2014/10/22

草津病院で緊急団交を要求して門前闘争

■相次ぐ労災・事故!人員増やせ!安全を守れ!

 1022日の朝、広島連帯ユニオン草津病院支部は、病棟での労災・事故続発の状況に対して、「人員を増やせ!安全を守れ!」「団交ただちに応じよ!」の緊急門前闘争を行いました。
 この闘いには、中山支部委員長を先頭に真保支部書記長、事故の当該である組合員が参加しました。さらに広島連帯ユニオン、高陽第一診療所労組の闘う仲間も駆けつけて総勢9名で門前に登場し、職場の安全に責任を取らない草津病院の理事長に対して、「安全に働ける人員を配置せよ」「団交をただちに開け!」と怒りの声をあげました。
 患者からの暴行を受けた組合員は、心の底からの怒りを爆発させ、職場の仲間に「団結して共に闘いましょう」「命の現場から”命より金もうけ”の新自由主義の社会を変えましょう!」と元気にアピールし、ビラを配布していました。ビラはいつもより多い90枚が撒けました。いつもはビラを取らない職員も、その真剣さにビラを受け取っていました。また、病院の経営側の職員もビラまきの様子を窺いに来ていました。労働者の怒りの職場門前行動は、彼らに大打撃を与え、職員に勇気を湧かせたようです!大勝利です!

 合同・一般労組全国協・鈴コン分会や911JR郡山総合車両センターでの国労郡工支部の闘い、動労水戸や動労千葉のストライキのように、職場の仲間との団結を生み出す門前闘争をやり抜きました。この力で組織拡大と112労働者集会へと攻め上ります!


草津病院支部ビラ『医療の現場』№782014/10/22)より

■相次ぐ労災・事故!人員増やせ!安全を守れ!緊急団交を要求

これ以上事故が起きてからでは遅い!

 女性職員が患者から暴力を受ける事故が相次いで起きています。一人はいきなり顔面を強くなぐりつけられました。打ち所が悪ければ大変な事態になっていたところです。もう一人は、「性的逸脱行為」で警察から救急搬送された男性患者に突然体を触られるという暴行を受け、精神的ショックを受けています。
 どちらもしっかりした人員を配置していれば防げた事故です。一人は突発的に暴力をふるうことが予見されていた患者です。もう一人については、そもそも女性職員に対応させるなどありえない話です。しかし、人が足りない、男性職員が少ない、ということで事故が引き起こされたのです。
 この責任は、職員の安全、患者への十分な見守りより営利を優先して人を減らし、労働条件を悪化させてきた病院経営にあります。
 患者による暴力でケガをする職員は後を絶ちません。それは「仕方がないこと」としてすまされています。しかし、こうした事故が放置され続けるなら、必ず取り返しのつかない大事故、死亡事故まで引き起こされます。
 人員不足による長時間・過重労働で、からだをこわす職員も続出しています。ある職員は、腰痛をがまんして痛み止めの薬を使いながら働き続け、検査したら腰の骨が折れていました!
 病気になっても休めない、休んだら賃金保障もなく生活できない、こんな非人間的な労働条件を許すことはできません。

●組合に入り団結の力で職場を変えよう

 今の矛盾だらけの職場が回っているのは、私たち現場労働者が毎日必死になって働いているからです。一方で経営・管理者たちは職場の安全崩壊を放置し、労働者の評価付け・分断に熱中している。本当に許せない! 職場のみんなで団結し、「人員増やせ! 安全と命を守れ!」「評価制度なくせ!」の声をあげよう。
 広島連帯ユニオン草津病院支部は「ただちに必要な人員を配置せよ」という要求を掲げ、緊急団交を申し入れました。仲間のみなさん、組合に入って団結しよう。その力で職場を変えましょう。


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