2016/04/12

控訴審即日結審許さず竹川さんを無罪に!


グループホーム「よってきんさい古江」転落死亡事故・竹川忠臣さんを無罪に!
控訴審即日結審を許さず、無罪に向けて闘います!


 広島のグループホームで働いていた介護労働者・竹川忠臣さんを保護責任者遺棄致死罪で懲役3年とする1審広島地裁判決に対する控訴審第1回公判が4月12日に広島高裁で行なわれました。
「控訴審結審、4月28日に判決を言い渡す」~本当に腹が立ちます。
 竹川さんに一言も話させず、証人も採用せずに、この事件の真実がわかるのか!
 経営者の()美泉 福川代表を証人に引き出さずに、この事件の原因がわかるのか!
 検事と裁判官、何のために、法律の勉強をしたのか!何やってるんだ!と言いたいです。
 報告集会で、弁護士が、一審がまずあっての控訴審というのは限界があると言われていましたが、それでは、一審の弁護士によって、罪に問われる人、罪に問われない人が出てくるということではないですか!労働者をなめるな!こんな控訴審に意味はありません!
裁判長は、誰のためにこんな訴訟指揮をしているのか。裁判は被告人の利益のためにという思想の欠片もない!
 ()美泉の転落事故裁判は、竹川さんと、同じように全国で働いている、介護労働者や、その介護を受けている人たち、その家族のためでは全くないということです。
 この裁判長が守ろうとしているのは、会社であり、介護保険制度であり、「介護離職ゼロ、一億総活躍社会」政策をすすめる安倍政権です。そのために介護労働者をもっとはげしくこき使うための訴訟指揮です。
 介護保険制度は、もう終わっています。今、社会の中で、青年が休みなく働かされて、家族を営み、子どもを産み育てることができなくなっています。家族の介護をする余裕も無く働かされています。介護保険制度は、その現れではありませんか。
 その一方で、原発や武器の売り込みのためには、全世界へ金をばらまき、何億、何十億という税金を使い、介護・年金は切り捨てる、そんな社会の破たんが介護保険制度の破たんです。もう破たんしているものを必死に守ろうとしている政府や介護・福祉でもうける資本家たち。彼らのために、転落死亡事故の責任を一人の青年介護労働者に押し付けて、そこを突破口にして、全労働者の総非正規職化へ道を開こうというのです。絶対に許せません。
 竹川さん無実の訴えを取り上げず、闇に葬って、介護の現場が少しでも良くなるのでしょうか、転落事故や色々な事故が防げるのでしょうか。逆に事故は増え、安全が崩壊します。
 『一人夜勤』は、今や全国のどこの職場にもあります。夜勤の介護労働者が全部、「保護責任者」として業務のすべての責任を取れということです。こんな過酷な介護の職場で働きたいという労働者はいなくなります。そして全国の介護労働者がそんなことは許しません!
 竹川さんの無罪を求める署名も賛同金も全国から集まっています。全国から怒りのメッセージが届いています。介護労働者を先頭にすべての働く仲間の職場で無罪署名を集めよう!
 弁護士が、裁判の結果だけが全てではないと言われていましたが、控訴棄却を絶対許さず、怒りの声をもっともっと大きくしていきたいと思います。
 竹川さんと話し合い、一緒に進んでいきましょう。すべての労働者は広島連帯ユニオンに加入して、()美泉の実態を明らかにして、()美泉で働く仲間と一緒に進んでいきましょう。全国の仲間が共に進んでいきます!4月28日()に判決公判が開かれます。総力で署名を集め、広島高裁にたたきつけよう!
その力で竹川さんの無罪をかちとろう!

公判後に報告集会


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