2017/04/07

外注化・賃下げ・ボーナスカット許さない!|高陽第一診療所労組

労働者の不安は当たり前!
外注化・賃下げ・ボーナスカット許さない!
新施設・試用期間での首切り許さない!


『きょうちくとう』131号
2017年4月7日
高陽第一診療所労働組合

●理事会は経営状態を全職員に説明すべき!そうでなければ医療・介護に責任取れない!

 4月5日団体交渉を開催させ、現在の経営状況を明らかにすること、銀行とのミーティングの内容の説明を求めました。「コンサルタントの話はテーマにならなかった。サ高住の入居が満杯近くになった時を想定した収支計画を出しそのぐらいまでいけば収支は大丈夫という内容を出した。毎月の試算表を報告していく。」これで「大丈夫」と言えるのでしょうか? 新施設の現場の状況がわかっているのか?ケアプランの立て方の内容はどう考えているのか、入居者が増えた場合の人員体制をどう考えて収支計画を立てているのか?労組からの追及に、それほど細かい資料ではない、大ざっぱな計画だと回答。理事会の「責任」とはこんなものなのでしょうか!

●理事会回答書「銀行資本と一体となった、新自由主義者」と労組が必要以上の不安感、混乱を持ち込んでいる」?!

 この回答書の撤回と謝罪を求めます。
 下の理事会の回答書を読んでください。理事会の責任はまったく顧みず、職員を「銀行と一体となった新自由主義者」とののしり、労組はこの職員と闘うべきだと。こんな文章を許すことはできません。「当法人の職員90名を路頭に放り出せということですか。貴労組は、医療法人緑雨会を解体することが目的なのでしょうか」とこれこそデマではありませんか!不安の原因は理事会が作っているのです。書かれている内容の全てが労働組合に対する不当労働行為です。撤回・謝罪を求めます。

●労働条件の切り下げ、外注化は「全く検討していないし、ありえない」(理事会)!

 と、理事会は回答しました。ボーナスカット、賃下げを許さない、そして職場の安全を守っていきましょう。

●新施設・試用期間での首切り当たり前!?

 新施設で採用され、働いていたKさんは3ヶ月の試用期間で「やめてください」と言われ、退職届用紙を用意され、やむなく、そして労働者への経営の態度に嫌気がさして自主退職しました。理事会はKさんの資質が問題で、試用期間で解雇するのは当たり前との認識を示しました。これまで診療所では、試用期間での解雇などありませんでした。新施設については、今までのようなこと(労働条件)は通用させないということ、それは就業規則の違いにも表れています。労組は解雇を絶対ゆるさず、新施設と診療所の全労働者が団結してたたかおうと呼びかけます。
  

回答書 

1、4月5日の団体交渉要求は、レセプト期間中であり、時間が取れないし、理事の心身も疲弊しており不可能です。
2、貴労組の「要求書」に書かれている「1から5」の内容は、義務的団体交渉事項ではありません。理事会の専権事項です。よってこの項については団体交渉の内容とはしません。
3、「申入れ書」に書かれている内容は、全くのデマです。確かに、現在、当法人の経営は危機的です。しかし、貴労組が言うような「部門の外注化の導入、人員配置(事業の統合)の提案、賃金・賞与の削減」など考えていません。むしろ、貴労組がいかなる根拠をもってこのようなデマを吹聴されるのかお聞かせ下さい。貴労組は、「新自由主義」そのものである銀行資本・そしてそれと一体となった新自由主義者と闘うべきではないのか。貴労組が、こういう「新自由主義者」にのっかり、デマを職員の中に流し、職員の中に必要以上の不安感、混乱を持ち込んでいることは断じて許せません。これこそ法人の崩壊への道です。
 当法人の職員90名を路頭に放り出せということですか。貴労組は、医療法人緑雨会を解体することが目的なのでしょうか。
 当法人は「反戦・反核」「金よりも健康と命」の理念と路線を堅持し銀行資本と闘っていきます。
 当法人の方針は、この間も色々な場で明らかにしてきたように、銀行からのコンサルタントは入れない。人件費から先に手を着けるということはしない。診療所と複合施設の総合力でこの危機をのりこえていくということです。

2017年4月5日
医療法人社団 緑雨会 理事長 吉田良順

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