で闘う高陽第一診療所労組、広島の市立病院でユニオンの旗を立てて闘う仲間、広島のグループホームでの患者死亡事故の責任を青年介護労働者に押しつけ逮捕・起訴した権力と資本(「美泉」)と闘い自らも解雇された連帯ユニオン組合員、広大生協労組、連帯ユニオン青年部、さらに広教組組合員、自治体非正規職の労働者らが、続々と登壇。職場・地域での組織化の格闘と決意を述べたのは圧巻だった。国鉄闘争がまさしく決定的な階級の指導部をつくり出している。

 最後に広島連帯ユニオンの壹貫田書記長が、「この集会の熱気を11・1労働者集会に持ち込もう」と訴え、団結ガンバローで集会を締めくった。

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