2011/02/02

草津病院支部中山委員長 堂々の意見陳述

2月2日広島連帯ユニオン草津病院支部中山委員長にたいする「窃盗」でっち上げ弾圧の第6回公判が広島地裁で行われました。
不当な弾圧と長期勾留に怒りを燃やしてユニオンの組合員始め、支援の労働者学生約50名が傍聴闘争にかけつけました。(写真は公判後の総括集会)



検察の意見陳述では、中山委員長が被害者とされる認知症患者のキャッシュカードを「不正」に入手したことを立証しようと懸命でしたが、中山委員長の権力と非和解の完全黙秘の闘いによって、全く立証することができず、すべて「推認できる」ばかり。挙句は本人が供述しないからわからないと泣き言を述べる始末でした。にもかかわらず2年の実刑を求刑しました。断じて許すことはできません。傍聴席からも「全部推測じゃないか!」と怒りの声があがりました。
弁護士からの意見陳述では中山さんが、被害者とされる患者から依頼されて現金を引き出しただけであり、何ら窃盗には当たらないことが様々な事実によって述べられ、中山さんが無罪であることが述べられました。特に、草津病院では過去にも、そして中山委員長の逮捕後も盗難事件が相次いでいるにもかかわらず、いまだに認知症患者の貴重品管理は現場の任せの自己責任とされている事実は怒りを新たにするものでした。
そして、いよいよ中山委員長本人の意見陳述。中山委員長は草津病院の金もうけ主義によって現場がいかに非人間的な労働強化にさらされてきたかを暴露し、その中で組合の先頭で闘ってきたことが堂々と述べました。そして今回の弾圧が草津病院支部委員長の自分を職場からひきはがし、組合の団結を破壊するための政治弾圧であるとして、徹底的に弾劾しました。国鉄1047名闘争破壊の「政治和解」攻撃と同じ攻撃であり、全国の仲間と団結して無罪を勝ち取ることが述べました。
最後に今回の弾圧によってむしろ組合の団結はますます強まったことを高らかに宣言し、意見陳述をしめくくりました。
中山委員長の力強い意見陳述は裁判官と検察を圧倒するものでした。
公判後、弁護士会館で総括集会がもたれ、弁護士と中山委員長のお父さんから発言。お父さんは2年の求刑に怒りをあらわにされていました。弁護士からは次回判決公判への今日以上の大結集が呼びかけられました。高陽病院労組からは「意見陳述に感動した。彼が最先頭で闘っていることがわかった」との発言。「8・6処分」撤回を闘う倉澤さん、国鉄西日本動力車労働組合から山田副委員長が発言。
ますます団結固めて無罪奪還まで闘う決意を確認しました。

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