グループホーム入所者転落死亡事故・控訴審へ介護労働者 竹川さんは無罪だ
軽井沢スキーバス事故、アミーユ事件、八本松トンネル事故……過重労働のはてに事故の責任を労働者に押し付けるな!労働者は団結してたたかおう!控訴審第1回公判 4月12日(火)14 時 広島高裁300 号法廷
竹川さん、保釈をかちとり元気に控訴審へ
昨年5月18 日、グループホーム「よってきんさい古江」(有限会社美泉)で起きた入所者転落死亡事故で、当日勤務していた介護労働者の竹川忠臣さん(33)は、「保護責任者遺棄致死罪」に問われ、昨年12 月25 日に広島地裁の裁判員裁判で懲役3年の実刑判決を受けました。この判決は全く不当です。竹川さんは、今回の事故を、やはり自分一人の責任にされたままで終わらせてはならないと、控訴しました。4 月6日、竹川さんは保釈をかちとり、約11 か月ぶりに仲間とご家族のもとに帰ってきました! 竹川さんは、広島・全国の介護労働者をはじめ多くの激励と支援を受け、元気に控訴審を闘おうとしています。弁護団も「竹川さんは無罪」と奮闘されています。4 月12 日の第1 回公判への傍聴をお願いします。犯罪者は介護を金儲けの場にする政府と経営者
竹川さんは、午後4時頃から翌日午前11 時頃までの一人夜勤があけたその日の夕方に、また別の施設の夜勤に入り、休みは1か月に2日か3日という、殺人的な勤務を強いられていました。また経営責任者の福川代表の許可なしに「119 番通報」してはならないとされていました。一審判決文も、「施設の安全管理の点などは、被告人のみに責めを負わせることができない」「本件の背景には、被告人が厳しい労働環境に置かれていたとの事情」と書いています。しかし、結論は「介護福祉士としての責任感に欠ける」「相応の厳しい社会的非難を免れない」として、竹川さんに実刑3年の重刑を科したのです。介護現場の人員不足、超低賃金での過酷な長時間労働、パワハラ、安全崩壊という現実の中で、11 年間必死に働いてきた青年労働者が「社会的非難を受けるべき」と責められ、懲役刑を受ける。その一方で、介護を民営化し、労働者の犠牲の上に、介護を金もうけの場にしてきた政府や経営者たちの「大罪」は問われない。本当に許せません!
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